これは非常にマズイ状況だ。
相手は虚刀流を知り尽くしている。
こちらの方が圧倒的に不利だ。
くそ、ここで負けるのか。
そんな時だった。声が聞こえてきた。
「椿姫さん頑張ってください」
「椿姫さんファイトです」
みんなが応援してくれた。
「椿姫、あなたは私のクイーンでしょ。そんな相手蹴散らしなさい」
会長の声だった。
てっきり会長はあいつらの術で眠らされているのと思っていたのだが、そっか円粋が術をかけていたから戦闘中にとけたのか。
ありがとう、みんな。
この応援だけでもがんばれる。
「ふん、雑魚は群がるのが好きだな。よし、お前が殺したらお仲間も一緒に殺してやろう。仲良くみんなでな、寂しくなあようにな」
「そうはさせないぜ、その前にあんたは八つ裂きになってるだろからな」
言ってはみたがどうするアイツを倒す技があるのか?
「しかし本当にゴミどもばかりだな。そうだ、殺すのも面倒だからな。巴柄、お前には俺の子を宿させてやる。いくらお前が使えなくても俺の血がわずかに入ってるはずだ、それなら更に俺の血を強く宿した子が出来るはずだ。喜べ巴柄」
何言ってんだコイツ。
みんなの顔に怒りが満ちていた。
コイツは自分の娘を、いや女をただの子供を作る道具のようにしか思ってない。
こんな奴。こんな奴が………………。
「私はどこかであんたを殺すのを躊躇していた。でも今の言葉で決心がついた。あんたを殺させてもらうぞ」
ーはぁ、遅いのよあんたは。
天使さん!何でこんな時に………。
ーあなたに一応の報告があってね。
報告?なんだろう
ー今までは、あんたの体がもたないから使えなかったでしょうけど堕天使の力が少しだけ使えるようになったのよ。
「本当ですか!」
ー本当よ、でもその代わり使える時間は10秒が限界だけどね。
「充分です。それだけあれば、アイツを八つ裂きに出来る」
『おい、宿主さまよ。』
「なんだファーブニル!」
『八つ裂きにすると言っているが奴は主様の技を知り尽くしているのだろう。どうするつもりだ。魔力で集中攻撃でも食らわせるきか?』
「確かにそれもアリだが、おそらく四季崎記紀の完成形変体刀相手には虚刀流が一番だと思うんだ。大丈夫。手はある。その代わり一発勝負だけどな」
「貴様何をするつもりだ!」
「ただあんたを八つ裂きにするだけさ」
私は堕天使の力を解放した。これの状態でburstを放てばいけるはずだ。
『burst』
力が体に溢れてくる。よし、行ける
「喰らえ、これは私の分の怒りだ」
私はburstで力をはねあげてアイツに突進した。その時に体を縦に回転させてアイツの刀毒刀『鍍』をすくい上げつつ、そのまま攻撃を繰り出した。
アイツは攻撃を受けて一瞬だけ体が止まった。そう一瞬だった。しかし、その一瞬で充分なのだ。
「これは会長や仲間のあんたに対する怒りだ。受けやがれ。
虚刀流 最終奥義 七花八烈・改」
私は奥義を、繰り出しはじめた。
「これは由良さんの怒りだ」
一撃目をアイツに当てた。由良さんの怒りが目に浮かぶ。
「これは花戒さんの怒りだ」
二撃目をアイツ二当てた、花戒さんの激怒しているのが目に浮かぶ。
「これは仁村さんの怒りだ。」
三撃目をアイツに当てた。仁村さんの怒った顔が目に浮かぶ。
「これは匙君の怒りだ」
四撃目をアイツに喰らわした。匙君が歯ぎしりをしながら起こってる姿が浮かぶ。
「これはサラの怒りだ」
五撃目をアイツに放った。サラの怒っている姿が浮かんだ。
「これは会長の怒りだ」
六撃目をアイツに当てた。いつもはクールな会長の怒った姿が目に浮かんだ。
「そして、これはあんたに母親を殺された巴柄さんの怒りだーーーーーーー」
七撃目の手刀でアイツの体を貫いた。巴柄さんの泣いている姿が目に浮かんだ。
一瞬で七回殺したので、流石に悪刀『鐚』でも耐えられずにアイツを、巡 円粋を殺す事に成功した。
「みんな、帰ろうか……………」
私はそう言って倒れた。
今回の話は前々から考えていました。
七花八烈を使っていたのは、今回のがやりたかったのもあります。
さてと、これから当分こちらはお休みします。
2週間くらいですが。
実は大事な設定で悩んでいる事があるので、すみません。