7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート”   作:よなみん/こなみん

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どうも。最近資格検定を無事終えて、今更インフルエンザの対策をしてます。
小南 桐絵です。

今回は戦兎、シュンガ、一海sideとなります。
ちなみにFateなんですが勉強中です。はい。
それではお読み下さい。


第15話 天空にそびえ立つ路城

一海「・・・助かった・・・戦兎さん。シュンガ。ありがとうな。」

 

別世界。仮面ライダーグリス、イクサこと紅 一海は戦兎、シュンガたちと合流していた。

 

ヴィバーチェ「・・・これでこの世界に迷い込む仮面ライダーたちは確保出来ましたね。」

シュンガ「そうか・・・よかった。」

 

場所は天空にそびえ立つ工業地帯のような場所。そして彼らの周辺には英霊の形をした影が、そこら中に転がっている。

 

戦兎「こいつらは英霊ってやつなのか。」

一海「少し違うと思う・・・確かシャドウとか言ってたな」

シュンガ「知ってるんです?」

一海「・・・いや。先程まで竜の尻尾を持つ女と会ってなぁ。そいつと戦ってた所だよ。」

ヴィバーチェ「それって・・・」

 

そうこう言っていると、遠くから声が聞こえる。

 

いや、声と言うより雑音の方が近いのかもしれない。その声は、ボエ~と効果音をつける程に酷いものである。

 

戦兎「うぉぉぉぉぉっ!」

一海「これだ!これだよ!この声なんだっ!がぁぁぁっ!」

シュンガ「こんな声どっから出してるんだよ!」

 

仮面ライダー3人がもがく中、ヴィバーチェはその手に弓を持つ。

 

ヴィバーチェ「天を裂く天啓のヒュペリオン・・・」

 

弓を射ると矢が光の線を引きながら、空高くそびえ立つ塔へと飛んでいく

 

???「きゃうん!もお!何をするのよこの変態!」

 

放たれた矢は、少女へと当たり、少女は塔の上でぴょんぴょん跳ねている

 

特徴的な竜の尻尾。そして隣の槍。間違いない。彼女はランサークラスのサーヴァント。エリザベート・パートリーだ。

 

ヴィバーチェ「・・・あぁ、エリザベート・パートリーですか。あれはダメな英霊ですね。」

戦兎「ぐっ・・・まさかこの世界に久しぶりに来て聞く歌がこれとはな・・・死にそうだ」

シュンガ「・・・一海さんはこれ聞いてたんてすか?」

一海「嫌という程な。だがグリスのアーマーのお陰で多少は防いでいた。・・・みたいだ。」

エリザベート「ちょっと!無視しないでよ!この豚どもが!」

ヴィバーチェ「・・・」

 

エリザベートを放置し、それぞれが感想を言いながらその場にふらふらと立つ。

 

戦兎「だが。問題はこの状況だな。」

 

戦兎がそう言い、それぞれ周りを確認すると、周辺にはシャドウが大量に湧いていた。

 

一海「やるしかないかな。」

 

そう言うと一海はベルトとナックルを取り出し、構え、戦兎はボトルを回し、シュンガはパスを通す

 

『ストライクフォーム』

『タカ、ガトリング!ベストマッチ!』

『レ・デ・ィ』

 

戦兎、シュンガ、一海「変身!」

 

『天空の暴れん坊!

ホークガトリング!』

『フィ・ス・ト・オ・ン』

 

一海はイクサへ、シュンガは電王、ストライクフォーム。戦兎はビルド、ホークガトリングへと変身する。

 

エリザベート「はん!あたしとやろうっての?アイドルである私にファンであるあなた方が勝てるわけないじゃないの!」

 

その直後。彼女の背後から空へと放たれる矢がある。

 

戦兎「ん?あれは・・・なんだ?」

シュンガ「先程ヴィバーチェが放った矢だ。どうしてあそこに?」

一海「・・・まさか。」

 

矢が上に登り消えた次の瞬間。空から矢が雨のように降ってくる。もちろんこちらにも

 

戦兎たちは急いで防御の構えを取るが、矢は彼らの周辺のシャドウたちを倒すだけで彼らに被害は与えなかった。

 

