7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
小南 桐絵です!
7つの歌姫更新します!
と言うか。今回の話大丈夫か。真面目にシリアスなんてのは私には似合わない。
それではお読み下さい
駄文注意です。
場所を移して、とある喫茶・・・そこでは二人の睨み合いが始まっていた
「来るの遅せぇよ。あぁん!?」
片方はやや古めのイケメン。
「うるさいなぁ・・・来たからいいでしょ?」
もう片方は今のイケメン。
二人のイケメンがぶつかっていた
「全く・・・死んだと思ったぞ?ちゃんと葬儀のことも考えててなぁ・・・」
「誰が死んだんだよ・・・それならちゃんと遺言書いとるわい」
「こちとらお前に捧げる手紙まで書いとったのだぞ!?俺の感動を返せっ!」
「黙れっ!死んだと思う方が悪いんじゃ!それとそれだと喜んどるからな!?」
「うるせぇ!さっさと働け!」
「バイト辞めたんじゃなかったっけ!?俺って!そこんとこどうなんですかねぇ!?」
「じゃあさっさと死ね!」
「なら表でろやぁ!」
「「やったろか!?」」
元バイトと元店長が言い争いをする中、店内はそれの続きを楽しみに聞こうと待っていた
「お前の代わりに玲奈ちゃんが働いとるんだぞ!?ふざけんなよ!?」
「それは知らねぇよ!どうせ俺が死んだから新しく雇ったんだろ!?」
「そ、それは・・・」
慌てて目をそらす店長・・・図星かよ
しかし、咳払いをすると一気に態度を戻す
「だけどなぁ!だからって!ノコノコと顔を見せてくんな!」
「んだと!?せっかく来たのにこれかいっ!」
翼さんは先に席に座ってもらってます。
「ったく・・・死んで来るなよ。お前よ」
「すいませんなー死んでなくて」
お互いに冷静になり、言葉を慎む
「・・・で、なんで翼さんと?」
「・・・いろいろあったんだよ。」
そう言い流すと、俺は翼さんの座ってる向かい側に座る
「はぁ・・・疲れたよ」
「ふふふ・・・霧夜は可愛いな」
「ふぇ?」
首を傾げる俺を無視し、翼さんはパフェを注文する
「・・・よくわかんないな」
「そういうものだ。気にしなくていい」
数分経ち、パフェが運ばれると・・・
「霧夜、口を開けろ」
「断る。」
ほら。始まった。
俺の口目がけ、翼さんはスプーンを突き刺してくる、これで溶けないアイスとか、具がすごいと思う。
「むっ!避けるな!」
「避けてないわ!これは反射的に動いてるんだよ!」
かれこれ数分続け、俺の諦めで大人しくスプーンを口に加える
「美味しいなぁ・・・」
と、頷く俺とは別に
「霧夜の・・・霧夜の・・・」
俺の加えたスプーンを凝視する翼さんがいた。
◇
俺たちは昼食を軽く済ませた後・・・思い出の公園に来ていた
「懐かしいな・・・」
「あぁ、私もだ」
「ここに来たことあるの?」
「・・・あぁ、そこで大切な人に会った。」
・・・翼さんの言う、大切な人って誰だろう?
俺は一瞬聞こうとはしたが、懐かしいそうにする翼さんを見て、聴けないでいた
「霧夜は覚えていないのか?」
「・・・知らない。覚えてると言えば・・・それは違うな、どちらかと言えば・・・思い出せないになるかな」
「・・・そうか。」
俺の発言に翼さんは少し悲しそうな顔をする
俺は必死に何かを思い出そうとするが、何も思い出せない。
・・・その時・・・翼さんが・・・
「・・・あの時・・・霧夜は演奏をしていたな・・・少し古い・・・楽器で・・・あの時のお前がかっこよかった・・・それに私は憧れたんだ・・・」
・・・何かが引っかかる・・・
どうして翼さんは俺が演奏していたのを知ってる?何故持ってたのは楽器だと分かる?
