転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?!   作:如月 霊

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第十九話 入学試験の戦闘狂と軍神

IS学園について数時間後…

 

アリーナ

 

千冬に連れられ雫はアリーナのピットに来ていた。そしてそこには緑色の髪の女性が一人いた。

 

「山田先生、任せてしまってすまないな」

 

「いえいえ、それよりその子ですよね?」

 

すると緑の髪の女性は雫を見ると千冬に聞いた。

 

「ああ、雫。この人は私の同僚で後輩の山田真耶だ」

 

すると玲は敬礼をして自己紹介をする。

 

「大日本帝国海軍旭日艦隊司令長官の夜月雫改め、織斑雫少将です。よろしくお願いしますね、山田先生♪」

 

「きょ、旭日艦隊司令長官で旗艦艦長っまさかあの『軍神夜月』⁉それが織斑先生の弟ォ⁉」

 

すると山田先生は雫のの名前を聞いて驚きの声を上げた。

 

「山田先生、落ち着いて。深呼吸、深呼吸」

 

「は、はい」

 

千冬に言われて山田先生は深呼吸して心を落ち着かせた。それから千冬は雫を向いて話をしだした。

 

「お前の試験官は山田先生にして貰おうかと思っていたが……私がしよう。あの軍神夜月の実力が知りたいからな」

 

「はい!負けませんよ」

 

すると雫はそれを即答した。それを聞いた山田先生が慌てて止めに入る。

 

「お、織斑君!危険ですよ!」

 

「問題ありません。千冬姉さんには2回戦ったら1回は昔から勝ってましたから」

 

雫が爆弾発言をする。すると山田先生は驚きの顔を見せた。

 

「確かにな、私も勝てるかどうかわからなくなる時があるからな」

 

そしてさらに千冬の追い討ちの爆弾発言に山田先生は驚きを通り越して固まってしまった。それを放置して千冬は雫に話しかけた。

 

「雫にはお前の専用機に乗ってもらいたい。それから私は反対側のピットから出るからな」

 

「…一応打鉄で出るよ。それと負けないよ?千冬姉さん」

 

「私も負けはしたくない」

 

そう言うと千冬は山田先生を引っ張って反対側のピットに向かった。それを雫は苦笑いで笑うしかなかった…

 

 

━━━━━━━━━━

 

『織斑君、発進、どうぞ』

 

玲がISスーツに着替え打鉄に搭乗してカタパルトに乗ってしばらくするといつの間にか復活した山田先生から通信が入った。

 

「了解」

 

「織斑雫。打鉄、行くよ」

 

そう言うと打鉄は綺麗なバレルロールを描きながらアリーナの中に射出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待っていたぞ、雫」

 

「そんなの言わないでよ~」

 

アリーナの中に出ると千冬は既に発進して空中に浮いていて声をかけてきた。

 

「…さて、逝こうか…」

 

雫が千冬にそう返すと試合開始のブザーが鳴った。

そして先手を取ったのは千冬だった。

 

「ハァッ~!」

 

千冬は打鉄の搭載武器の刀をイグニッションブーストをして急接近し、降り下ろした。しかし雫はそれを同じ刀で受け止めた。

 

「やるな!流石は軍神!戦いがいがある‼」

 

「ぐっ!今度はこっちの番です!」

 

そして雫はイグニッションブーストを使いながら千冬の打鉄に蹴りを入れ、突き飛ばすと刀を千冬の腹目掛けて刀を打ち込もうとしたが今度は千冬がその攻撃を防いだ。

 

「グワッ!」

 

「まだまだ、甘いぞ!」

 

そして千冬は雫の刀を払ってお互いに離れ、状態を整える。それから雫と千冬は円を描くように回り、一度ぶつかるとまた回りまたぶつかるを繰り返した。

そして試合開始から20分後千冬と雫がお互いの機体の腹部に刀を殴り付けると大きな衝撃波が作り出され両方の機体が解除された。するとしばらくして試合終了のブザーが鳴った。

 

『しょ、勝者!織斑雫!』

 

そして山田先生が戸惑いながらも判定を告げた。寸分の差で雫がスピードで勝っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして雫は千冬と同じピットにいた。。

 

「いや~負けるかと思ったよ」

 

ピットに入ると玲は気の抜けた声を出した。

 

「お、織斑君が本当に織斑先生に勝っちゃった……」

 

するとピットにいる山田先生が小さく呟いた。そしてそれを聞き取った千冬が山田先生に答えた。。

 

「だから言っただろう、雫には2回やれば一回は負けると」

 

すると山田先生は驚きの声を上げた。

 

「だ、だって!織斑先生引退したとはいえ世界最強ですよね!それだと織斑君も世界最強になっちゃいますよ!?」

 

「それもそうか!しかし実際玲に圧倒的に勝てる物は無いからな。剣道でもいつも引き分けか敗北のどちらかだったからな!雫も私と同じ世界最強だな!」

 

「それにやっと雫に張り合える物が出来たからな、嬉しいから良い」

 

「ほ、本当に織斑先生がIS以外雫君に勝てないんですか?」

 

山田先生が千冬の言葉を疑問に思い、千冬に聞いた。

 

「ああ、そうだぞ?」

 

山田先生の疑問に答えた千冬は雫にこれからの事を話す

 

「雫、明後日から学校が始まるから取り敢えずはお前の艦で居てくれ」

 

「後で制服とかを届けるからな」

 

「了解」

 

返事をすると雫は立ち去ろうとしたが千冬に言い止められた。

 

「そういえば雫。お前に艦で渡した教科書とかは目を通したか?」

 

「もちろん♪全部暗記済みだよ!あんなの軽い軽い♪最少年将官なめないでよね♪」

 

意気揚々と雫は答える。

 

「そんな生易しい物じゃなかった気がするんですが……」

 

その答えに山田先生は頭を抱えた。

 

「それじゃあ、先に帰ってるね」

 

そして雫は内火挺に乗って艦に向かった。




雫はミッドウェー海戦等の海戦で自軍の被害を抑えた事やレイテ島奪還作戦という囮作戦で指揮する土佐単艦のみで奮戦し、日本の勝利に多いに活躍したことから『軍神夜月』や『英雄』、『対潜の鬼』といったあだ名で呼ばれている。
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