仲良し遠月第90期生(更新停止)   作:(TADA)

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遅くなってしまい申し訳ないです。さらに今回はネタ少なめ。トドメに安定のキャラ崩壊してます。


友情と触れ合いの宿泊研修〜四宮小次郎の苦労〜

 「たったこれだけの事で客を失う事もある。テメェ、俺の店を潰す気か?」

四宮のドスのきいた言葉に四宮が退学を言い渡した生徒は悲鳴をあげて肩を落とした。

それに四宮は少し気分を晴らしながら審査員のために集まった遠月の卒業生達の列に戻った。

 (見ました? 水原先輩、どう考えてもただの八つ当たりですよ?)

 (相変わらず四宮は性格が最悪。あれで料理の腕が悪かったら生きてる価値はない)

四宮の1つ下の頭の緩い後輩と同期のチビがわざと四宮に聞こえるように会話しているが四宮はそれを無視する。構ったら負けだ。これに反応したら付き合いの長い2人の煽りが酷くなる。

 (これ、絶対に最近ニュースになった『地球外生命体! 日本人初のプルスポール勲章受賞者のお店を襲撃!?』のことでストレス溜まってますよ!!)

 (あのニュースを見たとき正直『四宮ザマァ!!』って思った)

同期のチビの発言に思わず怒鳴りそうになったが、四宮達の先輩であり遠月リゾート総料理長である堂島銀が演説を始めたことで怒鳴れなくなる。それに気づいた頭がお花畑後輩と無口無愛想チビ同期が『え〜? まさか怒鳴らないのぉ? 先生の言う事を聞くのは高校生までだよねぇ!!』といった雰囲気で煽ってくるのを必死に無視する。ここで怒鳴ったらあの2人をさらに調子に乗せる事になる。

 「意味がわかるか? 俺たちが満足する仕事ができない奴は退学(クビ)ってことだ」

堂島の言葉に生徒達に緊張が走る。それを四宮は鼻で笑う。今の程度の脅しでビクつく人間は成功しないだろう。

 「さて、ここで特別審査員を紹介しよう」

突然の堂島の発言に生徒達だけでなく、遠月の教師陣達も驚いている。当然審査員の卒業生達も同じである。なにせ特別審査員のことなど聞いていなかったからだ。

堂島が指を鳴らすと照明が落ちて音楽が流れ始める。四宮は知らないがその音楽はSFチックでネットワークや義体化した人間との係わり合いを描かれたアニメの第二シリーズのOPテーマだった。そしてその音楽が58秒ほど経過したところで壇上の背後にあった大きな幕が開かれる。

そこには黒っぽい衣装を着て攻殻立ちを決めている悪名高き『第90期マフィア』がいた。

 「なんでこいつらがいるんだぁぁぁぁ!!!!!!」

思わず自分のキャラを投げ捨てて叫んでしまう四宮。それを愉快そうにみる堂島。

 「堂島さん!! なんでこいつらがいるんだ!!」

 「おいおい四宮、卒業校の後輩に対して可哀想な扱いじゃないか?」

 「あんただって俺の店がこいつらに何をされたか知っているんだろう!?」

四宮が外道でクソな『第90期マフィア』に出会ったのは2年前のスタジエールで四宮の店にやって来た時だ。学園総帥直々の願いで3組6人受け入れることになり、送り込まれてきたのがクソ共だった。最初の瑛士と綜明のペアは四宮の言う事をガン無視する以外は問題なかった。次の組の冬輔とももは四宮の言う事を一切聞かずにひたすらにラーメンとスイーツを作り続けて勝手に客に提供するだけで問題なかった(大問題なのは間違いないが)。だが、最後にやって来た竜胆と信興が最悪だった。竜胆はゲテモノの食材を勝手に使ってゲテモノ料理を作り(常連の一部がゲテモノ料理にハマる結果となった)、信興は四宮の店の周辺にあったライバル店の流通ルートを確保していつでも潰せる体勢を整え『え? うちの店長の言う事を聞けない? それだとこれから食材確保が大変になるよ?』という脅しをかけていた(当然のようにそんな指示は出していない)。この6人のスタジエールが終わる頃には四宮は10歳老けたと四宮の店の店員に言われた。

それから四宮は度々クソ共の襲撃を受け、その都度頭の緩い後輩や無口無愛想チビ同期から煽りの連絡が入り四宮のストレスが加速した。

 「まぁ、落ち着け四宮。生徒達だって周囲が大人達ばかりなのは可哀想だろう」

 「あんたそんな優しさ持ってねぇだろ!! 第一、こいつらは確かに腕はいいし卒業も確実だろうが、中身は最悪という言葉では止まらないほどのクソだぞ!? その上にまだ学生だろうが!!」

