不朽のモウカ   作:tapi@shu

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第三十三話

 道を間違えてはいけない。一歩間違えれば戻ることすら叶わず、永遠の迷宮へと迷いこむことになるかもしれない。迷宮へと迷い込んでしまえば、もう二度と太陽のある明るみのある世界への帰還は叶わず、ついには目覚めることすら出来なくなるだろう。

 道とは生であり、判断を間違えれば簡単に生を失ってしまうということ。

 俺が今まで生きていけたのは、道を完全に踏み誤ったことがないから。常に一歩一歩を確認するように前進し、臆病風に吹かれては歩みを止める。ひたすらそれの繰り返しだった訳だ。

 だから、ドレルに協力すると言ったのも、俺が道を違えないことを必要に考えた上での判断。この判断が正解だと判るのは数十年後、もしかしたら数百年後にもなるかもしれない。けども、未来への投資と考えれば、悪くない選択だったと俺は断言しよう。

 世界平和が欲しいわけではない。俺一人分の安全が保証される程度の未来があればいい。

 こんな俺の大前提の基で、ドレルの協力要請に承諾したに過ぎない。

 安全、安泰、平和、平穏を目指す鉄壁の意思があればこそ俺は長生きできたんだと、俺の数百年の人生を回想する。決して崩されることない俺の第一優先順位でもある。

 ドレル本人にこのことを話してはいないのだが、彼もそれとなく勘づいたのか、話の最後に『特別にモウカ君に動いて貰う必要はない』という言葉で締めくくった。

 これはいい。

 俺はいつも通りの行動と判断で、生きていけば勝手に将来的に安息の地が出来上がるというのだ。にやけずにはいられないな。気分が高揚していれば高笑いもしたいほどだ。

 無論、安息の地が確約されたわけではないので、油断は禁物なのは分かっている。それでも、今までの途方も無い危険から、毎日逃げのびる生活に比べたら救いのあるというもの。暗闇に見えた一筋の光なんだ。縋りたくなるさ。

 ドレルとは、まるで外交が成功した時の握手のように堅い握手をしてしまった。もしかしたら、涙も見せていたかもしれない。

 それほどまでに嬉しいことだったのだ。

 ……まあ全部ドレルに丸投げしといて、勝手に喜ぶ俺は何なんだという感じなんだが。それはそれ、先輩フレイムヘイズだからいいよね。

 あれだよ。ドレルは軍師みたいなもので、現場で必死にいそいそと働く実行者なんだ。俺はでんと構えていればいい殿様みたいなものさ。そう考えれば、俺が勝手に動くのはドレルに迷惑かけるからな。大人しくしているに限るね、うん。

 俺ってなんだか、歩くたびに厄介事に絡まれているような気もしなくはないし。考えすぎだよな?

 兎も角、俺は今まで通りに目立たないように慎重に行動する。

 ドレルが俺の噂を利用して、体制を整えると言っていたのだ、しばらくの間は俺の名前だけは目立ってしまうだろうが。致し方あるまい。この際、デメリットよりもメリットのほうが遥かに上なのだから。この程度の危険は承知で了承したのだからな。

 危険、と言っても所詮広がるのは俺の名前だけだ。

 俺の風貌を知っている人物はかなり少数だろうし、知らない人物が俺を『不朽の逃げ手』だと認識できる唯一の方法は、俺の代名詞たる『嵐の夜』ぐらいだろう。つまり、『嵐の夜』を使わなければ周りは俺のことを『不朽の逃げ手』だと認識できないわけだ。

 ここに来て名ばかりが先行して広がったのが功を奏したと言える。全く予想外だったが。

 しかし、『嵐の夜』が使えないとなると俺は脆弱なフレイムヘイズとなる。いや、使えたからと言って強くなる訳でもないけど、ないよりはあったほうがいいに決まってる。

 目立たないことを考慮しすぎるあまり、自分の首を少し絞めてしまったかもしれない。窮屈な想いをするのは本当に、誠に嫌なんだが……

 これも明るい未来のためだと思えば頑張れる。

 目先の幸ばかり追ってても、幸になれるとは限らないのだし、ここは思い切って自重しまくるしかないな。

 ただ、そうなると自衛という面で大いな問題が浮上する。

 普段は敵よりも早く察知して逃げれればいいのだが、そうはいかないこともある。俺がいくら鋭敏な感覚を持っているとは言え、俺が一番であるわけでも無いし、そもそもフレイムヘイズに見つからぬように、気配察知に何らかの対策をしているのが``紅世の徒``の大半だ。だからこそ、フレイムヘイズはトーチを頼りにして``紅世の徒``を追ったりする。横柄に気配を隠さない自信家の方も少なくはない。俺としては逃げやすいので大いに結構だしね。

