7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート”   作:よなみん/こなみん

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どうも、バイトが終わったと一段落。小南 桐絵です。
さて、7月入って初めての“7つの歌”更新です。
番外編もちょくちょく書きますんでお楽しみにー。

それと毎回見てくださってる読者の方、ありがとうございます!
やっぱり閲覧数が増えるとモチベーションが上がるのでばしばし見てください!

それではお読みください!



第17音 黄金の剣、戦争は始まる

・・・っ・・・なんだ?この光は・・・

 

俺は恐る恐る目を開ける・・・そこには先程までケースにて厳重に保管させていたはずの“デュランダル”が俺を守る形で空中に浮遊しており、輝きながら俺の手元までくる。

 

「っ・・・これは・・・」

『デュランダルが・・・俺たちを選んでるのか?』

 

俺は空中に浮かんでいるデュランダルを手に取ると、デュランダルは先程とはまた、大きい輝きを放ち、姿を消す・・・

 

デュランダルが握られていた俺の手には、黄金の剣は無く、代わりに黄金のメモリがあった・・・

 

「デュランダル・・・俺に力を・・・」

 

俺がそう言うと、不意に拳が飛んでくる

 

「っ!お前っ!」

「くそっ!なんだそれはっ!その剣は・・・俺のだぞっ!」

「・・・俺の・・・存在する意味・・・」

 

俺はサンダーメモリを取り出し、代わりにデュランダルメモリを差し込む。

 

「俺に力を貸せ。」

『デュランダル!』

「変身。」

 

俺はメインスロットを閉じ、ドライバーを起動させる。

 

『エクストラメロディーッ!デュランダルッ!』

 

次の瞬間。俺の装甲が取り外され、新たに出現した黄金の鎧を身に纏う。さらには右手に剣が・・・左手に小型の盾が装着される

 

俺の姿は今までのビートとは違い。黄金の・・・まるで王のような王冠頭と、背中のマント・・・そして、各部分に施される特殊な装飾が、中世の騎士を思わせる・・・

 

ビートの歌も、今までならスタイルごとに“ガングニール”、“天羽々斬”と、共鳴のような感じで歌が流れたのに対し、このスタイルでは重々しい歌が当たりを支配した。

 

「・・・さぁ、かかってこい。」

「うぉぉぉっ!」

 

ノイズは出力全開のアームドギアを俺にぶつけるが、咄嗟に俺は盾で防ぎ、逆に殴り返す。

 

「っ!あああっ!」

「どうして戦うんだ!どうして!」

 

俺の声は、怒りと憎しみが支配したあの人には届かない・・・なら!

 

「せいっ!」

「ぐっ・・・あっ・・・」

 

俺は剣を一閃させ、ノイズに直撃させる。

 

その一閃は俺も感じたが予想より重く、さらには人を切る感覚を感じた

 

「っ・・・予想以上だな・・・」

 

俺は剣を構え直し、腰のホルダーからメモリを取り出す。

 

「っ!・・・ああっ!がぁぁ!」

「・・・すぐに終わらせてやる」

 

俺はメモリを武器と化したデュランダルに差し込み、起動させる

 

『ファイナルブレイク!デュランダルッ!』

 

その電子音と共にデュランダルにエネルギーが集まる、光・・・そう例えてもいいほどの輝きを放ったエネルギーが剣に集まる・・・

 

「・・・てめぇ・・・この野郎・・・」

「終わらせる、この一撃で!」

 

俺は剣を縦に一閃させ、その勢いで大地に衝撃が走り、エネルギーはノイズに向かって走っていく

 

「ぐっ・・・ぐわぁぁぁっ!」

 

光の刃は・・・ノイズに吸い込まれるように当たって行った・・・

 

「終わりだな・・・」

 

俺は変身を解除する・・・その直後だった。

 

ヒュンと言う鋭い音と共に俺は吹き飛ばされる

 

「ぐっ・・・」

「ふん。案外使えない駒よ・・・」

「駒・・・?」

 

空から一人の女性が降りてきてそう言う・・・

 

女性はそう言うと落ちているデュランダルを回収する

 

「全く・・・こんな姿になって・・・」

「お前・・・まさか・・・」

「あぁ、名前を教えてやろう。私はフィーネ。先史文明の巫女だ」

「てめぇ・・・が・・・」

 

俺は手を伸ばすが、その手は届かず・・・そこで意識を落とした・・・

 

 

 

 

「・・・ここだよね?警報が鳴ったのは・・・」

「あぁ・・・しかし、やけに静かだな・・・」

 

私たちは遅れて現場に到着する。現場は人の血と、ノイズの血液だったり、とノイズがいたのは証明されているが・・・

 

