7つの歌姫と音楽の仮面ライダー “ビート” 作:よなみん/こなみん
テスト終わって卒業式も終わりました。
小南 桐絵です。
5教科は生きてます。専門教科が絶望的すぎる。
平均超えれない自分の頭を変えたい。
という訳でコラボ話続きです。何卒宜しく御願いします。
それではお読み下さい。
風鳴弦十郎とのトレーニング後。鈴夢たちは医務室へと運ばれた。
戦兎「痛たた・・・」
一海「おはよう。大丈夫だったか?」
戦兎「筋肉痛が酷い。」
医務室を出た先では、戦兎と一海が顔を洗いながら話していた。その少し後、遅れてシュンガも部屋から出てくる。
シュンガ「お疲れ様です・・・」
戦兎「大丈夫か。顔が青ざめてるが・・・」
シュンガ「大丈夫に見えます?あの訓練の悪夢が蘇って・・・ははは・・・」
一海「重症か。とりあえずエルちゃんとこ行こうな」
シュンガ「・・・」
一海はシュンガを抑えて、そのまま引っ張っていくようにシュンガを研究室まで連れていく。
戦兎はそのままガレージへと顔を出そうとするがそこにこの地獄に参加しなかった人間が・・・
剣崎「お疲れ。」
戦兎「うおおおおお!」
帝「すとぉぉぉっぷ!!!」
剣崎がひょろっと顔を出した瞬間。戦兎は獣になったかのように剣崎に飛びかかろうとするが、そこにちょうど帝が現れそのまま戦兎を止めに入る。
剣崎「大丈夫だったか?」
戦兎「煽ってきやがってぇ!!!帝!はなせぇぇぇ!」
帝「やめてぇぇ!剣崎さんも!はやくにげてぇぇ!」
剣崎「いや。俺は別に訓練行ってもよかったがな。ほら。俺が行ったって面白くないだろ?」
戦兎「・・・」
剣崎「それにあの人が入っていくあたり、この訓練は地獄と化すことが分かってたからな。」
剣崎の言うことも最もだった。そもそもここにはシンフォギアの世界関連の奴。つまり帝、一海、玲音、剣崎がいる。つまり弦十郎の実力はこの4人は嫌でも知っているはずなのに・・・
戦兎「謀ったな?」
剣崎「なんのことやら。」
戦兎「・・・」
剣崎はすっとぼけた顔でその場を去る。どうやら彼には分かっていたようである。
帝はその隙を見計らいそのまま帰ろうとするが、戦兎はどす黒い声で帝へ問う
戦兎「帝は知ってたのか?あの人の力を・・・」
帝「知ってた・・・と言えます。はい。」
その答えに対し、戦兎は帝の方をゆっくり振り向くと、帝の頭を掴みいい笑顔で応える
戦兎「よし。今から特訓だ手伝ってくれるよな?」
帝「・・・はい。」
そのまま引きずられるように帝は誘拐された。
―――
一海「お疲れ様。頑張るな玲音。」
玲音「お疲れ様です。身体は大丈夫なんですか?」
ガレージ。シュンガを送り届けた一海と、アスラーダを調整していた玲音が話している。
一海「あの人も物好きだなぁ・・・まさか訓練に入ってくるなんて」
玲音「・・・はは・・・まぁ、考えればやりかねない人ですよね。でも、お陰でやるべき事は決まりました。」
一海「やるべき事?」
玲音「ええ。俺たちに出来ることと、俺たちだから出来ること。ですよ。」
玲音の予想外の応えに、一海は首を傾げながらも、アスラーダの新品のツルツルな車体に触れる。
下では玲音が工具でカチャカチャ点検していが、それを無視して一海は品定めするようにアスラーダの周りを見る。
一海「玲音。これもう1台作れないのか?」
玲音「どうしてです?」
一海「いや。俺もこれ使って走りたいって・・・な。」
玲音「・・・まぁ、制作費貰えたら頑張りますよ。」
一海「制作費って何処から出るの?」
玲音「Googleで。」
―――
鈴夢「おは。」
