THE IDOLM@STER Archer's Dream 作:ハム先生
いいから走れ。そのような泣き言、聞く耳もたん。
……ふん。おまえの勝手だが、その前に右に避けろ
私を頼む。知っての通り頼りないヤツだからな。―――君が、支えてやってくれ
答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから
アーチャー(これで良かったんだ。これで…)
かつて衛宮士郎と呼ばれた青年は自らの過去と対峙し、 結果としてその過去である少年を救う形で聖杯戦争を終えた。そして、かつての友人に別れを告げ冬木の土地から消えた。
はずだった…
プロローグ これからが紅茶のはじまり
高木「大丈夫かねキミぃ。」
アーチャー「ん…ここは…?」
高木「ここは、765プロダクションの事務所だよ。」
アーチャー「765プロダクション?」
高木「うむ、私が珍しく朝早く出勤してみるとウチのビルの前でキミが倒れていたんだよ。通りにはまだ誰もいなかったから取り敢えずキミを事務所まで運んで来たという訳なんだ。」
アーチャー「あぁ、そうか其れはすまなかった……ん?」
アーチャー(私が倒れていた?)
アーチャー「すまない、つかぬ事を伺うがここは日本なのか?っと……」
高木「ん?お互い自己紹介がまだだったね。私の名前は高木順二朗。ここのプロダクションの社長を務めている。」
アーチャー「あぁ、私は……」
アーチャーは一瞬躊躇した。ここでエミヤとして自己紹介する事は可能だが、現状の把握ができていない今、本来の名前を晒す事は避けて置きたい。ならばここは、聖杯戦争の間中小うるさい相棒にら呼ばれ続けた名前を名乗っておこう。
アーチャー「私の名前はアーチャーだ。」
高木「アーチャー君か、分かった。其れで先程の質問だが、ここは東京都○○区にある765プロダクションだ。」
アーチャー「そうか…ん?東京?今東京と言ったか?」
高木「あぁ、その通りだが其れがどうかしたかい?」
アーチャー(まじか?東京?冬木は西日本だぞ…冬木からここまで一瞬で来るには其れでも令呪でも無ければ…)
令呪の事をふと考えた時、気付いた。気づいてしまった。
アーチャー(何!?霊体化が出来ない?どうなっている!!」
高木「どうしたんだい急に大声を出して?」
アーチャー(しまった、声に出ていたか…)「いや、少し取り乱してしまったようだ…気にしないで欲しい…」
高木「大丈夫かい?何処か怪我をしているのかい?」
アーチャー「怪我などはしていない。安心してくれ。」
高木「其れなら良いんだが…しかし驚いたよ。君が倒れているのを見つけた時はどうなる事かと思ったが…その様子を見ると大丈夫そうだね。」
アーチャー「いや、色々ありがとう。さて、これ以上迷惑を掛ける訳にはいかないからな。そろそろ失礼させてもらおう。」
高木「帰ると言っても、大丈夫なのかい?家はどの辺なんだい?」
アーチャー「あ゛…」
アーチャー(忘れていた…霊体化出来ないのではどうすればいい?家を探して住む事になるじゃないか…何て言えばいいんだ……?)
高木「住むところが無いのであれば、暫くここに居たらどうだろう?」
アーチャー「え?」
高木「こうやってキミと出会ったのも何かの縁だ。なぁに、今だってウチには若い子が沢山いるんだから一人くらいどうってことないさ。」
アーチャー「いいのか?」
高木「あぁ、構わないよ。幸いここには小さいがキッチンもある。」
アーチャー「何から何まですまないな。」
高木「だけど、一つ条件があるんだよ。」
アーチャー「条件?ここまでしてもらったんだ。今の私にできる事ならなんでもするつもりだ。」
高木「いやなに、簡単な事だよ。」
高木「この765プロダクションは今年で2年目のアイドル事務所なんだがね、まだプロデューサーが一人しかいないんだよ。そんな時私はキミを見てティン!ときたんだ!つまり、君には」
アーチャー「つまり?」
高木「ウチのアイドル達のプロデューサーになって貰いたい!」
アーチャー「……なんでさ」
これが。12人のアイドル達と一人のプロデューサー、そして一人の紅茶の物語の始まりである。
これから続々投稿していくのでよろしくお願いします(ノ∀`) アーチャー 感想お願いします(・_・|