ドラゴンボール超 宇宙サバイバル(超IF)   作:銀河人

56 / 68
ベジータが目覚める・・!新たに殻を破ったそのパワーは果たして・・!?


怒りを越えた先に ベジータ覚醒!! 後半

 

 

 

超サイヤ人ブルーの進化。瞳が更に蒼く輝き全身が銀色に輝き、髪色やオーラはより青みを増している。

 

キャベ、カリフラ、ケール・・3人との出会いは日が浅い。だが、同じサイヤ人。そして、キャベと交わした約束。

 

 

クリリン「俺にも分かるぜ・・。ベジータの気が大きく上昇しているのが!」

 

天津飯「凄まじい気と気迫が神の気を纏っていても感じ取れる・・悟空とはまた違う力なのかも分かる」

 

 

ウイス「怒りをコントロールしたのではないでしょうか?」

 

ビルス「僕を不意に近いとはいえぶっ飛ばした力をかい?あれをコントロールしただけではそこまで強くはなれないと思うけどね」

 

ウイス「怒りを越えた先・・人間ならではの進化かもしれません」

 

ウイス「神が持つ気と人間が持つ気。二つの気が混じる事で新たなる領域へとベジータさんは目覚めたのかもしれません」

 

 

ピッコロ「ベジータといえば悟空を越える為に超サイヤ人、超サイヤ人2といった様に進化していったが今回は違う。あいつが誰かの為に新たな力に目覚めたケースは初めてだ」

 

17号「第6宇宙のサイヤ人の約束と言っていたな。宇宙は違えどサイヤ人はサイヤ人という訳か」

 

18号「ギラギラ輝いてるね・・眼光が銀と蒼で混じりあって綺麗にすら見えるよ」

 

 

ベジータの超サイヤ人ブルーの進化の力を見せ付けられるもジレンの表情に変わりなし。

 

少しばかり戦える様になった程度としか思っておらずエネルギー弾を挨拶程度に放つがベジータが逆に目力だけでエネルギー弾を掻き消す!

 

 

ベジータ「デェャヤァァアア!!!!」

 

 

 

 

ズグッ!!!!

 

 

ジレン「グッ・・・・ガッ・・!?」

 

 

カイ「ジレン!?」

 

マルカリータ「ジレンが久しぶりに『痛み』を感じ取ったですます」

 

ベルモッド「ベジータめ・・。ジレン!お前にとって約束や信頼など最強のパワーの前では無のはずだ!真の純粋なパワーの前ではいかなる敵も抗えないと分からせるのだ!!」

 

 

ベジータ「本気を出せジレン。これ以上痛みを受けたくなければな」

 

ジレン「・・断る。お前ごときに出すつもりはない」

 

ベジータ「そうか。なら、勝手にしやがれ。超ドラゴンボールを得る為ならば俺は本気でないまま貴様が脱落しても別に構わないからな」

 

 

17号「あいつ、冷静さも得た様だな」

 

天津飯「ケフラとの戦いの時とは真逆だ。相手と戦う時は常に本気の力を望んでいたが今は勝つためならば手を抜かれたままでも構わないとは」

 

亀仙人「戦いの中でベジータは力も知恵も精神も向上しおった。そして、あの新たなる進化で今までより更に向上したのじゃろう」

 

悟飯「ベジータさんの攻撃がジレンを追い込んでいます!!」

 

 

ジレン「グォッ!?」

 

ベジータ「サイヤ人を甘く見るなよ・・!」

 

 

ベジータの高速ラッシュの技、ライトニングバーストが今までダメージを与えられなかったジレンの上半身のあらゆる箇所にめり込み肉体に痛みが感じ取れていた。

 

進化したベジータのパワーをまともに受けたジレンの額に汗が流れる。

 

 

ジレン「ぐっ・・」

 

ベジータ「どうした?今までとは明らかに顔色も変わっているぞ。得意の目力だけで俺を抑えられるのだろ?」

 

ジレン「黙れ!!」

 

 

ベジータ「声も荒げて貴様らしくないな。まぁいい。手加減したまま脱落する無様な展開も面白いからな」

 

ベジータ「それとも、貴様よりあの破壊神の方が強いんじゃないか?カカロットの野郎が元気玉のエネルギー抜きで身勝手の極意とやらに再度目覚めたのもあいつからだったからな」

 

 

ジレン「・・・・!!」

 

 

眉間にしわが表れ怒りのこもったジレンのラッシュをベジータは全ていなしジレンの右手を左手で弾いたと同時に右手で腹部に拳をめり込ませエネルギー弾を腹部にぶつけ爆発させた!

 

 

すると、ジレンが眼を見開き苦悶の声を上げる!!

