本当にお待たせしました。
「何でだ!!!なんでジ・エンドがやられた!?一体何をしやがったぁっ!レオス!!」
バトルルームの静寂を切り裂くような叫び声が響く。
誰もが思った。何故?あの瞬間、謎のガンプラはシールドを構えていたはず…。
「何をって…言っただろ???ブレイド・"ビット"だって」
「そういう事かよ…!わざわざ自分で投げつけて、ビットであることを悟られないようにしてやがったてのか…!」
「いやっ、そんなつもりは…。そもそも俺は言ったし…」
何だか微妙に会話が噛み合わない2人だが、相手の意表をつき、騙す技術としては良い手であることは間違いない。
「っと!そんな事よりだ!前から言ってるだろ?確かにお前は強い。が!幾ら相手の実力が君より下でも、相手を見下すような真似をするとお前の格が下がるんだ!そんなのもったいないだろ?」
「あぁ!?弱ぇえ奴に弱いと言って何が悪い!?」
そもそもお前はうるせぇんだ! 俺がうるさいのはお前がいつになっても人の話を────
レオスとアドウの言葉にユウマの肩が震えた。
そうだ、自分がどれだけ頑張っても、走り続けてもガンプラの出来も、バトルの腕前もあの男には届かなかった。
嗚呼…僕が頑張ってきたこの2年間に、やはり意味など無かったのだろうか。
仮に僕がバトルから身を置いていた間を全て使ってもアイツには敵わないのだろう…。やっぱり僕には…才能が…!!!
このままこの場にいたら立ち直れなくなりそうで…。大切なモノが僕から、無くなってしまいそうで…!
「くっ…!!!」
気づいたらその場から、逃げ出してしまっていた。自分の"相棒"を置き去りにして…。
走って、走って、走り続けた。
さっきのバトルが、頭から離れない。過去の敗戦が頭をよぎる。さっきのバトルと被っていく。アイツを倒す事だけを考え、培ってきたガンプラ制作技術の全てを注ぎ込んだライトニングガンダムが…撃ち堕とされた…ッ!
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
クソっ!クソっ!クソッ!クソっ!ちくしょうっ…!!!
負けたっ…!またっ、負けたっ…!負けて、しまったッ…!
大切な人との約束が…!あの男の…!
「何が、約束を守るだっ…!」
僕はあの頃から何も変われてない…
「失ったものを、取り戻すだ…!」
何一つ学んでない…
「僕は…僕は何一つ…、何も…!」
僕は…もう…っ!
「コウサカ君…だよな?」
「貴方は…」
この人は…ガンプラ学園の…?
「レオス。レオス・アロイだ。それよりこれ、君のガンプラだろ?」
「自分のガンプラを置き去りにする…っていうのはビルダーとしては赤点じゃないか…?」
苦笑いを浮かべながら言う彼の手には
「あっ…」
お久しぶりでした。投稿は勿論の事ながら、下書きもなにもやらずに読むことしかしていなかったのでただでさえなかった文章力が更に低下して酷いことになっているとは思いますが御容赦を。
最近鬼滅の刃が面白すぎて困ってます。なんなら新しい作品を鬼滅で描きたいんですが…。どうせまた失踪するしなぁ…と悩み中です。
さて、今回は1000文字ギリギリとだいぶ短くなってしまって申し訳ないです。次回、また早めに投稿出来ればなぁと思ってますのでよろしくお願いします。それでは。