男と女の立場が逆なんだって   作:ぷー助

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プロローグでもありエピローグでもある

何時のことだったか

 

 

 

自分が勇者として戦っていたころ

 

 

 

何もかもが懐かしい

 

 

 

魔王を倒した?ときの会話を思い出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふはは・・・勇者、我が倒されても第二、第三の・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前を犯そうとするものが現れるであろう!!」

 

 

 

 

 

「うわぁぁああ!!!!・・・はっ、はぁ、はぁ・・・・さ、最悪だ・・・」

そう、上記に記した通り、魔王は勇者、つまりこの物語の主人公 坂町 徹夜の貞操を狙っていた。ちなみに魔王は女。

 

「畜生・・・なんて夢を見るんだ・・・」

 

くそ、何が悲しくて女に逆レイプされにゃいかんのだ・・・されてないけど。

 

 

 

 

どうも、皆さん初めまして。坂町徹夜だ。職業は学生・・・だけど過去には勇者をやっていた、んだけどこんなことを言っても誰も信じないだろうけど。

 

「はぁ・・・とりあえず飯食いに降りよう・・・」

 

 

「徹羅!仕事行ってくるわ!」

「行ってらっしゃい、風音」

 

さぁ飯食うか・・・ん?今おかしいところがあったって?そんなことないさ。

 

「父さん、飯よそって」

そういって俺は右手でリモコンの電源ボタンを押す

 

「はい、徹夜」

 

『昨夜未明、都内電車にて、男性が痴漢されるという事件が発生しました』

『最近増えてますね~、こういう事件』

『そうですね、特に若い女性、学生がこういうことに走ることがふえてますね』

『根宮さんも危ないですよ~?気をつけておくことに越したことはありませんよ』

『や、やめてくださいよ』

ハハハハハハハ!!!

 

え?絶対おかしいって?そんなこと・・・・

 

 

 

 

 

 

大有りだよ!!なんだよこれ!!

 

 

一体全体意味がわからない。テレビをつけるとこれ、漫画を見るとヒロインが男、グラビア誌は男性の半ヌードの写真etc・・・

 

親父が働いていたはずなのにお袋が働いてるし、親父はこんなに女っぽくないし料理もできなかったはずだ。

 

 

事は数日前にさかのぼる・・・

 

 

 

 

「最後だ魔王!!これで終わりだぁぁああ!!!」

 

「かかって来るがいい!!勇者よ!!間違って我の胸に顔をうずめてもいいのだぞ!!」

 

「やめてくんない!?せっかく格好良く閉めようと思ったのに、何回目だよこれ!?何回やり直したと思ってんの!?」

 

「むぅ・・・仕方があるまい、お前が愛くるし過ぎるのがわるいのだぞ?こうしてお前を見ているだけでも我の子宮がうず「それをやめろっつってんの!!」むぅ・・・しかしどうすればよいのだ、我はお前を殺したくはないし、殺されるわけにもいかぬ」

 

「それは・・・」

 

「そうだ、こうすればいいのだ!お前を帰して我もそっちに行けばいいのだ!」

 

「いや・・・そうか?・・・いや、違うだろ!?だいたいお前が居なくなったら魔族はどうなるんだよ!」

 

「そんなもの側近にでも任せればいいのじゃ」

 

「魔王様!?」

 

「よくないだろそれ!?」

 

「しつこいのぅ・・・それ!!真理の扉!」

 

ズズズズ・・・・ガンッ!

 

「うお!?」

 

「気づいたときにはもう遅い!ゲートオープン!」

 

ガガガガガガ・・・キィーン!!

 

「ちょ、なんか吸い込まれる!やめろ!」

 

「ふふふ、大丈夫じゃ、ちゃんとお前の世界に通じておる(お前の住んでた世界のどこかわからぬがな・・・」

 

「そういう問題じゃねぇんだよ!しかも今なんか言っただろ!」

 

「あきらめろ、勇者。我もすぐにそちらに行く、楽しみに待っておれ!・・・最後くらいはちゃんとせぬとな」

 

 

 

 

「ふはは・・・勇者、我が倒されても第二、第三の・・・

 

 

 

 

 

お前を犯そうとする者が現れるであろう!!」

 

 

 

 

 

「冗談じゃねぇぇぇ・・・・・・・・」

 

 

ゆうしゃ は とびら に すいこまれた !


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