俺のアルルカント・アカデミー生活   作:ツッチー2号

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今現在FGOのイベントに参加するためストーリーを進めてるツッチー2号です!
やっとバビロニアまで来ました。あとクリアまであと少し!
まぁそれは置いといて第2話です。どうぞー!



第2話

 

 

 

「ちょっ!?八幡!何でいきなり泣いてんのさ!?」

 

母ちゃんはそう叫びながら走って近づいてくる。てか涙?

確かに頬に何が流れている感覚がある。そして俺はそれが何なのか確認するため頬を触る。

 

「水?」

 

そうか。母ちゃんが言った通り俺泣いてるんだな・・・。

 

(結局俺は泣き虫のままか・・・。)

 

そう思うとさらに悔しさがあるのか、さらに涙が溢れてくる。

涙を流していると母ちゃんが急に手を握ってきた。

 

「え、えっと、とりあえず近くに公園あったはずだよね?まずそこに移動しようか。」

 

母ちゃんはそう言うと俺の手を引いて公園まで歩き出した。

 

────────────────

 

「落ちついた?」

 

「あぁ・・・ごめん母ちゃん。」

 

母ちゃんは俺に向かってそう言葉をかける。現在俺と母ちゃんはベンチに座っている。

涙も止まり少しづつ落ち着いてきた。

 

「そっか、それならよかった。」

 

母ちゃんは安堵の笑みを浮べるがすぐに真剣な表情になる。

 

「で?何があったの?」

「・・・」

 

母ちゃんは俺を見てそう質問してくる。だが正直この数ヶ月の事を喋るべきなのか分からない。言ってしまえば全て自分の自業自得なのだから・・・。

 

そうして黙りこくこと数分。母ちゃんが口を開く。

 

「話して八幡。゛私は決してあなたを見捨てない゛。」

 

その言葉を聞いて俺は一瞬話しそうになるも、もし話して゛母ちゃんに否定されたら゛という考えが浮かんでくる。

そのように考えていると母ちゃんはそっと手を握ってきた。

 

「大丈夫。大丈夫だから、それ以上溜め込まないで・・・。そうしないとあなたはいつか壊れてしまう。だから・・・。」

 

母ちゃんは今にも泣きそうな声で俺に言ってくる。俺は言葉を聞いて一気に溜め込んでいたものが押し寄せてきた。

 

「っ!。俺は・・・」

 

俺は一気に押し寄せてきた感情に流されるように中学にあった出来事を話していった。全て話した俺はかなり心の中がスッキリしたような感じがした。

全て話し終わった俺を母ちゃんは突如抱きしめてくる。

 

「そっか・・・あなた自身のやり方で依頼を解決したのね。でもあなたのやり方は決して褒められたものではないわ。」

 

そんなこと分かってる。俺はこのやり方しか知らないのだから・・・。

 

「でもね、私はそのやり方を否定するつもりはないわ。だってやり方なんて人それぞれだもん。それにその場で動けない人達より、動けた八幡はとてもすごいよ。」

 

俺はその言葉にとても救われた感じがした。だがそれと同時に俺はまた母ちゃんに守られてしまった。

 

「結局、俺はいつも守られてるばかりの弱虫野郎か・・・。」

 

俺はボソッとそう呟いていた。

 

「そんなことはないと思うよ。だってさっき私と再会するまでの間は八幡は泣いてなかったでしょ?だから八幡はもう弱虫じゃないわ。」

 

母ちゃんはそう言うと抱きしめる力を強めてくる。だが抱きしめる力が強かったのか俺は少し苦しくなる。

 

「ちょっ!?母ちゃん苦しい!苦しいから!?」

 

俺はそう叫ぶと母ちゃんは慌てて力を緩め俺から離れる。

 

「ご、ごめんね八幡!大丈夫だった!?」

「あぁ、うん大丈夫だ。」

「そっか、なら良かった。ってあれ?」

 

母ちゃんは俺の言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろしていた。そして母ちゃんが周りを見渡し始めた。それにつられて俺も周りを見渡すと辺りは夕方になっていた。すると母ちゃんはベンチから立ち上がる。そして俺の方を向く。

 

「もう夕方だしそろそろ家に帰ろっか?」

 

母ちゃんはそう言ってくるが、俺は数時間前に家を追い出されている。だから俺は・・・

 

