堀内定晴(年齢不詳:二十歳以上)
紫に誘われ幻想入りをした本作の主人公。既に、幻想入りしてから三年が経過しようとしている。住所は博麗神社と人里の間にある森の中。
様々な仕事を経験したおかげで、何かと器用。幻想郷の少女たちには、特に料理の腕に関して信頼を置かれている。
能力は【十の力を操る程度の能力】、内容は輝剣・結界・再生・幻空・浄化・無効化・風・魔術・模写・身体強化の十個。だが、死亡未来を観測する能力なども所持しており、明らかに十個を超えている。また、ミキによると能力に関して自分自身に嘘をついていることもあるというが……
式神にルーミアとユズがおり、二人には霊力を分け与えつつ、二人から妖力の供給を受けている。その結果、妖力も扱えるようにはなっているものの、現状霊力量が多いので使う理由がない。
他人を完全に信用することができず、女性から好意を向けられても受け止めることができない。歪な子供時代を過ごしたせいで、コミュニケーションが下手。女性から好意を向けられたくないくせに、女性を誑し込むようなことを言う。
ミキ・クレイル(年齢不詳:見た目は二十五歳ほど)
紫と定晴の親友の時空神。紫のスキマ以上の力を有しているため、神出鬼没。
一般的な神の中で最も位が高く、知名度もあるために、幻想郷の神々からは特に恐れられている。なんせ、彼が本気を出せば幻想郷など一秒で消滅する故に……
権能は【空間模倣】で、一目見ただけの魔理沙のマスタースパークなどを模倣し発展させて利用できる。また、定晴の幻空のようなものを所持しているため、何でも出てくる。
そして、この文章も見られている。うん、これはあまり変なことを書いてなくて安心した。まあ、必要以上のことを書いていたら検閲するがね。
博麗水那(年齢不詳:本人は十二歳くらいだと思っている)
外の世界の放浪児だった少女。姉に空那という少女がいる。
親が離婚し、父親に引き取られるが、暴行などが繰り返され姉と共に家を出る。しかし、身寄りのなかった彼女は、犯罪にも手を染めつつ必死に生きることになる。
姉が魔界に転移してしまい一人になっていたところを、定晴とルーミアに二人に捕まり、話し合いの結果幻想郷に来ることになった。紫が記憶を弄ろうとしたところを定晴が止めたうえ、姉を見つけるのも手伝ってくれたので、定晴に対する信頼は高い。
幻想郷に来てからは、霊夢の手伝いをしつつ修行を行っている。その過程で【聖具を操る程度の能力】を発現し、陰陽玉などを自在に扱えるようになった。
彼女もまた歪んだ幼少期を過ごし、その考え方が歪んでいる。幻想郷に来てからはなりを潜めているが、常に手段に犯罪的な選択肢が浮かんでおり、霊夢がいなければ既に人を殺していることだろう。
不動成(年齢不詳:二十八歳くらいと思われる)
第一部の黒幕。親交を深めたチヌが定晴に殺されたと思い、幻想郷に追ってきてまで定晴を殺そうとしていた。丁寧な言葉遣いの節々に狂気を感じるような喋り方をしていたが、チヌと過ごすようになってからはただの好青年の印象。
【開放する程度の能力】を持ち、結界、感情など、開放できるものであればなんでも開放することができる。そのため、どれだけ厳重な鍵をかけていても、彼が能力を使うだけで開かれてしまう
現在はチヌと共に幻想郷の端っこで生活中。たまに人里で歩いているとこを見るという。野望こそないものの、チヌに頼まれればなんでもしてしまう危うさがある。
チヌ(年齢不詳:妖怪なんてそんなもん)
何の妖怪か分からないが、鬼のような力を持つ大妖怪。かつて不動と親交を深めた。
特殊な能力や術を持っておらず、単純な力が強い勇儀タイプ。だが、その体の大きさと腕力により、定晴が討伐のために来るほどには周囲から恐れられていた。
不動から恋愛感情を向けられているのに気が付いているが、敢えて応えずに穏やかに接している。彼女も不動のことを好いているが、一定の距離以上は踏み込まない。
ユズ(年齢不詳:こいつら誰も自分の年齢把握してねえぞ)
不動に使役されていた妖怪であり、現在は定晴の式神である妖怪。その正体は、鏡に映した者の正体を暴く雲外鏡の妖怪。
【真実を見る程度の能力】を持ち、その力を使うと妖怪であろうと神であろうと、真の姿を見ることができる。本来なら見ることのできない幽霊や魂なども見ることができるため、能力が判明してからはあまり三途の川に近付こうとしない。
定晴とルーミアを精神的支柱とし、二人だけがいるのであれば普通に喋れるようになった。他の人がいても、二人がいれば会話は可能。二人ともいない場合、言葉に詰まり何もしゃべれなくなる。
不動によりあり方が歪められた存在。その力は、本来の彼女が持つものとは違うものへと変貌しているようだ。
ここから異質な運命を辿る少女たち(運命が変わった度合い順)
ルーミア
不動により封印が解除され暴走、その後定晴のキスにより式神契約を交わした闇妖怪。キスで精神に影響が出たためか、定晴のことを四六時中考えているようだ。
