7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート”   作:よなみん/こなみん

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どうも。目指すは週に2回投稿。
小南 桐絵です。

最近はほんとにヴァイスとバトスピにハマるぐらい。
遊戯王もちょくちょくやってます。
今年3月?にはヴァイス新弾でAXZ出るんですが・・・どうなんですかね?自分はサイン付きが出るまで買います。

それではお読み下さい。


第20話 2つの世界を繋ぐモノ

戦兎「・・・この性格どうにかならんのか?」

 

エリザベート・バートリーの襲撃後、戦兎たちは仕事を終え、お茶を取っていた。

ヴィバーチェがお茶を注ぐ中、一海とシュンガ、戦兎はエミヤ、クーフーリンと話をしていた。

 

エミヤ「無理だな。彼女の性格は最早個性の1つとしか言えないな。」

クーフーリン「同感だぜ。こいつの意地の悪さと、この性格だけはめでたいものだからな。」

シュンガ「要約してバカってことか。」

エリザベート「んなっ!?」

 

シュンガの心無き一言にエリザベートは机を叩きながらシュンガに詰め寄る、布地の少ない服はシュンガの目には悪いらしく、シュンガは慌てて視線を逸らす。

 

戦兎「危ない危ない。角が刺さるだろ」

エリザベート「はん!私がバカって!?あのパンツ丸見えの赤セイバーに比べたらマシよ!」

クーフーリン「はいはい。ウチのローマ馬鹿にすんのはやめとけ。面倒になるから。」

 

クーフーリンがそう言うと、エリザベートとクーフーリン間で火花が散る。

その間に、シュンガ、戦兎、一海の3人は疑問をぶつける。

 

戦兎「お前達のマスターってのは誰なんだ?言い方からして俺たちではないし、玲音たちてもないようだが」

エミヤ「・・・そうだな。」

 

ため息をひとつ置き、エミヤは淡々と言葉を続ける。

 

エミヤ「電脳体だ。要約するとな。特定の世界でしか生きることを許されない・・・誰かを模した形。だろうな。」

シュンガ「その形ってのは。」

エミヤ「それがわからんのだな。名はセイバー。キャスターしか知らんものでな。」

一海、戦兎、シュンガ「・・・」

エミヤ「勘違いするなよ。俺達は興味がないだけだ。まぁ・・・妻である彼女たちが名前を知ってるのは当然のことだな。」

一海「つまりお前達は正規サーヴァントではないと。」

エミヤ「そういうことになる。」

 

・・・その数秒後。エミヤは頭をボリボリいじってこう言う。

 

エミヤ「まぁ。契約するならもっとマシなマスターを見つけたいな。」

戦兎「そうだろうな。浮気するマスターとか嫌だな。」

エリザベート「アンタ!子ブタを馬鹿にしたわね!きーっ!」

クーフーリン「うるせえぞババア!」

エリザベート「誰がババアよ筋肉っ!」

 

そう言うと、みんなでワイワイと笑ったり、話したりする。

この時間が続けば・・・そう思っていた矢先、空の雲行きが怪しくなっていく。

 

 

エミヤ「・・・風が変わったな。なにか来るのか?」

クーフーリン「・・・このくせえ臭い。間違いねえ。獣の臭いだ。・・・って。この時代に獣持ってくる奴らはだいたい限られてるからなぁ。」

エリザベート「ライダークラスか。あるいは別の敵かしら?まぁ!どの道!?私の歌を心響くまで聞かせてあげるけどね!」

一海「その前に俺達が死ねるからダメな。歌は」

エリザベート「なんでよー!」

 

エリザベートが駄々をこねる姿は子供そのものだが、全員そんなことには目もくれず、空を警戒し始める。

空は雲が出てきただけで、特に変化はない・・・そう思った時。

 

ギャァァァッ!

 

エミヤ「来るぞ!」

 

エミヤが叫ぶと同時に、戦兎達がいた場所に赤く熱い火の玉が飛んでくる。火球だった。

火球は地面を焼くと消滅し、さらに次の火球が戦兎たちに向けて飛んでくる。

それもひとつではない。多くの火球が戦兎たちを焼き付くそうと飛んでくるのだ。

 

一海「どうなってる!相手は何なんだよ!」

シュンガ「くそっ!」

 

シュンガたちはそれぞれ電王、ビルド、グリスに変身して、回避するが火球はある時突然止まる。

その火球が止まった数秒後。戦兎たちの頭上には多くの竜が飛んでいた。

 

