7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート”   作:よなみん/こなみん

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早めですが更新です。

今回はバリバリの戦闘話です
また、オリジナルフォームも出ますのでそのように

それではお読みください


第3音 熱き情熱のビート

・・・空は青く・・・・・・広い空が広がるが・・・

 

「うぉぉおおおッ!」

 

少年が戦ってる所の空は謎の生物たちで埋まっていた

 

「キリが無いッ!こんなのよく相手できるなッ!」

 

俺はノイズを蹴り、殴る

 

しかしどれだけやろうとも、数は減るどころか増えるという現象を見せている

 

「ちっ!」

 

翼さんの方もだいぶ苦戦のようで。

 

しかしそうこう言おうと、相手は言葉の通じない宇宙人のようなものなのだ。戦うのも無理はない

 

「・・・こうなったら!」

 

俺は右側のメモリスロットに“ビート”メモリを差し込み発動させる

 

「発動!」

『ファイナルドライブ!ビーィィィット!』

 

電子音と同時に俺の足へとエネルギーが回る

 

「オラッ!!」

 

俺はそのまま足を周辺のノイズへとぶつける

 

俺の蹴りは周辺のノイズ他、上空のノイズまで巻き添えを食らって落ちていく

 

「・・・改善の余地ありか・・・」

 

そう言い俺は翼さんの方を見る

 

「はぁぁッ!」

 

彼女は刀を持ち、素早い動きでノイズを切り裂いていく

 

「・・・やるじゃん。」

 

正直、口だけだと思っていたが、案外そんな感じでもないようだ

 

そうこうやっていると、黒塗りの車がやって来て、中から天羽奏が降りてくる

 

「奏!」

「翼ッ!待たせたな!」

 

そう言うと奏さんも、聖詠を歌い出す

 

「Croitzal ronzell gungnir zizzl」

 

そう言うと朱色の鎧が彼女を包み込む

 

「よっしゃ!張り切っていくぜ!」

 

そう言い、槍を持って突撃していく彼女に

 

『俺、あいつと気が合いそうだぜ?』

「やめとけ。」

 

冗談を言うトイ。

 

俺はそれを無視して戦い続けた・・・

 

 

 

 

・・・彼は何者なのだ

 

私は戦う中、ある一つの疑問を持っていた

 

彼の身体能力はどこから来ているのか、そして彼自身は訓練された人物なのか

 

喫茶で戦った時も彼の身体能力は常識を超えていた

 

ノイズが放つ攻撃をいとも簡単にくぐり抜け

 

さらには、 今、空のノイズの対応も出来ている・・・

 

「もしかして・・・本当にあの事件の生き残りで・・・こうなる時のために訓練してたのでは・・・?」

 

私がそう呟くと

 

「翼ッ!上だッ!」

「ッ!」

 

奏の指摘通り上を見ると、私を目掛け、たくさんのノイズが降下しようとしていた

 

「くっ!これしきの数ッ!」

 

その時、地上のノイズの攻撃によって刀が落とされる

 

「!しまった!」

 

そのために、私は空のノイズの攻撃を受け、ダメージを負ってしまう

 

「翼!クソっ!」

 

奏も両方のノイズの対処で精一杯なのだ・・・

 

このまま朽ちるかと思ったが

 

「大丈夫か!こんなところで死ぬなよ!」

 

私を一人の戦士が救う

 

「あっ・・・」

 

その姿は数年前に・・・私を助けてくれた少年に似ていた

 

「・・・大丈夫か?」

「あぁ・・・情けないな・・・」

 

私が冗談交じりに言うが

 

「・・・情けなくないさ」

 

彼はどこか懐かしそうにそう言う

 

「力を持ち・・・自覚して戦うものは誰もが目標とするものだ・・・それは・・・俺も例外じゃない」

 

そう言うと彼は、腰のホルダーから黒いSDメモリを取り出す

 

「だけど・・・それを情けないと笑うのはダメだな」

「お前は・・・」

 

少年はそう言うと、私に背を向け立ち上がる

 

「俺にもあったさ・・・そんな熱い時がなッ!」

 

そう言うと手にあるメモリが発火し・・・姿を変える

 

そのメモリは紅く・・・まるで燃えているようだった

 

「行くぜ相棒!」

『おっけい!任せろよッ!』

 

そう言うと彼はメモリをドライバーへと差し込む

 

『フレイム!』

 

彼は腕を出し・・・構え・・・そして

 

「変身!」

『チェンジ!メロディー!フレェェイムッ!』

 

機械が熱い、情熱的に言うと彼を炎を纏った音譜が包み込む

 

『熱き情熱、灼熱のメロディー!

BURNING!!!!

仮面ライダービート!フレェェイムッ!』

 

炎が解けると同時に彼の姿が変わる

 

「紅い・・・戦士」

 

彼の姿は熱く・・・とにかく熱い感じの姿だった

 

近づくだけで焼けそうな姿を纏う少年は、腕に棒を二つ持ち、ノイズへと向ける

 

「さぁ!灼熱のメロディーを刻んでやる!」

 

そう言うと彼は地面へと二本の棒をぶつける

 

「オラッ!」

 

ぶつけた衝撃で私たちの周りに炎の壁が作られる

 

「・・・すごい」

「立てるな?あとは任せたぜ」

 

そう言うと彼は一人・・・この壁の向こうへと走っていった

 

 

 

 

・・・行ける!この力があれば!