エリザベート「きゃぁぁん!誰よー!こんなことするやつは!」

???「おかしいな。しっかりと狙ったハズなのだが。」

???「だからダメなんだよ弓兵が。初めから俺にやらせればよかっただろうが。」

 

エリザベートがブルブルと身震いした後。戦兎たちの後ろ側。物資コンテナの影から2人の青年が姿を現す。

 

1人はその手に弓を持ち。もう1人は真紅の槍を持っている

 

ヴィバーチェ「・・・アーチャークラス。エミヤとランサークラス。クーフーリンではないですか。」

エミヤ「なんだ。俺達の事を知っているのか。」

クーフーリン「けっ。先客がいたのか?」

一海「・・・さっきの矢は・・・もしかして。」

 

一海の疑問はエミヤの持っている弓で解決される。先程、エリザベート達に矢の雨を降らせたのは彼である。

 

戦兎「・・・もしかしてお前達もあいつの敵なのか?」

エミヤ「・・・敵というか。我々はエリザベートを助けたいだけなのだ。」

シュンガ「どういう事だ?」

エミヤ「・・・先程、サーヴァントの影を見ただろう。あれを生み出すのを止めたいだけだ。」

戦兎「?」

ヴィバーチェ「転生同化。ですね。」

 

ヴィバーチェの一言で、彼らは表情を帰る。

 

エミヤ「そうだ。我々はシャルルマーニュの移動城によって何とかなったが。その他の連中。つまり地上に残った奴らは大半が同化された。もしくは同化を受け入れたのだ。」

一海「つまり・・・」

クーフーリン「ほぼ強制の洗脳だ。ったく。そんな力の何がいいんだか。俺がますます燃えちまうだろうが。」

 

戦意むき出しのクーフーリンに対し、エミヤは頭を抱えて

 

エミヤ「これまでで同化したサーヴァントの数は半分以上。我々の知る限りではジャンヌ・オルタ率いる連中と、ネロ、玉藻、シャルルマーニュの部隊は無事だ。」

戦兎「それってそこそこやられてる・・・のか?」

エミヤ「戦力的にはキツイ方だ。」

ヴィバーチェ「?あなた方は自力ではレイシフト出来ないはずですよね。なのに何故ジャンヌ・オルタのことを知っているので?」

クーフーリン「それはほら。企業秘密ってやつだよ。」

 

そう言うと、周りを見渡し、お互いに背を預けるように立つ。

 

エミヤ「しかし敵の数が多いな。ここは一つ。共闘と行かないか?君たちが後ろ。私たちが前の敵をやる。それでいいかな?」

戦兎「俺達は構わん。鈴夢の手伝いが出来るならな」

シュンガ「よっし。やるか。」

一海「行くぞ。」

 

仮面ライダーたちはシャドウが向かってきたのを合図に、それぞれ戦闘を始める。

 

エミヤとクーフーリンも、それぞれ攻撃を開始し、空中に浮かぶ大地で。戦闘が始まった。

 

 

―――

 

 

シュンガの拳が、シャドウに吸い込まれると、そのままシャドウは後ろに吹き飛び、そのまま消滅していく。

 

一海「凄いな。みんな強くなってるんだな」

シュンガ「それはそうでしょうとも。俺たちだって戦って強くなるんですから」

一海「まぁ、仮面ライダーだからな・・・」

 

一海はイクサで近、遠距離をそれぞれ交互にこなす、銃で射撃し、剣で切り裂く。

 

戦兎はその中で空を舞い。建物を上手く利用して空から攻撃を加える。

 

地上からはシャドウアーチャーが、弓を放ったり。シャドウキャスターが攻撃してきたりするが、それを空中で躱し、ガトリングで攻撃を加える

 

シュンガ「戦兎さんは強いな。IS乗ってるのもあって空中でも地上でも強いな」

一海「まぁ。IS乗ったり魔法使いと戦ったりと忙しい人だからな。」

 

そう言うと地上の2人もそれぞれシャドウを相手にするが。

 

一海「くっ!この剣持ち厄介だぞ!」

 

1番厄介なのがセイバーのシャドウ。アルトリアやジークフリートをベースにしているのか。それなりに強い。

 

