シャンパ「ほ、本当にサオネルとピリナは生きてるんだよな?」
ヴァドス「死んでいるなら大神官様が判定します」
シャンパ「そ、そうだよな・・どうにかならないのか!」
ヴァドス「他の第6宇宙の戦士も体内に入れて救助に入りますか?」
シャンパ「救助出来なければ全滅じゃねぇか!!」
ヴァドス「けれど他の戦士があのアニラーザを落とせないのならサオネルさんとピリナさんは安全に生き残れるのでは?」
シャンパ「とは言っても誰かの体内にいるなんて嫌じゃね?もしもだがあいつが腹壊してうんちしたら・・」
ヴァドス「神としての品格を大事にしてください」
シャンパ「・・・・は、はい」
サオネルとピリナはアニラーザの体内で攻撃を繰り出すも全く受け付けない。
体内はどうやら機械の牢獄になっておりサオネルとピリナは閉じ込められていたのだ。
胸部の緑のコアは外側からは何も見えないがサオネル、ピリナ達がいる内側からはキャベ達が戦っている姿を確認できる。
何としてでも脱出しようと機械の牢獄を破壊しようと懸命に攻撃するも壊せない。
必死な二人に体内からエコーが掛かる声で二人のナメック星人を罵る。
???《何をしても貴様等ごときがこのアニラーザから出れるはずかなかろう!》
声の主はアニラーザの脳と化したパパロニ。
どう足掻いても無駄だと諦めを促すがサオネルとピリナは諦めず攻撃を続ける。
パパロニ《愚かな。何をやろうとも同じだ》
サオネル「何もしないよりはマシだ。第6宇宙をナメるなよ!!」
ピリナ「諦めていた私達に同志達が心の中で鼓舞している。何もせず黙っていられるものか!!」
サオネル「オォォォオオ!!!!」
ピリナ「ヌォォオオ!!!!」
パパロニ《足掻くだけ無駄だ。第6宇宙はヒット以外の3人は確実に落としてやる!そうすればヒットとお前達で残り人数は3人となる》
パパロニ《後は第7宇宙から3人、第9宇宙から2人落とせば後は時間まで生き残るのみだ。このアニラーザは私と3体のマシンが融合し4人分となっている!》
サオネル「人数で勝つつもりか!?」
ピリナ「お前の思い通りには絶対させん!!」
ピッコロ「・・・・!!」
悟飯「どうかしたのですかピッコロさん?」
ピッコロ「いや、何もない」
ナメック星人にのみ分かる同化した者達の意志。
アニラーザの体内にいるサオネルとピリナが何処にいるかもピッコロは分かっていた。
そして、諦めず体内で戦う姿もピッコロには感じ取れている。
『同じナメック星人の者として決着を付けたい』
ピッコロ(俺は何を・・)
悟飯「ピッコロさん!!」
ピッコロ「分かっている」
アニラーザが左手を開きピッコロを叩き潰そうとしてきたが左側に身体を反らしてかわすが直ぐ様人差し指をピッコロに向けてエネルギー波を放った!
