7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
7つの歌姫更新となります。
戦闘シーンすらまともに書けない自分ですが・・・暖かい目で見てください。
それではお読みください!
「案の定っ!学園まで飛んでくるのなっ!」
この争いが始まりとも言える警報が鳴ると、ノイズが空を大地を埋め尽くすような数で学園へと飛来、進軍してくる。
俺たちはそれを潰しながら、カ・ディンギルの塔を目指して進軍していた。
こちらと向こうの戦力比は無限もいいところ・・・だけど
「こちとら対ノイズを何回もこなしてるんだ!そこら辺の軍隊よりは出来るんだよっ!」
「当たり前だっ!行くぜっ!」
俺は姉さんの弾幕を利用し、一気にカ・ディンギルへと向かう
「鈴夢くんっ!こっちは任せてっ!」
「ここは死守してみせるっ!行ってこいビートっ!」
新海さんと響が学園の死守。俺たちは「任せた!」の一言を言うとそのままカ・ディンギルへと走り出す。
「響・・・大丈夫だよな?」
俺は底知れぬ不安を残しながらも・・・カ・ディンギルへと向かった・・・
◇
「せいやっ!」
私は空から来るノイズをギアの加速を使い、上手く倒していた
「やるじゃん。ただの馬鹿だと思ってたけど。」
「へへっ、ありがとうございます!」
「褒めて・・・まっいいか。」
私たちは学園の入口周辺に群がってくるノイズを蹴散らし、みんなを守るけど・・・
「数が多いっ!」
「フィーネ・・・そこまでして世界を変えたいのか!?」
『増援接近。それと、二課付近にて高エネルギーのぶつかりが観測されました。』
「「え!?」」
私たちがそう言うと、二課の司令室があった場所の周辺から大きな音が聞こえる
「っ!あれは・・・」
大きな音と共に、派手な鎧を纏った女性が吹き飛ぶ・・・あれは
「!フィーネぇぇぇっ!」
「新海さん!落ち着いて!」
ノイズと戦いながら、突然叫ぶ新海さんを私は必死に抑えるが・・・
どうして、フィーネがあそこに?
それが疑問だが・・・後ろから来る人影でその目的を一瞬で理解した
「響!」
「!?未来!それに緒川さんも!」
「響さん。無事ですか!?」
司令室があった場所付近から緒川さんと未来がこちらに走ってくる
「これから私たちは二課の別拠点に移動します。未来さん達を連れて」
「私たちと学園の皆を連れて地下へ行くの!響も!」
・・・昔の私なら今の未来の言葉に頷いてた・・・でも。
「ごめん未来。私には守るもの・・・守るべき人達がいるから。それに、鈴夢くんが戦ってるんだ・・・ほっとけないよ!」
「響・・・」
隣の緒川さんは未来の手を取り
「行きましょう。今は信じてあげてください。」
「・・・死なないでね?」
そう言うと、緒川さんは未来を連れて走り去っていく。私は、新海さんに
「新海さん!皆が避難できたら私たちも塔へ行きましょう!」
「わかった!なら早く片付けるぞっ!」
「はいっ!」
私たちは、学園に迫り来るカラフルな影を、一匹残らず撃ち落とすと誓い。今も戦う・・・
◇
・・・カ・ディンギル・・・
俺たちは、紅く・・・天までそびえ立つ塔の前まで来ていた。しかし・・・
「よく見ると大きいな」
「歓喜してる場合かよ。破壊するぞ!」
そう言う姉さんだが・・・よく良く考えればこのサイズのものを一気に破壊するとなると人間弾薬庫の姉さんでもどれだけ弾丸をぶち込んでも破壊しきれない気がする・・・つまり。
「・・・破壊は現実的じゃないのかもな。」
「しかし、破壊しなければ・・・」
俺達がそう言っていると、どこからかムチが飛んでくる
