読みづらいところも多いと思いますが、よろしくお願いします。
読んでいくうちに「あ、あの人かも」と気づいても、スルーでお願いします m(_ _)m
なお、本文後半に出てくる動作は、実際にゲームの中でできるものも多いです。
キャラ達を感情豊かに動かせるのも、魅力の1つだと思います。
「これで良し、と」
辺りを見回しながら、若者は満足そうにうなずいた。
ここは
板張りの床に黄色がかった壁。庭をなくして床面積を広げ、販売所も確保した。屋上も広くなった。
土地探しに始まり、数年がかりで家造りへ励んできた。その成果をこうして目の当たりにすると、感激で胸がいっぱいになる。
この家は2代目。手の込んだ造りなので、完成まで2カ月はかかると予想していた。…が、作業が意外とはかどったうえに、どこかの親方が手を貸してくれたようで、期間を10日も短縮できた。そうなると一刻も早く屋内を仕上げたくなり、一段落つくところまで1週間がかりで進めていたのだった。
真新しい匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、これまでのことを思い返してみる。
きっかけは、何だったろうか。
"自分の家で、生産へじっくり取り組んだり、くつろいだりしたい"
という願いを持つようになったのは。
数年前、木工と鍛治で身を立てていた彼は、家主さんたちに生産設備を借りて仕事をしていた。もちろん感謝はしていたが、どこか気兼ねしてしまう気持ちもあった。また、時には1人で静かに、あるいは親友たちと水入らずで過ごしたいという思いもあった。"家を構えよう"と決意するのに、そう時間はかからなかった。
そうして、修理や製作の注文をこなしつつ、素材を集めて回りながら、宅地を探す日々が始まった。その中で条件をまとめていったのだが、
"
「我ながら欲張りだなぁ」
苦笑いせずにはいられなかった。
えてして、めぼしいところには家がもう建っていて、
「考えることはみんな似てるのかもねぇ」
と、ため息をつくこともしばしば。それでも諦めきれず、渓谷・地下都市・天空島・リゾート海岸・大樹のある湖へと、足を運び続けた。
1年ほど経った頃…伐採を終えてぶらついていた足が、ふと止まった。
「でも、どうせ高級住宅地なんだろうなぁ」
期待せずに管理情報へ目を落とした次の瞬間、彼は雷に打たれたように固まった。
「一般住宅地!? 何かの間違いじゃないのか?」
目を凝らしてみるが、立て札には確かに"一般住宅地"と書いてある。
"これは見逃せない!"
足がもつれんばかりの勢いで駆け出し、
ひと月ほど後、白い石造りの家が建った。狭いながらも2部屋を抱え、細長く天へ伸びる佇まい。古代モラ族の建築様式だった。
目にした友人の第一声は、
「教会みたい」
言われてみれば確かに、重々しくも清らかな雰囲気があるなぁと、彼も納得できた。
さて、この形を選んだのには、いくつか理由があった。
部屋を使い分けられること。屋根へ
だから、こじんまりした室内にがっかりするどころか、
"かえって工夫のしがいがある"
と、やる気満々で整え、見た目と使い勝手を考え合わせて家具を揃え、模様替えにも精を出した。
その甲斐あって、生産設備は奥の部屋へ無理なくまとめられた。他の家具も、初めのうちこそ高く積み上がったものの、チェス盤で中2階を作って解消できた。
下には絨毯や座布団を敷いて、友人たちと語らえる場所を作り、上には机・寝台・本棚などを置いて、彼自身が落ち着けるようにした。また、チェス盤が生産設備の上へ突き出た箇所には、木箱・樽・箪笥などの収納家具をまとめた。
屋上へは、金物の箪笥や石造りの柱などを使い、足場を組んだ。空が近いだけあって、展望はまさに絶景。彼も友人たちも気に入り、ぼんやりと滝を眺めることも多かった。足を滑らせてケガを負いやすいのが玉に瑕だったが…
そうこうするうちに季節ものや収納家具も増え、彩りも機能性も充実してきた。販売員を呼んで商売も始め、囲炉裏のそばで親友たちと夜通し語り合ったりもして、我が家暮らしを大いに満喫していた。
だが、収納力がめいっぱいになる頃、彼は建て替えを決心する。
家具の置き場に困るから…ではない。それは何とかなる目処がついていた。別のことが2つ、気にかかってしかたがなかったのだ。