スカサハ「む。マスターか。夜分遅くにどうしたのだ?添い寝か?なら仕方あるまい・・・」
鈴夢「違う違う。そして布団に空きスペースを作らないで。お願いします。」
そのまま部屋のポットを使い。紅茶を淹れると手馴れた動きで砂糖を入れ、甘さを出す。
鈴夢「どうぞ?」
スカサハ「すまんな。」
紅茶を飲み、2人で落ち着いたところで、鈴夢からスカサハへと話を切り出す。
鈴夢「スカサハ・・・1つ聞いていいか?」
スカサハ「なんだ?婚約なら今からでもしてやるぞ?」
鈴夢「結構です。それよりも・・・俺がマスターなんかでいいのか?本当なら俺じゃなくて。別のマスターが召喚するべきじゃないのか?それこそ戦兎さんたちや・・・弦十郎さんとか・・・」
そう続きを紡ごうとする鈴夢の唇をスカサハは、その綺麗な指で抑える
そんな意外な行動に鈴夢は少し下がり唇を拭う、その額には緊張なのか、もしくは照れているのか、汗が僅かだが見える。
鈴夢「な、な、ななっ!」
スカサハ「なんだ。戯れ言を言っていたからうるさい口を閉じた迄だ。」
鈴夢「・・・戯れ言って。」
スカサハ「・・・確かに。マスター以外の奴に呼ばれることもあるが・・・今は違う。」
鈴夢「・・・何が?」
スカサハ「貴様がマスターの理由はただ一つだ。状況だ。そして、貴様自身が何かを引きつける力を持っている・・・ということだろう。」
鈴夢「え?」
その瞬間。扉が壊れ、そこから鈴夢の仮契約サーヴァントが雪崩のように入ってくる。
クーフーリン(槍)「テメェ!お前が居なきゃスムーズに入れただろうが!」
クーフーリン(杖)「俺のせいかよ!全部テメェが悪いだろうが!表出ろや!」
クーフーリン(槍)「上等だゴラァ!」
そのままクーフーリンは口論を起こし、そのまま2人仲良く部屋の外へと出て行ってしまう。
他のサーヴァントたちは、鈴夢の前に行くなり、それぞれの姿勢で言葉を待つ。
鈴夢「・・・みんな。」
マシュ「先輩・・・あのー・・・ここにいる皆さん。そして私は先輩のことをマスターと認めてるんですよ?」
鈴夢「そうなのか?」
エミヤ「まぁ。そうでなければここまで着いては来ないだろうな。」
ガウェイン「それに貴方でなければ、恐らくここまで来なかったでしょう。」
鈴夢「・・・まじ?」
アルトリア「マスター。今一度。我らと親睦を深めませんか?」
アルトリアの意外な提案に、鈴夢はとうとう固まってしまう。
他のサーヴァントは、当然かのように酒を出したり、さらにはクッキーなどのお菓子を持ってくる。
鈴夢「ノリの良さは超一流だね。」
ジャンヌ「それが私たちですから。」
鈴夢「・・・(ぽりぽり」
エウリュアレ「あら。クッキーが消えたわ。」
スカサハ「ほらほら。もっと飲め!」
エミヤ「ガボガボガボ・・・」
ガウェイン「アーサー王。飲み過ぎは程々に。」
アルトリア「お腹が減りました!ガウェイン卿!ご飯を!大盛りで持ってきなさい!」
清姫「ふふ。マスターを酔った隙に食べれば・・・」
鈴夢「・・・参ったなぁ。」
一人、牛乳を飲みながら鈴夢は楽しそうなこの景色を、思い出にしまい込むかのように眺めていた。
―――
ドクター「そうだね。このままイグナイトシステムとやらの転用は行けるよ。」
エルフナイン「ありがとうございます。ドクター。」
ドクター「いやいや。お礼は要らないよ。」
研究室では、科学者5人と、その保護者である風鳴弦十郎が現場監督として立ち合っていた。
研究室の大きなモニターには、各聖遺物のデータが映し出されていた。
弦十郎「これで各装者がイグナイトシステムを使えるわけか。」
