色々試行錯誤してるので滅茶苦茶です。
それでもよければ...どうぞ。
あ、それと...これは番外編です。頭空っぽにしてご覧ください。
季節は冬。どこぞの秋姉妹が名残惜しそうに去っていき雪女が活動を始めていく時期になった。幻想郷では雪に包まれていき人々が活動するには適しない状態となっているのだが...人里では子供を中心とした盛り上がりを見せていた。
原因としてはクリスマスだろう。クリスマスというのは元々外の世界のキリスト教と呼ばれる宗教の教祖である『イエス・キリスト』の復活祭であったらしいのだが...いつの間にかサンタクロースという存在がその年いい子にしていた子供にプレゼントをくれるという行事に変わってしまった。いやはや、謎である。
さて舞台はいつもの博麗神社───ではなく、人里から少し離れた位置で経営されている居酒屋的存在、『八目鰻』の看板がある屋台。そこに霊華は一人お酒を飲んではボーッとする、というのを繰り返していた。
「...なぁ店主さん、俺はどうすりゃいいんだろうな?」
「うーん...難しいですねぇ...」
霊華が店主さんと呼んでいるのは『ミスティア・ローレライ』。彼女は本来人間を驚かせる性格の妖怪ではあるのだが...この屋台を経営してるときは別。性格は打って変わり女将のようなものに。
出してくれる料理事態は美味しいものの、彼女が時折サービスで歌ってくれる歌で客が狂ってしまうことがあるので少し注意が必要である。なお彼女はそれを自覚はあまりしてないので尚更だ。
「...妹さんにバラしてしまうのは?」
「いや、それは色々と不味いんだ...」
「ですよねぇ...」
今霊華が悩んでいることは博麗にとっては死活問題。賽銭が足りなくて生活が危ういとか、つぶ餡こし餡戦争とか...それよりも非常に難しいデリケートな問題なのだ。
「どうすれば...あいつにサンタクロースの正体がバレずにプレゼントを置けるのか...!!!」
───デリケートな、問題なのだ。ほらそこ、宗教違うじゃねーかとか幻想郷にサンタクロースとかいるわけないやんとか言わない!
「去年はどうしてたんです?」
「そこはほら、紫に頼んで無理やり眠らせてな」
「今年はそれ無理なんですか?」
「いやな...なんかあいつ無駄に勘が鋭いからな。一昨年なんかは咲夜に頼んだりとかして凌ぎきってたんだよ。年々方法を変えてるわけだが...そろそろ誤魔化せなくなってきてな...」
「あー...」
「いやな、一回それで喧嘩したことあるんだ。そのときは割とヤバかったなぁ...」
◯ ◯ ◯
『馬鹿兄貴!!サンタってやつと知り合いなんでしょ!!』
『......確かにそうだが?』
『早く会わせなさい!今度こそ正体暴いてやるわ!』
『それは無理だな。あの人はあの人で忙しいんだからな...どうしてもって言うなら俺を倒してみることだな』
『...やってやろうじゃない』
◯ ◯ ◯
「そのときのあいつって言ったら...なんで異変のときにその力発揮しないのか不思議なくらいだぞ...」
「あはは...(霊夢さんのことだ。もうその程度のこと気付いてるはずなのに...演じてるのかな?それとも...)」
愚痴を聞きながら軽く思考するミスティア。その問いに答えるものは、誰もいなかった。
◯ ◯
「なぁ霊夢。今年もか?」
「何がよ」
「サンタさんについてさ。もうお前は気付いているはずだろ?」
「...まぁね。流石に気付くか」
「お前の兄貴、まだお前が信じてると思ってるぜ?もう気付いてるって言ったらどうだ?」
「嫌よ。だって馬鹿兄貴の───...いや、なんでもないわ」
「え、なんだよ。言いかけて止めるのは無しだぜ?」
「とにかく!嫌なもんは嫌なのよ!」
「気になるじゃないか。ほれ、親友の馴染みでこの魔理沙様に聞かせてみろよ?」
「...それ以上言うならその口縫い合わせるわよ?」
「わ、悪かったって...」
あれ...喧嘩要素...どこ...?