 「ふむ、学生だが彼らはこの資格を持っているからなぁ」

四宮の叫びを受けて堂島は『第90期マフィア』に指示を出す。

すると『第90期マフィア(面倒だから以降は『先輩’s』で統一)』は全員がWGOの『教典(ザ・ブック)』と一等執行官の証明書を持っていた。

 「なんでテメェらがその資格を持ってるんだぁぁぁぁ!!!!」

四宮の慟哭がホールに響く。

 「何故と言われても拙者達の身内ルールの罰ゲームの結果としか言いようがないのだがな」

 「罰ゲームでWGO執行官の資格をとるんじゃねぇ!! 第一、どうやって試験を受けた!?」

 「ふむ、その辺りはノッブがどうにかしたからな」

綜明の言葉に視線が信興に集まる。その視線を無視するように信興はのんびりと口を開く。

 「イボンコ先輩から今回の依頼があった時に仲良い一等執行官のデコラとクラージュにも声をかけたら乗り気になってくれたんだけど、イボンコ先輩から止められてな」

 「はっはっはっ!! 学生の試験にWGOの一等執行官が8人も集まったら試験レベルが尋常じゃなくなるからな!! それと榊、俺は遠月学園第69期卒業生で遠月リゾート総料理長兼取締役会役員だからな!! 決して声優無法地帯で有名な3Dアニメの総司令官無茶ゴリラではないぞ!!」

 「イボンコ先輩、校長先生経験のある密林巡視員はどうしたんだ?」

 「女木島!! 私は総司令官無茶ゴリラではないと言っているだろう!!」

 「イボンコ先輩、いくら敵だからって人のエビチャーハンを部下に食わせるのはどうかと思うぞ!!」

 「何度も言うが私は総司令官無茶ゴリラではないからな、小林!!」

 「是非とも現在大人気連載中の集英社のお料理漫画のアニメの最終回でも『バナナを忘れた!』をやって欲しい」

 「あれをやったら原作ファンからの総叩きになって大変なことになるから無理だぞ、茜ヶ久保!!」

 「ギリギリの会話をしてじゃねぇぞクソ共!!」

あまりにもフリーダムな会話に四宮が思わず突っ込みを入れる。これ以上喋らせていたら話が進まなくなる。

 「安心しろ、四宮。流石に6人バラバラに行動させたら何をしでかすかわからない危険があるから2人1組にして3人の試験官の補佐役にさせる」

 「……こいつらが大人しく人の言う事を聞くと思ってんのか、あんた」

堂島の言葉に四宮が呟き、自然と視線が先輩’sの方へ向く。そこには先輩’sにブッチーを含めた5人組でギニュー特戦隊スペシャルファイティングポーズをとっている男衆と、2人でプリキュアの決めポーズを決めている女衆がいた。

四宮は見なかったことにした。キチガイ達のやる事を気にしていたら禿げる。

 「そんで堂島さん。どうやってあのキチ共のチーム分けをするんだ」

 「安心しろ。ちゃんと考えている」

そう言って堂島はジュ◯レンジャーの決めポーズを決めていたキチガイ共に声をかける。

 「は〜い、好きな人同士で2人組み作ってぇ」

 「何も決めてねぇんじゃねぇか!!」

流石にやばいと思ったシャペル講師の機転でとりあえずクジ引きで決めることになった。結果は以下の通り

瑛士・ももペア

冬輔・綜明ペア

信興・竜胆ペア

どれも基本的に見えている地雷だが、特に最後の1組がやばかった。どう考えても生徒は当然として押し付けられる審査員の胃のダメージが大きい。

四宮は痛み始めた胃を抑え、脂汗を流しながら口を開く。

 「だ、誰が誰を受け持つんだ」

 『榊・小林ペアは四宮で』

四宮は他の審査員全員から一斉に生贄に捧げられた。誰だって胃痛持ちになりたくない。どうせ被害を受けるんだったら慣れている人間に押し付けるのは当然の心理だ。

 「ふ、ふざけんな!! ただでさえキチ揃いの中でも特に酷い2人組みだぞ!?」

 「言われてるぞ竜胆」

 「お前のことだろ、ノッブ」

四宮は内心で2人ともだ!! と突っ込みを入れながらも堂島に必死に翻意を促すが笑顔で却下された。

 「それじゃあ四宮先輩。試験会場に行きましょうかね」

 「そうだぜコジローさん。時間は有限だからな!!」

信興と竜胆に両脇に抱えられて強制連行される姿を四宮と付き合いの深い後輩と同期は愉悦な表情を浮かべて見送るのであった。

 

 

 

 

 

 

試験会場に着いた四宮は威厳を保ちながら生徒達を見渡す。生徒達には緊張の雰囲気が出ている。

 「この試験会場の担当の四宮だ。この課題では俺が指定する料理を作ってもらう。ルセットは行き渡ったな」

生徒達に告げながら問題児2人組を見るが特に行動を起こしてはいない。注意しながらも四宮は言葉を続ける。

 「それとこの課題ではチームを組まない。一人で一品を仕上げてもらう。調理中の情報交換や助言は禁止だ。食材は厨房後方の山で任意で選び使用してくれ」

そこで信興と竜胆が食材の山で何かをやっているのが見える。それに嫌な予感をしながら四宮は口を開く。

 「周りの奴らは全員敵だと思った方がいいぜ」

この考えは四宮がフランスで感じたことだ。日本人ということで雇っていたシェフから舐められたこともあった(尚、その手の料理人は先輩’sによって再起不能になっている事を四宮は知らない)。だからこその試験内容だ。四宮は他者を蹴落とせと言っているのだ。