ピッコロの右腕が吹っ飛び岩柱に叩き付けられる。
ピッコロ「ガハッ・・」
悟飯「ピッコロさーん!!!」
ベジータ「ハァァァ!!!!!!」
ベジータが超サイヤ人ブルーになりアニラーザの右手の拳を抑える。
抑えながらベジータは大きな声で悟空に伝える。
ベジータ「カカロット!!奴の頭の触覚をどうにかしろ!触覚さえ無ければ今の様な超反応で攻撃は出来んはずだ!!」
悟空「触覚か!分かった!クリリン。ちょっと技を貸してもらうぞ!」
左手でエネルギー弾を悟空に向けて放ってきたが悟空に当たる前に丸太の様な腕でエネルギー弾を力付くでアニラーザに跳ね返す。
自身の攻撃なら受け付けるかと思ったが受け付けず厳しい視線でアニラーザに睨み付ける。
悟空「サンキューな」
トッポ「勘違いするな。お前を助けたのではなくあいつを倒す為に取った行動だ」
悟空「よし。そんじゃ行くぞ!気円斬!」
アニラーザの顔を目掛けて飛ぶ気円斬。アニラーザは飛んできた2つの気円斬を首を軽く振ってかわす。
悟空「かわされちまったか・・・・」
カリフラ「下手くそ!!ちゃんと狙えよ!」
ベジータ(いや、わざと顔面を狙ったなカカロットの奴め。だが、ただ後ろを狙うだけならすぐに気付かれるだけだ)
ピッコロ「ぐっ・・・・」
吹っ飛ばされたピッコロはアニラーザから大きく離れ1人静かに岩柱にめり込んだまま眼を瞑る。
同化した神とネイルの心が先程から一つの思いを胸に秘めたピッコロに指を差す。
――個人的な問題だ。宇宙消滅が掛かっている戦いにふざけた事など出来ん。
が、決着を付けたい思いはあった。俺自身もナメック星人同士だから奴等の気持ちが分かる。
ピッコロ(俺の勝手な行動は許される者ではない。それでも俺は・・)
ビルス「おい、何やっている!!」
シン「ピッコロさん!逃げてください!!」
アニラーザの左手が空間を突き抜けピッコロを掴んだ。
左手の空間から出て掴まれたピッコロを見た悟飯は必死にエネルギー弾を連射するが通用せず・・。
クリリン「ピッコロー!!!」
悟飯「ピッコロさーーん!!!!」
バクン!!
悟飯「そ、そんな・・」
アニラーザがピッコロを呑み込んでしまった・・。
目の前で師を呑み込まれ守れなかった弟子は怒りと悲しみでにやつく巨体に何発も拳を左膝に浴びせる。
が、左膝を突き上げられ吹っ飛ぶ。にやにやと近付く巨体。
悟飯「ピ、ピッコロさん・・・・」
ズバッ!!!!
アニラーザ「ウォォオオオ!!!」
突如アニラーザが苦しむ!迫る悟飯を痛め付けピッコロを喰って勝ち誇り油断していたアニラーザの両触覚を悟空が2つの気円斬で切断したのだ!
パパロニ《ぐぁぁああ!!耳が!耳がぁぁああ!!!》
サオネル「何が起こった!?」
ピリナ「奴の耳に何かあったのではないか?」
ビルス「いいぞ悟空!!ナメック星人の仇を取ってやれ!」
ベジータ「ピッコロの奴、何してやがる!が、奴を油断させたという所だけは評価してやろう」
モスコ「ピポピポ」
カンパーリ「モスコ様曰く退却準備に入れアニラーザよ!」
アニラーザの体内にはサオネル、ピリナが懸命に脱出しようと攻撃していた時にピッコロが機械の牢獄から落ちてきた。
驚くサオネルとピリナ。機械の牢獄は落ちてくる戦士を閉じ込める為に一度だけ牢が引っ込み開くがすぐに閉じてしまった。
ピッコロ「ぐっ・・体内も機械仕掛けなのか?だが、筋肉や人に近い身体の構造もあるな」
ピッコロは右腕を再生しアニラーザの体内を見回す。
機械の牢獄は見るからに頑強で簡単には突破できなさそうだ。
サオネル「お前も喰われたのか!?」
ピッコロ「喰われた訳ではない。自ら潜入しただけだ」
ピリナ「自らだと!?何のつもりだ!?」
ピッコロ「お前達と決着をつける為にな。ナメック星人はナメック星人同士で決着をつけたいのだろ?早く脱出するぞ」
サオネル「そう簡単に出来るものか!それに私達は敵同士だ。放っておけばお前達の仲間や他宇宙の戦士がこいつを落とせば第6宇宙は二人減って得をするはずだ。何故助けに来た!」
ピッコロ「俺に聞くな。お前達なら見えるだろ?」