「悪い母ちゃん。俺は家には帰れない・・・。」

「へ?」

 

だから俺は帰れないことを伝えた。俺の言葉に呆気を取られた顔をするがそれは事実だ。

 

「ちょっと、どういうこと!?」

 

母ちゃんは俺の回答に驚いて勢いよく迫って肩を掴む。だが俺は気にせず母ちゃんの言葉に返答する。

 

「俺は今日家を追い出されたんだ・・・。」

「は?」

 

母ちゃんはまたもや呆気を取られた顔をする。

 

「へ?えっ?八幡が追い出された?1から説明して!八幡!」

「わかった。わかったから、説明するから落ち着けって!」

「実は・・・」

 

母ちゃんは混乱しながら俺に説明を求めてくる。それに対して俺は今日あった出来事を母ちゃんに伝えた。

 

「ってことがあって俺は家に帰れない。」

 

「・・・。」

 

俺は全てを話し終わったが終始無言の母ちゃんの顔が直視できない。だって。だって!

 

(母ちゃんからドス黒いオーラが見えるんだけど!?)

 

あれ本当に母ちゃんなのか!?正直いつも優しい母ちゃんがこんな風になるとは思っていなかった。ふぇぇ、ハチマンコワイヨー!

 

「おい、八幡。」

「ひゃ、ひゃい!」

 

急に俺の名前を呼ばれて、びっくりして変な返事になっちまった・・・。てか母ちゃん口調変わってね?

 

「ちょっと、ケリつけてくるからこの公園からうごくなよ?」

「は、はい・・・。」

 

母ちゃんは笑顔で低い声を出して俺に対してそう言ってくる。だだ目は笑ってないけど。

俺はそれに対して返事をするしかなかった。てかケリって何の!?

 

「よし、じゃあ待っとけよ?1時間もしないであのバカどもを説教してくるから・・・さ!」

 

そう言葉を口にすると母ちゃんは家の方角に超スピードで走っていった。

ん?家?

 

「もしかして母ちゃん・・・。」

 

母ちゃんは多分親父達の所に行ったのだろう。しかも母ちゃんは説教しに行くと言っていた。それに加えて母ちゃんは親父の事をよく思っていない。最悪このままだと夫婦喧嘩になる可能性がある。

 

(どうしよう・・・もし俺のせいで母ちゃん達が離婚したら・・・。)

 

そう思っていると顔が青ざめてくる。そのような事をずっと考えているといつの間にか40分が過ぎていた。すると゛ザッ゛ザッと足音が聞こえた。俺はその方向を向くとそこには案の定母ちゃんが立っていた。それも大きな荷物を持って。

 

「八幡、はいコレ。あんたの荷物。」

「母ちゃん・・・親父たちは?そしてこの荷物は?」

 

俺は母ちゃんに対して質問を投げかける。

 

「あぁ、あのバカ(親父)とは離婚するつもりだよ。」

「り、離婚・・・。」

 

あぁどうしよう。俺の考えたことが現実に起こってしまった・・・。

 

「あぁ、でも離婚って言っても小町(アホ)が中学を卒業するまでは離婚するつもりはないよ。それとこの事を八幡はどう考えてるか分からないけど、これはアンタのせいじゃないからね。まぁこうなるのも時間の問題だったよ。だから気にしないでね。」

「で、でも・・・。」

 

だが離婚の原因を作ったのは俺だ。気にするなと言うのは少し無理がある。

 

「だーかーらーその暗い顔をいい加減やめろ!」

 

母ちゃんはそう言いながら俺の両頬を引っ張ってくる。

 

「かあしゃん!いしゃい!いしゃいから!?ひっふぁるな!」

「おーおー!いい声を上げるじゃないか。まぁ、離してあげるよ。」

 

そう言うと母は俺の頬を引っ張るのをやめる。俺はその引っ張られた頬を撫でる。いや、うん。結構痛かった。

 

「うん。多少は暗い顔は無くなったな。だがもしこれ以上暗い顔をするなら・・・さっき以上に痛い思いをするかもね?」

「ひっ!?」

 

俺はその言葉を聞いて悲鳴をあげる。いや、うん。マジで俺の本能が危険と叫んでいる。

 

「なーんてね!冗談に決まってるでしょ?自分の息子にそんなことはしないよ。」

 

(その言い方だと自分の息子じゃないならやる可能性あるって事!?)

