キラワレモノタチ   作:もよぶ

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第八話

週明け昼休み特別棟一階の空き教室、今日は葉山と材木座以外に一人の女子が参加している

「ふーんここが隼人君と材木座君がナニをしている秘密基地か・・・」

 

「あのーいきなり妄想を垂れ流されても困るのですが?」

「姫菜は通常運転だね」

葉山はやれやれといった顔つきだ

 

「ところで相談事を聞く前に貴様に聞いておきたいことがある」

材木座は真剣な視線を海老名に向ける

「何かな?あと女の子に向かって貴様はちょっと・・・」

「黙れメガネエビ、貴様修学旅行の時葉山殿と一緒に八幡の人の好さに漬け込み無茶を押し付けて奴の居場所を破壊したであろう!それについて謝罪はしたのか?どうなんだ!」

 

「それか・・・やっぱ怒るよね、材木座くんはヒキタニくんと仲良かったしね・・・」

うつむく海老名

「それについてだけど、結衣から奉仕部の雰囲気が悪くなってるって聞いたときに謝りに行こうとしたんだけどできなくて・・・ほら私腐ってるから・・・」

「・・・おぬし、腐女子だからというのは免罪符にならんぞ」

材木座は海老名を睨みつける

「ゴメン・・・最近だけど謝りにはいった、雪ノ下さんすごく怒って『あなたやあの男が比企谷くんを利用したせいで私たちは!』って怒鳴られて殴られそうになったの、そしたらヒキタニくんがそれを止めてくれて、終わったことだからって、これに懲りず結衣と仲良くしてやってくれって・・・」

 

「左様か、八幡らしいな、ちなみに葉山殿は責任とって奉仕部の人間関係をより強くした、貴様と違って二度と八幡と会話できないレベルまで落ちたがな」

「・・・そっか、あの噂のこと?」

「ああそうだ、あとあの噂は俺が流した、あのグループは俺のせいでダメになりつつあった、いや、ダメになってたかもしれん、だから俺自信を追い出すように仕向けたのさ」

「そっか・・・ひょっとして材木座くんの噂もなにか裏があるの?」

「そうなんだ、俺が行動したのもそのことがもとになっていてね・・・」

 

「うおっほん、さて話し続けると長くなりそうなのでな、その話はまたの機会にするとして、メガネエビ、貴様の相談事とやらを聞こうではないか」

「うん、ごはん食べながらでいい?」

そして海老名は一年の一色いろはが生徒会長に無理やり立候補させられたのでなりたくないという依頼を奉仕部へ持ち込んだ話をする、そしてその解決策を模索するうちに、雪ノ下が生徒会長になりたいと言い出し、比企谷と由比ヶ浜はそれを阻止しようと躍起になっているということを伝えた。

 

「ふむ、何故八幡は雪ノ下殿の立候補を阻止しようとしてるのだ?ピッタリな気もするが」

「うーんなんか雪ノ下さん、いい機会だから生徒会長になって学校を変えるとか言い出してるみたい、奉仕部が無くなっちゃうからやめてって結衣が言ったんだけど、奉仕部員は全員無条件で生徒会役員にして形を変えて活動は継続するから大丈夫って言っててね、ヒキタニくんは生徒会の仕事やりながら奉仕部活動なんて両立は難しいしそもそもそんなに働きたくないって言って対立してるんだ」

 

「学校を変える?なんか我には厳しい校風になりそうな予感がするな」

「でしょ?私も安心して腐った学生生活が送れなさそうで困ってるの」

 

「・・・君たちは気が合うのかもしれないけどなんか理由が邪だね・・・」

葉山はだいぶあきれ顔だ

 

「ふん!好きを通して何が悪い!それで八幡と由比ヶ浜殿からのお願いとは?」

「うん、それでヒキタニくんは逆に一色さんをやる気にさせるみたい、それでその説得する材料としてツイッターを使うみたいなの、でも結衣は詳しくないしヒキタニくんだけでは手に余るらしくて協力を求められてるんだけど私はちょっとやってるだけだから難しくて・・・」

 

「ふむ、そういうことなら我の出番だな!なにしろ表垢から裏垢鍵垢別垢に規制垢なんでもやっるけぇのう!親戚からはパソコン大先生と呼ばれておるわい!さあ詳しく作戦内容を話せ!」

若干興奮気味の材木座

「それ絶対褒め言葉として言われてないよ・・・」

若干呆れたが海老名は詳しい内容を話す

 

「ふうむ、我が直接八幡とやり取りできればいいがそれは無理だからな、遺憾ながらメガネエビ、八幡との中継役をやってくれぬか?」

「うん、いいよ、そのつもりだったしね、でも変な連絡はしてこないでよ?ああ、隼人君との変なことだったらいつでも教えてくれていいから!」

海老名は愚腐腐腐腐と笑う

 

「君たちはすごいな、俺には到底まねできないから別で動くか」

「ふむ、葉山殿はどうするつもりなのだ?」

「一色いろははサッカー部のマネージャーでね、よく俺に絡んでくるし他人事とは思えないから軽く焚き付けるようなことでも言ってみるよ、あといろはの同級生だね、彼女らにもきちんと責任をとらせるようそれとなく根回ししておくよ」

「なるほど、対人関係は我の専門外だしな、その辺は葉山殿に任せた」

 

「ふーん、本当に二人とも本当に親友みたいだね、むしろ戦友?でもヒキタニくんにばれるとまずいんじゃないの?二人とも険悪な関係なんでしょ?余計なことするなとか言われそう」

海老名は心配そうに二人を見ていう

 

「ふん、メガネエビにいい言葉を教えてやろう『パンドラの箱を開けたことを誰も知らなければ約束を破ったことにはならんよ』だ!覚えておくがよい」

「あ、それ荒巻課長のセリフだね?」

「む!葉山殿覚えておったか!」

「あの作品は名言が多いからね、世の中に不満があるなら自分を変えろっていうセリフは心に響いた、あのアニメの影響で俺もキャッチャーインザライを読んでるよ」

そういうと葉山はニヤッとした笑いを材木座へ向ける

 

「なんか隼人君も変わったね、前より面白くなった」

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