ポケモンスペシャル レッドは二代目ドラゴンマスター   作:焔鬼

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第32話

嫉妬して今にもブルーに飛びかかろうとしているフレアだが、それを見たブルーはレッドから離れてフレアの前に来ると

 

「貴女がフレアね」

 

「だったら何?」

 

ブルーの質問にフレアがそう答えた瞬間、ブルーの平手打ちがフレアの左頬に放たれた

 

「貴女は何様のつもりなの?カレンお母さんから聞いたわ。レッド君がかくまっていた少女を貴女が勝手に買い物に連れ出して、それが原因で警察が動く事件に発展してレッド君が出る事になった事を」

 

「うっ・・・」

 

「レッド君が怪我をしたのは自己責任だから追求しないけど、それでも私は貴女の行動に目を瞑る事が出来ない。それにレッド君は貴女の物じゃないの。確かに私やレッド君それに貴女はまだ8才の子供、だけど自ら厳しい修行の道を選んだレッド君や拐われても助けに来てくれる可能性が無かった私から見たら貴女はただ甘えているしか見えないわ!」

 

ブルーはどうやら拐われていた間に精神的にかなり成長したみたいでひたすらフレアを叱り、それを見ていたレッドとフラムはブルーのお説教にただ唖然とするしかなかった。だがフラムはブルーが居ればフレアの手綱を任せれると思い婚約の破棄を考え直すが

 

「俺達に初めて会ったシルバーの時を思い出すな・・・」

 

「あなた?まだ浮気の件は終わってませんよ。今あなたが浮気した頃に出張した場所を中心に各地方をあなたの部下に探させてますので、見つかり次第あなたの処罰は正式にさせていただきますから!」

 

「ちょっ!?カレン、俺の処遇はあれで終わりじゃなかったのか!」

 

「誰があれで終わりと言いましたか?」

 

カレンは笑顔でそう言うとサカキはガタガタと体を震わせた。そしてレッドの面会時間も終わり、その日はカレン達はレッドの別荘で女子会と言う名の家族会議が行われサカキは別荘に立ち入り禁止を言い渡されてレッドの入院している部屋で泊まる事になった

 

「ねぇ、父さん」

 

「何だレッド?」

 

「この前話していた対テロ組織の件、僕やることにしたよ」

 

「そっか、わかった後日ホテルにレッドの手帳を送っておくからロビーで受け取りなさい」

 

「うん、わかった。それと今日居たもう一人の女の子何だけどね」

 

「確か、カガリと言ったか?」

 

「うん、あの子はこの地方に暗躍していたアクア団と争っているマグマ団の次期幹部候補だったらしくて、取引した結果的にアクア団とマグマ団の情報を教えてくれたよ」

 

「わかった。で彼女はどうするんだ?」

 

「あれ?母さんから婚約者になった事を聞いてないの?」

 

「聞いてない・・・、で彼女が取引で求めたのは何だった?」

 

「家かな?広い庭で色んな花を育てたりポケモンと楽しく暮らせれる家か場所が欲しいらしいよ。家はできたらで良いみたいだけど・・・」

 

「だったらレッドの家を作り直せば良い。土地も今の10倍位ににすれば大丈夫だから、レッドの今の修練が終るまでには終るし家具も用意しとくから安心しなさい」

 

「わかった。カガリお姉ちゃんは既にマグマ団を抜けてるから旅に連れて行くからその辺もお願い」

 

「必要な物があったら母さんから渡された俺のカードを使いなさい。ロケットコーポレーションが経営している店ならレッドの写真を送ってあるから何かあったら俺か母さんもしくはアポロ達に連絡行く様になってるから安心して旅をしなさい」

 

サカキがそう言うとレッドは頷きそのまま眠りについた。

 

 

 

 

 


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