結果から言うと作戦は大成功だったようだ、盗聴器で奉仕部内での話を聞くと玉縄は人が変わったようにまともに会話するようになり、
決断も素早くあっという間に具体的なスケジュールが決まってその日からすぐ皆が動けるようになったとのこと。
今は放課後は全てイベントに向けて費やしているらしく忙しく動いているようだったがこれなら何とかなりそうということだった。
「雪乃ちゃんたち驚いてたみたいだな」
「そのようだな、八幡も何があったんだとか言ってたが大分安心しているようであったし」
「結衣も喜んでたし作戦大成功だね」
「まあ、あとはイベントが成功するかどうかだけど、これは雪乃ちゃんや比企谷が本気出せばたやすいと思う、あとはちょくちょく様子を聞きつつみておくとするか」
当日3人はコミュニティセンター訪れる。
イベントをやっていると思われる部屋をこっそり覗くと、演劇をやっているようだ。
「何とか成功したみたいだな」
「今回も八幡達の役に立ったみたいで何よりだ!」
「しー、材木座くん静かにしなよ、ほら早く撤収しよう?」
3人はコミュニティセンターを後にする。
「ねぇ、裏奉仕部の活動成功祝って私たちもクリスマスパーティやらない?」
海老名が提案する。
「クリスマスパーティ?リア充のイベント!我生まれてはじめてなんだが!」
材木座が興奮する。
「と言っても普通にファミレスで食事してカラオケにいったりするだけなんだけどね、プレゼントの準備はしてないし、隼人くんはどうかな?」
「俺はいいよ、君たち二人で楽しむといい」
そう葉山は言って帰ろうとするが
「我らに気遣いは無用ぞ葉山殿!こういうのはみんなでやるのが楽しいのだろう!プレゼント交換もいずれやろうぞ!」
「そうよ、一緒に行こう?」
それから彼らはクリスマスイブのひと時を楽しむのだった。
冬休み、材木座と海老名は年末の某イベントへ参加する。
せっかくだからと材木座は葉山を呼びつけ売り子にさせたところ本が飛ぶように売れた。
「くっ!さすがイケメン、効果はばつぐんだ!」
「愚腐腐腐腐、実はこの本のモデルはこの人ってさっきこっそりツイッターでね?」
「えーマジで?葉山殿かわいそう・・・」
そうとは知らずいつものイケメンスマイルで来た人に本を売っている葉山だった。
「なんか買いに来る人の視線がやけに俺の下半身にいっているんだが?」
「きっと葉山殿がイケメンだから目を合わせられないに決まっておろう!」
「そ、そうだよ!ここにくる人たちシャイな人多いから、きっとそうだよ!あ!ほらまたお客さんきたよ!隼人君!お願い!」
「あ、ああ、うん、そうなのか?・・・はい!いらっしゃい、一冊500円だよ、友達とかにもどうかな?買ってあげると喜ぶと思うよ?」
「すごい!流れるように2冊買わせたぞ!しかも見知らぬ女子に握手までしている!あの女子もう葉山殿にメロメロではないか!やはり葉山殿は弁護士ではなく詐欺師とか諜報員とかになるべきでは・・・」
「隼人君の将来なにになるかは置いといてこれは毎年呼ばないといけないわね・・・」
その後海老名がコスプレをしたり、材木座がコスプレ写真を撮りまくったり、また葉山が無駄に囲まれたりとイベントを有意義に過ごした。
明けて正月、材木座は海老名と初詣に行く
「葉山殿が都合つかなかったのは残念だな」
「そうだね、でも家の都合じゃ仕方ないし、将来お父さんと同じ仕事するんだったら今のうちから色々することあるんじゃないかな?」
「一般庶民の我々には想像つかぬのう、そういえばクリスマスのプレセント交換会?は結局やらなかったし某イベントでも葉山殿の効果で結構稼げてたであろう、初売りでなんか買っていって休み明け渡そうではないか!」
「あ、それ材木座くんにしてはいいアイディアだね!」
そんな話をしていると
「おい、材木座じゃねぇか」
後ろを振り返ると比企谷が雪ノ下と由比ヶ浜を連れて立っていた
「おまえなんで海老名さんと一緒にいるの?」
これはまずい所を見つかってしまったと顔が青くなり焦る材木座
「あ、ああこ、これはだな・・・」
「ああ、それね、私一人で来てたんだけどちょうど迷ってたところにこのざ、ざざ虫くん?がいたから案内頼んでたんだよ」
海老名が助け舟を出す。
「海老名さん、あまりそいつに近づかない方がいいぞ」
「ちょっとヒッキー、そう言い方って・・・」
「由比ヶ浜、こいつに何されたか忘れたのか?」
「・・・うん、でもヒッキー友達だったじゃん・・・」
「由比ヶ浜は優しいからな・・・材木座、こいつに免じて今は何もしないでいてやる、さっさと消えろ」
「すまぬ、海老名殿も失礼した」
材木座は逃げるように一人、人ごみの中へ消えて行った。
「あ、じゃあ私もこれで」
海老名も逃げるように別方向へと行く、道すがら材木座へメールするも
「一人にしてほしい、ゴメン」
と返ってきてそれっきりだった。