7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
遅くなりましたが更新します。
テストの順位等帰ってきて、部活も再び始まるので、多忙になります。なのでよろしくお願いします。
また今回の話は駄文かもしれないですが。暖かくよろしくお願いします。
それではお読みください
第7音 過去を振り返らず
・・・朝が来る・・・
何度目かわからない朝が・・・
私は起きると・・・すぐに着替え始める・・・
制服を羽織り・・・スカートを履く・・・そして
「鈴夢くん。行ってくるね!」
入り口にある一つの写真に挨拶をすると、私は外へ出る
「響ー!遅刻するよー!」
外の・・・階段を降りたところに親友である未来が待っている
「ごめん!急ごう!」
私は未来と合流すると、ある場所へと向かって走り出す・・・そこは
「着いた!私たちの学校!」
「やったね・・・ギリギリセーフだよ・・・」
私たちは、額から出てくる汗を拭いながらも教室へと向かう・・・その途中で
「あら、汗をかいてますね。」
「ほんとだ!タオルで拭かなきゃ!」
「ほら!未来も拭くから落ち着く!」
廊下でクラスの仲良し組である、安藤創世、寺島詩織、板場弓美ちゃんたちにわしゃわしゃされる
「ちょ、ちょっとー、くすぐったいよー!」
「もう!なんで私までー!」
私たちがわしゃわしゃされながら、クラスへと向かっていると
「廊下では暴れるな」
そう言い、私の隣を青髪の女の人が歩いていく・・・
「・・・翼さん・・・」
その人は、私の憧れ・・・風鳴翼さんなのだが・・・
いつものような、キリッとした姿ではなく・・・言葉にもやもやを感じる・・・
「・・・すいません・・・」
私たちは謝り、道を開けるが・・・
「・・・」
翼さんは冷たいまま・・・私たちの隣を通っていく・・・
「翼先輩ってあんなのだっけ?」
「もう少し覇気があるとも聞いたけど・・・」
・・・無理もない・・・あの事件のあとなのだ・・・
私が気づくと・・・涙を流していた翼さん達がいたあの事件に・・・
・・・私が落ち込むと未来が
「響は、悪くない・・・大丈夫だよ」
そう言って、私を慰めてくれた・・・
◇
・・・俺は、リディアンと呼ばれる学園の前まで来ていた
なんでも、響がここに入学したと言うのを小耳に挟んだので、俺はわざわざここまで来ていた
「・・・なんで俺はここまで来たのかな?」
『知らねぇよ。』
冗談目に言う俺に対し、トイは冗談抜きで返してくる
・・・まぁ、知らないよな・・・
俺は、木の上で寝るようにして、くつろぐが・・・
その木の周りの人達の話し声により、俺は寝れずに・・・ついには
「寝れねぇ・・・」
そう言いって愚痴りはじめる
『人多いからなぁ。しょうがないよな』
「ちっ。ニートどもが」
そう言い俺は木から降り、ふらふらと歩き始める
『どこに行くんだ?』
「決まってるよ。ふらわーに行くんだよ。」
『死んでるのにか?』
「・・・黙ってろ。」
・・・死んでる・・・か。
・・・俺はそう言うと、ふらわーに行くためにバイクを走らせた
◇
・・・いやー・・・授業辛かったなぁ・・・
私は授業が終わると同時に、その場に倒れ込む
「うー、難しいよ・・・」
「お疲れ様。ふらわーに行く?」
未来が私に近づき、そう言ってくれる。
私はその言葉を聞いて
「じゃあ行こう!?お腹すいちゃった!」
「はいはい、行くよ?」
私は未来を連れ、ふらわーへと移動した・・・
・・・ふらわーに着くと、お店はいつものように賑わっていた
私たちは席に着くと、奥からおばさんがやって来る
「おばさん!いつもの頂戴!」
「はいはい、ちょっと待っててね。」
おばさんはそう言うと厨房へと入り、作業をする
私たちはその間、楽しい会話に花を咲かせていたが
(ガタッ
近くの席の人が立つのを見て、私は違和感を感じた
・・・あれ?あの人・・・
見た目は私たちと同じ、高校生ぐらいの身長・・・髪の色は赤く・・・朱に染まっている
黒いコートでフードを被り・・・まさに不審者なのだが・・・
どこか、懐かしい匂いを放っていた・・・
その人が隣を通り過ぎると、レジにお金をピッタリ合うようにして置く
『おばちゃん!お代置いとくぜ!』
「ごちそうさま。」
「またいらっしゃいね!」
そう言ってお店を出てしまうが、その声には身に覚えがあった。
未来も同じような反応をするが、私たちは口には出さなかった
「・・・なんなの?あの人」
「さぁ?暇な人だよね。」
「・・・なんか悲しそうでした。」
何も知らない三人はそう言うが、突然弓美ちゃんが
「そう言えばちょっと前まで“仮面の戦士”がいたとかだけど・・・」
「・・・そう言えばそんな噂あったね。」
「・・・仮面の戦士・・・」
その話は今も噂として流れている“仮面の戦士”の事だった
なんでも、私が事故に遭う前から存在していた噂らしく、話によればその戦士のいる場所では、歌が聞こえるとか。さらには虹の姿をしているとか。
・・・いろいろ信じ難い物だが、この噂を信じる人もいるらしい。
・・・そう言えば鈴夢くんも、あの事件で死んだんだよね・・・
・・・私と未来の友人・・・霧夜 鈴夢は死んだ・・・私たちは最初、その話を聞いた時は泣くよりも先に驚いてしまった
嘘だと思っていた。
・・・その後、彼の友達や、彼をよく知る玲奈さんでさえ、泣いていたのに・・・私は受け入れられなかった
私たちは・・・彼が死んだと受け入れた時には、自然と涙を流していた
・・・しかしどう足掻こうが、彼は死んだ。その事実は変わらないのだ。
玲奈さんはリディアンに入学したのだが、一度も顔を合わせていない・・・
・・・彼の死は・・・私たちの周りすらも変えてしまったのだ
「・・・あぁ・・・でも仮面の戦士が味方とは言えないでしょ?定番の悪役みたいなのもいると思うし・・・」
「いたとしても、それはそれですよ。私たちには関係ないんですから」
詩織ちゃんの言葉に私たちは納得してしまう。
私たちは一般人。何も出来ない・・・ただ、逃げるだけしかできないのだ。
・・・力が欲しい。皆を守れる力が・・・
◇
・・・どうした?
