読んでいただきありがとうございます。
以前書いたSS『ひこうじょう(通常版)』を、“見る側”から書いてみたい、と思って書きました。『通常版』よりも、さらに趣味に走りました。“飛ぶ側”だけでなく、“見る側”にもドラマがあるんだよ、と言いたかったのですが、結局“飛ぶ側”に傾いてしまいました。
もう一つの書きたかったことは、フルルとあのひとの関係で、それが物語の軸になるように書いたつもりです。
フルルが撮った写真「そらとうみ」には、私が、こんな写真が撮れたらいいな、と思う要素を、これでもかと詰め込みました。ただこれはビジュアルが無いとつらいですね。私の下手な文章で、どこまで伝わったでしょうか?
相変わらず、小説でも台本でもない変な書き方をしています。どういう物語なのかを説明することに集中し、セリフ回しを中心にして、自分の書きやすいように書いた結果、このような形になりました。ちゃんと伝わっているのか不安です。加えて改行などが変なので、読みづらいかもしれません。
細かいことメモ
フルルを主人公にしたかったのですが、結局、PPPのメンバー全員が主人公みたいになりました。プリンセスが主人公のようでもあります。
ほとんどPPPの5人(+マーゲイ)が一緒に行動しているので、全員にまんべんなくセリフを与えようとすると結構大変でした。
あの等身大パネルのエピソードを読者が知っている、という前提で書いてしましました。知らなくてもネット等で調べられるようなヒントを書きました。説明不足にも説明しすぎにもならないバランスって、これでいいんでしょうか……。
『ペパプ・イン・ザ・スカイ!』の『やくそくのうた』に大きな影響を受けました。あんなの反則です。
キャラクターの口調や性格が間違っていそうなところがたくさんあります。意外と難しかったのがイワビーです。一番大事な、フルルのセリフも難しかったです。
タイリクオオカミが筆者に近いキャラになっている気がしますが、狙ったわけではありません。
最近はあまり写真を撮りに行っていません。古くて故障寸前、というより半分故障している機材を更新して……と考えていますが、だいぶ先の話になりそうです。
撮影機材などの設定
撮影機材は誰かの忘れ物(あるいは意図的に置いていった物)で、管制塔で発見された。
アルミのカメラケース
ギリギリ飛行機の国内線の機内持ち込みが可能なサイズ(縦250×横420×高さ330)。ボロボロで、表面に何かのシンボルマークや文字のステッカーがいくつか貼ってある。肩掛け用のひもがついている。蓋の止め金は二つあり、蓋はヒンジで上に開く。角にクッション材が貼ってある。頑丈で椅子替わりに使える。カメラバッグと比較すると重い。撮影機材はこの中に詰め込まれていた。
スチルカメラ ボディ:Canon EOS60D
旧式のデジタル一眼レフカメラ。十分使えるが、最新機種に比べて画素数が低く(1800万画素)、連写速度が遅い(約5コマ/秒)のが欠点。記録メディアはSDカードで、64GBのメディアが挿入されていた。発見された時点でのシャッターレリーズ回数は30万回ほどで、すでに耐用回数(10万回)をはるかに超えており、シャッターユニットが壊れる寸前の状態だった。電源スイッチと背面のダイヤルの内部が摩耗しており、動きが少し固くなっていた。センサー(ローパスフィルター)は比較的きれいな状態だった。予備のバッテリーが1本あった。
望遠ズームレンズ : EF100-400mm F/4.5-5.6L IS USM
使いやすい望遠ズーム。『II』ではなく、『旧』の EF100-400mmで、直進式ズーム。フィルム全盛時代の設計の旧式機種だが、十分使える。
初飛行の撮影で、海上まで持って行ったレンズはこの一本のみだった。(海上でのレンズの脱着が困難なため)
標準ズームレンズ : EF-S18-135mm F/3.5-5.6 IS STM
使いやすい標準ズーム。USMではなくSTMだが、AFはそこそこ早い。
飛行機を背景にしたPPPの撮影と、飛行機の復元の記録で使用した。
広角ズームレンズ : TAMRON SP10-24mmF/3.5-4.5 Di II
超広角ズーム。後ろに引けない場所で撮影するのに便利。ややシャープさに欠けるが、絞り込めばそれなりに写る。
飛行機を背景にしたPPPの撮影と、機内のでの撮影、飛行機の復元の記録などで使用した。
テレコンバーター : エクステンダー1.4x II
EF100-400mmと組み合わせて使うと最大560mmの超望遠になる。
撮影練習で使用したが、ボディとレンズの組み合わせの関係でマニュアルフォーカスになるため、ピンボケが多発してしまった。それに加えて暗くなるため、扱いが難しく、初飛行の撮影では使用されなかった。
外付けストロボ(フラッシュ) : スピードライト 380EX
フィルム全盛時代の旧式機種。電池まわりの配線が接触不良を起こしていて、電源がうまく入らない時があるが、それはたたくと直る。
シミュレーターの訓練と試験の前後(シミュレーターの稼働中は、フラッシュは邪魔になるので使用しなかった)、飛行機の復元の記録、機内でのPPPの撮影など、主に室内、機内の撮影で使用した。
ビデオカメラ : Victor GZ-E150-B
安物のビデオカメラ。小型軽量、画質はいまいち。手ぶれ補正がデジタルで弱い。ビューファインダーがないので、動く物を望遠で追って撮影するのは難しい。記録メディアは内蔵メモリー又はSDカードで、64Bのメディアが挿入されていた。内蔵マイクに、前の持ち主の手製のウィンドジャマ―(ただのスポンジ)が付いている。互換バッテリーが2本あった。
