人狼ゲーム 妖狐学校の悪魔 ~Fox Round~   作:MOGIぴー

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第5話 生存者の7人

「4日目の話し合いだ。日没までに投票をし、最も票が多かった一人を処刑せよ」

 

全員が集合した。

どうやら、昨夜の犠牲者はいなかったらしい。

「ふむ・・・。狐を噛んだのか、狩人の守りなのか・・・」

と城が首をかしげる。

「一つ言っていいか」

声を上げたのは、湯野だった。

「城は昨日、霊能結果を言っていないぞ。一体どういうことかな」

「それはだな・・・」

そして、城は黙り込んでしまった。

「これ、幹島が真だった可能性あるな」

加倉井が言う。

「俺は城は偽で見てる」

星樹は発言した。

「待てよ。俺は真霊能だ」

「その発言が逆に偽に見えるんですがね」

と鳳。

城がこれまでにない、戸惑いを見せた。

「私が狂人とか言ってますけど、私が真ですから」

桃木が語尾を伸ばさずに言う。

「ちなみに、暁月君白ですう」

「待てよ?黒っていくつ吊れてるんだ今」

と湯野が立ち上がって言う。

「まだ安斉だけだよ」

星樹が答える。

「そうなら、桃木目線狼は確定してるんじゃないか」

「そうですねえ。私の白出しを除くと、残るのは加倉井君と城君になりますね」

「なら、その2人で狼確定じゃないのか」

鳳が加倉井を睨む。

「おい、待てよ!俺が人狼だっていうのかい。なんで桃木を信じるのさ」

と焦る加倉井。

「たしかにそうなるなあ。だが、ここまで生存している桃木は偽だと思うけどなあ」

霧生はそのあと、気が抜けるような欠伸をした。星樹はうなずいて、

「真占いなら、人狼ははやく存在を消したいはずだもんね」

「そうかい、じゃあ俺をはやく吊ればいいじゃないか」

城が突き放したように言い出した。

「おいおい、真霊能ならそんなこと言わないぞ」

鳳が指摘する。

「とりあえず城を人外で見てよさそうだな」

と霧生が言った。

「幹島が真なら、安斉が人狼でいいってことか」

加倉井が言う。

 

その後も議論は続いたが、城が人外ということには誰もが賛成だった。

そして、投票の時間は訪れた。

星樹は昨日同様、「城」と書いてその紙を箱に投入した。

城がしぶしぶ、集計し始めた。

「城6票 鳳1票。ふん、俺が死んだら絶対後悔するからな」

城が言い放った瞬間だった。

城の体が力なく崩れた。

そこには、花瓶を持った加倉井が立っていた。

「これくらいしないとな」

 

既に何人もの死体を見ただろうか。

そのうちの2人は、自分たちが殺した。

そして、今日も・・・。

噛み候補は4人。狂人も生かしておきたいから、選択肢は3人に狭まる。

だが、あいつが狐なのは、昨日の噛みで既に知っている。

最終的には候補は2人に絞られる。

俺にはあいつが殺せるだろうか?

とにかく、あいつが来てから話し合うとするか。

 

遅いな・・・。

あいつ何をしているんだ?

仕方ないな。あいつの教室に行ってみるか。

彼は自分の教室を出る。

あと3時間で夜が明けるな・・・。

3時間しか猶予はない。

あいつの教室はたしか、上の階だったな。

彼は階段をその重い足で、一段一段上がっていく。

踊り場まで、たどり着いたとき、彼は予想外なものを目にした。

踊り場に人影が横になっていた。

どうやら、人が倒れているらしい。

あいつ先にやったのか・・・?

恐る恐る人影に近づいた。

月明かりに照らされたその顔を見て、彼は思わず後ずさりした。

馬鹿な・・・。なんであいつが・・・。

たしかにあいつだ。しかし、何で死んでいるんだ・・・。

まさか、この足を踏み外して落ちたのか。

なんということだ・・・。

仕方ない。あいつにはすまんが、犠牲者になってもらうよ。

 




どうも、室温35度の部屋で執筆中、MOGIぴーです。
嘘だと思った方、ガチです。
さてさて、人狼ゲームもいよいよ大詰め。
そして、最後の謎の描写。
あれは果たして誰目線なのか・・・。
そして、人狼の正体は・・・。
あと2話で終わるかもしれません。
ということで、また次回にお会いしましょう。
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