7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
どうも。最近喉が死んでますと小南 桐絵です。
桐野様とのコラボ本編は一応あと2話3話の予定です。
基本的に本編はオリキャラ絡みで
その後でちょっとしたネタ回みたいなのを書こうと思います。
何卒よろしくお願いします。
???
・・・そこは暗く冷たい部屋だった。
うぅぅぅ・・・
うわァァァ・・・
「ちっ。相変わらずうるさい亡者たちだ。さっさと死ねばいいものを」
「未練がましいな。一思いに首を切り取ってやろうか。」
そこでは二人の死神が管理していた。
ペザンテ「なァ、セッコよぉ。」
セッコ「なんだペザンテ。」
ペザンテ「奏者のお出迎えとかいってよォ。あいつら最近慌ててる見たいじゃねぇか。」
セッコ「そうだな。まぁ、我らを統一する存在なのだ。それなりのお出迎えが必要なのだろう。」
ペザンテ「・・・フィーネもそうだ。ノコノコと人間達に味方しやがって・・・」
彼らのようなドーレムは・・・異形の怪物などではない。
セッコ「・・・仕方あるまい。同じ古代文明の生き残りだ。我らが排除することになるだろう。」
そう言うとセッコは亡者の頭を蹴り、氷の海へ突き落とす
セッコ「俺達は冷徹でなければならない。そうでなければ、あのお方を。奏者をお出迎えすることは出来ないのだから」
ペザンテ「・・・わからんくもねぇな。だけど俺にはやりたいことがある。」
そう言うとペザンテは氷の画面にある男の写真を写す
セッコ「・・・この男は・・・」
ペザンテ「必ず消してやる!こいつだけはっ!」
セッコ「・・・ん。了解だ。」
セッコは耳に手を当てる仕草をすると、そのように言葉を返す
ペザンテ「どうした?」
セッコ「集会だ。どうやら異世界の人間が来たらしい」
ペザンテ「・・・へっ。」
そう言うと彼らはコキュートスを後にした。
―――
戦兎「へぇ・・・ずいぶん賑わってるんだな」
海聖「まぁね。ここら辺はずっとこんな感じだよ。あっ、味噌汁いるか?」
戦兎「貰おう。」
俺達は二人で永遠亭から出発、竹林を抜け、人里に降りている。
里は人で賑わい、平和を感じ取れるような凄さがあった
戦兎「温まるなぁ・・・」
海聖「当たり前だろ?ほら、米も食え」
戦兎「腹が減っては戦が出来ぬ・・・な。おもしろい冗談だよ」
そう言いながらも、俺は差し出された米を食べる・・・
海聖「・・・でさぁ、この人たちは何?」
と、海聖が突然余分な事を切り出した上に指を指した先には
天子「もぐもぐ・・・」
衣玖「・・・」
なんだろう。知らない人が二人もいる
戦兎「さぁな。知らない人だよ」
海聖「嘘つけい。知らんやつがここまでついてくるわけないだろ」
戦兎「・・・さっき永遠亭で会った。鈴夢の知り合いだよ・・・多分。」
海聖「鈴夢さんの?それならありえるか」
・・・なんで納得したんだ。普通は聞き返すところだろ。「え!?鈴夢の知り合い!?」みたいにさぁ、シンプルでもいいから。ね?
戦兎「で。どうして鈴夢に用があるんだ?」
一応だ。こいつらの目的を聞いておこう。もしかしたらなにか大事な事が―
天子「鈴夢を殺しに来たのよ」
はいー死亡フラグですーお疲れ様ーじゃなくてなぁ!
戦兎「なんでだよ!どうしてそうなった!?」
海聖「激しいキャラ崩壊乙。」
ここまでキャラ崩壊させてうちの作者(コラボ相手様)に怒られないか!?大丈夫かここの作者!?頭いかれてんのか!?