 

何かそんなこと考えてると暗い気持ちが晴れる感じがするが、やはり離婚のことについては気にしないということは出来ない。

 

「まぁ八幡の事だから「気にするな」、と言っても気にするだろうけどさ、離婚のことについては時間の問題だったからね。八幡のせいじゃないからね!」

「だけど・・・。」

「はいはい。この話はこれで終わり!次は八幡、アンタの今後についてだよ。」

「俺の今後について?」

 

母ちゃんは先程の話を強引に終わらして、俺の今後についての話をし始める。

 

「これから八幡は私と一緒にアスタリスクに来てもらう。」

「アスタリスク?」

 

アスタリスクと言えば星脈世代達が集まり、確か星武祭?とか言うやつで、星脈世代同士が戦ってる所だったか?興味があまりなかったからあまり知らないが・・・。でも何で急に?

 

「あんたは何で急にアスタリスクへ?と思っていると思うから説明しておくわ。」

 

「一つ、あなたは魔術師でもありすごい量の星辰力の持ち主だから。」

「すごい量の星辰力?待て母ちゃん。俺は魔術師ではあるけどそんなに星辰力はないだろ?」

 

俺は魔術師ではあるが星辰力の量はかなり少ないはずだ。なのに星辰力が多いってどういう事だ?

 

「・・・そろそろ八幡に説明してあげないとダメだったわね。」

「母ちゃん、どういうことだ?」

「待って今から説明するから。・・・まず八幡、あなたは昔すごい量の星辰力を持っていた。」

「持っていた?」

 

昔は星辰力の量が多かった?だけど今は少ないはず・・・。どういう意味だ?

 

「そう。あなたはすごい量の星辰力を持っていた。だけど私が八幡の星辰力を封じたの。」

「母ちゃんが俺の星辰力を封じた?」

 

母ちゃんが俺の星辰力を封じた?一体どうやって?なんのために?分からない。

だけどその答えも全て母ちゃんが今から話してくれるだろうから今は黙って聞くか・・・。

 

「八幡、あなた今も私が渡した約束の印は持ってるかしら?」

「ん?あぁ。」

 

俺は母ちゃんが俺に渡してくた約束の印を首から外し母ちゃんの前に出す。すると母ちゃんはその約束の印についてる宝石を見つめ始めた。すると突然母ちゃんが宝石から顔を離すそして・・・

 

「もう、そろそろ限界ね。」

「は?」

 

母ちゃんがそう言うと約束の印に付いていた紫色の宝石が砕け散った。

 

「は?え?」

 

突然のことに言葉が出ない俺に母ちゃんはこの宝石のことについて話し始める。

 

「この宝石はね、ウルム=マナダイトと言って特殊な鉱石なの。・・・まぁその欠片だけどね。そしてこのウルム=マナダイトの欠片は身につけている人の星辰力を吸い続ける効果があるの。一定量吸うと壊れちゃうけど。」

 

なるほど何となくは理解は出来たでも何で俺の星辰力を封じた?

その疑問が消えない俺は母ちゃん質問する。

 

「何で母ちゃんは俺の星辰力を?」

 

「そうねぇ、一言で言うなら星辰力を使わず強くなって欲しかったからかな?言ったでしょ?肉体的にも精神的にも強くなりなさいって。それに星辰力が多くても使いこなせる体がないと意味がないからね。」

 

(なるほどな。でも俺を強くしてなんの意味があるんだ?)

 

「あっ、強くなってもらった理由はとしては最低でも自己防衛できるようになって欲しかったから。アスタリスクって何かと物騒だからねぇ。」

 

母ちゃんがサラッと俺の考えてること読んだ…だと…?てか今物騒とか聞こえたんだが・・・。

 

「まぁアンタの星辰力が今どのくらいの量になってるかは分からないけど多分2〜3日ぐらいで全快になると思うわ。」

「まぁ、以上が1つ目の理由ね。わかった?」

「あぁ。」

 

つまり母ちゃんはアスタリスクは物騒なところだから自己防衛は出来ないと話にならないということだな。

 

「うん。じゃあ2つ目の理由は・・・私がアスタリスクで働いてるからだね!」

「母ちゃんがアスタリスクで働いてる?」

 

母ちゃんってアスタリスクで働いてたのかよ!?つか親父に伝えてるのか?

