人狼ゲーム 妖狐学校の悪魔 ~Fox Round~   作:MOGIぴー

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登場人物(全員、高校生とする)

暁月 星樹 ~あかつき せいき~
物語の主人公。高校2年生で、テニス部所属。明るい性格。

鳳 雪人 ~おおとり ゆきと~
星樹の親友。星樹に比べると暗い。

城 壮一 ~じょう そういち~
参加者の一人。とある高校の生徒会長。リーダーシップがとれる。

霧生 用真 ~きりゅう ようま~
参加者の一人。僕口調である。

塩山 倫 ~しおやま りん~
参加者の一人。黒いロングヘアーで、大人びている。

加倉井 悠 ~かくらい ゆう~
参加者の一人。テストはいつも欠点で、頭は悪い。

桃木 さくら ~ももき さくら~
参加者の一人。「~ですう」のように語尾を伸ばす癖がある。

真田 浩二 ~さなだ こうじ~
参加者の一人。メガネをかけたいかにも優等生という感じである。

湯野 誠一郎 ~ゆの せいいちろう~
参加者の一人。前髪が目にかかるほど長い。

安斉 美玲 ~あんざい みれい~
参加者の一人。あまりしゃべらない陰キャ。

幹島 頼子 ~みきしま よりこ~
参加者の一人。城の高校の副会長。しっかり者。

斐川 冬也 ~ひかわ とうや~
参加者の一人。霧生とは真逆の性格で、強気な面がある。



始まり
プロローグ 12人


チャイムの音が校内に響き渡る。

暁月星樹は、重そうにバッグを肩にかけて歩き出した。

「明日の試合絶対だからな」

とコーチから念を入れられた。

明日は重要な試合なのである。負ければ、全国大会には出れない。

駐輪場で友人と話している、鳳を見つけた。

鳳としばらく話したが、暇になったので、帰ることにした。

「じゃあ明日がんばれよ」

「分かってるって」

と星樹は笑顔で言うと、自転車にまたがった。

 

冷たい風が肌をくすぐった。

そのせいでか、星樹は目を覚ました。

よろよろと起き上がる。頭が痛いのか頭をおさえる。

目の焦点があってきたが、その場の状況を見ただけでは、何がなんだか把握できなかった。

星樹のまわりには、10人くらいの制服を着た男女が気を失って倒れていたのだ。

その中に、見覚えのある顔を見つけた。

「鳳!」

星樹は鳳のもとへ駆け寄ると、体を揺さぶった。

すると、鳳はクマのようにゆっくりと体を起こした。

「んあ? 星樹」

鳳は星樹を見て言った。

「ここはどこ?」

「さあ。見た感じ学校みたいやけど」

星樹が答える。

どうやら昇降口らしい。靴箱がたくさん並んでいる。

学校のようだが、人の気配はまるでしない。

星樹のとなりで気絶していた男子が、声をあげて起き上がる。

「なんだ? 誰? ここどこ?」

起きて早々、疑問文連発。

「このシチュエーション、私知ってるわ」

気づけば、鳳の後ろでロングヘアーの女子が座っていた。

「この状況をか?」

と星樹。

「ええ。人狼ゲームっていうやつね」

「人狼・・・?」

星樹が繰り返すと、鳳が高笑いして、

「ハッハッハ! 冗談はやめろよ君」

「冗談なんかじゃないわよ」

真剣な表情に、鳳はひるむ。

そして、鳳の高笑いで目が覚めたのか、気絶していた人々が次々と起きだした。

 

「おいおい、人狼だって?」

「勘弁してくれ」

「何で私たちなの!?」

口々に言う男女。

「一旦、落ち着こうよみんな」

と落ち着かせようと、男子が呼びかける。

「俺ら初対面だから一応、自己紹介しとこ」

「それ賛成」

星樹が同意する。

「じゃあ俺から。俺は城壮一、高校3年だ。高校では生徒会長を務めているよ。時計回りで次、君」

委員長のような印象の城。

「僕かい。霧生用真、高2。まあ一応、優等生で通ってる」

霧生はスポーツのできる優等生のようだ。

「次は私ね。私の名前は塩山倫。高3よ。吹奏楽部所属だよ」

例のロングヘアー女子である。

「えっと、俺は加倉井悠、高1。スポーツは大得意だけど、頭を使うのは苦手」

少し黒く焼けている。部活をやっているようだ。

「頭使うの苦手だったら、人狼ゲームやばいんじゃね?」

霧生が言う。加倉井はうなずく。

「私はあ、桃木さくらっていいますう。2年生ですう」

これがいわゆるぶりっ子っていやつか、と星樹は思った。

「俺? 真田浩二、高3。まあ陰キャポジションかな」

メガネ男子の真田は言った。

「湯野誠一郎っていうんだ。高2だよ。ただそれだけ」

前髪が眉毛にかかっている湯野だが、アピールはしなかった。

「安斉美玲、高2、イラスト部、終わり」

ツインテールの暗め女子の安斉。

「私、幹島頼子。高3。生徒会副会長よ」

いわゆるしっかり者である。

「霧生の同級生の斐川冬也だ。霧生とは逆だからあんまり期待しないほうがいい」

と斐川は表情一つ変えずに言う。

「俺は鳳雪人、高2だよ。勉強は得意なはず」

自信なさげに自己紹介する、鳳。

「そして君で最後だね」

と城が星樹のほうを見る。

「OK。俺は暁月星樹、鳳と同級生。テニス部以上」

星樹が言い終わった時だった。

「自己紹介が済んだようだね」

スピーカーから加工されたような声が発せられた。

「嫌な声」

と安斉が呟く。

「それでは今から、人狼ゲームを始める」

 

 




どうも。かぼちゃが嫌いなMOGIぴーです。
今度は真面目に作っています。たぶん。
今回は話が長くなりそうなので、よろしくお願いします。
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