人狼ゲーム 妖狐学校の悪魔 ~Fox Round~   作:MOGIぴー

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人狼後半
第4話 真偽


「3日目の話し合いだ。日没までに投票をし、最も票が多かった一人を処刑せよ」

例の加工音声で、星樹は目を覚ます。

そして、話し合いの教室に行くと、騒然としていた。

教室の扉にもたれるように死んでいたのは、塩山だった。

胸には、深々とナイフが刺さっている。

「悲惨だ・・・」

湯野が声を震わせる。

扉や床には、おびただしい量の血が付着している。

「遺体を真田の遺体がある教室に安置しよう」

 

「さて、占い結果どうぞ」

城が言う。

「はい。湯野君は白ですう」

と桃木は言った。

「白しか出さねえな」

加倉井が不満そうに言う。

そこはたしかに疑問ではある。

城は口を開く。

「安斉は白、まだ狼は吊られてない」

険しい顔で言う。

「生徒会長」

副会長の幹島が突然、立ち上がった。

「何だ」

「霊能者CO、安斉は黒よ」

幹島の霊能者COに、みんなは騒然とした。

「おいおい、今出るなんておかしくないか?」

霧生が不審に思う。

「いや、結果に黒が出るまで、潜伏してたわけよ」

「全く、副会長も随分と馬鹿げたことをするんだねえ」

と城は声を低くして言った。

「生徒会長は明らかに人外よ、たぶん人狼か妖狐ね」

「それはお互い様だ。それより俺は個人的に吊りたい奴がいる」

「誰だよ?」

星樹が訊く。

「鳳、君だよ」

城の視線は、まっすぐと鳳を見つめていた。

「桃木はたぶん狂人だ。俺目線はそれの可能性が高い。それでだ、初日に白出しされてたのは、鳳、君だったよな?」

「まあたしかにそうだ。だが、初日囲いは狂人だから難しいと思うが」

鳳は反論する。

「桃木はたぶん誤爆を恐れて、白出しばかりをしているんだろう」

湯野は足を組みながら、椅子の背もたれにもたれている。

星樹の中では、まだ占い師の真偽も霊能者の真偽も分かっていないが、鳳に白出しをした桃木を真だと思いたい様子だった。

「まあ、俺は幹島を吊ってくれてもいい。もしくは鳳だ」

 

昼食の最中だった。

「僕は城が真だと思うけどな」

僕口調の霧生が言う。

「そうか? 潜伏で出てきた、幹島のほうが逆に真目じゃねえか?」

段々、仕組みが理解できて来たのか、加倉井も自分の意見を述べるようになった。

生存者の中で、意見は割れていた。

そして、やがて投票時間になった。

星樹は「城」と書いた紙を箱に入れた。

「じゃあ集計だ」

城が、紙に書いてある人の名前を読み上げる。

「幹島5票 城3票」

幹島が処刑決定になってしまった。

「何で・・・」

幹島は絶句している。

城は、睡眠薬を用意して、

「君が狼なのは分かってる。さっさと逝きな」

 

星樹は迷っていた。

城を護衛するかどうか、はざまで揺れていた。

城が狼ならば護衛は意味が無い。仮に妖狐だとしても、護衛は意味が無い。

ならば・・・。

星樹はある人物に決定した。

 

 

 

 




かぼちゃが嫌いなMOGIぴーです。
「主人公、全然噛まれねーじゃんかよー」
という声もありそうですが、
主人公噛まれたらこの話終わってしまうので、ダメです。
さて、現在の人狼と妖狐は何匹潜んでいるのか。
そして、人狼が誰か予想はつきましたか?
もしかしたら、すでに分かっている人もいるかもしれませんね・・・。
では、また次回。
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