是非、エイリアンマンさんの作品を見てください!
私の周りには気絶した訓練生が横たわっている。実力を見せる為に訓練に混ざって全員と手合わせしたら、こうなってしまった。
(凄い、レイリーさんとの修行ここまでのものなんだ……まだ何かできるのかな?)
私は自分の両掌を見ながらクスッと笑った。ここまで好戦的だったのか疑問に思うけど、それでも自然と笑がこぼれてしまう。
「ほう、随分やるみたいじゃなぁツバキ」
声のする方を振り向くと、ガープさんが煎餅をバリバリ食べながら歩いてきた。人をほっといて煎餅ですか……美味しそうですね。ガープさんは気絶した訓練生を医務室に運ぶように指示を出し、私と向き合う。
「訓練生じゃ実力をはかるには至らんか……どうれ、儂が見てやるか」
え?次はガープさんと戦うの?勝てるわけがない!海軍の英雄ですよ?相手は
「遠慮は要らんぞ!ほれ、早くかかってこんかい!」
し、仕方ない。やれるだけのことをするしかない!私は目を瞑り、大きく深呼吸をする。
「行きます!」
目を見開き武装色の覇気を纏い拳を硬化させ、私は縮地をしてガープさんとの距離を詰め拳を突き出す。
「武装色の覇気を使えるのか!」
ガープさんは驚いた声を上げながら、私の拳を受ける。
「ぬぅ!」
私の一撃をもらったガープさんは大きく退る。
「いや、驚いたわい。その年で武装色をここまで鍛え上げているとは、流石アイツの娘と言わざるを得んなぁ。今のは少し効いたわい」
ガープさんは笑いながら言った。一応武装色の覇気で殴ったのにその位しか効かないとなると、やっぱり海軍の英雄は凄いと思う。
「次は儂から行くぞ!」
ガープさんが拳を振り上げ、殴りかかってくる。私はそれを見聞色の覇気を使い躱していく。
「今度は見聞色か!ワッハハハ!!見た目に似合わない実力があるようじゃな。……まだなにか隠しておるんじゃないか?」
ガープさんが面白そうに私を見据える。ガープさんの一撃を大きく下がって距離を置き躱す。隠しているものと言えば、サンサンの実の能力と剣技。今刀は預けているから剣技は無理
「あります、これが私の能力です」
私は一度脱力をして、深呼吸して力を入れる。私の体が灼熱の煌炎となり、燃え輝く。
「ほう、ボルサリーノ見たいに光っとるのう、それでいて熱を放つか。それも尋常じゃないの」
ガープさんは汗を流しながら言う。冷や汗ではなく、暑いからかく汗だ。かいた汗は熱により蒸発していく。今この島のこの場所は、昼間の砂漠以上に暑いだろう。
「行きます!ソルストライク!!」
私は姿勢を低くし、ガープさん目掛けて前方に
「ガッハッハッ!!甘いわ!」
私の拳は届くことは無かった。それよりも先にガープさんの痛烈な拳骨がは
私の頭に命中した。おかしい!私一応自然系の能力者なのに、覇気使ったのかな?ガープさんは。そう考えた私の意識は暗転し体は力無く崩れ落ちた。
私が意識を取り戻したら、知らない天井があった。多分医務室だろうか、そこには私の刀もあった。
にしても
「私しかいないんじゃん」
体を起こして外を見ると、外は夕暮れとなっていた。お昼頃についたからそんな時間になったんだね。
「でも、ガープさんやっぱり強かったなぁ……」
流石、海賊王ロジャーと渡り合った伝説の海兵。私が全力を出しても敵わないだろうなぁ。それ以上に周りの被害のことを考えると、能力使用を全力でやる事はダメだ。
「で、どうなんだろう……私。海軍に入れるのかな?入れないなら入れないで帰るしかないんだけど……」
私が考えていると、
ぐうぅぅ~〜~。
「お腹空いた……」
お昼から何も食べてないからお腹がなってしまった。……は、恥ずかしいなぁ、どうしよう食堂なんてわからないし。取り敢えずこの部屋から出てみよう。
うん、分かんないや。取り敢えず歩いて回って食堂を探そう。それにしても、アニメで見たマリンフォードを実際に歩く日が来るなんて、これはこれですごい事だよね……
「本当にどこだろう!?食堂!」
約三十分さまよったけど全然見当たらない。荷物は軍艦の中だし、しかもどの軍艦か分かんないし!あーどうしよう!
私が途方に暮れながら歩いていると
「あーらら。お嬢ちゃん迷子?」
後ろから声が掛かる。後ろを振り返ると、アイマスクを頭につけ、モジャモジャな頭、青い袖に長身……間違いない青キジのクザンだ!
「は、はい。少し……」
ぐうぅぅ~〜~。
お腹が鳴ってしまった。顔が熱くなるのを感じる。とても恥ずかしい!人前でお腹を鳴らすなんて!恥ずかしいよ!穴があるなら埋まりたいほどに恥ずかしい!
「お嬢ちゃんお腹すいてんの?」
クザンがしゃがみ、私の顔を覗き込んでくる。見ないで今絶対顔赤いから!
私はプルプル震えながら、首を縦に振る。
「あー、しょうがねえな。俺が食堂まで案内してやるよ。お嬢ちゃんがお腹空かしてるのに見ない振りできねぇしな」
うわ……凄い優しい。この人、マンガやアニメで見てたけど、本当に優しいなぁ。冷たい能力なのに温かい人だなぁ。
「お、お願いします……」
「しっかりついてこいよ。お嬢ちゃん」
クザンさんはそう言って、私を先導する。
「それにしても、初めて見る顔だね。名前なんていうのお嬢ちゃん」
海軍大将から名前を聞かれた。答えようとして、ガープさんの言葉を思い出した。
『海軍にいる時は、スメラギの名は出さんほうがいい。うるさい奴もいるしなぁ』
そう、私の両親は海賊。そしてどっちも有名な海賊だ。お母さんのスメラギ・リンは四年前に村が襲撃された時に亡くなった。お父さんが赤髪のシャンクス。スメラギの名前はお母さんの名前だ、出せば知られるし、ここにいられなくなる。それだけは折角ガープさんに連れてきてもらったのに勿体ない……
「ツバキ。私の名前はツバキです。ガープ中将に連れられて来ました。実力をはかるという事で手合わせして、気絶させられ、お腹がすいて……」
「医務室からでて、迷子になったというわけか。初めてきたら迷うよなこりゃ」
クザンさんは肩を落とし、なるほどなと納得する。
「そういう事です」
「あー、俺の自己紹介まだだったな。オレは海軍大将やってるクザンだ。よろしくなお嬢ちゃん」
「か、海軍大将だったんですか!?これは失礼しました!」
知ってたけど、一応こうしないと。
「別にそう言うの気にしなくていいから。まだ入ったわけじゃないだろ?」
「そ、それはそうですけど……」
「まぁとりあえず、飯食ってガープさんに届けてからだな」
このあと、私はクザンさんの案内で食堂に着き、無事に食事をとることが出来ました。何やら視線が集まっていた気がしますが……まぁ、気にせず食べましたね。海軍の食堂のご飯は美味しかったです。その後ガープ中将に首根っこをつかまれ回収されました。私は猫じゃ無いんだけど……。
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