7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
どうも、小南 桐絵です。
上の一言は・・・自分の中の名言を今回より載せていくことにしました。
なのでそのようにお願いします。
さて、今回より悲劇編の開始になります。
それではお読みください。
第4音 悪夢は来る
・・・あー眠たいー
・・・再び今日は学校・・・なのだが
「よっす。おはようさん」
どうして家の前にこの人はいるの?
扉を開けると、そこには天羽奏がサービスと言わんばかりに立っていた
昨日戦った後からこの人は俺の家へと来ている・・・何故?
「・・・ストーカーですか?」
「おっと、勘違いするなよ。二課を舐めてもらっちゃ困るってな」
・・・別にそんなことを言った覚えないんだがなぁ・・・
俺は気にせず、学校に行こうとするが
「おっと、学校かい?だったらお姉さんが付いてってやろうか」
「・・・遠慮しとく」
そう言うと俺は歩き始める
「冷たいねぇ・・・そんなにあたし達が嫌いかい?」
・・・奏さんが後ろに付いてくる
「・・・嫌いですよ。今やってることはね」
「おお、嫌われちまったな。残念だ」
そう言いつつも笑顔な奏さん・・・
・・・俺が途中まで、奏さんと話しながら歩いていると
「鈴夢くんー!おっはよー!」
後ろから元気な声が聞こえる・・・響は元気だなぁ
「相変わらず元気だねー」
「鈴夢くんは眠たそうだね!」
そう言いう響の後ろから未来ちゃんがやって来る
「響・・・早いよ・・・」
「未来ちゃん・・・大丈夫?」
全く・・・響の元気の良さもそうだけど・・・未来ちゃんのついて行く精神もすごいな
俺が感心してると、奏さんは
「おっ、元気そうだな、元気にしてるか?」
「はい!って、天羽奏さん!?」
「そうだぜ!」
・・・響ってツヴァイウィングのファンだったか・・・
俺はその場を逃げようとすると・・・
「鈴夢くん!奏さんだよ!本物の!本物!」
響の無邪気さに俺はその場に固まってしまう
・・・クソっ・・・ほっとけねぇ・・・
俺は響の元へ行くと・・・奏さんは
「おっ、もしかしてお前の彼女か!?青春だねぇ・・・」
その台詞に俺たちは
「「そ、そんなんじゃない!」」
全力で否定する俺たちを見て「本当かぁ?」と疑問を持つ奏さん。
未来ちゃんだけは唯一まともかと思ったが・・・
「・・・」
ダメだ、この人、殺意を込めた目で俺を見ている
・・・クソっ・・・どうする!
俺がこの場をどう収めるか迷っていた時
「おっ、そうだそうだ、お前に受け取ってほしい物があってよー」
奏さんは、真剣な顔で言う・・・俺にね
「・・・なんです?」
「これだよ。これ」
そう言い、奏さんはチケットを渡してくる・・・
「・・・三枚・・・これは?」
「今度、私たちライブをやるから来てくれよな」
「ほんとですか!やったー!」
素直に喜ぶ響に対し、俺は少し悩む
・・・これはどういう意図が・・・?罠じゃないのか・・・?
