博麗の兄   作:エンゼ

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はい、今回も喧嘩してません←
そしてキャラ崩壊要素が今回かなりあります。
それではどうぞ。


喧嘩四回目

雲ひとつ無い晴天。

心地のよい風。

そして──いつものように賑わっている人々。

 

「(本当に人食い妖怪なんているのかしら?)」

 

それが私の感想だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず人里付近に到着した私は人里を避け、その周りの森等を探索することにした。

まだ...あの視線は慣れないのよね。馬鹿兄貴が何であんなに平然と出来るのかが不思議だわ。

暫く森を探索するが...成果は得られなかった。

報酬のこともあるし引くには引けない...と、私が思い悩んでいるとき、

 

「お、霊夢じゃないか。こんな時間にこんな所で何してんだ?」

 

空から箒で飛んできた私の親友である魔理沙が声を掛けてきた。

まぁ、魔理沙も疑問も最もだと思う。

 

「依頼で動いてるのよ。人食い妖怪に関してね」

「あー、あれか...面白そうじゃないか!」

 

魔理沙は箒から降りた。そして私と視線を合わせる。

なんか...ニヤニヤしてる。キモいわね。

 

「霊夢!勝負しようぜ!どっちが先にその人食い妖怪を退治出来るのかさ!」

「嫌よ面倒くさい」

「少しは考えようぜ!?」

 

はぁ...どうしてこいつは私と競いたがるのかしら...

この前も出来たばっかりのスペルカードで勝負しかけてしたし...もしかして戦闘狂なのかしら?

 

「はぁ...でも、私も少しその人食い妖怪に興味が出てきたな。確かお前初出陣だろ?手伝ってやるぜ!」

 

さっきよりもニヤニヤしながら言う魔理沙。こいつ...まぁ、恥さえかかなければ大丈夫よね。

 

「良いわよ別に。それより魔理沙、あんたも何か用事あったんじゃないの?」

「空中散歩してたら偶然霊夢を見つけたから近寄っただけだ。用事なんて無いぜ?」

「それじゃあ手伝って貰おうかしら。あんたも人食い妖怪探しなさい」

「了解だ。あ、もし私が倒したら私の手柄な」

「私としては報酬さえ貰えればいいんだけどね」

 

なんて、いつものようにどうでもいい会話をしていると...

 

 

 

「iy:@yq@###!!」

 

 

 

人間の...いや、この世のものとは思えないほど気味が悪く、聞いてると吐き気がするような声が聞こえた。

 

「お、おい霊夢...」

「えぇ...多分ね」

 

私と魔理沙はその声がした方向を注意しつつ構える。

出てきたのは──

 

 

「7Zsq^@o;.!7Zq!7Zq!」

 

 

──巨大。あまりにも巨大。

今の今までどこにいたのか、と疑いたくなるレベル。

その表面の色は禍々しい黒褐色。形は見た人に気分を悪くさせるような感じ。

そして...生きている、という全く感じがしなかった。

相手は自分から動いて声を出しているはずなのに。

 

「う、うぷっ...」

 

魔理沙は案の定吐き気が出てきたようだ。

私も無くはないけど...まだ耐えれる。これも博麗の巫女の力か何かなのかしら?

 

「とりあえず...やるしかないわね」

 

私はお札、そしてお祓い棒を構える。

 

「5、qqt4k?」

 

とりあえず...修行の時みたいにやれば大丈夫よ。

あ、その前に...

 

「あんた...スペルカードルールって知ってる?」

「...?」

 

...まるで知らない様子だ。新たに幻想郷に入ってきた妖怪なのかしら?それなら─

 

「私が勝ったら、幻想郷のルールに染まって貰うわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...う、嘘...

 

「ハァ...ハァ...」

「...3;、m460luk?」

 

...ここまで、私の攻撃が通用しないだなんて...!!

 

...やれることは、全部やったわ...

でも...どれも全く効かなかった。傷一つ負ってなかった。妖怪には効くはずの術が、あれには無傷...

まるで...そう、あれは対博麗の巫女のために存在する(・・・・・・・・・・・・・・)かのような...作られた(・・・・)かのような...

 

「3ffff!!d@'3q^@9Zs!!!」

「ヒッ...!」

 

何を言ってるのか分からないけど、完全に笑ったのは分かった。

そして...おそらく私を食べようとしてる。

私はこの瞬間、こいつに対して初めて抱いた感情を見つけた。

 

─怖い!

─死にたくない!

─食べられたくない!

─なんでこんな目に!

 

一度思ってしまえばそれが溢れ出てくる。もう止まらない。

 

─まだ生きたい!

─助けて!

 

...助けて...誰に?

私は博麗の巫女。助ける側の人間だ。

それなら...私を助けてくれるのは誰?

魔理沙?いや、魔理沙は違う。助ける人間だとしても、助ける対象は私じゃない。

紫?いや、紫は幻想郷のためにしか動かない。

...あぁ、いるじゃないか。来るはずの無い一人が。

いつも私と喧嘩してるあいつ。いつもは何にも役に立たなそうなあいつが...

 

『霊夢、泣くなって!大丈夫だから!』

 

...これは...誰の声?

 

『俺がお前を守ってやる!だから...本当に大変な時は、俺を呼べ!どんな所でも駆けつけてやるから!』

 

...そうだ、そうだよ...今がその時...例え、それがあり得ないことだとしても。

お願い、助けて...

 

「...お兄ちゃん...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...こんなのに手こずってんのか?霊夢」




あの妖怪が言ってた言葉は、実は適当ではありません。
あれを解読出来た人は...素直に凄いと思います。
まぁ、知ってるか知らないかの差なので、解読しなくても別に問題はないです。多分。
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