7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
どうも、いつも見て頂いてありがとうございます!
小南 桐絵です!
今回はちょっと話の方を短めにしました・・・大変申し訳ございません。
次回の話で長く書けるよう努力しますので、そのように
それではお読みください。
「行くぞっ!」
その声と共に、白い鎧を纏っている少女からムチが飛んでくる
「っ!」
私は咄嗟の判断で、それを避けるが
ビシッ!
「ああっ!」
避けたのは一方のムチであり、もう片方のムチが私に直撃する。
「はっはっはっ!情けねぇな!」
少女は高らかに笑う。
私は荒れていた呼吸を整えるとその場で飛び、姿勢を直す
「よしっ!」
この声と共に拳を握りしめ構える
「あたしと戦おうってか!?無駄無駄!」
「そんなのやってみなきゃわかんないよ!」
そう言い、私は大地を蹴る
銀の少女は回避行動を取ろうとするが、私の速さには及ばない
「っ!こいつ!」
少女が大地を蹴る頃には私は既に、少女の懐まで近づいていた
「覇っ!」
私はそれと同時に掌を少女の腹にぶつける・・・が
「・・・」
「っ!?効いてない!?」
「おらっ!」
少女の身体はビクともせず、気づいた次の瞬間には私の首にはムチがあった
「ぐっ・・・あっ・・・」
「ふっはっはっはっは!ざまぁねぇな!」
銀の少女は私を持ち上げると、目の前まで持ってきて
「ひとつ聞くぞ」
「・・・なにを・・・?」
いきなりだが質問をしてくる
「私の弟を知らないか?」
・・・私はこの理由のわからない質問に首を降るが・・・
「嘘だな?だって現に、貴様は弟と関わっていたのだから・・・」
「知らないよ!そもそも誰なの!?あなたの弟は!」
「っ!」
私はそう返すと、銀の少女はさらに首を締めてくる
「ぐっ・・・」
「・・・そうか・・・なら教えてやるよ・・・冥土の土産にな」
そう言うと少女はこう答える
「私の弟は“霧夜 鈴夢”だ。覚えとけよ」
そう言うとそこで私の意識は途切れた
◇
はぁはぁ・・・
俺は立っている・・・
俺の姿は翼と戦った時同様ビートのウォータースタイルなのだが・・・
俺の刀は最早武器としては機能しないものと化していた
「・・・脆いな。もう少し強化したいな」
『結果オーライだろ?』
・・・まぁ、そうだな。
適当に相槌を打つと、俺は目の前で横になっている翼を見つける
「・・・トイ。俺は・・・こいつを知ってる・・・」
『・・・そうか。』
・・・俺はそう言うと、彼女を抱きかかえ・・・
「よいしょ。」
いわゆる、お姫様抱っこの体勢にする
「・・・意外に重たくないな・・・」
『おいおいw女心を弄ぶなよ?』
「お前じゃあるまいし。違うから」
俺はそう言うと、翼を持ち、運んでいく・・・
「う・・・うぅん・・・」
・・・翼が唸るが・・・起きはしないな
俺はそのまま・・・彼女を運びながら・・・響の元へ戻ろうとする・・・だが
「・・・情けないな・・・私は・・・」
「・・・起きてたのか。」
「・・・あなたに“情けなくない”。なんて言われても私は今の状態をこう言うしかないのだ・・・」
「・・・」
・・・情けない・・・か。
「しかし私は強くはなれなかった。どれだけ刀を振るおうとも、どれだけ心を強くしようとも。決してだ。」
「なんでだろうな。」
「・・・はぐらかさずに教えてくれ。あなたは・・・」
・・・その時。俺の記憶が蘇る・・・
◇
・・・その記憶は過去・・・あの事件の時だった・・・
俺は子供の時。・・・俺には親も、姉弟もいた。
・・・姉さんは寂しがり屋の・・・まぁ、可愛い人だったよ。
でも、僕たちは母さんの血を引いているから髪の色が銀色だった・・・
学校ではそれでいじめられた・・・だけど
「人間なだけ有難いと思ってほしいな」
僕はその一点だけを貫いてきた。
・・・僕達はある日、内戦地にいった・・・
理由は・・・父さんに聞かなかったからわからないが
父さんはただ一言
「俺たちに出来ることがあるから行くだけだ」
・・・その時の父さんは、どこか寂しく、どこか悲しかった。
・・・内戦地に行けば。父さんと母さんは仕事に追われた。
その間は姉さんと二人でいた。
「・・・お母さん・・・お父さん・・・無事かな・・・」
「大丈夫だよ。多分ね。」
時々、そう言う姉さんを、僕は慰めていた
気持ちは分からなくもない。だけど僕は信じていた、必ず帰ってくると。
しかし・・・その願いは簡単に打ち消された・・・
気づけば、僕達の家まで銃声の音がして、父さん達が帰ってくる
「父さん?」
「ここはダメだ!逃げるぞ!」
「○○○!早く行くわよ!」
「う、うん!」
母さんは姉さんを連れると、僕達は周りの人達と同じく逃げ出す。
後ろには死。ただそれだけだった。
でも、前も生きる訳ではなく。僕たちにはいつ、死が降り掛かってもいい状態だった。
「っ!来るぞ!」
後ろから流れ弾が来る。
音と共に僕の近くに弾が着弾する。
・・・このままだと・・・
ドォン
「がっ!?」
「っ!鈴夢!」