 

 

ジレン「グハッ・・!!」

 

 

カイ「ジレン!!!」

 

ベルモッド「バ、バカな!?」

 

 

ベジータ「デェャャァ!!!!」

 

 

頭の中に浮かぶキャベとの約束。惑星サダラに行く約束を果たさなければならない。

 

だから、相手が誰であれ負けられない。それが最強の存在だろうが何だろうが。

 

 

キャベ・・弱気なあいつの態度に頭に来ていたがまだあいつは若く自身だけでなく宇宙そのものの消滅が掛かった大会で戦えというのも過酷な物だ。

 

カリフラの様に戦闘そのものを好み消滅を気にしちゃいない奴の方が珍しいくらいだ。

 

サイヤ人なら戦闘を好むのは当然だが俺は家族を持ってから消滅はさせまいと必死になっている。

 

 

ケールの奴もあの力を制御してからは弱々しい態度は消え失せた。サイヤ人の可能性は計り知れない。下級戦士であったカカロットも神の更なる領域に入っているのだからな。

 

 

ジレン「・・今までの気とは違い洗練されている。戦うにつれお前は進化しているというのか?」

 

ベジータ「それがサイヤ人という種族だ。そして、貴様が期待外れと吐き捨てたサイヤ人のパワーだぁ!!!」

 

 

ベジータがジレンに突っ込み更に激しいライトニングバーストを仕掛ける!

 

ジレンも負けじとラッシュするが想像を超えるベジータの攻撃の一つ一つに追い込まれ左の真っ直ぐなキックを腹部に受けその直後に左右の拳が目にも止まらぬ速さでジレンの胸部に何発も撃ち込まれ拳の跡で胸部がへこむ!!

 

 

ベジータ「見えるだろ。サイヤ人の誇りがな。例え消滅してもあいつらのサイヤ人としての誇りは俺の胸の中に刻まれている」

 

 

ベジータの背に映る一人のサイヤ人の幻影。

 

ケールの幻影が見えたと思えばベジータの左腕の気が強まりその一撃がジレンの右頬にぶち込まれる!

 

 

ベジータ「俺は超ドラゴンボールであいつらを復活させる!!そして、貴様に勝ちサイヤ人こそが宇宙最強の戦闘民族だと教えてやる!」

 

 

今度はカリフラの幻影が映る。その瞬間に右腕の気が強まりジレンの左頬に浴びせ両頬に拳の跡が残る。

 

 

ジレン「き、貴様・・!!」

 

ベジータ「よく覚えておけ。何もかもを信頼せずただ迫り来る敵を倒すだけのマシンと同等の貴様では絶対に得られんこの力をな!!!」

 

 

 

ハァァアア!!!!!!

 

 

ジレン「俺は負けん・・!!」

 

 

ジレンの表情が変わっていた。基本的に無表情だった男が一人の戦士に怒りを露にし潰しに掛かっていたのだ!

 

怒りと共に赤々と燃える様なエネルギーが両手にこめられる!

 

 

ベジータは赤々と燃えるパワーインパクトがこちらに来るまで身体を大きく左側にひねり気を溜めていた。

 

気を溜めている時にキャベの幻影が映る。弟子のサイヤ人の誇りを胸に師の気が高まっていく・・!

 

そして、パワーインパクトが自身に当たりそうになった所で気を解放し一気に両手から強烈なエネルギー波を発射した!!

 

 

ベジータ「くたばりやがれぇ!!!」

 

 

ギャリック砲の強化技『バーストギャリック砲』が放たれパワーインパクトを呑み込み巨大なエネルギー波がジレンを呑み込んでいく!

 

最初こそ抑えてはいたが武舞台の破片ごと消し飛ばしジレンは足を付く場所がなくなりそのままバーストギャリック砲に呑まれ吹き飛んでいった!!

 

 

ジレン「うぉぉおおお!!!!」

 

 

トッポ「ジ、ジレン!!」

 

悟空「やるじゃねぇかベジータ!!オラも一発見せてやっぞ!!!」

 

トッポ「むっ!?」

 

 

カイ「どうして人間レベルが低い宇宙にあれ程の戦士達が現れるのです!?」

 

ビルス「人間レベルでしか計れないお前には分からないかもね」

 

カイ「くっ・・・・」

 

ビルス「どれだけレベルが低かろうが宇宙を仲間を家族を思いやり戦う奴だっている。第7宇宙であれ第6宇宙であれ第9宇宙であれ」

 

ビルス「人間は神々ですら驚く程に力を向上させる時がある。・・僕自身が一番身をもって知らされたからね」

 

 

シン「人間レベルで計算するのはやめましょう。力の大会に出場した戦士の方々に人間レベルがどうとか関係な・・」

カイ「黙れ黙れ!!人間レベルの低い宇宙の界王神が軽々しく私に話し掛けるな!!!」

 

 

ベルモッド「いちいち反応するなカイ。ジレンがあれしきで負けると思うか?」

 

カイ「し、しかし・・」

 

マルカリータ「大神官様の脱落の宣言がないですます」

 

ベルモッド「そういう事だ。身勝手の極意を使う孫悟空以外にようやく力を出せる相手が出てきたのだ。ジレンの本気のパワーが見られるかもしれん」

 