「っ!翼っ!」
「きゃぁっ!?」
俺が翼さんを押し飛ばした際。翼さんが変な声を上げたが俺は気にしてない・・・それどころかムチが飛んできた方向へと集中する。
「・・・やはり貴様か・・・仮面ライダー・・・」
「・・・フィーネ・・・っ。」
そこにいたのは前の黒い服とは違う・・・鎧を身に纏ったフィーネがいた。
「あれが・・・」
「っ!フィーネ!よくも現れたなっ!」
そう言うと姉さんの弓はガトリングへと変わり
「死ねっ!」
迷いなく引き金を引き、ガトリングから大量の弾丸がはなたれ、フィーネへと襲いかかるが・・・
「・・・煙がすごいな・・・」
「・・・だねっ・・・これな・・・っ!」
フィーネに弾丸が当たり、煙が起こる・・・。俺たちは、煙が晴れるのを待っていたが・・・そうなる前に俺の身体は何かに持っていかれる
「霧夜っ!」
「なっ!れ、鈴夢っ!?」
「あ・・・がはっ・・・」
「・・・ふっ。あんなのでは私は倒せないな」
俺の首はフィーネに捕まれ、身動きが取れない。
「ぐっ・・・」
「あの時大人しく倒れてればいいものを・・・」
「うる・・・せえっ!」
俺はフィーネを蹴り飛ばし、拘束から脱出する
「行くぞっ!」
俺は腰から剣“シルバーソード”を取り出すと、フィーネ向けて走り出す
「霧夜っ!私も行くぞっ!」
翼も刀を構え直し、フィーネへと切りかかるが
「無駄だ。」
俺たちの刃は、フィーネには当たるが、鎧部分が硬く、貫通までは出来なかった。
「なんて強度だ・・・」
「くそっ!まだだっ!」
俺は次と言わんばかりに、アームドギアを起動させ、加速をつけ・・・
「シャインブレイクッ!」
思いっきり拳を当てるが・・・
「・・・無駄と言っただろう。」
フィーネの鎧はビクともせず、俺はムチに当たって、俺のプロテクターが欠ける
「がぁっ!」
俺は吹き飛ばされ・・・瓦礫に埋もれてしまう・・・
「霧夜・・・貴様っ!」
「風鳴翼・・・君にはがっかりだよ。」
そう言うと翼はフィーネに吹き飛ばされる
「ぐっ・・・あ・・・」
翼は、その場を転がり、塔に当たる
「こんなの・・・どうやって・・・」
「・・・っ。俺は・・・」
「ふん。己の無力さを知ったか。」
「・・・っ。」
フィーネは俺の首を絞め、釣り上げると近くまで来て
「一つだけ教えてやる。私の夢はこれでは終わらん。どんなことをしてでも叶えてやる」
そう言うと俺は空中へと放り出される
「・・・っ!鈴夢っ!」
「霧夜・・・」
「・・・だからなんだよ。」
俺は空中で姿勢を取り直し、地面へと降り立つ。
「何?」
「貴様の野望なんてモノはどうでもいいんだよ。俺が言いたいのはそれが誰かのためになるのか?」
「・・・何を。」
「貴様だけの野望ならそれは正しい事じゃないっ!ただの害悪だっ!」
「貴様っ!言わせておけばっ!」
「俺は戦うっ!お前見たいな奴がいる限りなっ!」
俺はそう言うとホルダーから虹のメモリを取り出し、ドライバーに差し込む
「発動っ!」
『レインボー』
「貴様っ!それは!」
「てめえが直してくれたんだろ!?感謝するぜっ!変身!」
俺がドライバーを起動させると俺の身体は宙に浮き、身体は“7つの歌”によって包まれる
「貴様ぁぁぁっ!“7つの歌”をっ!」
「全ての歌・・・この力でっ!俺は究極になるっ!」
『ファイナルメロディーッ!レインボーッ!』
俺は空中で輝き、姿を変える。
その姿は前に、悲劇の時に使った基本色の虹色とは違い、俺が望む・・・“7つの歌”の色になっていた
『7つの剣ッ! 最後、究極のスタイルッ!
LET’S BEAT!!!!