シュンガ「一海さん!変わります!」

一海「すまん!頼むぞ!」

 

そう言うと2人は場所を入れ替わるが、入れ替わっても後ろからセイバーのシャドウが接近してくる。

 

シュンガ「ぐっ・・・剣が重い!」

 

戦兎たちが苦戦する中。塔の上でエリザベートは大声を出して叫んでいる。

 

エリザベート「もう来たのね!アーチャー!ランサー!ふん!だけど遅いわよ!私はアイドルになったのよ!さぁ!私の綺麗な歌を聞きなぁい!」

エミヤ「断る。特にランサー。お前とセイバーだけは歌わせる訳には行かないのだ!」

クーフーリン「ったく!シャルルマーニュやマスターにも言われただろうが!お前達の声は迷惑なんだよ!」

エリザベート「にゃにおっ!さすがツンデレね!」

クーフーリン「ツンデレはテメエだろうが!」

 

愚痴を言い合う2人を他所に。戦兎たちは苦戦しながらもシャドウの数を減らしていく

 

一海「あとどれ位だ!戦兎!」

戦兎「あとざっと30!」

シュンガ「このまま押していきましょう!」

エリザベート「あぁん!私のファンが減っちゃうじゃない!やめなさいよー!」

一海「断る!俺はこいつらにボコられたからな!その分は仕返しさせてもらう!」

 

一海は主に容赦なく。その手に持った銃でシャドウの頭を貫いていく。

 

エリザベート「むぅー!こうなったら私の綺麗な美声をまた聞かせるまでね!」

エミヤ「・・・そうさせると思うか?エリザベート。」

エリザベート「にゃっ!?」

 

そう言うと、エリザベートの下まで、エミヤとクーフーリンは建物を上手く利用して移動する。さらに戦兎も空を飛びながら、エリザベートの下まで飛ぶ。

 

シュンガ「俺達は飛べないから・・・」

一海「どうする?」

 

そんな時。2人にヴィバーチェが

 

ヴィバーチェ「そんなこともあろうかと転送装置を起動させておきました。これであの小娘の所までいけますよ」

一海「流石だな。仕事が早い」

ヴィバーチェ「天使ですから。一応は」

 

そう言うと、一海とシュンガの2人は装置を使い、立体的に空中移動しながらエリザベートの下まで行く。

 

エリザベート「げっ!みんな来ちゃうの!もうー!こうなったら容赦しないんだから!」

 

エリザベートは後ろに刺していた槍を引き抜くと、その先を戦兎たちへと向け、構える。

 

エミヤ「さて。ここで仕事を終わらせるとしようか。」

戦兎「腕がなるな!行くぞ!」

 

そう言うと戦兎は真っ先にエリザベートへガトリングを放つと、エリザベートはそれを羽から風を出すこで弾丸を全て吹き飛ばす。

 

エリザベート「ふふん!あなた達よりは遥かに戦い慣れてる私が!あなた達に負けるわけがないじゃないの!」

戦兎「言ってくれるな!だが俺たちにも引けない理由があるんだよ!」

シュンガ「戦兎さん!変わるぞ!」

 

シュンガが戦兎の肩を使って空へ舞いそこから剣を振りかざすが、エリザベートの槍に簡単に止められてしまう。

 

シュンガ「っ!?力が違う!」

エリザベート「あら。男ながら情けないわね!ほらっ!」

シュンガ「ぐっ!」

 

シュンガは吹き飛ばされ、3人は同じ場所に集まる

 

一海「2人共!無事か!」

シュンガ「あいつ口だけじゃないですよ!」

戦兎「・・・まずいな。」

 

3人が苦戦する中。エリザベートは塔の上で笑っていた

 

エリザベート「さぁ来なさい!私のライブは始まったばっかりなのよ!」

 

エミヤとクーフーリンも合流する中。彼らも死闘を繰り広げていた。

 





ちなみにクーフーリンとエミヤはfate/EXTELLA仕様です。仕様です。異論は認める。(ゲーム自体はクリアしてません。)
次は誰を出そうかな。感想で待ってます。

それではお読み頂きありがとうございました。
何卒、お気に入り登録の方、よろしくお願いします。

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