1つは、販売所が実質的に屋外にしか置けず、販売員が気の毒…という気持ちが膨らんでいたこと。
もう1つは、足場の上り下りが難しく、せっかくの雰囲気が台無しになってしまう…という思いが募っていたこと。
造り上げた家への愛着は深いものの、さらなる快適さへの限界を感じていたのだった。
それは、ちょうど去年の今ごろだったろうか。
改めて家々を見て回り、レンガ造りの平屋とどちらにするか悩んだ末に、販売所付きの様式を建てることにした。
販売所には日除けがあり、販売員たちへ快適な環境を提供できる。1区画を使い切るぶん屋上も広く、階段も初めから付くので景色や栽培を心置きなく楽しめる。さらに、建設時に日除けや壁の色を選べて個性が出せるのも嬉しい点だった。工程は複雑なものの、まさに願ったり叶ったりの設計だった。
レンガ造りの平屋も、部屋が広めで屋根をまるごと使える点では魅力的だった。玄関先にはひさしもあり、割と建てやすいのもあって、どちらにしようか迷ったのだ。だが、腕が上がった今なら…という自信が決め手となり、この際だから挑戦してみようと心を決めたのだった。
そうなると、彼の中には別の思いがふつふつと湧いてきた。
"どうせなら、広がる間取りを生かそう。見た目の美しさと生活のしやすさを突き詰めてみよう"
こうして彼は来る日も来る日も図面作りへ没頭し、家具の取捨選択や位置取り、そして作製に必要な素材集めへと勤しんだ。
そんな中で、ふと気づいたこと。
「洗面所っぽいものがない…」
彼自身も含めて、この世界の住人が飲み食いしたものはどうなっているのだろうか?
これまで特に不都合もないので気にかからなかったが、意識してしまうと、どうにも落ち着かない。
"それらしく作れないか?"
と考え込むあたり、彼は根っからの
他にも、さまざまなこだわりを取り入れていった。
"新しく長椅子を置いて、のびのび寝転がれるようにしたい…"
"ちゃぶ台や座布団を置いて、今までみたいに親友たちと語りあいたい…"
"生産設備をうまくまとめて、手際良く仕事できるようにしよう…"
"生産設備と
などなど。
構想を練り込むあまり、上の空で伐採していて滝つぼへ落ちかけたり、せっかく描いた図面を居眠りして滲ませてしまったりもしたが…
そして2か月と少し前、いよいよ建て替えを行う時がやってきた。
白い壁や石造りの床。
楽しい思い出がたくさん詰まった部屋。
高みからの壮大な景観。
万感の思いを込めて、古代モラ様式の家に頭を下げた。
"今まで…ありがとう。よくがんばってくれたね。本当に…本当に、ありがとう。お疲れさま。"
そうして解体に手をつけたが、この時ばかりは思わずしんみりとなり、胸に熱いものが込み上げてきたのだった。
作業が終わった後は、気持ちを切り替えて新居の建設へと取りかかった。
とりわけ、1階の間取りには気合いを入れて臨んだ。大きな直方体の空間を左右に分け、左半分に中2階を作り、その下をさらに手前と奥とに区切った。乳白色をした重々しい質感の壁でそれらを仕切り、さらに玄関から左奥が隠れるよう工夫した。
家の中を回りながら、具合を1つひとつ確かめてみる。
右半分には生産設備や保管箱をまとめた。玄関から階段へ直進できるよう左右に配置し、さらに生産設備が窓へかからないようにして、見通しと通気性を確保した。はた織り機には近寄らないと作業できないが、そこからも手が届く位置に保管箱を置いた。
先ほども少し触れたが、左半分はチェス盤で中2階を造り、その下を手前と奥に区切った。
上には、隅に置いた円卓を直角に挟む形で、2脚の長椅子を壁沿いに並べた。また、調べ物や休息や着替えができるようにと、机や椅子、箪笥や寝台を載せた。
下の左手前にはちゃぶ台と座布団を置き、ゆったりと腰を下ろしてくつろげるようにした。前の家には窓がなかったぶん、実際よりも広がりを感じやすくなった。
下の左奥は、彼が最もこだわった部分だった。いくつもの見取り図を経て考え抜いた末に、次のような造形に決めた。
まず入ってすぐ右手に、上品そうな青い壺と気品のある薄墨色の机を並べた。次に左手奥の壁際へ、黄色いふかふかの椅子と装飾の入った樽を据え付けた。壺は手洗い用の水を湛え、机は荷物置き場として、椅子は用を足すために、そして樽はそれに使う水を溜めておく…そんな意味合いを込めていた。