「この地面のえぐれ方はなんだ?」

「・・・そこまで大きな戦闘があったのか?」

 

地面は割れたり、クレーターが出来ていたりとほとんど道路としての面影はなかった。

 

気になったのは何故か中身のないケース。

 

「・・・何かの運搬中だったのか?」

「・・・その可能性は高いな。でなければ裏道は使わないからな」

「てことは鈴夢くんもいるのかな・・・」

 

私たちはその言葉に反応し、辺りを捜索する

 

恐らく霧夜は先に来ていた・・・でなければこんなクレーターや、戦闘のあとは残らないはず・・・

 

「・・・鈴夢くんっ!何処にいるの!?」

「・・・っ!こっちだ!」

 

突然雪音が叫び声に近い声を上げる。私たちは雪音が見たものを見ようと近くに行く・・・そこには

 

「鈴夢くんっ!?」

「鈴夢!」

「霧夜っ!」

 

私たちが見たのは、頭からだが多少の出血をして、目を閉ざしている霧夜がいた。

 

霧夜の近くにはもう一人、人がおり、その人も倒れていた

 

「っ!早く回収しないと!」

「緒川さん!急いで!」

「こっちは私がっ!急ぎましょう!」

 

私たちは彼らを抱えると、回収場所へ向かって走り出した

 

 

 

 

ー二課医療施設ー

 

そこで“私”の意識は覚醒する。

 

・・・あれ?“俺”はビートと戦ってたはず・・・

 

辺りを見渡すと、隣には“俺”愛用のノイズドライバーがあり、さらに隣は

 

「・・・」

 

銀髪の・・・あの時と変わらない少年がいた

 

「・・・私・・・負けたのか・・・」

 

あの時・・・感情的じゃなければ・・・、など、つい敗因を考えてしまう

 

「・・・ダメだ。前向きになるって決めたじゃん!」

 

私は布団を出ると、ドライバーを持って施設内を移動する・・・と、思ったでしょ?

 

「・・・逃げるとは関心しないな。」

「っ!?」

 

突然、声がしたので声がした方を振り向く・・・そこには

 

「初めましてかな?“新海 美月〈にいの みつき〉”くん。俺は風鳴弦十郎・・・この施設・・・機動二課の司令をやってる。」

「・・・っ。」

「とりあえず話を聞きたい。いいかな?」

「わかったよ。話せばいいんでしょ?」

「・・・そうしてくれると助かる。」

 

そう言うと男は背を向け、歩き出す

 

「あら。私は嫌われてるのかな?」

「今まで敵だったからな。受け入れるには時間を要する。」

「なるほどね。」

 

そう言うと男は歩き出し、私はついて行くことにした

 

 

 

 

「・・・っ。俺は・・・」

 

俺は悪夢を見ていた・・・

 

悪夢の内容は、自分が死ぬこと。

 

俺の最後は無惨で・・・人の形では無くなっていた。

 

「・・・違う・・・こんなの・・・これは望んでない。」

 

否定すれば否定するほど、人の形からかけ離れた物になる・・・最終的には人の面影すらない・・・

 

「やめてくれ・・・こんなの・・・」

 

俺は身体を勢いよく起こし、叫び出す

 

「やめろぉぉぉぉっ!!」

 

・・・その声はこの部屋には響き渡る・・・しかし、最悪なことに廊下にも響いた・・・

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

俺の額には多くの汗が出ており、俺はそれを拭う

 

「・・・負けたのか・・・フィーネに」

 

俺は現状までのメモリを確認する。

 

・・・確認しても、デュランダルのメモリだけはない・・・つまり

 

「フィーネに取られたのか」

 

俺はそう言うと、布団から身体を出す。

 

「・・・みんなは・・・司令室かな・・・」

 

俺はビートドライバーを手に取り・・・歩き出す・・・

 

止まれない・・・フィーネが何を企んでるか知らないけど・・・俺は否定する。フィーネのやることを!

