転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?!   作:如月 霊

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第十三話 土佐 対 アドミラルシュペー

「状況報告!」

 

時は午後2時半、艦長室で休んでいた所に敵艦捕捉の連絡をうけた雫は第一艦橋に入ってすぐにそう叫んだ。

 

「敵艦種はアドミラルシュペーです!時速20ノットで接近中!距離3000‼」

 

レーダー係が雫の叫びに反応して報告する。

 

「全艦第一種戦闘配置!対水上戦用意‼」

 

雫がそう指示を出すと通信係は艦内に警報をかけ、指示を乗組員に伝える。

 

『全艦第一種戦闘配置!対水上戦用意‼』

 

そう艦に放送がかかって直ぐに艦橋にましろがやって来た。

 

「雫!これはいったい…」

 

「アドミラルシュペー…敵だよ」

 

「そんな…」

 

ましろが言葉を失ったのを確認した雫は部屋に帰るように伝えた。

 

「ましろ、部屋に戻っていてくれないかな?まだ傷はあると思う」

 

「…わかった」

 

そう言うとましろは渋々と艦橋から降りていった。艦橋から居なくなったのを確認した雫は前のシュペーを見直すと艦の指揮を執り出した。

 

「航空機全機発艦ができる機体から出せ!」

 

「第一、第二主砲塔各主砲に通常弾装填!」

 

「てぇぇー!!!」

 

雫が叫ぶと第一、第二主砲が火を吹いた。その砲弾は真っ直ぐに飛び、シュペーの右舷付近に着弾したするとするとシュペーは左舷に回頭を始め、シュペーの主砲がこちらを向いてきたのが確認できた。それを確認した雫は回避をするように伝えた。

 

「ヤバイ‼機関最大!面舵一杯!」

 

土佐は右舷に回頭を始めた、が、回頭が終わるより先にシュペーの主砲が火を吹き砲弾の内、2つが土佐に直撃した。

 

「グッ!ひ、被害報告上げろ‼」

 

「左舷後部甲板、左舷後部に直撃!」

 

「第一装甲板で食い止めました!被害微小!」

 

艦の受けた被害が微小だったのを確認した雫は更に指揮を執り出した。

 

「全砲塔九一式徹甲弾装填した後回頭90度!ピッチ角-11度‼」

 

その指示を出して直ぐに砲雷長が意見を言う。

 

「艦長!それでは敵艦に当たりません!」

 

「お前は何を言っているか‼何のために九一式徹甲弾を装填させたと思っとるんだ‼」

 

そう激を飛ばすと砲雷長はびくつきながら敬礼をしてきた。

 

「は、はっ‼装填はどうだ!…わかった。各主砲全砲塔回頭、並びに装填完了しました!」

 

それを聞いた雫は手を前に突き出して指示を執る。

 

「よし!全砲塔!撃てぇぇ~!!」

 

その瞬間主砲が火を吹き、艦が少しながら揺れた。そして土佐から発射された砲弾は全弾シュペーの右舷の喫水下に命中し、少し傾いた所に雷撃隊の放った魚雷が命中してシュペーは右に大きく傾いた。それを確認した雫は新たな指示を出した。

 

「よし!内火挺を出してシュペーに乗り込ませろ!内火挺には海水入りの水鉄砲を積んでおけよ!」

 

そしてシュペーに乗り込んだ乗組員達は次々とシュペーの生徒達を確保していき、その数時間後には完全にシュペーを占領したのであった。

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