 という話は前にもしたことがるので、結論から言えば、

 

「そんな訳で、しばらくリーズが俺の代わりに頑張ってくれ」

 

 そのために今まで面倒も見てきたもんだしね。

 今の彼女の実力はどれほどかは分からない。俺がフレイムヘイズ全体の能力の平均を知らないのだから当たり前だ。一番上と一番下は知っているが。一番上はどっかの『炎髪灼眼の討ち手』さんだ。今は亡き人だから、その相方である『天衣無縫』さんが現在一番かな。その他の候補にはサバリッシュさんなども上がる。一番下は……言うまでもないだろう。

 正直に言えば、上を見上げればキリがないし、下を見下せば俺が居る。この事からもリーズは俺よりは上であるのは分かる。比べるまでもなかったね。

 現実逃避するつもりはさらさらないので俺はこの現実を知っても泣きはしない。いいじゃん、最弱でも生きていられるんだから。それで。

 

「いいわ。任せといて」

 

 艶のある甘い声で自信満々に即答した。

 

「あれ、理由は聞かないの?」

 

 自分で言うのもなんだけど、かなりのムチャぶりだったと思う。

 俺の心の声なんて聞こえているはずないし、彼女からすれば『今日晩飯何食べる?』という俺の発言の後の全く脈絡のない会話だったから、唐突に何を言ってるの? という呆けた表情になるのを期待したのに。

 あまりの順応性に俺が驚いてしまったではないか。

 腰に掛かりそうなほど長い少し焦げたような金色の髪を一度掻き上げてから、何を今更という表情をする。

 

「理由なんて必要ないわ。それに貴方が私に頼るなんて思い当たることが一つしかないじゃない」

 

 ``紅世の徒``でしょ?

 見事に俺の核心をついた言葉を言う。俺は言葉を失ってしまったよ。

 ウェルは、若い子の成長っていいもんだねーなんて呑気なことを言っているが、これは成長しているというか、俺を正しく理解しているというか。いや、どちらにしろ俺にとっては素晴らしいことか。

 彼女との旅は俺にとっては苦難の連続だったが、なるほど。俺はどうやら得難い仲間を手に入れた良き旅だったようだ。

 これからはもうこんなことは思えないな。

 俺のお財布だなんて……

 うん、我ながらひどい事を密かに思っていたわけだな。

 仕方ないんだよ。やっぱり逃げるなら一人のほうが楽ちんだし、そういう意味じゃ彼女が俺に付いて来て生まれる俺のメリットなんて、旅費に困らないことぐらいだったんだから。

 

「うん。俺の盾や矛となって頑張ってくれると助かるよ。『堅槍の放ち手』リーズ・コロナーロさん?」

「ええ、存分に楽をさせてあげるわよ」

 

 思わず見惚れる程のリーズの満面の笑みを浮かべる。

 かなり上から目線ぽかったのに、こんな笑みを浮かべられるリーズが謎だった。

 ウェルは横から物好きだねーなんて言ってるが、確かに俺の手足に成れと言って喜んでるリーズは物好きだな、とウェルの発言に肯定しとく。

 俺にずっと付いて来ている時点で、物好きなのが今更の話だと気付いたのは次の街についてからだった。

 

 

 

 

◆  ◆  ◆

 

 

 

 

 

「あら、懐かしい方に会いましたね」

「懐かしいというよりも、珍しいという方が少々適していますかな?」

 

 ドレルは十年という時を使うことにより、スイスにある外界宿の管理者となった。彼がどのような策や思惑で、そういうことになったのかは知らないが、ドレルがスイスの外界宿の座に座ったというのを耳にしていた。

 彼とはあの日──協力を結んだ時以来、会うことはなく成果を知ることはなかった。風評ではどこかのフレイムヘイズが面白い事、変なことをのたうちまわっているというのは聞こえたが、それが果たしてドレルのことだったかどうかは確証はない。なかったが、十中八九は彼だろうなと俺は睨んだ。

 上手く行ってるのかさえ分からないが、俺としては失敗しても今まで通りに生きて行くだけなので問題はないのだが、成功するに越したことはない。いや、出来れば成功を収めてほしいが、それが難しいことであることは、なんだかんだで自分もフレイムヘイズ社会で生きてきたのでよく分かっているつもりだ。

 それでも一体どこまで進んでいるのか、興味は非常にあった。リーズを盾にして十年。いい加減に戦いから身を遠ざけまくった日々も飽きてきたので、ドレルに顔見せがてらスイスの外界宿へと出向いた。

 

「これはお久しぶりです。サバリッシュさんに、タケミカヅチさん」

「懐かしい顔ぶれだね」

 

