ハリー・ポッターと創造の天災   作:ネヘモス

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初変身回(戦闘するとは言ってない)


説得と始まりのベストマッチ

次の日、ダーズリー一家の家に来客が訪れた。

 

「ハリー、見てこい。どうせ新聞の勧誘か何かだろう。とっとと、断ってくるんだな」

 

ハリーは渋々といった様子で玄関を開けると、そこにいたのは、東洋人の男の人だった。でも、この感じ、どこかでと思った時、

 

「何をしている!早く追い返せ…!?」

 

バーノン叔父さんがやって来て、その人を追い返そうとした。だが、

 

「初めまして、バーノン・ダーズリーさん。私は八雲戦兎、八雲財団の御曹司です。これは、お近づきの印です」

 

その東洋人、八雲戦兎が名乗りを上げてバーノン叔父さんに小包を渡した。叔父さんがそれを開けると中から高級そうな時計が出てきた。

 

「これは、日本製のブランド時計!?2000ドルは下らない様なものを…、本当にいいのですか!?」

 

「ほかの御家族にもお土産をお持ちしてるのですが、些細なことで構いません。私達(・・)と取引しませんか?」

 

「え、ええ。分かりました」

 

バーノン叔父さんが戦兎さんを家に上げる。戦兎さんがかなり大きなスーツケースを持って上がっていたが、一体何が入ってるのだろう?

 

そして、ダーズリー一家とハリー、戦兎が居間に揃う。

 

「ハリー!戦兎さんにお茶くらい「待ってください」…しかし!?」

 

バーノンがハリーに戦兎にお茶を入れろと言おうとして、それを戦兎が遮った。そして、

 

「もういいですよ。出てきてください」

 

戦兎がスーツケースを開けると黒猫が飛び出てきて、それが人へと変化した。とんがり帽子の魔女、それがハリーがその人物に抱いた印象だった。

 

「き、貴様は!?」

 

「バーノンさん、そして奥さんとダドリー君は少し黙っててくれるかな?」

 

ドスの効いたその声にダーズリー一家は黙らざるを得なかった。

 

八雲財団。世界でその名を知らない者はいない。最も敵に回してはいけない財団として有名である。

 

「一応初めまして、と言いましょうか。私の名前はミネルバ・マクゴナガル。ホグワーツで教師をやっています。単刀直入に言います、ハリー・ポッター、あなたにホグワーツの入学を許可します。あなたは…」

 

「魔法使い、なんですよね?僕の友達から聞きました。僕の友達、セント・ノーレッジから」

 

「ハリー!お前いつの間に友達など…、戯れ言を言うな!」

 

「黙っててください、バーノン・ダーズリー。私の機嫌如何ではあなたがたの様な一般市民の家庭を崩壊させるのも容易いのですよ?」

 

戦兎の脅しがこれでもかと突き刺さる。

 

「ミスター・ノーレッジからですか?そう言えば連れてくるのを忘れてましたね。八雲さん、ミスター・ノーレッジをここに呼んできてもらっても?」

 

「あー、車に乗せっぱなしだったわー。ちょっと待ってて」

 

あれ?

 

ハリーはとある違和感を感じた。もしかして、

 

「その必要はないと思いますよ。戦兎さん、いや…」

 

ーーセント・ノーレッジ。

 

すると、戦兎さんの、いや、セントの口から笑みがこぼれた。

 

「いやー、やっぱり叶わないわハリー。そう…」

 

パチン、と戦兎が指を鳴らし、変化が起こった。著しく背が縮み、自分より少し大きい少年に変わった。一年前と同じくらい濃ゆい紫色の髪、そして、透き通るような青い瞳の少年、

 

「俺が、お前の前に現れたセント。フルネームは、セント・八雲・ノーレッジ。それと、俺が八雲財団の御曹司なのは本当ですからね?」

 

戦兎さん、いやセントの説得(脅迫とも言う)によりハリーはホグワーツに行くことに決まった。ちなみに、ペチュニアには日本の刀鍛冶の末裔が打った包丁、ダドリーには日本の携帯ゲーム機、ゲームボーイなるものが送られた。ソフトはそのゲームボーイ本体に入ってるらしい。しかも(原理が分からないが)日本のソフトが新しい物が出てくる度に中身が更新?されるものらしい。わけがわからないよ。

次の日にダーズリー一家の元を一時的に去ることが決定した矢先、

 

「っ!?」

 

ハリーはこの世のものとは思えない悪寒を感じ取った。そう、まるで

 

「流石ハリーの第六感。ハリー、ダーズリー一家の皆さん、離れててください。マクゴナガル先生、父さんの勘が当たったようです」

 

「ええ、でも本当に守護霊が効かないんですか?」

 

「なら、俺が試しますよ」

 

現れたのは、黒いローブのお化けの様な何か。それがセントに襲いかかる。だが、

 

「守護符『エクスペクトパトローナム』」

 

セント(いつの間にか大人の姿に戻っていた)が懐からカードの様なものを投げる。それは、白い狐のような姿になって黒ローブにぶつかっていく。ところが、黒いローブにぶつかる寸前で霧散、黒いローブが姿を変えた。

ゴツゴツしている、人型の黒い怪物に。

 

「全く、ハリーに見せるのは早いと思っていたんだけどな…。隙間『いつも手元に四次元ポケット』」

 

すると、セントがポケットをまさぐり、あの日、ハリーに渡した物と同じ物を取り出した。ビルドドライバーと2本のフルボトル、そして、そのフルボトルこそ英雄(ハリー)天才(セント)を引き合わせた、言わば「始まりのベストマッチ」。そして、セントはドライバーを腰に巻き付けた。

 

「さあ、実験を始めようか」

 

シャカシャカと軽快に赤と青のフルボトルを振るセント。そして、その背後からよく分からない数式が現れる。ガチャンとボトルの栓を開ける動作をすると2つのフルボトルをビルドドライバーにセットした。

 

『ラビット!』

 

『タンク!』

 

『ベストマッチ!Are You Ready?』

 

セントがドライバーのレバーを回転させると、赤と青の型枠が現れて、

 

「変身!」

 

セントを挟み込んだ。型枠が外れるとそこには、片方が赤いウサギ、片方が青い戦車の仮面をつけた「戦士」。何故、戦士と呼ぶのかと言うと、ハリーとマクゴナガルは話だけは聞いていたからである。そして、彼が予言の天()と呼ばれた由縁。

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!!イエーイ!!』

 

「勝利の法則は決まった!」

 

後に、仮面ライダーと称されるセントの大発明「ビルド」であった。




補足

・守護符「エクスペクトパトローナム」
セントが用いるスペルカードと呼ばれる特殊な札。効力はエクスペクトパトローナムと同じだが、これは守護霊呪文を封じ込めた道具であるため、魔法省の検知に引っかからない。欠点は、消耗品であること。

・隙間「いつも手元に四次元ポケット」
読んで字のごとく。消耗品のスペルカードでない代わりに、効力が続くのは5分、再使用可能まで1時間かかる。ただし、魔力を使うと再使用までの時間を短縮可能。

・今作のハリーの立ち位置
仮面ライダービルド本編に登場する万丈龍我ポジション。多分本編より勘が鋭い。

・他ライダーについて
クローズ:変身者決定済み
グリス:変身者(一応)決定済み
ローグ:変身者未定
エボル:変身者決定済み
マッドローグ:変身者未定

・レジェンドライダーについて
賢者の石:なし
秘密の部屋:あり
それ以降は未定
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