そこに“彼”はいた。
私は突然のことに少し驚いてしまう。
この時の私は気弱く・・・外に出るのすら抵抗を感じていた頃だ・・・
しかし、いざ外に出ると、謎の少年と出くわした
年齢は私と同じくらい・・・服装は明るい感じのキャラクターが描かれたパーカーと半ズボンだった。
彼の手には少し古ぼけたフルートが握られており、曲を演奏していたところに私が近づき、彼を驚かせてしまったことからこの出会いは始まった。
・・・彼は演奏を止めると、私に言葉を投げかける
「どうした?」
「え・・・えぇと・・・」
私が口ごもると、彼は再び演奏をはじめる
・・・その音楽は、どこか聞いたような、懐かしいものだった
「・・・すごい・・・」
その時、何も知らなかった私は驚いてしまった。
「・・・」
しかし、その反応にも彼は無言で演奏を続ける
きづけば、私たちの周りは大勢の子供、大人が集まり、演奏を聞いている
しかし、彼はそんなことにも驚いたりはせず、演奏を続ける
・・・すごい集中力・・・
私は心が弱く・・・ちょっとしたことにも驚いてしまう・・・いわゆる普通の女の子なのだが、彼はそんな私とは真反対だったのである
彼は、そんな小さい頃の私にとってのもう一人の憧れだった
「ふー・・・」
彼が演奏を終えると、周囲から大きな拍手が起こる
私も、大きな拍手をしていたのだろう。夢中で手を叩いていた
彼は周りに一礼し、その場を後にしようとするが
ギュッ
「・・・何?」
「あ、あの・・・」
私は気づけば、私は彼の服の裾を掴んでいた。
彼は少し不思議そうな顔をする。
「・・・えぇと・・・その・・・」
私は勇気を出そうとするが
「いたいた!お嬢!」
「っ!?」
「・・・お嬢?」
後ろから来てしまった黒服の言葉に彼は繰り返してしまう
「あ・・・う・・・」
予想外のことに私は少し後ずさる
「ほら、叔父様がお待ちです。早く参りましょう。」
「え・・・えぇと・・・」
私はこのまま彼に何も言えずに終わると思った時・・・
「・・・やめなよ。」
彼が冷たい言葉をはっする
「え?」
「やめなよ。嫌がってるだろ?もしかして変態かな?」
「なっ!このガキ!」
そう言うと黒服の人は拳を振り上げるが
「止めて!」
私が彼と、黒服との間に入る
「なっ、お嬢・・・」
「・・・なんだ。話せたんだ」
そう言うと彼は黒服の人に
「すいませんね。手伝ってもらって。」
「「・・・あ、あぁ・・・」」
黒服の人達は唖然とする・・・そして、彼は私の方へ来て
「大丈夫?」
「う、うん・・・大丈夫。」
彼はそれを確認すると
「聞く?どうせなら新しいのも練習したいし。」
「!いいの!?」
「あぁ、だって僕の演奏を聞いてくれるんだろ?だったらいいじゃん。」
そう言うと彼は演奏をはじめる・・・私たちはそれを、懐かしく・・・聞いていた
◇
・・・私たちは叔父様たちが来るまで演奏を聞いていた
「・・・これは・・・」
「ははは・・・まさか、○○の元にいたとはな」
叔父様は驚いたような顔をし、もう一人の大人は笑っていた
「叔父様・・・お嬢が・・・」
「・・・ふむ。・・・まさかな」
・・・叔父様はその場でなにか話しているが、もう一人の大人は少年の元へ来て
「○○帰るぞ」
「ん」
そう言うと楽器をしまい、彼は帰ろうとする
「えぇと・・・」
「ふむ。帰るのか?」
叔父様が尋ねると、彼は
「僕達は忙しい。でも、僕は忙しくないけどね」
そうやって笑顔で返す
・・・叔父様は少し微笑むと
「・・・なら写真を撮ってくれないか?この子にとっては初めての友達なんだ。」
「わかった・・・」
それは・・・彼との出会いであった
彼の名前は・・・まだ思い出せない。
お読みいただきありがとうございました。
まだまだ戦闘回までは遠いですね。
早く書きたいです。
この作品を見て、気に入ってくれた方、気になる方はお気に入りに追加よろしくお願いします!
それでは失礼します!