 「それじゃ始め」

 「おっとちょっと待ってくださいどうて……四宮先輩」

 「おい、ちょっと待て榊。今、俺のことをなんと言おうとした」

 「ちょっと黙っていてくれよ童貞先輩」

 「ど、どどどど童貞ちゃんわ!!」

小林のあまりな発言に思わずキャラ崩壊をしながら答えてしまった。だが、マイペースで『他人なんざ知るかぁ!!』を地で行く2人は全く聞いていない。これが他の組だったらもうちょっとマシだっただろう。四宮は内心で危険物を押し付けられなかった後輩と同期に恨みの念を送っておいた。

 「さて、俺と竜胆が四宮先輩が用意した食材を見ているとある重大な欠陥が発見された」

四宮は内心で状態の悪い食材を混ぜたことがバレたかと思ったが、このキチ2人がその程度を気にするわけがない。むしろその状態から完璧な味を仕上げる技術を見せつけるだろう(しかし、後日に高確率で食中毒になる危険がある)。

そんな四宮の内心を無視するように信興は言葉を続ける。

 「見た所普通の食材ばかりで面白くない。そこで俺と竜胆は用意されていたキノコ類の中に特殊なキノコを混ぜて見た」

この時点で四宮の嫌な予感は最高潮になっている。そして信興の言葉を引き継ぐように竜胆が楽しそうに口を開く。

 「混ぜたのはドクツルタケとカエンタケだな!!」

ドクツルタケ:1本で死に至る。適切な対応がないと確実に現世からサヨナラ

カエンタケ:触れるだけでも危険

 「何を考えてんだテメェら!!」

 「いやいや、コジロー先輩。料理人に目利きは必須だろ?」

 「そんなわけで四宮先輩は無視して調理を開始してくれ。四宮先輩を殺りたいならキノコを使うことをオススメだぞ!! それじゃあスタート!!」

信興の言葉に一斉に所在に群がる生徒達。しかしキノコ類がおいてある所には誰もいなかった。それを見てつまらなそうにしている榊と小林を四宮は見逃さなかったのであった。

 

尚、四宮は試験後も特に体調に問題はなかったようである。

 




四宮小次郎
先輩’sの奇行に巻き込まれる不幸人。頑張れ!! まだまだ合宿日程はあるぞ!!

四宮の後輩と四宮の同期
「霧のや」女将と「リストランテ エフ」シェフ。本人に聞こえる罵倒を飛ばして四宮の反応を見る鬼畜。

堂島銀
なんかクソ長い肩書きの持ち主。どこかで先輩’sと出会っているようだが書く予定はない。イボンコペッタンコ(イェイ!!)

デコラとコラージュ
本編からかなり先駆けて登場させようかと思いましたが、キャラが多すぎたので断念。なにせ瑛士先輩も喋っていませんからね。彼女達とオリ主くんの繋がりがあるということは薊側にこの2人がつくか怪しいところ。

第90期マフィア
1話に出てきた先輩’sの総称。

ビーストネタ
堂島さんのCVが子安さんで、作者の中の子安はビーストのコンボイ。Blu-rayBoxはよ!!

攻殻立ち
かっこいい立ち姿。ちなみに先輩’sの6人に加えてブッチーが入っていた模様。並び順は決めてありませんが、中央と素子ポジションは司先輩、バトーポジションは竜胆ですかね。



更新が遅くなった上にいつもより文章が短くで申し訳ありません。本当は風呂場のシーンやオリ主くんの妹である涼子の掛け合いも書きたかったですが、執筆時間的に不可能と判断しました。

感想ありがとうございます。返信はできていませんがきちんと読ませていただいております。でもホモの発想はなかったてことはないでしょう。少なくとも作者は司先輩はホモにしか見えない。それと確認なんですが『タグにオリ主をつけた方がいい』とありましたが、これは必須タグに入っているオリ主タグとは別に入れたほうがいいということですか?

さて、この後の展望は一切ありません。行き当たりばったりですので期待しないでお待ちください。
あと最終回をどうしようか考え中です。考えとしては2つ。月響祭で薊を叩き潰して先輩’sの独裁政権が打ち立てられるか、連隊食戟までやるかです。どちらにしても薊のケツは司先輩が掘ってしまう予定が高いです。ちなみに作者は単行本でしか読んでいないので週刊誌の新情報は遅くなってから入ってきます。そのために新情報が出ても反映されるのが遅くなることをご了承ください。
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