???「あら。アレで死んだと思ったのに・・・生きてるのね。」

エミヤ「やれやれ。厄介だなサーヴァントと言うのは。」

???「同類が何を言うか。」

 

そこにいたのは。旗を持った黒き聖女が竜の手綱を持って戦兎たちを見下していた。

その他にも、仮面をかけた女、槍を持った長髪の男性、十字架を背負う女性、花騎士の服装に身を包んだ騎士がいた。

 

エリザベート「あら?それが久しぶりに会うセリフかしら。カーミラ。」

カーミラ「・・・お久しぶりね、私・・・いや、エリザベート・バートリー。月の聖杯を掌握出来なかった気分はどう?宇宙人が。」

エリザベート「はぁ?あのバカ科学者と一緒にするのやめてくれる?私は私。そしてあなたなのよ?そしてさらっと言ったけど宇宙人じゃないわよ!いーっだ!」

 

姿を見せるな否や、早くもサーヴァント間で口論による戦争が勃発している。・・・これには戦兎たちは呆れるしかなかった。

その中で、黒き聖女は彼らを見下すように見下ろしながら、静かに言葉を紡ぐ

 

???「・・・見ない連中が居ますね。害虫でしょうか・・・?いえ。どの道私たちの邪魔をするのには変わりませんね。」

戦兎「害虫とは随分言ってくれるじゃないか!」

 

戦兎は黒き聖女に指を刺す。

彼女はそれを予想していたのか。待ってたかのように言葉を続ける

 

???「害虫は害虫でしょう?あぁ・・・害虫より達が悪いからゴミとでも言いましょうか?」

戦兎「・・・」

シュンガ「お前っ!」

 

シュンガが怒りに任せ前に出ようとしたが、それを一海は冷静な態度で止める。

戦兎も彼女の言葉には怒ろうとせず、静かにため息をつく

 

シュンガ「一海さん!悔しくないんですか!俺達は見下されてるんですよ!」

一海「落ち着け。これは俺たちを逆立てるための煽りだ。無駄に付き合う必要はない・・・それに・・・」

 

一海は戦兎をチラ見する。戦兎は分かってたかのように頷くと、シュンガの前に出る。

 

一海「戦兎だって分かってて我慢してるんだ。お前一人で何か出来るわけじゃないからな。」

シュンガ「・・・」

 

一海は言葉でシュンガを抑えると、そのまま戦兎と肩を並べる。

 

???「・・・なんだ。つまらない奴等ね」

一海「名を名乗れ。出なければ俺達は名もなきお前を殺すことになる。・・・誰にも名前を覚えられないのは嫌だろ?」

 

一海が煽るようにして言うと、聖女は旗を掲げ高らかに宣言するように叫ぶ

 

邪ンヌ「我が名はジャンヌ・ダルク!復讐の旗を掲げ貴様らを排除しよう!」

エミヤ「・・・オルレアンの戦乙女か。」

エリザベート「ふん!私の敵はアイツだけよ!悪いけど好き勝手にやらせてもらうわよ!」

 

そう言うと、エリザベートはカーミラと呼ぶ仮面の女性と対面し、戦い始める。

 

邪ンヌ「バーサーカー!ライダー!セイバー!面倒な奴らを片付けてしまいなさい!」

 

邪ンヌが叫ぶと、竜の背にいた三体のサーヴァントがそれぞれ戦兎たちに襲いかかる。

エミヤ、クーフーリンはそれぞれ一体のサーヴァントを相手し、戦兎たちの目の前には長髪の男性が立っていた。

 

バーサーク・バーサーカー「・・・ふん。」

戦兎「こいつから感じるこの感じはなんだ?・・・血の感じ・・・」

一海「・・・戦兎さん!飲まれたらおしまいだ!」

戦兎「わかってる!」

 

戦兎たちがようやく構えを取った次の瞬間。目の前に男は居らず、気づけばシュンガの眼前に移動していた。

シュンガは咄嗟の出来事に反応出来ず、そのまま飛ばされてしまう。

 

シュンガ「うわぁぁぁっ!?」

戦兎「シュンガ!」

一海「野郎っ!」

 

一海はグリスの武器であるツインブレイカーを構え、バーサーカーへと突撃して行くが、バーサーカーは素手で剣部分を握りしめ、そのまま槍で身体を切り裂いていく。

 

一海「があっ!」

 

ライダーアーマーを切られたはずはのに、一海の身体は直に引き裂かれるかのような感覚に襲われる。

バーサーカーはさらに一海へ近づくと、地面に槍を刺し、血の針で一海の身体を貫く

 