その答えは一つしかない・・・
「霧夜・・・思い出したか?」
「・・・翼?なのか・・・」
あの時の青髪の臆病っ子・・・それは風鳴翼・・・と言う事になる
「やっとだ・・・やっと・・・」
「・・・そうか・・・言われれば面影が・・・」
言葉を続けようとしたが、続ける前に翼さんに抱きしめられる
「霧夜・・・私は我慢が出来ないんだ。こうなったのは紛れもない・・・お前のせいなんだからな?・・・だから・・・」
そう言うと彼女は落ちてく夕日を背に、面と向かって告げる
「・・・私はお前を愛している・・・」
・・・この言葉を聞いて・・・俺にどうしろと言うんだ・・・
◇
この告白を聞いたのは彼だけではない。
「・・・鈴夢・・・」
その女性は桃の髪で・・・彼を思う黒のガングニールの所持者だった
「・・・鈴夢・・・?どうして・・・私じゃないの?」
彼女の目には涙が溜まっており・・・既に泣き出す寸前のところまで来ていた
「・・・鈴夢を手に入れなきゃ・・・どんな手を使っても・・・」
彼女はそう言うと、彼の家の方向へと、フラフラと歩き出した・・・
◇
・・・あの後、翼さんと別れ、一人で帰路を歩いていた
ー「お前を愛している」ー
・・・あの時の翼さんの顔は・・・恋する女性のものだった・・・
「・・・どうしろって言うの?俺に・・・」
俺は女性経験などない。そもそも、異性として見たことがないのだ。
デートって言われた時もそう。俺は全て“お出かけ”だと思っていた。
しかし、それは俺が思っていただけであって・・・彼女達にとっては本物の・・・それこそ、緊張する・・・“好きな人とのデート”なのだろう
それを俺は軽い気持ちで・・・いつものように振舞っていたから・・・
もし今までのデートで俺が違う態度になっていたなら、それはそれで違う結果になっていたかもしれない。
だけど。結局こうなってしまった。彼女たちの思い、行動に気づいていたにも関わらず、無視して、それこそ知らないふりをして・・・
結局こうなるまで俺の愚かさを知らなかったのだ。
・・・俺はかっこ悪いと思う。
そもそもかっこいいとか意識したこともないのに・・・何故こうなったのかは不明である・・・だが。
俺のいつもの行動が・・・彼女たちの中にある“恋心”をさらに強くしていってしまったのだろう・・・
「・・・クソが・・・」
俺は初めての経験に怒りを覚えていた・・・いや、不安なのかもしれない。
告白されたのは初めてなのだ。しかも、それまで告白とかは経験しない・・・いや、経験すらしようとしなかったのだ。
それほど俺は、恋愛と言うものに距離を置いていたのだ
・・・しかし、返事をしないのも俺としてはどうかと思う
それこそ、本当に“かっこ悪い”なんじゃないだろうか。
でも、逆に彼女をフッたとして・・・誰が俺をかっこ悪いと言うのだろう。
別に好きな人がいれば・・・それは正しいことかもしれない。だけど、それが逆に彼女を傷つけてしまうのだ。
もしそれで彼女が変わってしまえば。その怒りの矛先は彼女を追い詰めることをした俺になるだろう。
告白とは青春とは言うけど、それは違うのかもしれない。
俺にとって告白とは、それだけで相手の・・・自分の運命を変えるものであり、さらにはそれによって、周りが変わっていき・・・最後には後悔するものだと思う。
本当の幸せなんてのは・・・それを乗り越えたことを言うのかもしれない。
しかし、告白されたのならそれはもう、“目を背けてはいけない”事なのだ。いつものような、「俺は知らない」なんてのは通用しないし、「待ってくれ」なんてのも通用しない。
告白の答えに「待つとか」「後で」とかはない。あるのはその場で、その時に得る答えなのだ。
・・・告白は・・・一種の儚いものである。
俺は・・・
しかし、彼女は現実に、その“儚い瞬間”に手を伸ばしたのだ。俺に・・・俺と一緒にいたいから・・・
ならば俺も答えなければならない。その“儚い瞬間”に、いや、“儚い瞬間”を終わらせなければ・・・
この“儚い瞬間”は、長く続けば続くほど、苦しいものだ。俺はそう思う・・・
だからとは言え、俺は彼女とは釣り合わないだろう。