仮面ライダービート、レインボーッ!』
・・・俺の姿は7つの虹色・・・イチイバルの紅を初めとした全ての色になっていた。
また、左肩にはバイオリンの形になっている盾と剣がある・・・
俺はその剣を抜くと、改めてフィーネと対峙する
「・・・ビート・・・貴様はイレギュラーだ・・・」
「はん、勝手に言ってろ。俺は戦う・・・この究極の力でっ!」
「そんなことはさせないっ!」
フィーネがムチを二つ、俺目掛けて飛ばしてくるが、俺は盾でそれを防ぐと、二つとも手で掴み、俺側に引き寄せ、鎧へ剣を突き立てる
「ぐあっ!?」
鎧に剣が当たると、鈍い音がして、フィーネ身体が簡単に吹き飛ぶ
「っ!なんだこれは・・・」
「・・・これが人の希望・・・人の究極だっ!」
俺はそう言うと、高速とも呼べる速度でフィーネへと接近し、連撃を加える。
「霧夜っ!」
「翼っ!姉さん!塔を頼むっ!」
俺はそれだけ言うと、フィーネへと集中する
「貴様っ!言ったはずだっ!塔は壊せないとっ!」
「それを決めるのは俺たちだっ!俺たちは限界を超えてやるっ!」
「人間ごときがっ!生意気なっ!」
「黙れっ!貴様の野望はここで終わらせるっ!」
俺はそう言うとフィーネの顔面目掛け、殴り掛かる
「ぐっ!女に容赦ないなっ!」
「女っ!?お前は違うっ!俺の敵だっ!」
俺はそう言うとさらにフィーネへと殴り掛かり、吹き飛ばす
「ぐっ!」
「さぁっ!俺たちで決着をつけるぞっ!」
◇
カ・ディンギル・・・
私たちはこれを壊そうとしていたが
「くそっ!硬いんだよっ!」
「私たちでは無理なのか・・・?」
私たちの武器は既に限界を迎えようとしていた・・・
それだけ硬いのだ・・・カ・ディンギルは・・・
「こうなったらっ!」
「っ!雪音っ!“絶唱”をっ!?」
「これしか方法は無いんだよっ!」
絶唱・・・それは装者における最大の攻撃手段のひとつ・・・。増幅したエネルギーを一気に放出し対象にクリティカルなダメージを与える反面、その代償はシンフォギアを見に纏い、強化された肉体であっても負荷を軽減しきれないほどに絶大だ。
その例が悲劇の時の奏である。
奏は元々適合率の低さに加え、“LINKER”の効力の低下から限界を超えた負荷を浴び、重症まで負ったのだ。
ビートの・・・霧夜の救援がなければ奏は助からなかったし・・・私も絶唱を使うところだった・・・
以上のことから絶唱は諸刃の剣と呼ぼれることもあるのだ・・・
「鈴夢が・・・命をかけてるんだ!私達もそうしないと・・・あいつだけ痛い思いをさせたくないんだっ!」
「・・・しかし・・・“絶唱”は・・・」
◇
「・・・翼・・・」
私は二課の予備施設で装者たちの動きを見ていた
「翼さん・・・クリスちゃん・・・」
「・・・くそっ・・・」
私は何も出来ない自分に怒りを感じていた・・・
あの時、彼女を救ったがために力を失った・・・
それ以降。翼が変わってしまったのを覚えている・・・力を激しく求め・・・共に戦う仲間を否定してしまった翼を・・・
「私は・・・何も出来ないのか?」
・・・私は一人・・・落ち込む中で、不意に肩を叩かれる
「っ!?」
「奏さん。翼さんたちに思いを伝えましょう・・・」
そこには何かを決めたような顔をした緒川さんがいた。
「緒川さん・・・」
「奏さんはいつまでも奏さんです。翼さんが憧れた・・・貴方なんですから。」
そう言うと緒川さんは私を引っ張り、二課の予備施設の隣にあった隠し扉を開ける・・・そこには
「・・・これは・・・」
「・・・急遽で作りました・・・いろいろ大変でしたよ」
そこにはマイク・・・スピーカーと、さらにはステージすら整っているライブステージがあった。
「・・・すごい・・・」
「さぁ、こちらです。」
そう言うと私は1つの服を渡される・・・これは
「ツヴァイウイングの・・・」
「・・・そうです。あの時の・・・奏さんの衣装です。霧夜くんが直してくれたんですよ」
「・・・あの坊主が・・・」
私が衣装を取ると、不意に何かが足下に落ちる
「・・・メモリ・・・」
「・・・霧夜くんからですね。「お前に預ける」だ、そうですよ。」
「・・・あいつ・・・」
私は一度。あいつの事を誤解していた時があった・・・
こいつは何者と思う時も・・・馬鹿だと思う時もあった奴・・・だけど、今のあいつは違う・・・
私に・・・希望を与えてくれた奴なんだ・・・
「緒川さん・・・電源は?」
「付いてます。あとはこのメモリを増幅機として通して、奏さんが歌うだけですよ」
「ありがとう。」
そう言うと私は着替え・・・衣装を身に纏う
「翼・・・私は今一度歌う・・・天羽奏として・・・ツヴァイウイングの片翼としてなっ!」
「奏さん!準備おっけーです!」
「行くぞっ!」
逆光のフリューゲル・・・私たちの歌を・・・!