戦兎「一海――っ!やらせるか!ビルドアップ!」

 

戦兎の身体は変化し、ビルド、ゴリラモンドフォームへと変身後、一海、シュンガを助けるためにバーサーカーの槍を腕で止める

 

バーサーク・バーサーカー「・・・やろうと言うのかね?面白い。」

戦兎「これ以上お前の好き勝手にやらせはしない!行くぞ!止めれるなら止めてみろ!ダイヤの鎧は砕けないぜ!」

 

そう言うと戦兎とバーサーカーは槍と拳を撃ち合う。

誰のか分からない血が着いた槍と、新品の、鋼鉄の腕がぶつかると、その間に火花が生じる。

その間だが、シュンガは意識を起こし、一海を起こそうと駆け寄っていた。

 

一海「ぐっ・・・シュンガ・・・」

シュンガ「大丈夫ですか!」

一海「大丈夫・・・だ。問題ない。」

 

一海は剣を杖のように突き立て、フラフラと身体を起こす、攻撃を受けてなのか、立ってからも身体が安定しない。

 

一海「それより―戦兎の助けになってやれ。アイツは厄介だぞ?」

シュンガ「この世界に来てから同じことを聞いてる気がします。・・・行きます!」

 

シュンガもブレイクソードを構え、銃を打ちながら戦兎の方へと走っていく。

その銃弾は、バーサーカーの槍によって弾かれ、さらには戦兎を蹴っ飛ばしてシュンガに向けて走ってくる。

 

シュンガ「来るなら来い!返り討ちにしてやる!」

バーサーク・バーサーカー「愚かな・・・血となるがいい」

 

バーサーカーは地を蹴り、シュンガと剣を打つと、そこに煙が生じる。

シュンガはバーサーカーに押され、だんだんと押されていく。

 

シュンガ「ぐ―っ!」

バーサーク・バーサーカー「・・・予想していたより強いな。これなら・・・いや。なんでもない。」

シュンガ「何!?」

 

バーサーカーは槍を弾くと、半円を書くようにそのまま槍を横に一閃させる。

シュンガは咄嗟の判断で後ろにバックステップで下がり、再びバーサーカーへと剣を構え、地を蹴る。

 

シュンガ「うぉぉぉぉぉぉっ!」

バーサーク・バーサーカー「ふん!」

戦兎「俺も居る!忘れるなよ!」

 

そこに戦兎も参入し、二対一の乱戦となる。

さらに一海も加わり、三対一で、人数なら戦兎たちの完全有利となる。

 

ヴィバーチェ「・・・」

 

ヴィバーチェだけは、戦闘には介入せず、何かを待つように空を見つめる。

そこに竜を降りたジャンヌ・ダルクが近づき、旗をヴィバーチェへと向ける。

 

邪ンヌ「あなたは戦わないのかしら?全く・・・逃げるなんて根性無しもいい所ね。」

ヴィバーチェ「私の力は戦闘向きではないので・・・基本はこうして応援することしか出来ません。」

邪ンヌ「・・・自分は関係ないです。って?はっ!私をイライラさせないで頂戴。」

ヴィバーチェ「イライラ・・・ですか。」

邪ンヌ「ええ。私が何故復讐しようとするか。あなた達には分からないでしょうね!だけど!それがいいのよ!それがっ!」

ヴィバーチェ「・・・そう・・・ですが・・・」

 

ヴィバーチェはその顔に笑みを浮かべると、さらに言葉を紡ぐ。

 

ヴィバーチェ「この戦いは・・・引き分けです。」

邪ンヌ「何?」

 

次の瞬間。ヴィバーチェの()()()()()()()()()()。そのまま何も無い空間に変わる。

邪ンヌは危険を察し下がるが、彼女には何も影響はない。

ヴィバーチェは戦兎たちを指さすと、戦兎たちの身体はヴィバーチェの居る、何も無い空間に引っ張られていく。

 

戦兎「んにゃーー!?」

シュンガ「おおおっ!?」

一海「・・・マジか」

 

戦兎たちは何も無い空間に飲み込まれると、声も、気配も完全に消える。

エミヤ、クーフーリン、エリザベートも同様に引っ張られ、そのまま姿を消す。

 

邪ンヌ「これは!?」

ヴィバーチェ「あなた達と遊ぶ時間はここまでです。また会いましょう。ジャンヌ・ダルク。」

 

その言葉を最後に空間は閉じ、そこには何も残らなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 





お読み頂きありがとうございました。

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それではまたお会いしましょう。
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