ピリナ「・・お前も同化を」
サオネルとピリナにはピッコロの心にいる同じナメック星人のネイルと元地球の神様の姿が確認できる。
二人の強い視線に同じく同化しているサオネルとピリナの同志達も覚悟を強めていた。
ピッコロ「俺の場合と比べればお前達の同化の方が遥かに覚悟は上だろうがな」
サオネル「理由はどうあれ早く脱出する他ない様だな」
ピリナ「行くぞ・・!」
パパロニ《ぐっ・・無駄だと何度言わせる!?一人が加わったくらいでこのアニラーザの体内からの脱出等絶対に!絶対に!!絶対に出来ぬのだぁぁ!!!》
触覚を斬られ怒るパパロニ。パパロニの怒りはアニラーザの怒り。
アニラーザの全身に紫の光の気が纏う。その紫の光の気から無数のエネルギー弾が放たれ武舞台が更に荒れ戦士達のほとんどがかわすのに精一杯であった。
悟飯「グッ・・!!」
悟空「悟飯!!」
悟飯がアニラーザのエネルギー弾の雨をかわしきれず1つのエネルギー弾を両手で受け止めたがその威力にたちまち押されていく。
ズリズリと足で地を削りながらもエネルギー弾は止まらない。
悟飯「ピッコロさん・・本当にすみませんでした。僕が弱いせいで助けられなくて・・・・」
17号「お前は弱くない」
悟飯を守る緑色のバリアー。
17号がボロボロになった右手で痛みを堪えつつバリアーを張っているのだった。
今なら逃げられるが17号がこのままだと・・。
17号「行け!!お前は第7宇宙に必要な戦力だ。今ここで脱落してしまえば師匠が泣くぞ」
悟飯「じ、17号さんは!?」
17号「この身体だ。いてもお前達の足を引っ張るだけだ」
17号「だから早く逃げろ孫悟飯!」
悟飯「・・分かりました。17号さんの分も必ず僕が・・・・」
悟飯がバリアーから出た。17号は仲間を守り自らが犠牲になる覚悟を決めている。
それはまさに彼が求めている人間らしさ、というのもあった。
17号「ふっ・・人間臭さがあってこれも悪くないかもしれないな」
バリアーが割れ17号はエネルギー弾を受けそのまま場外へ。
第7宇宙から脱落者が出てしまった。
大神官「第7宇宙17号さん。脱落です」
ビルス「よくボロボロの身体で息子を守ったな17号」
17号「少しは神様も認めてくれたって事でいいかな」
ビルス「ふっ・・身体を休ませるのだな。人の身体は大事にしないといけないからね」
17号「そうするさ・・ビルス様」
アニラーザの暴走は止まらない。脱落者がまたも出てしまう!
ベルガモ「亡霊共がいなくなったと思ったら今度はエネルギー弾の雨か!!」
バジル「しまっ・・!」
ズギャーン!!!!
ぐぁぁああ!!!
ラベンダ「バジルー!!!」
ガシッ!!
ラベンダ「だ、誰だ!?」
幻術ラバンラ「落ちろ毒野郎!」
ラベンダ「おい、離しやがれ!はな・・」
ズギャーン!!!!
ラベンダ「ぐぉぁああー!!!」
ベルガモ「バジル!!ラベンダ!!くそっ!亡霊共め。隙を伺ってやがったのか!」
フリーザ「今はかわすのに集中なさい!」
ベルガモ「うるせぇ!!弟達を放っておけるか!!」
ラベンダを見つけたが場外すれすれでいつ落ちてもおかしくない場所に。
ベルガモ「ラベンダ待っていろ!!」
ラベンダ「あ、兄者・・」
ベルガモはラベンダの元に向かったがエネルギー弾が目の前に落ち爆煙が舞う。
怯んでしまったベルガモだがそれでもラベンダの元に。
が・・・・。
ベルガモ「ラベンダ!ラベンダー!!」
大神官「第9宇宙ラベンダさん。脱落です」
ベルガモ「くそっ!ラベンダが・・。はっ!?バジルは!」
バジルもラベンダから少し離れた武舞台の端に。倒れたまま動かない。
エネルギー弾の雨が降りしきる中、ベルガモが助けに向かうが・・。
幻術ロージィ「アタタタタタタ!!!!」
ベルガモ「邪魔すんじゃねぇ負け犬野郎!!」
幻術とはいえ触れる事が可能なロージィのヤッチャイナー拳に邪魔をされる。
ベルガモはロージィを殴り飛ばしバジルの元に向かうが・・。
幻術ザーブト「第9宇宙は滅びるべき宇宙」
バジル「テ、テメー・・」
ゲシッ!!