 

「行こう・・・みんなに話そう・・・」

 

俺は少しずつだが一歩・・・また、一歩と歩き始めた・・・

 

 

 

 

・・・この子が・・・

 

司令室の空気は重かった。理由は一つ。

 

「ここまでが私の知るフィーネの野望だよ。」

「黙示録の竜・・・そして、」

「全世界の統一・・・」

 

・・・フィーネの野望は私たちの常識の範疇を超えていた。それどころか、不可能とまで同時に思ってしまった

 

「・・・そんな・・・」

「ネフシュタンの融合。そのために君は利用されてたし、さらには動き回されてた。これまでの事は全部あいつの手のひらなんだよ」

「くそっ!くそぉっ!」

 

装者たちは動揺を隠せなかった。

 

当然だ。いきなり目的が語られ、さらにはそのためまで多くの人たちを利用する・・・

 

つまり、今までの行動はほぼ無意味だったのだ。

 

「・・・止める方法はあるけど、フィーネは神出鬼没。何処にいるかもわかんないし、突き止める術もない」

「でも、君たちの拠点には」

「フィーネと私たちは別行動。つまりどこにいるかなんてわかんないよ。」

 

新海は言い終えたかのように、くつろぎ始める・・・私たちは

 

「どうすればいいんだよ・・・」

「・・・わからん。」

 

この状態に何もすることができなかった。

 

しかし、そんな事は前触れであり、ある一つの報告が私たちに衝撃を与える

 

「皆さん大変です!、ここより遠くない場所に巨大な塔が!」

「っ!なんだと!」

 

弦十郎叔父様の指示で、拡大モニターが表示される・・・そこには、紅く・・・天まで伸びるような巨大な塔がそびえ立っていた

 

「これは・・・」

「カ・ディンギルか・・・初めて見る・・・」

「あれが・・・フィーネの計画の実行なのか!」

 

私たちはただ、黙るしかなかった。

 

紅くそびえ立つ巨大な塔の出現を、ただ、見ているしか出来なかった。

 

「何も出来ない・・・のか?」

「弱気になんなよ!何かあるはずだ!」

 

そう言うが、雪音の声も震えていた

 

「・・・そうだよ。やる前から諦めてたら・・・守るものも守れないから・・・」

「鈴夢!?」

 

雪音の言葉に賛同するのは、医療施設で寝ているはずの霧夜だった

 

「霧夜っ!大丈夫か!?」

「平気です。やれますよ。」

 

そう言うと彼は、新海の方向を見て

 

「・・・っ。」

「俺はまだ貴方を許した訳では無い。それだけは覚えておいて下さい。」

 

そう言うと彼は司令室を出ようとするが、叔父様がそれを引き止める

 

「どこに行く気だ。」

「あの塔です・・・あれにフィーネがいるなら・・・倒してやる」

「私も行く。鈴夢を死なせはしない」

 

霧夜に続き、雪音も同行を宣言する

 

「・・・なら私も!この力で、誰かを守りたいんです!」

「私も行く。彼には借りがある。」

 

立花と、新海も決定・・・なら

 

「叔父様・・・行かせてください・・・私たちには、死しても守り通すモノがあるのです。」

 

私も、このメンバーを代表して、叔父様に申し出る

 

叔父様は、腕を組んだあと、呼吸を置き

 

「なら、俺たちはリディアン周辺、さらには塔周辺の人たちを逃がそう。・・・緒川!」

「わかりました、やりますよ。」

 

そう言うと緒川さんたちは急いで移動の用意をする

 

「これから二課は最後の任務を開始する!目的はフィーネの目的の粉砕だ!ここにいる皆の奮戦に期待するっ!」

 

その言葉を合図に、雪音と霧夜が走り出す

 

私たちはそのあとを追うように走り、全員で地上へと出る・・・

 

「さて、行こうか・・・俺たちの戦いを終わらせるために・・・」

「・・・ビート・・・その・・・貴方を少し誤解していたかも・・・」

「話はあとだ。まずは敵を片付ける!」

 

私たちはペンダントを出し、聖詠を歌い出す

 

「負けてられないな行くぞっ!」

『オッケー!スタートッ!メロディーッ!』

「行こう、私のために」

『了解』

 

霧夜と新海はそれぞれメモリを差し込む

 

『ビート』

『ノイズ』

「「変身!」」

『スタート、メロディー!ビーィィィト!』

『スタート、メロディー・・・ノイズ。』

 

彼らを白い鎧と、青黒い鎧が纏い、私達もプロテクターをその身に纏う

 

「行くぞ。俺たちの最後の戦いだ。」

 

その直後、ノイズ発生を知らせる警報がなり、それが私たちの戦いの始まりとなった




突然すぎてわからない方もいると思うので仮面ライダーノイズの設定を簡単に書きますと
変身した時に出力音声が全て漢勝りの言葉になる。(参考はフルメタのボン太くん。)
まぁ、一応変身してるのは女の子なんでね。そこら辺も考慮していきたいです。

さて、如何でしたでしょうか!

また、この作品を見て、気にいってくれた方!気になる方もお気に入り追加よろしくお願いします!

次回はいよいよカ・ディンギル攻略です!次回更新までお待ちください!

それでは失礼します!
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