僕は銃声と共に、その場に倒れ込む・・・
僕の脚に弾が当たったらしく、僕は立とうとするが
「っ!」
もう一発。僕の脚に当たる
「鈴夢!鈴夢!!」
「くっ・・・くそ・・・」
父さんたちは、僕を助けに来ようとするが・・・
後ろからは死神の声、音が聞こえる。
今来れば・・・確実に死ぬから・・・
「父さん。逃げて」
「鈴夢・・・」
僕は笑顔で・・・答える
「・・・さよなら」
それだけ言うと、父さんたちは無言で僕の元を去っていく
・・・取り残された僕は・・・
「・・・死にたくないなぁ・・・」
そう言う。
その時だった。
「・・・死にたくないか。ならこれを持ってけ」
「・・・?」
突然。隣に黒い人が現れる。
まるで虫を思わせる姿をしているその人は、僕に一つの機械を渡してくる
「・・・君は選ばれたんだ。」
「・・・え。」
「・・・これはアニメではない。」
さらに隣には紅い、侍を模した戦士が立つ
「俺たちとは違う時の流れに生きる戦士よ。今・・・目覚めろ」
王の椅子に座る戦士がそう言う。
気づけば僕の身体は黒い空間の上にあり、さらにたくさんの戦士に囲まれている・・・彼らは
「仮面・・・ライダー・・・」
僕が見ていたアニメ、仮面ライダーの人達。
・・・そこにいたのは平成ライダーと呼ばれた人達だった
そして、全戦士を代表してか、黒の戦士が来て
「戦え。君のために」
「僕は・・・」
僕はその手を取り、もう片方の手にある機械を手に取った・・・
◇
「とまぁ。こんな感じかな?」
「・・・」
私は驚愕していた。
まさか、そんな事件に巻き込まれてたなんて・・・
「・・・じゃあ音楽が嫌いになったのは・・・」
「・・・親が死んだからな。」
・・・私は何も言えなかった。
「音楽がなければ。俺の親は死んでなかったからな・・・」
・・・彼は・・・幼い頃に・・・こんな
・・・しかし、今この話を聞くと、ふと、嫌な予感がする
・・・この話を聞くと、何故か彼のことを考えてしまう。
昔会った男の子・・・
彼の去った日は・・・?
そして彼が事件に出くわした日は?
・・・嫌な予感がする。
私はこの予感を口には出さず、自問自答をしていた
「・・・でも、その後俺は、病院で目が覚めた。」
彼はその後を話し続ける
「その時の体は酷かったらしい。脚は撃たれてたし、頭からも血が出てた。おまけに腕は骨折だとよ。笑えてくる」
「でも、リハビリは不思議と嫌ではなかった」
「え?」
「トイがいたからな。俺はこいつに元気付けられた。」
『へへへっ。そう言うことだぜ?』
「俺は楽しかった。こいつといれたからな」
『なんか嬉しいな』
「でも、痛いものは痛いからな。それに耐えて今になる」
・・・彼は一通り話を終えると、ため息をつく
「・・・どうしてだろうな・・・お前に俺は会ったことあるんだよ・・・」
「・・・奇遇だな。私もそう思う」
◇
・・・私は・・・?
私は気がつけば、横に寝かされており
「よかった・・・無事でしたか」
そばにいる緒川さんが安堵のため息をつく
私はその場に来た、二課の人達に保護され、目覚めるまで寝かされたらしい・・・
銀の少女の行方は・・・?
「あの・・・銀の少女は・・・」
「・・・すいません。僕達が来た頃には・・・」
どうやらいなくなったみたいだ・・・
・・・あの人・・・
「弟は“霧夜 鈴夢”だ。」
・・・この発言が頭から離れず、思わず考え込んでしまう。
・・・私は・・・どうすればいいの?
◇
・・・何故だ?
「何?」
「何故姿を隠す?」
「・・・」
「立花は悲しんでいる。なのに・・・」
「無駄に騒がれたくない。」
・・・彼は真面目に言う。しかし・・・
「隠さなくても良い。しかし私たちには話してはくれないか?」
「・・・」
「確かに世間からしたら行方不明の生存はニュースになるかもしれない。しかし、私たちはそんなことはしないさ。」
・・・私がそう言うと彼は
「本当か?」
不思議そうに尋ねてくるが
「あぁ、武人に二言はない。」
その言葉を最後に彼は会話を切った・・・
◇
・・・鈴夢・・・
「くそっ・・・ここにもいないのか!?」
だけどフィーネは!ここにいるって言った!
「待ってろ!お姉ちゃんが見つけるから!」
泣きそうな声で言う少女は・・・杖を持ちながら歩いていた・・・
◇
・・・俺たちは、あれから歩き続け、二課の人達と合流する
俺はライダーの姿を解き、人の姿に戻る・・・
「翼さん!」
「緒川さん。申し訳ありません」
翼は緒川さんと呼ばれる人と会話しているな・・・
俺はその隙を見て、その場を離れようとするが・・・
「助かりました“霧夜 鈴夢”さん」
「・・・まだ俺に何か用か?」
「・・・来てもらっていいですか?」
俺は翼の方を見ると
・・・なるほど。着いてこい・・・か。
「わかった。同行しよう」
俺は・・・響と顔を合わせられるかな?
お読みいただきありがとうございました!
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それではまたの更新、お待ち下さい!