キラワレモノタチ   作:もよぶ

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第十三話

月曜日部室に集まった3人は折本、玉縄の関係について報告し合う、ちなみに材木座と海老名が付き合いだしたということは葉山にだけ報告したが、公に行動すると面倒なことになりそうなので3人だけの秘密にすることになった。

「玉縄と折本さん関係は思った通りだったな」

「そのようだ、してこれからなんとする?」

「まず、玉縄を呼び出す、材木座くんの知り合いは玉縄の友人つながりだったよね?うまいことファミレスとかに呼び出せそうかな?」

「うむ、その辺は何とかなるやもしれん」

「よし、俺の方は以前ダブルデートした時の仲町さんに連絡を取る、彼女は折本さんと友だちみたいだから一緒に玉縄がいるファミレスへ呼び出す」

「ほうほうそれで?」

「折本さん達には玉縄のことを気が付かせないようにして折本さん本人の口から玉縄のあの意味不明な言動が気持ち悪い、あれが無くて即断即決でビシっと決めればかっこいいとか、付き合ってもいいと思ってるとかそういうことを言わせて、偶然を装って玉縄に聞かせればいい」

 

「そんなものでうまくいくのか?」

「好きな女性に言われたら無視できないもんだよ、君にも経験あるだろう?」

「ぐっ何故それを」

初めの頃はロングコートと指ぬきグローブを手放さなかった材木座だったが海老名から

「なんかちょっと暑くない?」

と毎日思わせぶりに言ってきてたので室内では脱ぐようにしていたのだった。

因みにグローブは手を繋ぐときに邪魔になるから外してと言われてるのでもう着けてない。

「何故もなにも見たままじゃないか・・・とりあえず早急に計画を始めようか」

 

奉仕部の様子を聞いてみるとこれ以上話が進まなかった場合どうにも間に合わないので既に声掛けしたところや学校や施設の関係者を回って謝りに行くという話にまで発展していた。比企谷は土下座なら自信があるから任せろといっているようだ。

 

「これは早急にことを進めないとまずいな・・・比企谷がまた犠牲になってしまうぞ」

「うむ、我の方は連絡が取れた、うまいこと駅前のファミレスへ連れ出してくれるそうだ、ただ面倒な要求されてしまったが・・・」

「どうしたんだい?」

「いや、その皆海老名殿を一目見たいからゲーセンに連れて来いと、つい我、うれしくて皆に海老名殿のこと言っちゃって・・・」

材木座は顔を赤くしてもじもじしながら言う

「私はいいよー、材木座くんの友だち見てみたいし」

「すまぬ・・・」

 

「ま、まあ話が決まったなら速効だな、こちらもさっき出したメールにOKって来たから俺はもういく、君たちも様子を見に来てくれ、俺の方は待ち合わせするから少し遅れていくと思う」

そう言って葉山は部室を出ていった。

 

材木座達もファミレスに到着し様子を伺っていると玉縄達が入ってきた

「ふむ、来たようだの」

材木座は玉縄と入ってきたゲーセン仲間と目で合図をし、店の奥へと誘導する

送れて葉山と仲町、折本が入ってきて葉山はさりげなく玉縄の近くの席に座るよう誘導する、無論折本たちは玉縄に気が付いてないが、材木座のゲーセン仲間の協力もあり玉縄の方は気が付いたようだ。

作戦は開始され、葉山がうまく玉縄のことを聞きだすと玉縄は明らかに動揺しているようだった。

続けて折本達が玉縄のしゃべり方や態度にダメ出しをするたびに玉縄は反応しているようだ。

 

「なんか見ていてかわいそうになるのぅ」

材木座は同情するが

「まあ自業自得じゃないかな?なんかうまくいきそうだね」

と海老名は頼んだパフェにスプーンを突っ込むと

「はい、あーん」

材木座へクリームが乗ったスプーンを突き出す

 

「は?ちょ、ちょっとマテ、今はそれどころじゃ・・・」

「それどころだよ、はやく食べてくれないとこれ落っこちちゃうよ、食べ物粗末にしちゃだめだよ?落ちたら材木座くんの責任だからね」

そういってぐいぐいスプーンを押し付ける

「わかった、食べる、食べるが故・・・」

そう言って材木座はスプーンを口で受け止める

「ん、うまい」

「フフフ、ほら、材木座くんの友だちもこっち見てるよ」

材木座が玉縄の方を見るとゲーセン仲間がこちらを向いてニヤニヤしている

「くっ見られてしまったではないか・・・奴からメールが来たな、いい物見せてくれたお礼に彼女の前で仲間全員で格ゲーでボコボコにしてやるだと?ふん、我にかなうとでも?全員返り討ちにしてくれる」

そういい受けて立つと返信する

「なんか材木座くんってリア充って奴じゃない?友だちはいるし、私みたいなかわいい彼女はいるし、腐っているけど」

 

「え、海老名殿はたしかにか、かわいいぞ、で、でもリア充というのは、は、葉山殿のような人のことを言うのであろう、ひと声かければ今日みたいに簡単に女子が寄ってる、我にはそんなこと無理だしな。」

恥ずかしさのあまり少し顔を赤くししどろもどろになってしまう材木座

 

「うーん、でも私も聞いたけど隼人君って彼女作らないんだよね?、私も同じグループの時見てたけどみんなとあんま深くかかわらない感じだったし、他に特別に親しい人もいなかったみたいだし、あ、ヒキタニくんは別ね?、それに今はまともに会話してるの私たちぐらいしかいないんじゃない?そういうのリア充っていうのかな?」

 

「うっ、それもそうかもしれぬ・・・」

 

葉山の方は話が終わったらしく店をでようとしているところだった。

「んでは奴らが出たら我々も出るか、海老名殿、約束なのでゲーセンまでおつきあいお願いできぬか?我がおごる故」

「いいよ、材木座くんの友だちってどんな感じ?」

「まぁ普通のオタクよ・・・」

玉縄達も席を立ったため材木座達もでることにした、玉縄はやけに憔悴しきっているようだった。

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