 

武器は響鬼にも似ている二本の槌・・・これがあれば戦える

 

俺は奏さんの方へと走り、ノイズと戦う

 

「ッ!お前!その姿は!?」

「とにかく片付ける!手を貸せ!」

 

そう言うと奏さんの動きも素早くなる

 

俺は負けずと炎を纏った槌をぶつける

 

「うりゃ!とぉっ!」

 

俺は突進してくるノイズを受け流すようにして攻撃する

 

「やるじゃん!見直したぜ!」

 

感心している奏に対し

 

「アイドルでも戦えるんだな!びっくりだ!」

 

俺は冗談交じりで言葉を返す

 

俺はそのまま・・・地上のノイズを消していくが

 

「厄介なのは空だぜ?どうするんだ?」

 

そこを対策できるのが仮面ライダーなんだよ。

 

「面白いのを見せてやるよ。」

 

そう言うともう一つのスロットにメモリを差し込む

 

『アップテンポ!アクション!』

 

そう言うと俺の目の前にピアノの鍵盤のように白い階段が現れる

 

「アクション。レディ」

 

そう言うとドライバーを起動させる

 

『アクション!3、2、1、GO!』

 

GOの掛け声と同時に俺は階段をリズムよく登る

 

俺が登っていけば登るほど奴らは逃げようとするが

 

「逃がさねぇぞ」

 

俺はさらにもう一つ、メモリをスロットに差し込む

 

『スロウ!アクション!』

「アクション。レディ」

『アクション!3、2、1、GO!』

 

そう言うと相手のノイズの動きが遅くなる

 

「さぁ、そろそろ伴奏も終盤だ!」

 

俺はそう言うと、右側のメモリスロットにメモリを差し込む

 

「ファイナルドライブ!フレェェイムッ!」

 

俺は空高く上がり、槌から出る炎をノイズへとぶつける

 

ズガァァン

 

そんな効果音とともに、ノイズ達が消滅していく

 

「The Fine」

『決まったぜ!』

 

こうしてこの戦いは・・・俺の勝利で終わった

 

 

 

 

・・・彼はすごい・・・

 

まさか空のノイズも簡単に撃ち落とすとは思ってもいなかった・・・

 

私は奏に起こされながらも、その場へと立つ

 

「・・・彼は何者なのだ・・・?」

「直接聞けばいいだろ?」

 

私がそう言うと彼は変身を解き、元の姿へと戻る

 

「・・・」

 

彼はそのままバイクへと乗り、逃げようとするが

 

「ご同行。願えますか?」

 

緒川さんたちに行方を阻まれる

 

「嫌だと言えば?」

「撃ってでも止めます、それが仕事ですから」

「流石は大人だな、言うことも汚ければやることも汚い」

 

彼は冗談なしにそう言う、その顔は殺意しか表情に無かった

 

「・・・どうしますか?」

 

緒川さんがもう一度尋ねるが

 

「断る。俺の力は俺の物だ。誰にも渡さない」

 

そう言うと彼はメモリをドライバーに差し込み起動させる

 

『スモーク!アクション!GO!』

 

それと同時に彼の周りを煙が包み・・・辺りを覆う

 

「かっこよかったぜ」

 

彼は私の耳元まで来ると、そう言って去っていく・・・

 

「・・・逃げられました・・・申し訳ございません。」

「気にしないでください・・・しょうがないですから」

 

私たちは・・・底に見えぬ不安を抱えつつ・・・その場を去ろうとした

 

 

 

 

・・・音楽が嫌い・・・か。

 

俺は一人・・・黄昏ていた

 

「俺はいつからこうなったんだろうな、大事なことがあると逃げて・・・現実を見ようとしなくなったのは・・・」

 

俺は未だに忘れない事件のことを思い出していた

 

炎の中・・・多くの戦士たちが戦い・・・俺にドライバーを託したことを・・・

 

その時に・・・俺は一度地獄を見たことを・・・

 

俺がこうやって一人で呟いていると

 

「鈴夢!無事!?」

「鈴夢ー!」

 

奥から響と、玲奈がやって来る

 

「お前ら!無事なのか!」

「逃げ足だけは一流ってね!」

「鈴夢くんこそ!無事だったの!?」

 

二人が心配そうに聞くが

 

「無事じゃないなら、ここにいる俺は誰だよ」

 

俺は少し笑いながら言う

 

「じゃあ!帰ろう!?もちろんみんなでね!」

「行くわよ!鈴夢!」

「あぁ!」

 

先に走っていく二人を追いかける形で、俺は走り出した・・・

 

この先・・・恐怖が待ち受けてるとも知らずに・・・




お読みいただきありがとうございました!

いかがでしたでしょうか!
この作品を見て、気に入ってくれた方、気になる方はお気に入りに追加よろしくお願いします!

また、感想設定も変えたのでアドバイス等、あればよろしくお願いします。単純な感想でも構いません!

それでは失礼します!
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