カイ「そうでした・・。ジレンは絶対に負けない存在。まだ本当の力を発揮していないのに脱落等あり得ませんからね」

 

 

ベジータはジレンが残っているのが分かっており更に警戒心を強める。

 

悟空は超サイヤ人ブルーからかめはめ波を放とうとしていた。

 

トッポは止めようと突撃するが悟空は巧みにかわしていく。

 

 

トッポ「まともに受ければ耐えるのは困難。おそらくあのエネルギー波を放ってくる」

 

悟空「よーし!行くぞトッポー!!ゴッド・・」

 

トッポ「だが、逃げはせん。お前の技を全力で受け止める!!」

 

 

トッポはバリアーを張り守りを固める。

 

覚悟を決めたトッポに悟空は歯をニッと剥き出しに喜びながら放つ!!

 

 

 

 

 

かめはめ波ーー!!!

 

 

トッポ「ヌググ・・・・」

 

 

バリアーが割れ生身のままゴッドかめはめ波を受け雄叫びを上げる。

 

トッポもやられてしまったのかと慌てめくカイだがベルモッドはニタリと不気味に笑む。

 

 

ベルモッド「サイヤ人の人間性は私も気に入ったよ。だが、相手が悪すぎる」

 

 

悟空「トッポ。いるんだろ?オラ覚悟出来てるからな」

 

ベジータ「ジレン。さっさと出てこい。それともサイヤ人に恐れをなしたのか?」

 

 

二人のサイヤ人が正義の戦士二人を待っている中、第4宇宙のシャンツァはまだ眠っておりダモンはベジータとジレンのバトル時にジレンの細胞を採ろうとしたがジレンはバトルの最中にでも近寄らせない様に薄いバリアーを張り細胞を採らせない様に対策していたのだった。

 

 

キテラ「来るな。いよいよ・・」

 

コニック「はい」

 

キテラ「・・大丈夫なんだろうな?これに失敗したら第4宇宙は消滅が確定する様な物だからな」

 

コニック「100%とは限りませんからね。・・50%?いえ、30%?・・20%かもですね」

 

キテラ「どんどん確率減ってんじゃねぇか!!本当に大丈夫なのか・・」

 

 

 

ジレン「・・トッポか」

 

トッポ「ジレン。ベジータは手強いか?」

 

 

ジレン「下らん奴だ。純粋なパワーの前では全てが無だと分からせるまで」

 

トッポ「そうか・・私もまた覚悟を決める時が来た」

 

 

ジレン「あいつを倒す」

 

トッポ「もう一度あいつと決着をつける・・!」

 

 

ベジータ「そこにいたか。来るなら来やがれ。逃げるのなら今の内だがな」

 

悟空「トッポ!破壊神になるんだろ!?今度は簡単に負けねぇぞ!」

 

 

ジレン「サイヤ人・・その力は確かな物だ」

 

トッポ「ここからは私もプライド・トルーパーズとしてでなく破壊神としてお前に挑ませてもらうぞ」

 

 

ベジータ「ふん。いつまで上から目線で接してやがる。貴様の力等もう知れているぞ!」

 

ジレン「お前に見せてやろう・・その誇りと捨てない思いに敬意を評し全開のパワーをな」

 

 

トッポ「身勝手の極意にならなければ太刀打ちは出来んぞ」

 

悟空「さっき言ったじゃねぇか。なれるならなってるってよ」

 

 

トッポ「ふん・・」

 

 

トッポとジレンが怒号を上げると武舞台の破片が揺れ観覧席にもその強大な気が伝わる。

 

二人がいた武舞台の破片は簡単に崩壊し悟空とベジータは別の足場に場所を移しそれぞれが戦いに入る。

 

 

赤黒いオーラを纏う本気のジレン。

黒紫のオーラを纏う破壊神トッポ。

 

ジレンと対する超サイヤ人ブルー進化ベジータ。

トッポと対する超サイヤ人ブルー界王拳孫悟空。

 

 

全王「おー!凄いのね」

 

未来全王「ジレンも本気なのね」

 

 

ビルス「いよいよジレンの奴も本気になったのか」

 

ベルモッド「こうなったジレンに勝つのは完全に不可能だ。まぁ、本気にさせただけでも大したものだよ」

 

 

 

カイ「第7宇宙もいよいよ消滅の時が近付いてきましたね」

 

シン「悟空さんとベジータさんなら・・」

 

 

四人の全力の激戦が繰り広げられようとしていたのだった!!!

 

 

キテラ「さぁ、目を覚ませシャンツァ!あの細胞を活性化させるのだ!!」

 

 

続く

 

 




ジレンに痛みを味合わせたベジータ。そして、ジレンも本気のパワーに!
そして、トッポも破壊神に。
そんな中、眠っていたシャンツァが目を覚ます。
細胞を活性化させるのだ!!とキテラが興奮気味に発言していたが・・?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。