一脚 : Velbon ULTRA STICK V60+SLIK SBH-120 DQN
六段式一脚。アイレベル一脚だが縮長が300mm強で、カメラバッグにも入る。脚自体をねじってロックするタイプで、慣れれば素早く伸縮できる。雲台はクイックシュー付きの小型
三脚が発見されなかったため、動かないものの撮影には一脚が使用された。主に飛行機を背景にしたPPPの撮影や、機内での撮影に使用した。カラーコーンと重しを使って一脚を垂直に立てて、セルフタイマーを使用して記念撮影をする予定だったが、カメラが壊れてしまったため記念撮影は行われなかった。
カメラの防水カバー
アルミのカメラケースにカメラと一緒に入っていたレインカバーを、助手とタイリクオオカミが改造して製作した。完全防水ではなく、防滴レベルのもの。
防水袋
食品保存用のチャック付き密封袋。温泉宿にあったもの。
カメラを撮影ポイントへ運ぶ際に、防水カバーだけでは不安なため、この袋に入れて運んだ。 (二重の防水対策をした。)
写真、動画の閲覧を行ったパソコン・写真の印刷を行ったプリンター
ロッジと温泉宿の管理用端末と、一緒に設置されていたプリンターを使用した。温泉宿にあった写真プリント機も使用された。
フライトシミュレーター
温泉宿のゲームコーナーにあったもの。ゲームだが本格的なシミュレーターに近い。単座。動揺装置は無い。画面はけっこう大きい。操縦桿はジョイスティックタイプ(センター)。ラダーペダルがある。シートには背もたれが無い。選択できる機種が豊富だが、ミリタリー系が中心。
ロッジのイベントスペース
屋内で、床や壁の作りは、アニメ10話でキャラクターが集まって会話していた部屋(食堂?)と同じで、宴会場くらいの広さがある。フルルが温泉宿でシミュレーターの操縦訓練を行っている間、PPPのメンバーはここでレッスンをしていた。小さめの舞台があり、舞台の背景にプロジェクター用のスクリーンがある。天井にプロジェクターがあり、パソコンなどを接続してスクリーンに表示させることができる。大人数で写真や動画を見る時はこれを使用した。
飛行機の設定画
飛行機と飛行場の詳細設定は、第1話のあとがきに書いてあります。
ねじれて見えるとか、バランスがおかしいとか、いろいろ変な所があります。フロントガラスと排気管は意図的に大きく描いています。
ビーチクラフト キングエアC90(C90GT) ジャパリパーク仕様(改造前)
ビーチクラフト キングエアC90GT改 ジャパリパーク仕様(レストア後の初飛行時)
ビーチクラフト キングエアC90GT改 ジャパリパーク仕様 初飛行時の機内設定など
改造後では動翼が大きくなっています(微妙に色が違います)。でもこんな改造したらバランスが崩れそうです。強度の問題もありますし、エルロンリバーサルとかおこしそうな気がします。垂直尾翼の羽の先端(動翼にかかっている部分)は再塗装したため微妙に色が違い、塗りムラや刷毛の跡が残っています。
アクロバットの飛行ルート
↑SS「ひこうじょう」シリーズに登場する飛行場の設定画(地図)に、アクロバットの飛行ルートを記入したものです。SSを書くにあたって、飛行ルートを検証したメモです。
飛行ルートや物の大きさの比率は、いい加減です。SS本編と矛盾するかもしれませんし、いろいろと無理があって現実的ではないルートだと思います。
重要なのは海面スレスレの飛行とPPPの位置なので、それ以外のラインは薄くしています。
本作の、飛行機や飛行場などの設定、物語やテーマなどを、ご自分の作品(SS・漫画、イラスト等)に使って頂いても構いません。改変しても、切り刻んでもOKです。需要は無いと思いますが。
撮影機材が使用された経緯
誰か(前の持ち主)によって使用されていた。(かなり酷使されていた)
誰か(前の持ち主)がアルミのカメラケースごと管制塔の2階(窓のある最上階)に忘れていった。(あるいは意図的に置いていった)
ヒトが島を去ってから、長期間にわたり管制塔に放置された。
かばんたちが島を旅立つ少し前、飛行場を調査していたツチノコが発見した。
最初は、ツチノコが飛行機の復元の記録で使用した。博士と助手が、図書館で調べつつ、撮影機材の使い方をツチノコに教え、ツチノコ自身も図書館で使い方を調べた。
その後は、主にタイリクオオカミが使用するようになった。使い方は、博士と助手とツチノコが教えた。タイリクオオカミは、持ち前のセンスと図書館で得た知識によって、写真の腕を上げていった。
操縦試験の日に行われたPPPの撮影で、マーゲイがカメラに興味を示した。撮影会の写真の7割ほどはマーゲイが撮影した。
タイリクオオカミが、初飛行の日に海上からの撮影を頼みたい、と、カメラをPPPに託した。
フルルとPPPのメンバーによって、海上から初飛行の様子が撮影されたが、事故により一眼レフカメラが水没し、壊れてしまった。カメラが壊れてしまったため、飛行後に予定されていた記念撮影はできなかった。(代わりにタイリクオオカミがスケッチを行った。)
水没したカメラ以外の撮影機材(ビデオカメラ等)は、飛行機の撮影や、PPPのPVの撮影などに使用され続けた。
水没したカメラは修理できず、管制塔の2階(窓のある最上階)の窓際に、レンズを外(飛行場の方)に向けて置かれる形で保存された。その後、このカメラは二度と撮影に使われることは無かった。
長い長い年月が経った後、この一眼レフカメラは、管制塔と共に朽ち果てた。
[ 『あとがき・設定』 初投稿日時 2018/06/06 18:06 ]