転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?!   作:如月 霊

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第二十三話 部屋と雫と

雫は1025室の部屋の前までくるとハロのアームを起動して扉を叩いた。

 

コンコン コンコン

 

(反応無しですかいな‼仕方ないですけど部屋に入らせてもらいますか)

 

反応がなく困った雫は仕方なくハロのアームを使いドアを開けてアームを戻すと転がって部屋に入った。

 

「……誰?…」

 

雫は部屋に入ると声をかけられた。そしてすぐに声のした方を向くと雫の青い髪とは違う水色の髪を持つ少女、更識簪がいた。

 

「ボール?」

 

簪はハロを見るなり呟いた。それを聞いてから雫はハロの量子化モードをOFFにした。するとハロが光だした。

 

「えっ!なにが起こってるの!?……え?…人?」

 

光だしたハロを見た簪はそう反射的に言ったが中から雫が出てきた事に驚きを隠さない様子だった。

そしてハロから出た雫は簪に自己紹介をした。

 

「始めまして、僕は織斑雫っていうんだ。よろしくね」

 

「…私は更識簪。苗字読みが嫌いだから簪でいい」

 

ハロから急に現れた玲に簪は一瞬戸惑ったが返事をした。そしてから雫は簪にハロの事を聞かれ、説明をし出した。

 

「…それであなたが出てきたボール…何?」

 

「え?これは僕が作ったAI搭載移動型研究室って言って名前はハロだよ」

 

「ハロ!簪!ヨロシク!ヨロシク!」

 

雫の説明が終わるとハロが耳をパタパタさせながら自己紹介をした。それを見るなり簪は目を輝かせながらハロを見ていた。それを見た雫は簪に質問を出した。

 

「…かわいい…」

 

「そうでしょ。簪もいる?」

 

「うん!ほしい!」

 

雫がそう聞くと簪は元気よくうなずいた。

 

「また作って渡すよ」

 

簪の返事を聞いた雫はまた作ると言うと話の話題を切り上げた。

 

「そうだ。簪、シャワーの時間帯とか決めておこうよ」

 

「なんで?」

 

雫の切り出した話題に簪は頭の上に疑問符を浮かべた。

 

「だって僕が男だからだけど?」

 

「え!雫って女の子じゃなくて男の娘だったの!?」

 

案の定簪は雫は男だという発言に驚いた。

 

(なんか子が娘になってなかったか?)

 

「……なぁ、簪。最近テレビのニュースとか新聞とか見たか?」

 

簪はその質問に見ていないと答えた。その答えに雫は頭を抱えて現実逃避仕掛けたが簪に肩をつかまれて現実に引き戻された。

 

「ほ、本物の男の娘だ!夢にまで見た、男の娘が、目の前に!」

 

「か、簪さん?ど、どうしたんですか?」

 

雫は簪の豹変ぶりに戸惑いを隠せない。そして雫は簪にどうしたかを聞くと簪が大声を出そうとした。

 

「雫!私と付き合って!」

 

それから雫は聞き返した。

 

「だけど僕には一応一人いるけどそれでもいいの?」

 

すると簪は返事をした。

 

「うん!よろしく、雫!」

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