・・・いや、告白に釣り合うとか、釣り合わないとか言い訳は見苦しいのかも知れない・・・。何故なら彼女は歌手と言う・・・有名な人でありながら、さらには誰もが羨ましがる彼女が“好きな人”に、告白したのだ。その辺の男なら「喜んで!」と、返すところを俺は、戸惑っている。
それほど俺は怖いのだ・・・もしこの事が他の皆にもあったら・・・恐らく俺は“死”を選ぶだろう。
だけど、“死”を選んだところで彼女たちは納得しないだろう。これはこれからの運命・・・しいては未来を決める出来事なのだ・・・恐らくこの告白の権利を握っているのであればそれは告白した方ではなく、“告白された方なのだ”
・・・告白なんてのはくだらないと思う。
だけど、自然に付き合うなんてのはもっとくだらないと思う。
だから彼女は選んだのかもしれない・・・あえて思いを伝えて・・・俺に振り向いて貰うために・・・
・・・俺には覚悟がない。
・・・ただのクソ野郎なんだ・・・俺は。
彼女は勇気を出した・・・なのに俺は・・・
気付かぬ振りをして、さらには彼女たちを振り払ってきた・・・。本当に俺はクソ野郎。告白される価値なんてのも無いのかもしれない。
だけど選んでくれた。こんな俺でも・・・
「・・・俺はなんなんだろうな。」
俺は一人、自分への殺意と、後悔を考えながらも、歩いていた・・・
◇
俺は部屋に帰り・・・姉さんに顔を見せることなく、布団に入る
「鈴夢ー?飯食べるか?」
「・・・いいよ。いらない」
「そうか。身体を大事にな」
・・・今の姉さんも、俺のことは好きなんだろうか・・・
もし好きなら、俺は告白を待ってもらうことも出来るが・・・
そうでなければ、俺は翼さんと付き合える・・・
・・・わからない。
俺が一人、寝込んでいると、突然窓が空いて、誰かが侵入してくる
「っ!んーー!?」
「静かにして」
俺を抑えたのは俺より大きい女性・・・桃の髪を持ち・・・胸にペンダントが見える・・・この人は
「マリアさんっ!」
「・・・鈴夢・・・話があるわ。」
そう言い彼女は俺を抑えながら話を続ける
「何を・・・貴方は!」
「静かにして。殺されたいの?」
「・・・っ。」
俺は彼女から溢れ出てる殺意に怯えながら、口を閉じる
「私はね。貴方が好きなのよ・・・それこそ助けてもらった時、何故か運命を感じたわ。何故かこの子のことを知りたいって。」
・・・この人は何を言っているのだろう、意味がわからない。
「・・・でも、あなたは私より高い位置にいた。それこそ私の届かない場所に。だけどこのライブで、ようやく手に入れれる・・・そう思ったのに!」
彼女は、俺の上に乗ると、光のない目で
「なんで風鳴翼なの?」
「ーーっ!」
「答えて。」
何故彼女がその事を知ってるのか。俺には理解出来なかった。それこそ、本当に理解するまで時間をかけたかったのかもしれない。
「・・・本当なら私も言いたかった・・・「愛しているって。」そうでなきゃ。貴方が・・・私を好きになれないから!」
「・・・」
「だから・・・分からせてあげる。あなたは私のモノだって。」
そう言うと彼女は俺の首元を噛んでくる
「ーーっ!?」
「はむ・・・」
初めは柔らかい噛み方だったが・・・途中から強く噛んでくる
「んーーっ!」
助けを呼ぼうにも・・・口を塞がれていて叫ぶことも出来ない
「・・・はぁ・・・これであなたは私のよ」
「・・・っ・・・」
俺の首元には、俺は見えないが、恐らく噛み跡が大きく残っているのだろう。
しかし、彼女は終わりじゃないと言わんばかりに次は上着を脱がそうとする
「っ!クソっ!」
俺は枕の隣にあった、腕時計を扉の近くまで口で投げるとトイが
『姉ちゃーん。鈴夢が呼んでるぜ!』
大声で姉さんを呼んでくれる
「・・・どうやら時間ね」
マリアさんはそう言うと、再び窓から出ようとする
「そうね・・・私も貴方を愛してるわ。それを覚えておいて」
そう言うと彼女は窓から消えてしまう・・・
取り残された俺は姉さんが来るまで自分の運命を恨んでいた
如何でしたでしょうか。
多分自分が書いてきた中で一番酷いものかと。
これを更新するのに昨日から躊躇ってました。
それでもお読みいただいた方!ありがとうございます!
こんな作品ですがこれからもよろしくお願いします!
また、お気に入り登録よろしくです!
それでは、次回更新もよろしくお願いします!