・・・俺が必死に悩む中・・・奏さんが
「大丈夫だ。ただ簡単にお前にも楽しんでほしいんだよ」
「・・・あっそ。」
チケットをポケットにねじ込むと、俺はそのまま学校へと歩いた・・・
◇
・・・ライブか・・・あんまり行ったことなかったな・・・
・・・あの事件以降・・・俺はライブそのものが嫌いになり・・・さらには音楽そのものが嫌いになった・・・
しかし、あの人は・・・
「俺を前に進めようとしてるのか・・・?」
俺はそう言うと、自分でその考えを否定する
「・・・ないな。単なる罠かもしれん・・・」
しかし俺は気になっていた
もし、あの人があの事件に関係しているのならあの時のことも聞けるし、何があったのかも理解できる・・・
これは数少ない事件の真実に触れることが出来るんじゃないのか・・・
「・・・行くだけ行ってみるか。」
この日は何も無く・・・普通の日を過ごした・・・
◇
・・・悪夢の日は来た・・・
・・・今日はツヴァイウィングのライブの日・・・
俺は一人・・・会場へと向かうが
ヴーヴー
響からLINEが入る
『一人じゃ寂しいよー、一緒に行こう?』
・・・俺は思わず笑ってしまった・・・
「あいつも女の子なんだな」
そう言うと俺はバイクを走らせ、響と会うために急いだ
◇
・・・鈴夢くん・・・遅いなぁ・・・
私は鈴夢くんにLINEしたあと、会場前で待っていた・・・
「もう、・・・相変わらず遅いなぁ・・・」
・・・私がそう言っていると
ブロロロロ・・・
「・・・悪い遅くなったな」
黒いコートに身を包んだ鈴夢くんが現れる
「遅いよー、って、暑くないの?」
「あぁ、この程度慣れたもんだ」
そう言うと鈴夢くんはヘルメットをしまい、バイクから降りる
「さて、そろそろ行こうか?」
「うん!こっちだよ!」
そう言うと私は鈴夢くんの腕を取り、会場へと走り出した
◇
・・・実験が始まるか
舞台裏・・・二課の面々が重たい空気を放っていた
「これはあくまでもネフシュタンを起動させるものだが・・・いつも通りで構わない」
「了解だ。いつも通りだな!」
俺がそう言うと、奏はいつも通りに気合いを入れるが
「・・・」
「・・・お?翼?」
一人・・・翼だけは緊張しているようだった
「・・・本当に大丈夫でしょうか」
「大丈夫だよ!なんだって二人なら無敵だからな!」
奏は必死に元気付けようとするが、翼は再び重たくなる・・・
しかし・・・彼は来るのか?奏は「大丈夫だ!」とは言っていたが・・・
そう言うと監視カメラを見ていた緒川から報告が入る
「司令、来ましたよ」
「!そうか・・・」
・・・黒いコートを身に纏う彼は・・・隣の少女と、楽しそうに話してはいるが・・・
結局のところ大人の事件に巻き込まれ、さらには彼の中の音楽まで奪ってしまったのだ・・・なら
「・・・このライブで、元気を取り戻して欲しいな」
そう言うと俺は・・・実験監視室へと移動した
◇
・・・すごい数
私は鈴夢くんと共に、席をとるが改めて見ると・・・
「ほんとに人気なんだなあの二人は」
「そう言えば鈴夢くんって、奏さん達と知り合いなの?」
私は特に驚くことのしない鈴夢くんに、疑問をぶつけてみる
すると、鈴夢くんは少し焦って
「あぁ、ちょっといろいろとな・・・」
鈴夢くんは誤魔化すようにして言う・・・
でも、ちょっと知り合いなんだ・・・羨ましいな・・・
私たちが話をしていると、突然辺りの声が大きくなる
「なんだ!?」
「鈴夢くん!ツヴァイウィングだよ!」
私は鈴夢くんにステージを見るように指を指す・・・そこには
「・・・すげぇ・・・」
そこには美しい衣装を身に纏った、ツヴァイウィングの二人が立っていた
しばらくすると曲が流れ始める・・・
「・・・綺麗・・・」
「・・・これが・・・あいつらの歌・・・」
私たちは呆気に取られていた・・・
鈴夢くんがどう思っていたのか知らないが・・・私はあの二人が憧れの存在なのだ・・・それが目の前で歌を歌い・・・踊っている・・・まさに夢のよう・・・
「すごいね!」
歓喜を漏らす私に対して・・・鈴夢くんは
「・・・」
どこか真面目な顔をしていた・・・
「・・・?どうしたの?」
私は耐えきれず、鈴夢くんに話しかけるが
「・・・響、此処で待ってろ」
そう言うと鈴夢くんは、席を離れ、アリーナから出ていく・・・
その瞳には、雫が溜まっていた
「・・・鈴夢くん・・・?」
私はこの後に悪夢が来るなんて予想出来なかった・・・
今回すこし短めにしてみました。
鈴夢「・・・上のあれって名言なの?」
小南「うーん、自分の中の名言ですから。名言です。」
鈴夢「確かに動画とかでよく聞くけど・・・元ネタ知ってるのか?」
小南「SI☆RA☆NAI」
鈴夢「知らないのな。残念だ。」
と言うことで、この作品を見て、気に入ってくれた方、気になる方はお気に入りに追加よろしくお願いします!
それでは失礼します