転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?! 作:如月 霊
第十六話 神界再び
目が覚めると雫は“また”白い空間に来ていた。一度転生するときに来ているので二度目になるのだ。そしてしばらくすると雫は小さくため息をつき、飽き飽きしたような声でここに呼び出した人物を呼んだ。
「アテネ?いい加減出てきてくれない?」
「ハッハッハッ!前の時みたいに動揺してくれてもいいんだよ?」
笑いながら神様が現れた。いやさ、そんな毎回も動揺なんてしませんよ。
「ですよねー」
そりゃそうだわ!
「で、用件はなんですか神様?」
「また間違えて殺っちゃた」
ん?聞き間違いかな?
「で、何ですって?」
「また間違えて殺しちゃった☆」
━ブチッ━
何処からか何かが切れた音がした次の瞬間、雫はアテネの胸ぐらをつかみ怒鳴り込んだ。
「何が『また間違えて殺しちゃった☆』だ!ふざけとんのか!それに何度も何度も転生先間違えやがって!それに性転換するってなんだよ!頭かちわるぞワレ‼」(怒
「だって、間違えちゃったんだもん…」
言い訳を言ったアテネを睨んで返す。
「ん?」ギロッ
「ひっ!ひィィィィ!」
~そして数十分後~
数十分叫び続けてから落ち着いたあとにアテネにこの後どうなるのかを改めて聞いた。
「で、俺はこの後どうなるんだ?」
「は、はい。ISの世界への転移準備が整いましたから…」
それから直ぐに雫は頭に浮かんだ疑問をアテネにぶつけた。
「?だけど転移しただけなら資金とか戸籍とかの問題があるんじゃないのか?」
するとその質問に帰って来たのは意外な言葉だった。
「あー、それは大丈夫です。雫さんは初め大日本帝国に転生する前にISの世界に織斑千冬の弟で織斑一夏の兄の織斑雫として生まれてますから」
「俺ってISの世界に行ってたのか?だけどその時の記憶は無いぞ?」
雫がそう言うと軽く説明をしてくれた。
「あれですね、原作にあった誘拐事件で穴に落ちて第二次大戦の時代にその時の記憶消して飛ばしといたんです。というかよくよく言うと雫さんがいた大日本帝国もIS世界の第二次大戦の時代ですからね~」
「さ、さいですか…」
雫がそう乾いた返事をするとアテネは何処からか取り出したハンマーで雫を叩いた。
「そうだ、一応記憶戻しときますね。えいっ!」
「ンッグッ…!」
すると次の瞬間、膨大な程の記憶が元に戻ってきた。その事で膝を一瞬ついたが、直ぐに立ち直り雫はアテネに転生特典の話をしだした。
「なぁ、間違って転生させられてた訳だから転生特典を増やしてくれないか?増やしてくれないなら「別にいいですよ?」…今なんて?」
「別にいいですよ?特典増やしても。というか増やさないと私が怒鳴られますしおすし」
それから一瞬放心した雫だったが直ぐに正気に戻り、新たな特典を言った。
「な、なら専用のISが欲しいですね。前世で書いてた手帳にあったので」
「はいはい」
「俺はこれくらいですかね~あとは任せます」
雫がそう言うと次の瞬間、床が急に抜けて雫は穴に落ちて行った。
「こんのクソったれがァァァァ!!!」