バジル「あ、兄者ァー・・」
幻術ザーブトに腹部を蹴り飛ばされ場外に落ちていくバジル。
何としても助けようと手を伸ばすベルガモ。
後少しで手が・・・・。
バジル「後は頼んだぜ・・兄者・・ソレル・・フリーザ・・・・」
ベルガモ「バジルーーー!!!!」
大神官「第9宇宙バジルさん。脱落です」
ロウ「あ、後3人に!!」
シドラ「まだ終わってはおらん!」
幻術ザーブト「お前も落ちるのだ」
ベルガモ「うるせぇよ・・糞宇宙の奴等が」
キレたベルガモは幻術ザーブトと襲い掛かってきた幻術ハーミラと幻術カクンサを瞬時に殴り飛ばす。
ベルガモ「許さねぇぞ。デカ物めが!!!」
ベルガモは幻術もアニラーザが出した物と勘違いしつつもアニラーザに対抗すべくエネルギー弾をわざと受け力を溜めていた。
セル「うるさい奴だ・・」
セルもまたアニラーザの暴走を止めるべく瞬間移動で悟空達の元まで移動し戦闘準備に入る。
ほとんどの戦士がエネルギー弾を回避する中、全くエネルギー弾が飛ばない西側の二人のバトル。
アニラーザは暴走しつつも同宇宙の戦士は狙わない様に調整している。
マジ=カーヨ「ちょこまかちょこまか時飛ばしか?変な移動技使いやがって」
ヒット「ぐっ!!」
マジ=カーヨがヒットの両足を下半身を触手の形に変え捉える。
そして、巨大な右手に変化させヒットの身体に拳をぶつける!
ハンマーで強く叩き付けられた衝撃の様な感じで地ごとヒットがめり込む。
ヒット「ガフッ・・」
マジ=カーヨ「殺し屋よぉ。俺は殺せねぇぜ」
ヒット「殺せば失格だ・・」
マジ=カーヨ「殺す気でほれ、撃てよ」
マジ=カーヨは額に指を差し気弾を撃てと挑発する。
ヒットは攻撃しない。無駄だと分かっているからだ。
マジ=カーヨ「・・分かっている様だな。俺は液体戦士マジ=カーヨ。元は手足が自在に伸縮出来る改造戦士だった」
マジ=カーヨ「だがな。俺は力の大会に出場するならこの能力だけでは勝てないと分かっていた。そこでDr.パパロニに負けない力が欲しいと頼み込んだ」
ヒット「それが・・液体の能力か」
マジ=カーヨ「Dr.パパロニは様々な宇宙の科学を参考に第3宇宙の可能性を広めている。俺のこの能力はポトフ人という種族が造り上げた物をDr.パパロニが改良したんだよ」
マジ=カーヨ「この能力は本来なら相手を取り込んでその戦士に変身できる。取り込んだ奴を消去もできるがそれを行えば殺してしまうからな。ここまで言えば分かるよな殺し屋」
ヒット「お前、まさか・・!」
マジ=カーヨ「俺はこの液体の力を使う為に自ら取り込まれたんだよ。もう、改造戦士マジ=カーヨはこの世にいない。俺は液体戦士マジ=カーヨとしてこの力の大会に出場したんだよ!」
マジ=カーヨ「第6宇宙最強の殺し屋だか知らねぇけど俺から見れば何にも怖くねーんだよ!!」
ヒット「そうか・・・・」
シャンパ「ヒットがまたやべーじゃねぇか!」
