文章もかなり試行錯誤しましたがめちゃくちゃです...ホントに許して。
(一応)前回までのあらすじ
左腕消滅
今、俺はある山の山頂付近のなんか開けた場所にいる。ここはそれなりに酸素が薄いらしくてな、身体を鍛えるには最適な場所となってる。神社から割と近いとこだから来ようと思えばいつでも来れるとこだ。
んでな、なんでこんなところにいるかっていったらだが...単純、鍛えに来たんだ。ついこないだ
「身体のバランスが滅茶苦茶取りづらいな...誤差の範囲内だが」
腕の有り難さがとてつもなく分かる今日この頃。走るのとか殴る、蹴るの姿勢を取るのにも割と一苦労してる。すぐ直せそうだがな。
それに両手で打つタイプの技があるからな...せめて義手は欲しいかもだ。だが金がない。やはり世の中金だな...全く。
「能力も十分に発揮出来ないしなぁ...」
呟きながら俺は身体をいじめ続ける。短距離を全速力で走るのを休憩無しで繰り返したり、そこらにある木々を薙ぎ倒したり、崖から飛び降りてみたり...と、色々やってる。ちゃんと木々は苗木買ってて木倒した後埋めてるから実質±0...のはず。
そんな感じで鍛練を続けてると───空のほうから気配を感じた。
「...魔理沙か?」
「え、なんで分かったんだ?ちょっとキモいぞ」
「霊力を持ってたから人間。魔力も持ってたから魔法が使える可能性がある。そして空からやってくる...こんなの俺の知り合いには魔理沙ぐらいしかいないんでな」
「はぇー...流石だな」
「まだまだ甘いと師匠には言われてたんだがねぇ」
鍛練を一時的に止め、魔理沙と雑談をする。時折視線が左腕のほうに移るが特に気にしないでおくか。
「そういや霊夢はどうしてるんだ?」
「まだ寝てるだろうよ。昨日の異変は朝まで続いたようなもんだしな」
「...?ちょい待てよ、まさかお前...寝ないで鍛練に来てるのか?」
「?そうだが...」
「.........」
...なんか険しい顔してやがる。いや、一刻も早くこの状態に慣れとかないと不味いからな?
「...らしくない」
「は?」
「らしくないぞ...今のお前」
「...そうか?」
「そうさ。私の知ってるお前は霊夢と少し似て面倒くさがり屋だ。確かに里での仕事とか異変とかでは割と真面目で少し......カッコいいが、基本は明日やれることは明日するみたいなスタンスなはずだろ?私は知ってるぞ?修行だってそうだった。最低限のことしかしてなかったはずだ」
「...」
「なぁ、何を焦ってるんだ?正直、片腕無くなった程度でかなり弱くなったわけじゃあないだろ?」
...バレテーラ。だが一つ解せないとこがあるな...俺が焦ってるだと?いやいやそんなはずはない。仮にそうだとして何に対してだ?
「...なぁ、霊華にぃ」
「!!...久しぶりだな。魔理沙が俺の名を呼ぶのは」
「そ、そうかぁ?」
若干頬を赤くした魔理沙が頭を掻きながら言う。そういや...いつだったか。魔理沙が俺の名を呼ばなくなったのは。小さい頃は呼んでくれてたんだがなぁ...いつの日か呼ばなくなった理由聞いたら逃げられたし...何でなんだろうな。
「オホンッ...まぁ、霊華にぃが結構重要な役に就いてることは知ってるさ。担当が
「...というと?」
「ほら、異変解決の時だってさ、霊夢と一緒に私も参加したぜ?流石にあの人食い妖怪の時はアレだったが...」
「霧の異変のやつな。あれは屋敷に辿り着くまでしか見てなかったが...確かに協力しあってたな」
「そうだろ?博麗の巫女とは言うが言っちゃえばガキなのさ。私もだぜ?魔法使いではあるがまだ人生経験の浅いガキだ...だから、その異変で自分の魔法のレベルの低さに気付かされちまった」
「...ほぅ」
これは自分より経験豊富の魔法使いに出会った、という解釈でいいのか?とまぁ、とりあえず聞き続けるか。
「要は、まだ一人じゃ何も出来ない子供なのさ。霊夢も私も...ついでに霊華にぃもだ」
「俺も?」
「霊華にぃは...仕事も出来るし家事も出来る。けどな、一人じゃこなせないだろ?」
...そうなのか?...まぁ、そうなのかもな。ってか、結局魔理沙の言いたいことは何なんだ?
「あー...その、なんだ...誰かを頼れよ。なんでも一人でやるんじゃなくてさ。その、戦闘だってよ?後方支援程度なら私でも出来るぜ?家事だってよ...たまにだが料理作ってくれたりするじゃないか、今度は私がやるよ。伊達に独り暮らしはしてないぜ?...な?だからさ...」
......フフッ、マジか...あの魔理沙が!こんなにしおらしく!
「プッ、アッハハハハハ!!」
「な、何で笑うんだよ!?」
「いやだって...魔理沙だってらしくないじゃないか!」
「わ、分かってるさ!...分かってる...」
「それにな、俺はそんなに柔じゃないぞ?」
大抵のことは出来ると自負してる。これは慢心なんかじゃなくて客観的な事実だ。師匠が言ってたから間違いない。師匠は絶対だからな。
途中から言葉が支離滅裂になってたりしたがなんとなく俺の力になりたいということだけは分かった。
ってもなぁ...既に魔理沙には割と助けてもらってるし...霊夢の良き親友になってくれてるしな。
「ま、その時が来たら存分に頼るぞ?俺は効率が悪いのは嫌いだからな」
「あ、あぁ!いつでも待ってるぜ!」
「おーおー、元気の良いことで...さて、そろそろ戻るかね。今日は宴会だろ?魔理沙も何か準備してきたらどうだ?」
「あ、ヤベそうだった...なんか持ってこないと霊夢がうるさいからなぁ...」
「ハッハッハ、確かに。俺も俺で料理とかしにゃならんからな。作らない癖して味にはうるさい面もあるしな」
「あぁ、確かにうるさそうだもんな。あいつ」
こうやって雑談を繰り広げていると、ふいに魔理沙が箒で空に浮き始めた。
「んじゃ、私はそろそろ行く。霊華にぃも早めに戻れよ!」
「分かってるって。んじゃ、またな」
「おう!とびっきりのものを用意してやるぜ!」
そう言うと魔理沙は超特急で自分の家の方向へと飛んでいった。相変わらず早いなおい。
...さて───
「──そろそろ、アレを貰いに行ってもいい頃だよな」
片腕を失った今、前みたいな戦闘はやれない。つまり戦闘時間は短い方がいい。なら切り札を一枚切る必要がある。俺の奥義の中でも圧倒的火力を誇るあの技...『神雷』のな。
師匠から危険性大だからいざというときにしか使うなって言われたが別にいいだろ。そこは神雷に必要なアレを預かってるあの人もきっと分かってくれるはずだ。
「久々か、香霖堂に行くのは」
そう呟きつつ、俺はその方向へと歩を進め出した。