封印方式が変わり、任意で力を発揮できるようになった。今までは闇を纏うだけだったが、腕のように使ったり紐のように使ったりと、活用手段が増えたことを喜んでいる。また、昼間に弱体化してしまうという弱点も今はほとんどない模様。
式神としての自覚がしっかりとあり、ご主人様のためならばだいたいなんでもしてしまう奉仕精神が強く根付いている。
古明地こいし
地底での異変をきっかけに定晴のことが気になりだした無意識少女。会えない日々が積み重なり、熟成されてしまった想いでとうとう地上に飛び出した。
未だに直接的な告白はしていないが、定晴への想いは隠さないタイプ。最近慎ましさを少し覚えたうえ、男女に関わるあれこれの知識が増えた。
発露すべき想いがあるからか、最近無意識能力の効果が薄れてきている。彼女がその想いを秘めることをやめるとき、その能力は進化を果たすだろう。
八雲紫
幻想郷の賢者、別名スキマ妖怪。本編時間では現在冬眠中。
物語開始時点で定晴のことが好きだった一人。幽香を追うように告白をし、気持ちが若干ふわふわしている。定晴を前にすると少女の面が強く出てくると、霊夢たちから噂されている。
定晴が幻想郷に来てから事件が多く、幻想郷に愛想を尽かさないかと不安に思っている。
風見幽香
物語開始時点で定晴のことが好きだった一人。まさか初恋の相手と幻想郷で再会するとは思わず、当時はたいぶパニックになっていた。
最初に定晴に告白した少女であり、爆弾の火付け役。幻想郷での日々が彼女の恋心を爆発させた。
クールな雰囲気で過ごしているが、家ではたびたび定晴との妄想が浮かびベッドでゴロゴロしている。それをメディスンがたまに目撃しているが、まだ彼女は気付いていない。
定晴を苦しめている原因となったことを自覚しており、定晴と接するときは苦しめない絶妙な距離を保っている。それが彼女の恋心を肥大化させていっていることに彼女は気付いていない。
東風谷早苗
初恋相手が定晴な奇跡少女。初恋の思い出は日記に認め大切に保管している。
ふと、奇跡の力で定晴との仲がよくなるのではと考え、「まるで恋人になれることが奇跡」みたいになることが嫌ですぐにやめた。本当に欲しいものは、奇跡ではなく実力で手繰り寄せたいタイプ。
定晴に告白をしてからは、女子高生のような青春を楽しんでいる雰囲気を纏うことが増えた。定晴の前でも焦ることは少なくなり、ただ「あなたが好きです」という純粋な気持ちを表現するようになっている。
外の世界で生活している間も多くの告白を受けたが、ずっと心にあったのは定晴のこと。会えるかもわからない相手を想い続けるほど、彼女の恋心は深く強い。
フランドール・スカーレット
お兄様大好き吸血鬼妹。勿論お姉様も大好き。
兄への信愛は、いつの間にか異性への恋心へと変化していた。それを自覚したのはある年のバレンタインの日。長く戸惑い続けたフランは、最近になってやっとそれが恋なのだと知った。
こいしやルーミアに恋のライバルだと宣言しつつも、妹ムーブをやめるつもりはない。ふとしたときに女をアピールするようにしており、じわじわと定晴を刺している。
自分が定晴の何者になるか、彼女自身もまだはっきりと答えを出せていない。妹以上の存在として見てほしいと思いつつも、妹という立場を捨てられずにいる。
チルノ
小さな氷の妖精。最近少し大人になり始めた。
親友の大妖精を基本的に一緒にいるが、最近物思いで一人の時間も増えた。考えていることは専ら定晴のこと。地底で助けられたあの時から、日々のお喋りと弾幕勝負の中で、いつの間にか定晴はチルノの頭の多くを占めるほどの存在になってしまっていた。
定晴の前では自分をもっとかわいく見てほしくて、少し無理して「あたし」という一人称を使う。大妖精からよくアドバイスをされており、特にメンタル面での成長は著しい。
最近少しずつ体が大きくなっているように大妖精には見える。それは本当に僅かな成長だが、いつか自分ではたどり着けないほどに大きな存在になるのだろうと大妖精は確信している。
十六夜咲夜
紅魔館の瀟洒なメイド。最近年相応な反応や表情をすることが増えた。
ずっと想いを心に秘めていたが、早苗に無理やり引っ張り出される形で自覚。その後レミリアと少し話し、好きにしていいと許可を貰った。もしそこでレミリアから直接だめだと言われたら、その想いに一生の蓋をすることになっていた。
定晴が来ないとかと日々少しだけわくわくしながら待っており、定晴と横に並んで料理をする心地よさを知った彼女は、また同じように一緒に料理をしたいと思っている。
あくまで瀟洒に恋をする彼女はまだ完全にエンジンがかかっていない。ふわふわとした恋心を心地よく感じている今を過ぎれば、彼女の想いは燃え上がることだろう。
今回の分は主要な人たちです。勿論、定晴の影響は霊夢や魔理沙たちにも働いていますが、運命が捻じ曲がるほどの影響はまだありません。しかし、大なり小なり幻想郷の住人は定晴に影響を受けています