転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?!   作:如月 霊

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第十四話 明乃との別れと戦地に向かう土佐

~アドミラル・シュペーと戦った数日後~

 

明乃side

 

アドミラル・シュペーと雫の土佐との戦闘が終わった数日後。私達晴風クルーは雫から受領したアドミラル・シュペーに乗艦していた。

 

「艦長、雫は何故私達にシュペーを渡したんでしょうか?」

 

艦長席に座っていると横から副艦長を任せたましろが質問をしてきた。

 

「シロちゃん…」

 

「…わからないよ…だけど雫には何かの考えがあるんじゃないかな」

 

私は少し言いどよみがら答えた。それから雫の乗っている土佐が動き出したのが見えた。そして、私はリンちゃんにシュペーも土佐について出航の指示を出した。

 

「リンちゃん、シュペーも土佐に続きます。シュペー。機関始動、前進減速」

 

「機関室!機関始動‼」

 

しかし、シュペーは進む事なく変わりに伝声管から機関長の叫び声が聞こえてきた。

 

『ダメだこれは!機関使用不能‼』

 

それが聞こえて直ぐに私は機関長に聞き返す。

 

「何があったんです⁉」

 

『燃料が全部抜かれてる!』

 

えっ?燃料が、抜かれている?

 

「なっ!一体どうしてッ‼」

 

そう叫んだ次の瞬間、艦橋から土佐を見た私はシュペーを置き去りに進んでいく土佐を眺める事しかできなかった。

 

明乃sideout

 

 

 

雫side

 

「よかったんです?」

 

艦長席で艦の前方を眺めていると副艦長が話しかけてきた。

 

「ん?何が?」

 

「シュペーに晴風クルーを置いてきて」

 

そう言われた雫はまぁ、大丈夫じゃないか?食料とかもあるしと答える。

 

「まったく、貴方って人は…というか、ついて来ない所を見るとシュペーの燃料まで抜きましたね?」

 

ギクッ‼何故バレた⁉

 

「バレバレです」

 

そう言われた雫は軽く肩を落とした。

 

「ま、まぁ、燃料残して置いたら付いてくるじゃん」

 

「確かにあの人達なら来るかもしれませんね」

 

確かにそうかもというようにポンと手を叩いた副艦長を見て雫はあえて付け足しをした。

 

「これから土佐は武蔵を討伐に行くんだ、乗艦を一度沈没させられた明乃達は少なからずケガとかがある。そんな奴らを戦闘になんかは出せないでしょ」

 

「それに、ブルーマーメードの所にも明乃達を解放したって伝えてあるしな」

 

そう言うと副艦長は軽く息をついた。

 

「これで土佐が悪者確定になりましたね」

 

「言うなよ、少しでも私達の正しい行動を知るものがいればいいさ」

 

雫のそれを聞いた副艦長は軽く愚痴ったが、直ぐに立ち直り、雫に一言言うように言った。

 

「まったく…では艦長、一言頼みますよ」

 

それを聞いた零は艦橋を見回すと手を前に突き出し、宣言した。

 

「この戦艦土佐の似合う戦場に行くぞ‼」

 

雫がそう言うと士気を上げた乗組員達の叫び声が艦内のあちこちから聞こえてきていた。

 

「「「「オオオオォォォォ!!!!」」」」

 

 

 

 

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