作れる限りの家具を活用して、洗面所らしい内装を目指したのだった。玄関から見えないようにした理由も、そこにあった。
一方で、図面どおりに置いてみたら収まりが悪かった、という場合もあった。
「やっぱり、やってみないと分からないもんだなー」
この時ばかりは、困ったように頭をかいたのだった。
彼自身、
"我ながら凝り性だなぁ。洗面所はなくても困らないのに…"
とは思うし、
「詰め込みすぎて狭苦しい」
と言う人もいるかもしれないが、その時はその時で、あれこれ試してみよう。それもまた、きっと楽しい時間になるから。
凝ったついでにと、洗面所の机や玄関脇の箪笥へ鉢植えを乗せてみた。おしゃれな感じが出ているといいが…来訪者たちの評価を待とう。
それでも、彼は心から満足していた。1年以上かけて、30通り近い図面を描いた成果が、こうして実を結んだのだから。
すると扉が開き、腰ぐらいの高さから馴染みの顔がひょっこり現れた。
「おー、いい感じになったねぇ。終わったの?」
「うん。とりあえずはねぇ」
「そかそか。お疲れさまー」
小走りに駆け寄ってくる、耳の少し尖った小柄な友人は、このダイアロス島でよく見かける種族、エルモニーの1人だ。静かなところや自然を愛する種族だと聞いているが、この友人はまさに、そういう人物だった。
ちなみに彼はニューターで、人間とほとんど見分けがつかない。他には、すらりとした美貌や長い耳が特徴のコグニートーや、とりわけ大柄で額に短い角が生えたパンデモスがいる。
またモラ族は、
ちなみに、
「大したことじゃないよー」
と、当人は自己評価が低いのだが、調理がからっきしな彼にとって、安心して胃袋を任せられる存在は本当に心強く、ありがたい。
時々、お礼の代わりに収穫を手伝っているが、食材によっては難航したものだ。自力で作物を育てられれば友人も楽だろうな…と思った。空中菜園を織り込んでいるのには、そんな背景があった。
閑話休題。
小さくて大切な友人は、包みを小脇に抱えたまま家主と並んで立ち、同じように見回して、
「こだわったねぇ。すごくいいじゃない? 生産設備も使いやすそうだし、すっきりした感じでさ。まさか、この家でも1階を上下に分けるとはねぇ」
にんまりと笑みを浮かべながら感想を述べた。
ちなみに、彼とこの友人とは感性が似ていて、彼が"引っかかるなぁ"と感じた時はたいてい、
「なんかヘンだね」
と言ってくれたり、
「販売所の壁が寂しいから、絵とか飾ってもいいかもね」
と意見をくれたりする。そういう意味でも気の置けない存在の1人だった。
感心したような友人の言葉に胸をなで下ろしていると、当の本人は目を丸くした。
「おっ?」
中2階を見やり、ひな壇をとんとん駆け上がると長椅子へごろんと寝転がった。
「いやぁ~ これこれ。これを楽しみにしてたんだよ~」
顔をほころばせてあくびをしてみせたり、
「う~ん…新築の家のにほひ…」
と身をよじってみたり。
またたびを嗅いだ猫のような仕草に、見ているこちらもついつい笑いが洩れてしまう。
「あ、しまった」
ふと、思い出して彼は大きく手を打った。
「どしたの?」
つられて友人の動きも止まり、しげしげと見つめる。
「2階は、まだほったらかしでさぁ…」
階段を上ったところに井戸がある。棟上げ直後、水汲みの手間を考えればマシだから、とがんばった甲斐あって、無事に水は湧いた。良かったのだが、石垣を組むのにたいそう骨が折れてしまった。
"くたびれたので、上はあとで整理しよう"
そしてそのまま忘れてしまい、今時点で木箱や樽などは絶賛散らかり中、外は手付かず、というわけだ。
それをここで思い出したのが実に気まずく、決まりが悪い。
「井戸掘り、大変だったもんねぇ。そんなに無理を重ねたら倒れるよ。それこそさ、後から景色でも見ながら、ゆっくりやればいいんじゃない?」
ため息をついた彼をなだめながら、友人はいたわるように声をかけた。
しばらく天を仰いでいた彼は、ややあって、
"それもそうかな。その方が、気に入った感じになりそうだ"
と思い直し、友人へと向き直った。