作者「頭のネジ?最近旅をしてましてね。」
天子「・・・そんなことより鈴夢はどこよ!帰ってきたのは知ってるのよ!」
戦兎「首を掴むな首を!あと地味に指をチョキにするなよ!」
衣玖「何時ぐらいかかりそうですかね?」
海聖「あと三時間はかかりそう。」
人里でギャーギャー喚く俺たちを差し置いて・・・海聖と衣玖さんは味噌汁を飲んでいた・・・
海聖「あっ。味噌が違うわ」
―――
鈴夢「・・・っ。」
目を覚ますと・・・そこは知らない部屋だった。
雛「あら。起きたのね」
鈴夢「雛さん・・・これはなんの冗談ですか?」
俺の体は椅子に縛り付けられ、手足にはお決まりの手錠、足枷。さらには腰にも拘束具がはめられていた。あぁ、逃げれないな
雛「冗談?いいえ。これは私たちの愛を確かめるのに必要なことなのよ」
鈴夢「タチ悪いですね。出来れば優しくして欲しかったな」
雛「あら、生憎私は肉食系よ?あなたを食べることに関してはね」
くそっ。話が通じてないじゃないか。当たり前のことだけど、当たり前のことだけど!当たり前の(以下略
雛「でもよかったわ。あなたがお茶を飲んでくれるなんて・・・もし飲んでくれなかったらどうしようかな・・・って」
鈴夢「・・・」
考えろ。ここから出る方法を・・・
まず見ても、この手枷足枷だ。どう見ても外の世界のそれじゃない・・・つまり。
鈴夢(さてはにとりさんだな・・・こんなもの売りやがって・・・)
雛「さぁて・・・どう料理しようかしら・・・」
このまま行くと本当に俺がヤバい。多分だが・・・俺の命はこの後の行動次第だろう。
雛「さぁ。たぁーくさん。私たちの愛を育みましょう?」
鈴夢「んぐっ!?」
そう言うと雛さんは頬を赤らめながら俺に深く・・・だけど優しい口付けをしてくる・・・
しかも時間が長ぇ。もはやマーキングとか言うやつだろ。
雛「ぷはぁ・・・ふふふっ・・・これが鈴夢の味なのね?」
鈴夢「ゲホッ・・・はーはー・・・」
雛「もっと欲しいわね・・・次は唾液を頂戴?」
鈴夢「んんんーーー!」
また口付けだ。しかし次のは違う。
唇を重ね合わせ、舌を俺の口に入れると俺の唾液を吸い取ってくるのだ
雛「じゅるっ!じゅるるる!」
鈴夢「・・・っ・・・ん・・・」
ヤバい・・・そろそろ感覚が落ちそうだ・・・
鈴夢(・・・不味い・・・なにか・・・なにかないのかだ。)
と、その時だった。突然キスをしてた雛さんが俺を抱え始めたのだ。
鈴夢「雛さん!?」
雛「っ!嫌な予感がするわ!行くわよ!」
そう言うと俺達は家を脱出し、山を駆け抜ける
鈴夢「どうかしたんですか!?そんな焦ることもないでしょう!」
雛「焦ることよ!感じないの!?この厄を!」
鈴夢「厄・・・!?」
と、俺が変化に気づいたのはその後だった。突然森が変色を始めたのだ
鈴夢「っ!色が・・・」
雛「・・・異変かしら・・・それにしては狙いがわからないわね」
鈴夢「だいたい予想はつきますが・・・恐らく狙いは俺です」
雛「どうしてかしら?」
鈴夢「おい。出てこいよ」
そう言うと俺は木の上を指さす・・・そこには
「流石は奏者。腐っても一流・・・か。」
鈴夢「・・・誰だ。」
カルマ「俺は静穏のカルマ・・・ドーレムの1人だ」
鈴夢「・・・古代文明の生き残り・・・」
カルマ「多少は知識があるようで何よりだ。霧夜 鈴夢。」
鈴夢「・・・」
俺は雛さんを後ろに・・・やつとの距離を少しずつ開ける
カルマ「なぁ鈴夢よ。この異変を変とは思わないか?」
鈴夢「っ!?この異変はお前達が起こしたんじゃないのか!」
カルマ「違う。この異変は二つの世界を跨いで行われている」
鈴夢「二つ・・・だと!?」
雛「・・・やっぱり異変なのね!でも二つの世界って!」
そう言うとカルマは俺に鏡を渡す・・・そこには
鈴夢「・・・っ!響!奏さん!」
雛「これは外の世界のっ!」
カルマ「・・・な。わかっただろう?これで異変の主犯がな」
大量のノイズ。そして空を埋め尽くす大量の石像たち・・・
間違いない。ドクター・ウェルだ。あいつがこの異変の主犯だ。
鈴夢「・・・どうして」
カルマ「ネフィリムだよ。あの木偶の坊を動かして自分の力にしたいんだと」
鈴夢「・・・っ。」
雛「・・・それをどうするの?」
カルマ「簡単だよ。ネフィリムを作り出しさらに送り込む・・・ドーレムの技術を使ってね」
ドーレムの技術・・・それは不可能を可能にすることに近いのだ。
新たな人形を作って、それに魂を入れる・・・そうすることで簡単なドーレムが作れるのだ
だけどウェルはオリジナルのネフィリムを主軸に、恐らく軍団を作り上げるつもりだろう。
鈴夢「・・・そんなことは認めない。」
カルマ「じゃあどうする?奏者として罰を与える?それとも殺すのか?」
鈴夢「どっちもどっちだよ」
俺が手を払うと、そこに白い翼が生まれる
カルマ「っ」
鈴夢「人は自由なんだ。だけど願うことはみんな一緒なんだ。・・・でも一人一人が違う考えを持つからみんな道を外していく・・・」