 俺はなんとか嫌な顔をせずに受け答えをすることが出来た。

 ウェルになんとか「まだ生きてたんだ」という言葉を飲み込ませるのに成功した。

 俺だって、思わず『げッ』なんて言いそうだったよ。

 サバリッシュさんに会うのはあのトラウマに近い大戦以来。特に知人でも友人であるわけでもないので、当然だろう。会ったのが奇跡のようなもんだった。

 そして、俺にトラウマを産みつけたのも遠まわしにはサバリッシュさんのせいとでも言える。総大将として、躊躇なくこの俺を死地へと追いやったのだからある意味当然だろう。

 ああ、嫌な記憶が蘇る……

 

「お隣りのお嬢さんは誰かしら?」

 

 サバリッシュさんの疑問に答えるべく俺がリーズを紹介しようとしたら、俺の言葉を遮って毅然とした態度で自己紹介をリーズが始める。

 一通り自己紹介を終えると、サバリッシュさんも改めて自己紹介をした。

 サバリッシュさんに関しては本人が言うまでもなく、リーズは知っているんだけどね。現代のフレイムヘイズを語る上で外せないフレイムヘイズの一人のため、リーズには教えてある。

 俺がフレイムヘイズの引き合いによく出す一人でもあるしね。

 とはいっても、知っているのは名前と偉業の数々や力ぐらい。調べようと思えば簡単に調べられるような内容だけ。俺だって個人的な付き合いがあったわけじゃないから、それ以上のことは知る由もない。

 数いる戦友の一人でトラウマな人というのが俺のサバリッシュさんにおけるイメージだ。

 なんとなく、本当になんとなくなんだが、嫌な予感がするのは気のせいかな。

 たぶん、前回までの人をこき使うイメージが払拭しきれていないから、勝手に身体が拒否反応を起こしているだけだとは思うのだが、俺の勘とか嫌な予感は当たるのが怖い。

 当たらないでくれよ。

 

「そういえば、聞いてますよ。モウカさん」

 

 え、何? 何を聞いているだ。

 次の言葉がすごく怖いぞ。

 内心でビクビクしながら、背中には冷や汗を流して、何をですかと尋ねる。

 サバリッシュさんはふふと母性あふれる笑みを浮かべる。

 

「あの大戦以降、活躍しているそうですね」

「例の教授の妙な実験の暴露はあまりにも有名な話ですぞ」

 

 あーやっぱりそう来たか。うん、予想通りだよ。

 聞いているといえば数ある噂のことだと思ったが、中でも群を抜いているのは教授の強制契約実験であることは眼にも明らかだ。あれはフレイムヘイズの長年の歴史の中でも、奇っ怪な事件として有名らしい。

 そして、その事件に深く関わったフレイムヘイズの名として俺の名前が上がるのも度々だとか。迷惑極まりない。別に暴露したのではなく、教授に勝手に巻き込まれただけだし。

 ちなみにその事件で真っ先に名の挙がるフレイムヘイズは、実験によって生まれたフレイムヘイズ。リーズ・コロナーロの名──ではなく、名を馳せている『鬼功の繰り手』サーレというフレイムヘイズ。相当のやり手らしいが、もしかしてあの時に俺が教授の相手を押し付けたやつかな。才能があるとは思ったが、まさかそこまで行くとは。サーレは俺が発掘したと言っても過言ではないな。正確には俺ではなく契約させた教授だが。

 リーズはずっと俺に付き添ってきていたので無名のままだ。俺は事件に巻き込まれて名が知れているだけだから、事件に巻き込まれていない時に仲間になったリーズが無名のままなのは頷けることだ。特に有名な``紅世の徒``を討滅したわけでもないしね。

 

「それは、恐れ入ります。でも、サバリッシュさん程じゃありませんよ」

 

 あははと苦笑しながら答えた。

 ついでに謙遜もしておく。これ以上の過剰認知されたらたまったものじゃないからね。

 サバリッシュさんは謙虚ですね、と温かい笑みを俺に向ける。

 あれ、まさか逆効果?

 

「大戦での経験が役に立ちましたよ、ええ、本当に」

 

 主に戦闘には碌なことがないということと、変なモノは見つけるべきじゃないということをね。教授の時は、いや、教授を例に上げるのは間違いだな。色々と規格外すぎるから。あれは避けようとして避けられるようなものじゃない。自然災害のようなもんだ。どんな対策も無意味になる。

 けれど、それを除いたらあの大戦のような追い詰められた死地は経験していない。しょっちゅうあったらフレイムヘイズがとうに滅んでいるし、俺も死んでいることだろうが、いやはや、本当によかった。

 戦闘は、戦闘になる前に逃げるもの。戦闘そのものを避ける。自らは戦わずに、他の者に戦わせるなどなど、教訓は多かったね。

 

(いい経験だったよね)

(本当に、全くな!)