「ありがと。そうするよ。じゃあさ、洒落た雰囲気づくりも目指したので、2階も整理できた時に感想を聞かせてもらえないかな?」
「もちろんさぁ。楽しみにしてるよん」
握手を交わしながら、彼は心を決めた。
今はとりあえず、我が事のように喜んでくれる気のいい友と、この幸せを噛みしめ、分かち合おう、と。
「あ、そうだ。忘れるとこだった」
ぱんぱん、と手をたたいた友人が、卓上に置いた包みを指差した。
「これ、そろそろ終わるかなと思ってさ。大したものじゃないけど、建て替え祝いに持ってきたよ~」
そして辺りいっぱいに広がる、トマトソースの香りと卵の匂い。
いつもこうだ。この友人のさりげない心配り。こういうちょっとしたことが、彼にはとても嬉しいのだ。
晴ればれとした気持ちになって、彼は友人お手製のオムライスを手に取った。
「いやぁ、ちょうどお腹が空いてたんで助かったよ。ごちそうになるねぇ」
彼が満面の笑みを向けたとたん、今度は友人が頭をかいた。
「あ~、間が悪くてごめん。飲み物忘れた。何かある?」
「あぁ、大丈夫だよ。いつもので良ければ出すけど?」
「うんうん、すまないねぇ」
ばつが悪そうに笑う友人へ片手をあげて応え、ブドウの果汁をガラスの器へ注ぐ。きれいな紫色と、さっぱり甘酸っぱい風味が気に入っている。これも実は、この友人が前に届けてくれたものだ。
オムライスの横へグラスを並べたとたん、2人の胃袋が同時に鳴った。
そろって腹を押さえ、これまた同時に大笑いしたあと、
「じゃあ、食べようか」
「そうだね。いつもありがとう」
「どういたしまして」
そうして、甘酸っぱいかおりを楽しみながら、心ゆくまで舌鼓を打ったのだった。
まだまだ、家をいじる楽しみは続きそうだ。(了)
お読みくださいまして、ありがとうございました。
Master of Epic(以下 MoE)での1つの楽しみ方を、自分なりに表現したくて筆を執りました。
生産好きな人なら、「うんうん」と共感できる部分が多かったのではないでしょうか。
もし違ってたら…生暖かい目で見てやってくださいませ(汗)
MoEは本当に、やること・やれることが盛りだくさん。"ありすぎる"ぐらいです。
そして、完全スキル制なので、けっこう自由度が高いです。
始めたばかりの人がよく口にするのが、
「チュートリアルは終わったんだけど、これから何をすればいいの?」
という言葉。
何を隠そう、筆者もその1人でした(苦笑)。
MoEには強制的なイベントはほぼ皆無で、自分で決めて自分で行動するのが基本です。
片や、手がかりの提示は控えめなので、筆者のように途方に暮れる人も多かったのではないでしょうか。
実はこのゲーム、その気になれば様々な遊び方…いや"生き方"ができます。
戦闘や生産はもちろん、素材集め・商売・農業・大道芸に演奏三昧、果てはただの旅人生活や放浪者(笑い)まで…
"あなただけのセカンドライフ"
という謳い文句も、あながちウソじゃないと思います。
裏返せば、
さて、詳しい内容や案内は公式サイトやWikiに譲るとして…
筆者なりに、MoE最大の特徴だと感じたことを1つ。
それは"持ちつ持たれつ"です。
誰もが、誰かの助けになったり、誰かのお世話になったりします。
どういうところで特に感じたかを、ここでご紹介したいと思います。
まず装備。
MoEでは、装備のほとんどが消耗品で、修理しないとあっさり壊れます。
課金装備も例外ではないので、「いかに長持ちさせるか」がカギになります。
ちなみに、NPCから買える装備は少なく、しかも低品質(!)を誇りますし、修理も、NPCよりもプレイヤーに頼む方が出来が良く、長持ちしやすくなります。
えてして、誰かが作った装備を買ったり、作成や修理を誰かへ頼んだりすることが多くなります。
次に飲食物。
キャラたちはおなかが空き、のどが渇きます。
飲食なしでは戦闘や成長に悪影響があり、回復速度もがた落ちになります。
ぶっちゃけ、命が危なくなります。
料理人たちが作ってくれる飲食物は種類がとても豊富で、便利な効果が付いているものも多いです。
「自分のキャラ、いいもん食べてるのになぁ」と嫉妬してしまいます。
…そこで「レッド スープ」とかつぶやいた人、そういうのが好きなんですね?