◇
「なんだこれはっ!」
天羽奏が歌い始めた頃・・・俺の方に歌が聞こえていた
「・・・あの時と同じ・・・それ以上だ・・・」
「貴様っ!何をしたっ!」
焦り始めるフィーネに俺は笑いながら
「簡単さ。人に希望を与えただけ・・・ただそれだけだ。」
「希望だと?」
「あぁ、結局歌って言うのは戦いの道具じゃない。人に・・・生きるもの達・・・さらにはここにはいない人たちに希望を・・・未来を繋げるものなんだ!」
俺はそう言うとさらにフィーネへと肉薄し、切り裂くが、フィーネはそれを避け反撃を加える
「ぐっ!レインボーじゃ・・・限界も近いな。」
レインボースタイルは・・・言わば究極の形・・・“7つの歌”の“絶唱”とも言える力を持つこいつは俺の身体では5分弱が限界である
しかも、“7つの歌”を束ねているだけあってその反動も大きい。下手をしたら俺の身体は負荷に耐えられず、肉体が滅ぶかもしれない。
しかし、今はそんなことを言っている場合ではない。
フィーネの野望を・・・フィーネを倒すためにはこの力が必要なのだ・・・
「奏の歌・・・このチャンスを無駄にはしない!」
俺はメインスロットの隣、サブスロットを開くと一枚のメモリを差し込む
『オーバー・ブースト』
「アクション」
次の瞬間、俺の鎧は変形し、高速移動に特化した姿になる
「まだ姿を変えるか!」
「これが俺の力だっ!スロットルワン!」
俺は地を踏み、大地を疾走する。目は確実にフィーネを捕らえている
「高速移動か!」
「ていやぁぁぁっ!」
俺の拳は吸い込まれるようにフィーネの鎧へと直撃する
「時間はまだある!たっぷり楽しもうぜ!」
「おのれビートっ!殺してやるっ!」
「三下のセリフは聞き飽きた!お前には倒れてもらうぞっ!」
俺の身体が悲鳴をあげてることなど知らず・・・俺はフィーネへ牙を向けていった・・・
◇
「奏・・・」
「あの女・・・」
私たちは突然聞こえてきた“逆光のフリューゲル”に騒然としていた。
歌っている人は一瞬で察した。奏だ。だけど“ガングニール”の装者を止めてから、奏が歌うことなどなかった。
だけど今、私が憧れた人が歌っている
私も歌い出す・・・あの時のように・・・
「奏・・・私たちは1人じゃない・・・今は仲間がいるから・・・」
「・・・行くぜっ!」
私たちの歌に雪音も加わる・・・
私たちのギアに力が来るのが分かる・・・
私たちは各々武器を構えると、私は刀に炎を纏わせカ・ディンギルへと飛翔する
雪音は塔全体へと一斉射を行い、塔の破壊を試みる
「奏っ・・・私たちはもう、ツヴァイウイングじゃない・・・それでも・・・」
塔の頂上まで行くと、私は刀を振るう
「私たちは翼だっ!決して折れないっ!両翼の翼だ!」
私の一撃が当たると、カ・ディンギルは崩れていく・・・私たちは・・・
「霧夜・・・後は・・・任せた・・・」
「鈴夢・・・ダメなお姉ちゃんでごめんな・・・」
“絶唱”のバックファイアに耐えれず・・・その場で倒れ込んだ・・・
◇
「うぉぉぉっ!」
「ぐっ!」
塔が崩れる直前。俺たちの戦いは佳境へと突入した
レインボースタイルに変身してから5分近く・・・いよいよ身体の限界が自分でも分かるようになってきた
『鈴夢。変身の強制解除まであと30秒』
「なら決めるっ!」
俺はメモリを右側のスロットへと差し込もうとする・・・しかし
「あっ・・・」
俺はその場に倒れ込んでしまう
「ふん。どうやら限界のようだな」
「がぁっ・・・あぁ!」
「・・・ここまで頑張ったな。ご褒美をやろう。」
そう言うとフィーネはムチからエネルギーを球体状に変換させる
「・・・くそっ・・・身体が・・・」
『生命器官の機能低下を確認。変身を解除します』
「っ!」
その警告のあと、俺は元の姿に戻る
「くそっ・・・」
「ふはははっ!塵と消えろっ!」
俺に巨大なエネルギーが落とされ・・・俺の記憶はそこで途切れた・・・
お読み頂きありがとうございました!
また、この作品を見て、気に入った方、気になる方はお気に入り追加よろしくお願いします!
(やっぱりモチベの向上が一番なんです。)
さて、シンフォギア編も終盤に差し掛かってきたので少しながら更新ペースを上げさせてもらいます。
本当なら週に2話の更新にするつもりでしたが書き上がり次第更新していこうと思います!
それでは、次回更新をお待ち下さい!失礼します!