転生完了~って、えっ⁉転生先ってインフィニットストラトスじゃなかったっけ?!   作:如月 霊

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第五話 レイテ島に単艦で出撃だとォォ‼‼

あの後、ミッドウェー海戦で日本海軍大艦隊『旭日艦隊』は大きな被害を被る事なく航空母艦『エンタープライズ』『ヨークタウン』『ホーネット』、重巡洋艦『ミネアポリス』 『 ニューオーリンズ』、駆逐艦『ハムマン』の敵艦計6隻撃沈という大打撃を敵に与えていた。

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッドウェーを勝利に導いた戦いの英雄こと夜月雫はというと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~暇だ…」

 

占領したミッドウェー島の港で停泊中の航空戦艦土佐の艦長室で暇をもて余していた。

□■□■□■□■

 

実はあの海戦の後雫は大本営から休息を取るように言われていたのだった。時は遡ること6日前…

 

珍しく艦橋の電話がなり、雫がそれを取った。

 

「はい、航空戦艦土佐艦長、夜月大佐であります」

 

『こちらは大本営所属の神賀重鱸(しんが じゅうろ)大将だ』

 

(⁉大将ォ~!)

 

「はっ!神賀大将、どういたしましたか」

 

雫はなぜ大本営の大将が出てくるのか不思議に思い、聞き返した。

 

『いやね、君に昇格の指事が出たのだよ』

 

「昇格?自分が…ですか?」

 

『そうだ。階級は少将だそうだ』

 

『そうだそうだ。2ヶ月後に君の航空戦艦土佐単艦で任務に当たってもらいたいから1週間の休暇を与える。無論、土佐所属の全員だぞ』

 

「は、はぁ。してその任務とは…」

 

嫌な予感がして聞き返した雫の勘は嫌味にも当たってしまった。

 

『レイテ島奪還作戦だ』

 

『旭日艦隊の他の艦は大和型戦艦一番艦大和を旗艦とした聯合艦隊を組織し、敵本土に本土決戦を仕掛ける。その為に敵の艦隊の巨大海軍基地であるレイテ島に攻撃を仕掛け、敵艦隊を足止めしてほしいのだよ』

 

雫はマジかーとも思いつつこの作戦を了承した。

 

「はっ!了解いたしました!装甲航空戦艦土佐!敵の大艦隊を叩き潰して見せましょう‼」

 

『うむ、任せたぞ』

 

神賀大将がそう言うと通信が切れた。

 

□■□■□■□■□■

 

これが雫が艦長室で暇をもて余している理由だった。

あれから6日間雫は次の戦いの前に何かしようとしたが何も見つからなかった…いや、見つけられなかったのだ。戦っている内は終わったら何をしようという事が分かるがいざとなると分からないのだ。

 

「…明日か」

 

雫はカレンダーを見てふと呟いた。明日は敵の最大の要所に単艦で突撃する日だった。そして、雫はそっと目を閉じて思い出に浸った。

すると流れてくるのは兵学校でお世話になった世川教官、同期で先に戦死した西枦良介(にしろ りょうすけ)中佐、戦隊を率いていた綺誌璃衣(あやし るい)大佐、全て雫の思い出の中の人物である。自分が死ぬかも知れないという不安感を払うと、雫は暫くして目を開くと決心したかのように一人艦長室で呟いた。

 

「…よし」

 

「明日は必ず勝ってやる‼」

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