「何だろう?」って思った方、どうぞ一度ググってみてくださいね♪(にこっ)
最後に戦闘。
1人だと、どんなに強い装備やスキルで固めても、複数にボコられるとあっさり沈みます。
「そんな大げさな!」と思われるかもしれませんが、けっこう"あるある"です。
キャラの成長には等しく限界があり、装備の有利不利を合わせても飛び抜けて強くはなりません。
プレイヤー・スキルを磨けばかなり改善しますが、そうなるには場数を踏むことが欠かせなくなってきます。
そこで大切なのが「仲間」。
2人で組んだだけでも行動範囲がぐっと広がり、強敵に立ち向かいやすくなります。最大人数の5人まで組むと、ボス級の敵にさえ堂々と挑めます。
筆者自身、仲間のありがたみや頼もしさを何度も体験しました。
…え? 筆者がヘタなだけ? はい、それはありますねぇ♪
ただ、実際の話、ソロでボスに挑める
一方、戦利品は生産者にとって貴重な材料になることも多く、作った装備や飲食物などは生産者の収入源になります。戦闘職も、そのおかげで装備や飲食物の心配をせずに済むようになっていて、実にうまくお金と品物が回っています。中には、買い取り露店での売上を目当てに、素材集めに励む人もいます。
ちなみに、音楽・ダンス・パフォーマンスなど、戦闘と関係なさそうに見えるスキルにも、活躍の場が用意されています。
敵からもたらされる
単なるお楽しみやネタに終わらないあたり、よく考えられているなぁと思います。
こうしてダイアロス島では、生産者・素材集め要員・戦闘要員・それ以外の人たちが、互いに欠かせない存在になっています。
だからこそ、がんばってもよし、のんびり過ごしてもよし、様々な楽しみ方ができるのでしょう。それは、MoEの本当に大きな魅力だと、筆者は心から思います。
伊達に、12年続いたわけじゃないんだなぁ…と、感じています。
さて…今回、そんな楽しみ方の1つ、「家を建てて住むこと」を取り上げました。
MoEでは、土地を所有し続けると、とても便利なことができます。
「誰だー!こんなにいっぱい詰め込んだのはー!」なんてことも、たまに(?)ありますが…
なお、ムリに家を建てる必要はありませんが、屋内に家具を収めるメリットもちゃんとあります。「家具や販売員(アセット)が長持ちする」ようになるのです。土地へ置いたままの状態に比べて、最大で2.5倍(!)も違います
家の種類も多く、それぞれ一長一短があり、違った魅力を持っています。屋内外の配置に凝る楽しみもあり、同じ家でも配置や家具の向きによって表情がけっこう変わるのが、実に不思議です。
住宅街を回ってみるのも楽しいと思いますよ♪
家を建てるには、課金アイテムを使うか、自分で家を建てるかの2通りがあります。
課金アイテムなら一瞬で家が建ちますが…作るのが好きで、建築の実感と重みを楽しみたい筆者は、自力で組み立てる方を選びました。
リアルのお財布事情もあったし…(ぼそ)。
ただ、課金を批判するつもりはありません。
「早く建てたい!」って人の気持ちも分かるし、家の種類によっては課金アイテムでしか手に入らないので、人それぞれだと思っています。
あとがきと言いつつ、まるでゲーム解説みたいになってしまいましたが…
本文と併せて、MoEの楽しさや魅力が少しでも伝わり、興味を持ってくださる方がいらっしゃれば、筆者冥利に尽きます。
なお、「あの人のことかも」と感づいた方がいらっしゃるかもしれませんが、敢えて何も訊かずにいてくださると助かります。
よろしくお願いいたします。
最後に一言。
「もっこすって何?」と思った人も思わなかった人も、ぜひおいでませ、ダイアロス島へ!
現地でお会いできたら、ぜひ一緒に楽しみましょう♪
誰得な内容だったかと思いますが…お読みくださいまして、本当にありがとうございました。(筆者 拝)