ドクター「ええ。ですがイグナイトシステムってのは魔剣の力を加えたものなんですよね?」
エルフナイン「はい。」
ドクター「・・・身体の負荷ってのは?」
キャロル「当然不明だ。しかし。彼女たちなら超えれるだろう。」
弦十郎「・・・」
無責任な応えにドクターは頭を抱え、弦十郎はモニターを睨む。
鈴夢のイグナイト。ダークネススタイルとの融合は成功。闇の意識を追い出し、彼自身の意識を取り戻すことには成功した。
が、心に迷いがある彼らは・・・恐らく。
弦十郎「いや。この話はよそう。一応だが、装者たちには俺から話しておこう。」
ドクター「じゃあ僕達はこたつでぬくぬくしようかな〜」
キャロル「・・・(うずうず」
エルフナイン「鈴夢さんの所に私は行きます。お身体のことが心配なので・・・」
エルフナインは慌てて白衣を着て、診察用のボードとペンを持って部屋を後に、ドクターは研究を終えると、近くのこたつに入り、パソコンを弄り出す。
了子「キャロルちゃんは行かないのかしら?」
キャロル「・・・な、何を!」
了子「鈴夢くんのことが心配じゃないのかしら?」
覗き込むように尋ねる了子に、キャロルは頬を赤くしながら応える。その行動が面白いのか、了子はニヤニヤしながら、手元にある鈴夢のデータを見て独り言のように呟く
了子「そうねー。鈴夢のイグナイトデータは興味あるわねぇ。動きもいいし。これなら良い実験台になってくれるかもねぇ・・・」
キャロル「それはダメだ!鈴夢は・・・わ、わ、私たちの・・・実験台になるんだ!」
了子「あら〜、素直じゃない子ね。」
キャロル「うるさいっ!」
―――
鈴夢「剣崎さん。」
ワイワイ騒ぎの翌日。エルフナインの診断を一通り受けた鈴夢は、剣崎を尋ねていた。
剣崎「・・・なんだ?」
鈴夢「俺に戦いを教えてください。」
剣崎「・・・はぁ。」
突然の申し出に、剣崎は戸惑い、隣に付き添っていたエルフナインは鈴夢の頬を引っ張る
鈴夢「痛い痛い痛い!」
エルフナイン「ダメに決まってます!司令とのトレーニング後の疲労も抜けてないでどうするんです!」
鈴夢「大丈夫だから!ほら!人間じゃないし!」
エルフナイン「人間とかではないです!生きてるもの全て、疲労は感じるものなんです!ゆっくり休んで下さい!ほら!」
エルフナインに引っ張られるように剣崎から離される鈴夢。しかし剣崎は少し悩んだ後、バックルを腰に巻くと、訓練室へ向け歩き出す。
剣崎「いいだろう。ただし。お前の疲労が治ってからな。」
鈴夢「剣崎さん?」
剣崎「疲れてるやつとやっても面白くないだろ?だったらお互いフェアでやる方が楽だ。」
鈴夢「はい!」
エルフナインに引っ張られ、完全に剣崎さんの声が聞こえなくなる時、部屋で剣崎が少し微笑みながら訓練室へと一人歩いていった。
―――
エルフナイン「・・・この腕はなんですか!鈴夢さん!」
鈴夢の自室に着くなり、エルフナインは鈴夢の腕を鈴夢自身に見せながら叫ぶ。
鈴夢は焦りながらも「まぁまぁ」と、エルフナインをなだめるものの、エルフナインは泣きそうな顔で怒りを見せる。
エルフナイン「・・・このまま行くと鈴夢さんが鈴夢さんじゃなくなりますよ!」
鈴夢「・・・」
エルフナイン「とりあえず進行を抑える薬は打ちますね!」
鈴夢「・・・ありがとう。」
・・・その時の鈴夢には、自分の腕は、目玉の生えた・・・化け物のような腕に見えていた。
それではお読み頂きありがとうございました!
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