呪われ編集者と焼死作家の物語   作:AugustClown

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お久しぶりです作者のAugustClownです!
相変わらずの不定期更新ですいません!
魔人さんはウチのカルデアには来てくれなかったよ……。


それでは本編どうぞ


第三話

 

 

「1週間振りか……思ったより長く感じたな〜」

 

あれから1週間が過ぎ、私は今焔原先生の家に原稿を取りに来たのだ。萌花ちゃんは元気だろうか……?なんて考えながら明らかに古き良き日本の家には似つかわしくない最新式のインターホンを鳴らす。ピーンポーンと言う音が鳴り終える前に音が途切れ、返事が返ってくる。

 

『はい、どちら様?』

「あっ、焔原先生ですか?月宮です、原稿を取りに来ました」

『あぁ、君か。中に入ってきて来れ、今玄関の鍵を開ける』

 

門には鍵はかかってなかったらしく、手で押しながら中に入ると着物姿の先生の姿が見えた。なんと言うか、とても絵になるなと思ってしまった。無意識ながらも見つめてしまった為か、先生は怪訝な顔をしながらこちらに話しかけてきた。

 

「なんだ?そんな人の顔をジロジロと見て……。何か俺の顔に付いてるのか?」

「い、いえ!いや、ただ着物似合うな〜って思ってただけなので気にしないで下さい。よく和服着られるんですか?前回会った時も甚平でしたが……」

「あぁ、そうだな。家では基本的に和服でいることが多いな。別に洋服を持ってないという訳ではないのだが、和服のほうが落ち着く。洋服を着るのは外出の時くらいなものだな」

「そうなんですか。でも、和服良いと思います。先生和服似合いますし、なんか…こう…ザ・小説家って感じですし!」

「……それは褒めてるのか?」

「えっ?あっ、はい。一様そうですけど……お気に障りました?」

「いや、そういう訳ではないのだが……彼処まで漆山を罵倒していた人物から褒め言葉が出るとは思わなんだものでね……」

 

この人の中で私のイメージはどうなっているのだろうか……。まあ、間違いなく良いイメージでは無いことは確かだろう。……そう言えば今日はまだ萌花ちゃんの姿を見ていない……。

 

「話は変わりますが今日は萌花ちゃんは学校ですか?」

「いや、ただ来てないだけだが?」

「来てない?ここに住んでるんじゃないんですか?」

「そんな事一度も言ってないだろ。萌花は偶にウチに来て家事をしてくれてるんだ。断じてこの家には住んでいない」

「そうだったんですか……。勝手に萌花ちゃんは先生のお宅に住んでるものかと……」

「まあいい、無駄話はこれくらいにして家に入れ。前回と同じ所で待っててくれ。原稿を持っていく。」

「はい、分かりました」

 

言われた通り部屋で待っていると原稿が入っているでだろう封筒と洋服(・・)姿の先生が現れた。黒のスキニーに中心に少し文字が入った白Tシャツに明るいグレーのカーディガンを着た先生の姿は先程の和服の時とは違い、紛うことなき街中に居そうな若者そのものだった。

 

「待たせたな。ところで月宮、君はこの後は予定はあるか?」

「ヘェ!?い、いや…ないですが……って言うか先生!その格好どうしたんですか!」

「見ての通り洋服だが、変だろうか?」

「へ、変じゃありませんが…先程外出時以外は着ないって……」

「だからこれから外出するんだ。君に予定を聞いたのもその為だしな。その前に二三質問をしてもいいだろうか?」

「えっ!?……ええ、いいですよ。それで質問とは?」

 

なんか怒涛の勢いで何かが進行してる気がするが、まあいいだろう。もう今更だし……と言うかちょっと待って!?先生が外出するのはいい。でもその為に私の予定を聞くって事は私も同伴するってこと?……何故に!?そんな考えが頭をグルグル回っているウチに先生から質問が飛んできた。

 

「まず一つ目だ。君は幽霊やら、妖怪やら精霊などの存在を信じるか?」

「はいっ!?」

 

一発目からどんだけドギツイ質問ぶち込んで来るんだこの人は!意外と頭の中はお花畑なのか?

 

「す、すいません、取り乱しちゃって。そ、そうですね……信じるか、信じないかで言えば信じませんが、いたらいいなとは思ったことはありますよ(幼い頃ですが……)」

「そうか、では次の質問だ。君は自分の見た物を信じるか?」

「えっ?」

 

なんかフッツーの質問来た……。一つ目の質問との落差激しすぎませんかね……。まあ、いいや。

 

「基本的に自分の目で見た物しか信用しないようにはしてますね」

「そうか、では最後の質問だ。これを見て、君は起こったことを信じられるか?」

 

そう言って先生は庭へと続くガラス張りの窓を開け、その開けた窓の方へ向けて手を突き出した。その瞬間、先生の手から掌くらいの大きさの火柱(・・)を出した。

 

「……っ!?えっ!?今火が!」

「ああ、出たな。君は見間違えはしていない。もう一度聞く、今のを見て君は信じられるか?」

「そりゃ、見ましたから信じますが……あの火はどういう事ですか!?それよりも先生大丈夫なんですか!?」

「まあ、熱いか熱くないかで言えば熱いな」

「何呑気にしれっと言ってるんですか!危ないじゃないですか!」

 

そう言うと先生は不思議なものを見るような目をして、次の瞬間フフッと笑った。

 

「なっ、何笑ってるんですか!人が心配してるのに!」

「いや、君は怖がらないんだな。普通の人なら化け物だ何だというのだが……所か君は俺の心配した。予想外だったよ。笑ったのが気に障ったなら謝ろう」

「い、いえ別に……それよりもさっきのはどう言う事なんですか?」

「1回目の質問で妖怪やら精霊の事を聞いただろう?あれが関係している。多くの人には知らされていないが、ごく稀にそう言った類の特徴を持った人間が生まれるらしい。と言うか、そう言う人間たちがそのモデルらしい。そして俺はそんな人間の一人という事だ」

「で、でも何故それを私に?」

「前回ココで君は自分が会社で浮いているという話をしただろう?」

「え、ええ……しましたね」

「もしかしたら君もそうなんじゃないかと思ってね。いや、別に何でもかんでもそうだと決めつけてるわけじゃないんだが……なんと言うか、そんな感じがしてね」

「そうだったんですか……それでそれがどう外出と繋がるんですか?」

「いや、そういう人を専門としてる医者がいてね。安心して貰っていい。俺も通ってる所だし、医師も信用に足る人物だ」

「だから、一緒に来て欲しい……と?」

 

そう言うと先生は真剣な表情で頷いた。嘘はなさそうだ……。

 

「分かりました、行きましょう。違ったら違ったでそれまでの事ですし」

「自分で提案しといてなんだがこんな胡散臭い話に乗ってくれて礼を言う」

「胡散臭いって……先生も秘密見してくれましたし、それに信じるに値すると私は思ったので行くだけですよ。さあ先生案内して下さい」

「ああ、じゃあ行こうか」

 

こうして私達は先生が言う病院へと行くことになったのだった。

 




という事で、先生が人より特異な能力を持っていると分かった訳ですが、なんの能力か分かりますかね?感想欄辺りに書いて頂けると有難いです!
次回、新キャラ登場です!(そりゃそうや)
感想・批判どちらも待ってます。誤字脱字などもあったら知らせて頂けると嬉しいデス!


ではまたノシ
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