週末、コスプレ会場にて
「すごいな・・・あ!あれは進撃の巨人かい?どうなってるんだあれ?ちょっと見てきたいんだが」
「ちょっと葉山殿まってくれ!我まだこの人の撮影が終わっておらぬ!」
高そうな一眼レフを抱えた材木座は写真を撮るのに余念がない、葉山は初めての経験に浮き足立ってる
「なんかただ制服着ているだけみたいな人もいるけどあれもなんかのアニメなのか?」
「うむ、一つ一つ解説すると日が暮れるのでな、我は撮影しなくてはならぬのでな、すまぬが雰囲気だけを楽しんでくれ」
自分から誘ったくせにぞんざいな扱いをする材木座
「つれないね、まあいいけどさ、うわ!あれすごい格好だな!あれってFF7のティファじゃないか?」
「ほう、さすがに葉山殿も知っていたか、いかにも彼女は初期のティファ・ロックハートの格好であるな、よし撮らせてもらおうっと」
そういい材木座と葉山はティファのコスプレをしている人に近づいた
「あれ?隼人君じゃない?あとざ、ざざ虫くんも?」
聞いたことがある声がティファから聞こえてくる
「その声は姫菜?」
「ゲ!まさか貴様はエビか!」
「ハロハロー、二人ともこんなところで何やってるの?まさかはちはやを卒業してざいはや?はやざい?」
「気色の悪いこと言うなこのエビ!しかし馬子にも衣装とはこのことだな、撮影させてもらうぞ!」
「君、なんか失礼だし、なんかやらしい感じがしてやだなー」
「よいからヌシは仕事しろ!」
なんだかんだい言いつつもしっかりとポーズを取って写真を撮らせる海老名だった。
「しかし姫菜がこんな趣味をもっているとはね」
「私基本腐っているけどそれだけじゃないからね、こういうのもやってストレス解消してるの」
「ハハハでもその恰好はちょっと過激かな?しかも寒くないのかい?」
「コスプレは我慢!あ!そうだ!ちょっとお願い聞いてくれる?」
「俺でよければ」
「そこのざざ虫くんみたくいやらしい目をした人が付きまとってくることがあるから終わるまでボディーガードしてほしいんだけどどうかな?」
「くっこのエビ!撮影して何が悪い!そんな恰好をしている方が悪いのであろう!」
「まあまあ、ここは楽しくやるところだろう?俺は別にかまわないよ、材木座くんも撮影がひと段落したら来てくれ、君は存在感だけはあるからね」
「ふむ、なんか気に入らないが承知した」
そう言って別行動を取ることになる
しばらくして材木座が戻ると何故か葉山の方に人だかりかできてる
「いったい何事だ?」
「隼人君かっこいいから逆ナンされてるんだよ、あと偶然某キャラの普段着に似ている服装らしくてコスプレと思われているみたい」
なんだかんだと言ってもイケメントップカーストの威厳は損なわれないということか、材木座は深くため息をつくと葉山に群がっている女子を押しのけ
「はいはいーこの人はただの一般人ですので撮影はご遠慮くださーい」
そういって群がってる人だかりに入っていく
「どうしても撮影したい場合はもれなく親友の我も入るのでご了承ください」
そう言って葉山の隣に並んだ為、人だかりはあっという間に散って行った。
「へーざざ虫くんっていつのまに隼人君の親友になったの?」
海老名が聞いてくる
「ふん、ついこの間だ」
「ふーん、それっていつも昼休みどっかに行ってるのと関係あるの?」
「まあその話はここまでにしないか?ところで姫菜はまだ帰らないのかい?」
葉山が割って入る
「そうだ!いつまで我々はここにいればよいのだ?腹が減ったのでそろそろ帰りたいのだが」
「んーじゃあ私もかえろっかな、ちょっと着替えてくるから待っててね」
海老名が着替えてくるまで待つ間
「姫菜に俺たちの関係がばれそうだな」
「うむ、でもそういう言い方だとなんかとてつもなく気色悪いぞ葉山殿」
二人は海老名に正直に話すべきかどうか話し合う、一緒にいることがもし比企谷にばれると余計な詮索をされる可能性があるからだ
「まあ聞かれたら正直に言うか、ただあまり外では話したくない話題ではあるな」
「それには同意だ、んじゃ例の部屋でいいか」
「うむ」
「おまたせーじゃあ行こうか?」
海老名を先頭に葉山と材木座は歩き出す
「そういえばさ、ちょっと相談したいことがあるんだけど」
海老名は振り返り二人に話す。
「ほむん、どのようなことであるか?」
「うーん歩きながらじゃ話しにくいかな?」
「なにやら込み入った内容のようだの」
「そうなんだよね・・・結衣とヒキタニくんにお願いされちゃってさ・・・」
「それはどんな内容なんだい?詳しく聞きたいね。」
「な、なんか隼人君ずいぶんとぐいぐいくるね、ぐいぐい行くのはヒキタニくんだけにしてほしいんだけど・・・」
海老名はちょっと引き気味になって答える
「うーん今日は帰って衣装の整理もしたいし、明日学校でいいかな?」
「ふむ、では昼休み我らの秘密基地で詳細を聞こうか、詳細な場所は・・・葉山殿、メールで教えてやるがよい」
「材木座くん、きみなんかだんだんエラそうになってくるね・・・まあいいんだけど」
やれやれといった顔で葉山は海老名に伝える
「ま、そういうことだからまたメールするよ」
「秘密基地?昼休みそこで二人でこもって何してるの?ナニしてるの?ざいはや?」
目をキラキラさせて一人の世界に浸る海老名だった。