ヴァドス「ヒットさんが今までと違う様に感じ取れます。仕事としてのみで動いていた彼に何か心の変動があったのかもしれません」
シャンパ「ヒットがか!?」
ヒット「・・大会へ出た覚悟は認めよう。だが、今の俺には勝てんぞ」
マジ=カーヨ「おいおい、くたばりぞこないが何言ってる!じゃあな第6宇宙最強の殺し屋!!」
ヒット「俺はまだ仕事を終えていない。それを終えるまでは・・」
ヴァドス「ヒットさんの膨大な潜在能力がまた1つ目覚めるかもしれませんね」
シャンパ「マジかよ!!」
ヴァドス「マジです」
ヒット「・・・・」
最初は仕事の為にと動いていたのだが気が付けばシャンパやキャベ達と破壊神選抜格闘試合で知り合った者達、力の大会で知り合ったカリフラやケール達といるのも居心地は決して悪くはない。
それは同時に殺し屋としてはあるべき姿なのかと自問する。
なかなか答えが見つけられずにいた。
攻撃をいなしつつ殺し屋とは何なのかとまた自問する。
問うばかりで答えが出せない。
マジ=カーヨ「捉えるぜ」
巨大化したマジ=カーヨに羽交い締めをされ両手を封じられる。
それでも、ヒットは焦る表情を見せない。
まだ答えが見つけられない。こんな時、孫悟空なら何を思うのだろうか。
ヒット(・・あいつから見れば回りには仲間がついているというのはいつもの風景か)
マジ=カーヨ「余裕そうなツラしやがって・・両腕をへし折ってやる!」
ヒット「だが、俺は俺だ」
バシュー!!!!
マジ=カーヨ「マ、マジカヨ!?」
ヒットが気を解放すると巨大化したマジ=カーヨが吹っ飛ぶ。
ヒット「答えが少しずつ見えてきた・・」
パズルのピースが少しずつ完成するかの様にヒットの自問は解かれつつあった。
悟空やベジータの様な強者達を知りジレンの様な自身を超えた存在を知り1つの答えが分かった。
力の大会に出ているヒットという男は殺し屋であり第6宇宙を救う一人の戦士として出場している。戦いを仕事としてだけでなく武道家としても戦いに挑んでいる自分。悟空に感化されたのかもしれないと少し鼻で笑う。
シャンパやキャベ達といても特に居心地が悪くはない答えも分かった。
自身が殺し屋というよりも1戦士として敬愛され頼られていたから。それだけでなく自身の脱落の危機に自身より遥かに弱い戦士が助けた。第6宇宙の戦士達は勇敢だというのも分かった。
ヒット「一番臆病なのは俺だったのかもしれない」
マジ=カーヨ「しぶとい野郎だ!」
そして殺し屋ヒットとして・・!
ヒット「やめておけ。今手を出せばお前は永遠に俺の眼が忘れられなくなる」
マジ=カーヨ「黙れぇ!!!」
ヒット「・・・・!!」ギンッ!!!!
マジ=カーヨの拳がヒットの眼前で止まる。いや、マジ=カーヨの液体の身体が凍てついたかの様に動かない!
まるでマジ=カーヨのみ時間が止まっている様にも見える。
ヒット「警告はしておいた」
ズドッ!!!!
