東方十能力   作:nite

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ちょいとだけ後日談を投稿します…


六十五話 異変の被害

俺はてっきり異変による被害は幻想郷全体で睡眠時間が長くなった程度かと思っていたのだが、霊夢に聞いたところ俺が思ってる以上に被害…というか影響は大きかったらしい…

そもそも一日眠って過ごすということがどれほど影響があるのか。外の世界で手伝いをしたことあるが、農民にとって一日はでかい。それこそ収入が大幅に減るぐらいに。

映姫に異変解決は最後まで、と言われ俺は被害が出た場所に向かっている。

 

「ああ、定晴。来てくれてありがたい。私だけではどうしても限界があってな。」

「よし、早速始めよう慧音。」

 

最初は俺の家から博麗神社と同じくらい近い人里だ。ここではほとんどの人が寝たことで、近くにいる妖怪達が畑や田んぼを荒らしてしまったようだ。

荒らされたのは村民がなんとかするから、妖怪の方は戦えるやつがどうにかしてくれという依頼だ。

強い妖怪は霊夢が大体退治してしまったから、残っているのは村民を襲って調子に乗っている奴らばかりだ。つまり…

 

聖地【極楽浄土】

 

「グギャァァァァ」

 

浄化の能力を使ってしまえば一掃だ。

実はこの力、強い力を持つ妖怪…例えば紫や幽香だが…は、浄化を使ってもあまりダメージを与えられないことがある。特に紫なんかはスキマで守るせいで無効化されてしまう。

幻想郷ではこの能力は対妖怪で使うのはできるだけ控えろと紫に言われているし、外の世界に残っている妖怪は強いやつが多いのが厄介だ。

まあ、何が言いたいのかというとこの能力、使う機会がほとんど無いのだ。折角幻想郷に来たというのにあまり強化されていない能力の一つでもある。

輝剣は動きが良くなったし、結界は頑丈になった。なのにこれだけ変わらない。ありがたみがあまり感じられない能力だ。

実際は多少なりとも変わってはいるんだろうけどな。

 

「いやー、定晴がいるとどんどん妖怪が去っていくな。」

「まあ、ここら辺の奴らはいつもは大人しくしているくせに異変に便乗して騒いでる奴らだ。そんなこと言ってる慧音だって見た感じ余裕そうじゃないか。」

「人里を守ってきて何年だと思ってるんだ。このくらいどうってことないさ。」

 

その後も妖怪を倒すこと十分程、ここら一帯で暴れていた妖怪がいなくなった。一応殺したりはしてないが、俺の浄化に抵抗がほとんどないやつは消えたり弱ってそこらへんに転がったりはしているが。

 

「ありがとな。定晴。この後もどっか手伝いに行くのだろう?」

「ああ、そのつもりだ。魔理沙や霊夢と同時に動いてはいるが、いつ終わるか分からないしさっさと行かないといけない。」

「私も人里が一段落ついたら近辺の手伝いに行くよ。」

 

ありがたい言葉だ。慧音がいてくれれば、周囲や人里の問題はすぐに解決するだろう。聞いた話によれば、妹紅が慧音と同時進行で援助に当たっているらしい。里の人たちに厚い信頼と友好がある二人ならば里の人たちも安心できるというものだ。

慧音と別れ空を飛ぶ。次の目的地は異変解決に一役買ってくれた河童達も住んでいる妖怪の山だ。

 

 

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