 

「あっ、小町とバカは私の仕事については知らないよ。」

「サラッと俺の思ってること読まないでくれません?」

 

「ふっ、母ちゃんは八幡の事なら何でも分かるのだよ。」

 

ナン…ダト…!?ハチマンコワイヨー。チョーコワイ。

 

「まぁ、それは置いといて私は今アスタリスクで教師と研究者をしてるんだ。」

「は?教師と研究者?え、何?母ちゃん2つも仕事してんの?」

 

え?嘘だろ2つの仕事をしながら生活とかハードすぎだろ!?

 

「まぁ2つの仕事の内、教師は副業だけどね。研究者が私の本業だよ。」

「副業で教師してるのもかなり凄いと思うだが・・・。つか休む暇あんのかよ?」

「うーん・・・無い!」

 

うん、俺の母ちゃん超人だわ・・・。つか今更だが母ちゃんが星脈世代って事忘れてたわ。

 

「まぁ今回はたまたま取れた休みであなた達に会いに来たけどまさかこんなことになってるとは思わなかったわ。」

「すまん・・・。」

 

いや、本当マジですみません。

 

「だから!気にするなって。何だ、それとも頬を引っ張ってほしいのか?ん?」

「いやいや違うからな!つか母ちゃんって何の研究してんだよ。」

 

これはマジで気になる。研究者って言うけどなんの研究してんだよ?

そんなことを思っていると母ちゃんはよくぞ聞いてくれた!みたいな顔をする。

 

「ふふふっ、八幡は七星(ななほし)博士という人をを聞いたことはあるか?」

 

母ちゃんは何かドヤ顔で何か言ってるが全く知らないんだが?

 

「誰だよ七星博士って全く知らないけど?何?有名な人なの?」

「えっ?うそ!知らないの!?天才科学者の私を!?」

「え?何?母ちゃんって天才科学者だったの?」

 

ごめん母ちゃん。全然知らない・・・。つか母ちゃんがどんよりした雰囲気を醸し出し始めたんだが!?

 

「恥ずかしい・・・そして死にたい。あんなドヤ顔で言ったのに私のことを知らないなんて・・・。」

「母ちゃん、ブツブツと喋ってるの怖いんだが・・・。」

「うん?あぁ、ごめんね。さっきの事は全て忘れて。恥ずかしいから・・・。」

「あ、あぁ。」

 

余程恥ずかしかったのか声がかなり小さい。何とかこの雰囲気を変えなければ!あっ、そうだ。アスタリスクにいつ行くか聞いておこう。

 

「なぁ母ちゃん、そういえばいつアスタリスクに行くんだ?」

「ん?今からだよ?」

「は?」

 

今なんて言った?今からって聞こえたんだが?

すると俺の頭上から、ばばばばばと音が聞こえてくる。俺は気になり頭上を見上げると上からヘリが少しづつ近づいてきていた。

 

「は?」

 

俺は呆気を取られる。え?まさかこれに乗るって行くとか言わないよな?すると母ちゃんが俺の心を呼んだかのように

 

「うん。これで行くよ?ほらほらー早く行くよ!」

 

すると母ちゃんは俺を抱えてヘリに向かってジャンプする体制になる。

 

「え?いや、ちょっと待てーーー!」

 

母ちゃんに向かってそう叫ぶが一足遅く母ちゃんはヘリに向かってジャンプする。そして無事ヘリの中に着地する。

 

「し、死ぬかと思った・・・。母ちゃんもう少しマシな方法なかったのかよ!?」

 

いや、マジで死ぬかと思った。すると母ちゃんが笑顔で

 

「無い!」

 

いやいや!下手したら普通に死ぬからな!?いや?星脈世代だから落ちても死なないか?

 

「まぁ、それは置いといて、早速行こうかアスタリスクへ!」

 

(アスタリスクか・・・どんな所かは知らんが平凡に過ごせればいいか。)

 

だがこの時八幡は思っていなかった。アスタリスクでそうそうに平凡が崩れるのが・・・。

 

そうあの天才(バカ)に出会うまでは・・・。

 

 

 

 

 

 




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