右手から繰り出される透明の気弾がマジ=カーヨの腹部を一瞬で押し出し動ける様になった時には武舞台から遥か離れた場外に。
エア「な、何が!?」
大神官「第3宇宙マジ=カーヨさん。脱落です」
マジ=カーヨ「うぅ・・やめてくれ・・殺さないでくれぇ・・・・」
カトペスラ「しっかりしろマジ=カーヨ!」
ビクビクと縮こまりながら震えるマジ=カーヨ。ヒットの殺し屋としての眼が心奥までも凍てつかせ忘れられない記憶へと植え付けられていた。
シャンパ「俺も感じ取れたぞ・・ヒットの奴が殺しに掛かったのが」
ヴァドス「いえ、殺す気は最初からなかったかと思います。あれはいわゆるハッタリに近いものかと」
シャンパ「ハッタリなのか。だが、とてもそんな軽いハッタリには思えなかったぞ」
ヴァドス「目力だけで時を少し止めたのでしょう。潜在能力が更に目覚めたのです。ただし、それは一人では決して成し得れなかった戦士としてのヒットさんの力を・・」
シャンパ「ヒット・・・・」
ヒット「・・逃がしはせんぞ」
エア「アニラーザ!!早く逃げるのです!!一旦は退却を・・」
アニラーザは触覚を斬られた怒りで暴走していたがエアの言葉ではと我に帰り背中に両翼を生やし飛行する。
キューン!!!!
キューン!!!!
アニラーザ「ぐぉおおお!!」
しかし、ヒットの気弾が両翼を破壊しアニラーザが地響きを鳴らしながら背中から崩れる。
ヒットの攻撃と分かり安堵するキャベ達。
翼を壊されもはや退却の策が取れなくなりアニラーザは立ち上がりまたも暴走をしようとした時だ!!
ズォビッ!!!!
ーーーーーーーーーー
サオネル「くっ・・やはり無理なのか」
パパロニ《大人しくするのだ。アニラーザからの脱出など出来やせんのだと何回言わせれば・・》
ピリナ「第7宇宙のナメック星人。お前に何か策はあるのか?」
ピッコロ「・・ない訳ではない」
サオネル「脱出方法があるのか?」
ピッコロ「だが、確実ではない。それにこれを行えばお前達と決着を付けられなくなる」
サオネル「・・まさか」
ピッコロ「このまま脱落を待つかそれとも賭けに出るかは俺達次第だ。たが、確実に抜けられる訳ではない。骨折り損になる可能性もある」
ピリナ「同志達は覚悟を決めている。この際なら・・」
サオネル「こっちの同志もだ。ベースは・・・・」
ーーーーーーーーーー
アニラーザ「ぐぼぉぉおお!!!」
アニラーザの胸部から今まで見たことのない極太の魔貫光殺砲が炸裂!!
緑のコアが割れアニラーザの胸部に穴が開いた。
胸部から飛び降りた戦士。
弟子が嬉しそうな表情をし名前を呼んだ。
悟飯「ピッコロさん!!!」
ピッコロ「待たせたな」
悟空「ピッコロ。急に強くなってねぇか?」
ビルス「気が今までと違うな。あいつ、まさか・・」
ウイス「ナメック星人の能力を使用したのでしょう。つまり・・」
ヴァドス「ピッコロさんの脱落はサオネルさんとピリナさんの脱落ともなります」
シャンパ「・・けっ。力をわざともらう為に飛び込んだな。第7宇宙のナメック星人は」
アニラーザは胸部のコアを壊されると動作が鈍くなっていた。
触覚をなくし察知能力が使えず胸部のコアを破壊され動作が鈍くなるともはや各宇宙の的になってしまっていた。
ピッコロは悟空達の元に向かい指示を出す。
ピッコロ「孫、悟飯、セル。奴のコアを狙え。奴はコアを壊されると弱体化する」
セル「確かに胸のコアを壊されてからは動作が鈍くなっている様だな」
悟空「悟飯!セル!決めるぞ!!」
悟飯「はい!父さん!!」
セル「さらばだ第3宇宙」
ベジータ「おい、貴様等。俺達は腕のコアを狙うぞ」
キャベ「はい、師匠!」
カリフラ「終わりにしてやるぜ」
ケール「行きます・・!」
トッポ「弱点は見抜いた」
ディスポ「ここはダブルマキシマムキャノンで・・」
ズシーン!!
ズシーン!!
ディスポ「な、何だ!?」
トッポ「お前は・・」
ベルガモ「どいていろ。弟達の仇を撃つ」
フリーザ「やれやれ。兄弟想いな事で」
アニラーザ「ぐぐぐ・・」
悟空「かー・・」
悟飯「めー・・」
セル「はー・・」
アニラーザ「ぐごぉぉおおお!!!!」
悟空達に襲い掛かるアニラーザ!