(モウカも心から楽しんでたもんね)

(ウェルがの間違いだろ)

 

 ケラケラとおどけて言うウェルはどこまで言ってもウェルだった。

 リーズはというと、会話にあまり興味がないのか周りをうろちょろしている。初めての外界宿で落ち着かないんだろう。

 特に変わった点がある場所でもないが、存在の力がそこらに満ちているから雰囲気が違ってみえるんだろうな。

 俺の言葉にうんうんとサバリッシュさんは頷き、何かを思いついたのかポンっと手を叩いた。

 ウェルが言う、面白い事が起きそうな予感がすると。ウェルにとって面白いこと、俺にとっては面倒なこと。嫌な予感が絶えない。

 

「大戦の時はカールの部隊にいましたよね」

「あの危なっかしい『極光の射手』を見事に手綱とっていましたな」

「いやいや、カールさんが一人で頑張ってくれたお陰ですよ」

 

 軍としては猪突猛進だと、いかに優秀なフレイムヘイズでも突っ込んでばかりでは死んでしまう。カールさんはその典型例だったが、俺としてはまさにうってつけの前戦兵だった。カールさんが矢面に立っていてくれるおかげで、俺が戦場を嵐に巻き込むだけでなんとなかってしまっていたのだから、感謝してもしきれない。

 バカとハサミは使いようというが、猪も使いようだと心底思った。こんなことを思っては失礼だが、事実そうなのだから仕方ない。

 俺は助かったんだけどね。

 

「その戦友のカールが最近行方不明になったとか」

「え、そうなんですか?」

 

 大戦のような団体での戦いならいざしらず、個々の戦いになる常の戦いではカールさんような強いフレイムヘイズが負け知らずだと思ってた。搦め手には絶対に弱いだろうけど、それをもろともしないほどの実力者でもあった。

 上には上があるという言葉が示す通り、カールさんより強いものも居るとは思うが、それを差し引いてもそんな話は初耳だった。

 誰が死のうが別に構いやしないが。

 

「死んだのかどうかすらも分からない。しかし、いなくなった場所は特定できたのでしたな」

「ええ、東の島国。日の本の国」

 

 なんとなく言いたいことが分かった気がする。ウェルのテンションが上がっていることから、さらによく。

 嫌だな。何言われるのかな。

 俺の顔が見る見る青くなっているだろうに、そんなことは知らないとばかりにサバリッシュさんは言葉を続ける。

 

「そういえば、貴方の容姿はその国特徴に似ていますね」

「ほう! これは奇遇ですな」

「ぐ、偶然ですね!」

 

 そりゃ似てるよ。元その国の出身だもの。本当は未来人だけど。

 タケミカヅチさんがどんどん芝居くさくなっているな。

 まるで予めこういう展開になると予測されていたかのような。

 それはないと思うけどね。よもや、俺の行動を予測できる人がいるとは思えない。音に聞こえたフレイムヘイズであるサバリッシュさんでも流石に無理だろう。

 

「これは全く関係ないですけど、最近面白いことを風説している『愁夢の吹き手』さんの意見に賛成しているだとか」

 

 全く関係ない? 嘘をつけよ!

 あれ……この人、まさかここで張ってたんじゃないよね。

 すごく怖いな。さっきまでの自愛に満ちていた顔が、いつのまにかどす黒いオーラを纏い始めているのは錯覚だよね。

 あと、ウェル。高笑いやめて。

 これは日の本行き確定ね、なんて言わないで。まだ、それだけならいいけど、本当にカールさんが死んだ──殺されたとしたら、その付近に相当の強者がいるということになるんだぞ。

 日本が第一級危険地帯である可能性があるんだ。

 

「協力をし合うでしたかな? 実に良きことではあるが、我らフレイムヘイズには些か難儀なことですぞ」

「そうですよね、タケミカヅチ氏。でも、それは素晴らしいことでもあります。私も出来れば協力をしてあげたいのですよ。あの、大戦で立役者となったモウカさんのように、ね?」

 

 終わった。

 これはどっちの選択肢を選んでも終わったよ。

 カールさんの真相を解きに行けば俺の人生が終わる可能性があるし、拒否すればドレルの作戦が終わる可能性がある。ドレルと一緒に協力し合うことを掲げている俺が協力を拒否したのだから当然だろう。

 結果、未来の安全が終わる。

 逆に、俺がカールさんの真相を時に日本に行けばサバリッシュさんの名まで借りることが可能となる。それは俺の名なんかとは比べものにならない効果を及ぶだろう。

 結果、未来の安全の可能性が非常に高まる。

 今一時を取るか、遠い未来を取るかを迫られた訳だ。

 サバリッシュさん。

 貴方はやはり俺にとっては嫌な人だよ。

 最高に、最悪にね。


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