そうだ。きっとウェルだって同じ思いなんだよ。何かがあったからそうして、何かあるからこうなったんだ。
鈴夢「だから・・・1度話し合うことが大事だと思うんだ。力だけじゃ、思いだけじゃ・・・通じないこともあるから。だから話し合うんだ。思いをぶつけて・・・初めて同じ道を歩むと俺は信じる。」
カルマ「・・・夢だな。それが叶うなんてのは不可能に近い。」
鈴夢「不可能じゃない。可能性は与えられるものじゃないから。」
その言葉を最後に、俺は雛さんの手を取り歩き出す。
カルマ「・・・奏者でもなく自分でもなく・・・一人の人間として・・・か。強くなったな・・・ビート・・・」
―――
海聖「・・・っ。これはこれは」
戦兎「参ったな。」
鈴夢がカルマと会うぐらい。俺達は異変の変化に気づいていた。
空は暗くなり・・・雨でも振りそうになる程だ。
海聖「雨なんて珍しいな。なんて思ったのが間違いだったなぁ」
戦兎「・・・」
海聖は慣れてるようだが。俺はまだ状況を飲み込めないでいた
戦兎「確かに間違いだけど・・・ここまでくると最早テロなんじゃないか?」
海聖「テロ?なにそれ美味しいの?」
戦兎「・・・」
ネタで言ってるのか、本気なのかは問いたくないので俺は周囲を見渡してみる
森の色・・・ではなく。周りが暗くなってるのだ。それこそ俺達は箱のような場所に閉じ込められたみたいに。
戦兎「どうする?」
海聖「戻ってもいいけど。それは得策じゃないね」
そう言うと俺達はお互いの背中を預ける。
戦兎「背中。任せたぜ」
海聖「誰に口聞いてるんだ?俺は・・・」
戦兎「仮面ライダー・・・だろ?」
海聖「分かってるならいいや」
そう言うと俺達の足下に弾丸が飛んでくる
戦兎「ここの連中は礼儀も知らないのか!なら叩き込むまでだ!」
『忍者!コミック!ベストマッチ!』
海聖「お前ら全員締め上げてやるっ!」
俺は黄色と紫色のボトルを差し込み、海聖は紫になったベルトを構える
戦兎、海聖「変身!」
戦兎は新たなビルドアーマーを装着し、俺はクウガ、タイタンフォームになる
『忍びのエンターテイナー!ニンニンコミック!』
戦兎「・・・で?お相手は?」
海聖「・・・あれだよ。あれ。」
そう言い、海聖が指さす先には・・・
ウェル「ふふふ!かんっぺぇき!ですよォ!?これならあのクソ野郎をやれますねェ!」
麻薬をキメた感じの狂った白髪のオッサンがいた・・・
―――
雛「鈴夢・・・」
鈴夢「ごめんなさい。話は後です!」
そう言うと俺は雛さんを抱えながら山を下る。
鈴夢「とりあえず霊夢さんたちは気づいてるはず!まずは紅魔館へ行きます!」
雛「それからどうするの!?」
鈴夢「・・・紅魔館を拠点に対策を練たほうが安全でしょう。」
雛「そうね。」
そう言いながらも、俺は内心恐怖に怯えていた。
誰かと和解すること・・・それは得策では無いのだ。ましてや相手はクソ野郎なのだ。まず俺の言葉が届くかなんてのは知らない・・・でも。
鈴夢「トイっ!力を貸してくれ!俺達の・・・俺の言葉をアイツに届けるんだ!」
トイ『こっちは何時でもいいぜ!出番が無くて待ちくたびれてたんだ!』
鈴夢「行こう!俺達の
俺がその言葉を叫んだ時。嫌な予感が俺の中でざわめいたが・・・俺はそれを無視し、紅魔館へと走り続けた。
―――
響「鈴夢くん・・・大丈夫かな」
美月「立花さん?」
響「ひいっ!?み、美月さん・・・」
美月「お疲れ様。久しぶりの休日は楽しかった?」
そう言うと美月さんは私の隣に座る。その手には・・・似合わないが飴玉が握られている
響「・・・いえ。鈴夢くんがいないとつまらないです。」
美月「中毒ね。彼に依存しすぎだと・・・嫌われるわよ?」
響「・・・っ」
美月さんは落ち着きながらも、冷静に言葉を述べてくる。
私はその言葉に少し、胸が痛み無意識に唇を噛み締めてしまう。
響「・・・どうすれば・・・鈴夢くんは私たちを見てくれます?」
美月「愚問ね。そうするのはあなた達じゃなく鈴夢の方なのよ」
響「鈴夢くんが?」
美月「そう。どれだけ気になる人がいても結局付き合ってるって言うのは心から愛し合ってるからなのよ?そうでなければ鈴夢が悩み悩んで悩むことなんてないわ。」
響「・・・」
美月さんは席を立つと。私の口に飴玉を突っ込み、無理矢理食べさせる
美月「いい?あなた達がどうこうしたところで何も変わらないし逆に悪化するだけなのよ。・・・でも、あの馬鹿が本当に付き合ってくれるならそれはそう思ってもいいんじゃない?」
響「・・・」
美月「不安なのはわかるけど・・・あまり感情に出してはダメよ?特に鈴夢なんかは死ぬほど心配してくるからね」
・・・私は小さく「はい。」と答え、口にある飴玉を食べる。・・・あ。これ鈴夢くんの好きな苺味だ。
お読みいただきありがとうございました。
また、コラボさせて頂いてる桐野 ユウ様の作品。「IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか」も是非御覧下さい。