胸のコアを壊され動作が鈍くなりいつものパワーを発揮できない。
ベジータ「ファイナルフラーッシュ!!」
キャベ「ハーッ!!!」
カリフラ「オラオラオラー!!」
ケール「ハァッ!!!」
4サイヤ人の連携攻撃で左腕のコアが壊され・・。
ベルガモ「最大パワーのウルフガングペネトレーターを受けやがれー!!!」
巨大化したベルガモの最大パワーのウルフガングペネトレーターで右腕のコアが壊されそして・・。
悟空「めー・・」
悟空・悟飯・セル「波ーーーっ!!!!!!」
アニラーザ「ぐぅ・・がぁぁああ!!!!!」
うずまくかめはめの波がアニラーザの額のコアを破壊し巨体が宙を浮く!!
そして・・・・。
大神官「第3宇宙コイツカイさん、パンチアさん、ボラレータさん、パパロニさん。脱落です」
パパロニ「ぐっ・・も、申し訳ございません」
エア「素晴らしかったですよDr.パパロニ。あなたの最高の科学の力を全宇宙に見せ付けられたのです。後悔はありません」
大神官「第3宇宙全戦士脱落。これにより第3宇宙・・」
消滅でございます!!
全王・未来全王「はーい!!」
カトペスラ(第7宇宙のポリスマン、クリリン。お前とは違う形で知り合いたかった。ポリスマン同士良き友としてな・・)
エア「悔いなく消滅出来ます・・本当に素晴らしい科学の力でした」
ガパッ!!
???「へへっ!」
カンパーリ「ミ、ミュール様!」
ミュール「世話になったな。あばよ!!」
全王・未来全王「キュッ!!」
第3宇宙消滅。新たな消滅宇宙が出てしまう。
寂しそうな表情のカンパーリ。第3宇宙に強い思い入れがあるのだった。
カンパーリ「こちらこそお世話になりました。ミュール様」
悟飯「・・・・僕達が一つの宇宙を消してしまったんだ」
悟飯は自分達が1つの宇宙を消滅させた事実に手が震える。
どうしようもない事をやってしまった。罪の無い人までも巻き添えに・・。
申し訳ないとばかりに目を瞑り拳を握っていると師の言葉が飛んできた。
ピッコロ「悲しみを砕け悟飯。お前も戦士だろ」
悟飯「ピッコロさん・・」
ピッコロ「俺達が負けたらビーデルやパンやサタンやブウはどうなる?チチや悟天はどうなる?地球は宇宙はどうなる?」
悟飯「・・・・」
ピッコロ「甘さを捨てろ。俺達は負けられないのだからな」
ピッコロの背中はとても大きくとても重く感じ取れた。
ピッコロは第6宇宙の運命も背負っている。
ピッコロの脱落は第6宇宙の二人のナメック星人の脱落。だからと言って脱落する訳にはいかない。
複雑な思いを胸にピッコロは戦いに赴く。
悟飯もそんな師を間近に見て決意する。
悟飯「必ず第7宇宙は生き残って見せます!」
泣き虫だった少年は逞しく成長し師と同じく戦いに赴くのであった・・。
第3宇宙が消滅するも戦いは更に激化する。
力の大会終了まで残り16分!
続く
アニメ本編優勝者17号が脱落とピッコロの同化!
まぁ、アニメ本編でも18号ないなければ17号はそのまま脱落してたでしょうし・・。フリーザがいなければ悟空もアニラーザに落とされていたかもしれない。
そして、第3宇宙消滅。アニメ本編では目立たずして終盤まで残っていたけれどもこちらでは第9宇宙に狙われ第11宇宙をジレンを残して他を脱落させようと行動していたので目立ってしまったのです。第9宇宙もフリーザ、ベルガモ、ソレルの3人しか残っておらずピンチです。