キラワレモノタチ   作:もよぶ

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第六話

しばらくの後噂が広がる、葉山が修学旅行の際に雪ノ下と仲がいい比企谷に無茶な要求をして雪ノ下と仲たがいをさせようとした、そして仲たがいしたと勘違いをした葉山が雪ノ下に強引せまったところ比企谷からコテンパにされ玉砕したという話だった。その為三浦は葉山に対し烈火のごとく怒り、戸部は自分が利用されたと思い葉山に幻滅し葉山はグループから追い出される形となってしまった。

 

その日材木座は以前比企谷に教えてもらったベストプレイスの一つで昼食を取っていた

「八幡とああなる前に教えてもらってよかったわい、こうして一人でゆっくりと飯が食えるのだからな、便所飯なんてのは死んでもごめんだ」

そう言いつパンをかじろうとすると葉山からメールが入る

「今すぐ特別棟一階に来てくれ」

 

材木座が特別棟の一階にくると葉山が教室の前に立っていた

「来てくれたね、こっちだよ」

そう言って空き教室の一つに入る

「ここは物置として使っててね、普段は誰も入ってこない、ちなみにここの直上が奉仕部の部室になる」

「ずいぶんと埃っぽいな、しかし一体どうしたのだ?この教室使っていい物なのか?まさか誰もいないことをいいことに我の体を狙って・・・おぬしやっぱりそっちの気が?」

「ハハハ、そういうのは姫菜に任せるとして、俺も教室に居場所が無くてね、せっかくだから君と昼食をと思ってね、先生たちには信頼があるから多少の無理は出来るんだよ」

「そういえば我のクラスでも話題になってたな、しかし誰があのような噂を流したのだ?八幡達がそのようなことをするとは思えぬし」

「ああそれか、それは俺が流した」

「は?おぬしバカなのか?あのグループはおぬしが守りたかったものではなかったのか!?」

 

「まあ比企谷にあんなことした手前ね、あと俺なりに色々考えたのさ、奉仕部の三人は友情よりも、ひょっとしたら愛情よりも深い所でつながっているかもしれない仲だ、反面俺のグループはというと下らないチェーンメールを回したり、女子の方も権力を振りかざすように行動してるしな、あいつら一人一人はいい奴だ、これは間違いないと思うが集団になると途端にダメだ、ダメな理由は全部俺の存在にある、前に比企谷が教えてくれたことだ、それを考えたら途端に居心地が悪くなってね」

 

「それで自分の悪評を流して追い出されるように仕向けたのか、ずいぶん勝手な奴だな」

「俺一人が悪者になったから問題ないよ、あのグループ自体は優美子を中心に残るんじゃないかな?」

「そういえば獄炎の女王は貴殿に気が会ったのでは?我のような物でも噂は耳にしたことがあるぞ」

「・・・俺は将来弁護士になるつもりでいる、材木座くん聞いたことあるかな?法は平等だが弱者の味方ではないって」

「どっかで聞いたことはあるな、それとどういう関係があるのだ」

 

「家は大手企業の顧問弁護士をやっているからね、弱い者の味方ではないし結構えぐい方法をやる時もある、親父からそういう話を何度か聞いたことがあるし、小さいころからそういうことがあるってことは家に来る人たちを見てなんとなくわかっていた、優美子は人一倍正義感が強いし言いたいことは言う、俺と付き合うとそういう現場に遭遇するかもしれない、それに逆恨みなんてのも良くある話だ、正義感の強い女子高生がそういうのを見て黙っていられると思うかい?」

 

「あまりいい結果にはならなさそうだな・・・」

「そういうことさ、もっとも優美子でなくてもトラブルが起きる可能性は多いからね、誰とも付き合うつもりは無いしグループなんて作っても誰も俺の家に招待したことは無い、君が初めてだよ」

「それは我が巻き込まれてもいいということか?」

「逆さ、君には悪いが君と俺とじゃ見た目が色々かけ離れすぎてるからね、正直誰も友だちなんて思わないよ」

「喜んでいいのか悪いのかわからんな・・・まあいいか、話すのもいいが食う時間が無くなってしまうぞ」

 

そう言って二人は食事をとることにした

 

「所で八幡はどこで飯を食っておるのだろうか」

「ああ、それならこの上だよ」

 

「上というと奉仕部の部室か?」

「ああ、雪乃ちゃんと結衣と一緒に昼食を取っているみたいだね」

「グループから追い出されたのによく知っておるなおぬし」

 

「まあね、これでも君たちが言うところの元トップカーストって奴だ、情報は勝手に入ってくるんだよ、なんでも雪乃ちゃんの手製の弁当を毎日食べているとか、結衣も頑張っているみたいだね」

 

「由比ヶ浜殿は壊滅的に料理が下手であろう!大丈夫なのか?」

「雪乃ちゃんと一緒になって作ってるらしいよ、美少女二人から作ってもらえるなんてリア充?って奴かな」

「ヌシもリア充であろう」

 

「ハハハ、男二人で薄暗い部屋で食事しているのをリア充というなら君もリア充だろう?」

「これはしたり!そうであったな!ガハハハ」

 

それから食事をとりながら互いに趣味の話をする

材木座は今まであまり話を聞いてくれる人がいなかったこともあって饒舌にラノベやアニメの話、自分が執筆しているラノベことなどを話す。

葉山は海老名からチラッと聞いたことはあるが深くは知らなかった世界なので興味深く聞いている。

 

「・・・それでその奉太郎っていう奴のひねくれ度合いが八幡にそっくりでな?校内放送の回なんぞ神回といってもいいぐらいの話だ!」

「へぇー氷菓だっけ?おもしろそうだね」

「うむ!DVDを貸すぞ!貴殿も見ると良いぞ!」

葉山をオタク趣味に引きずり込もうとする材木座だった。

 

既にクラスでは嫌われ者として扱われている材木座と葉山は毎日隠れるように特別棟一階の教室で昼食をとっていた

二人にとって隠れ家のようでもあり、お互い本音で話せる唯一の場となっていた。

 

「そうだ!葉山殿!我は週末コスプレイベントに行く予定があるのだが一緒にいってみないか?」

「コスプレってアニメのキャラクターとかの恰好をするアレかい?」

「そうだ!アニメなぞ知らなくても楽しめるぞ!何しろガンダムのコスプレをしている者もいるのでな!」

「それはコスプレっていうのかい?」

とは言ったもののちょっと興味が出る葉山、結局一緒にコスプレイベントへと行くことになった。

 

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