私が海軍に来てから半年になりました。私はガープさんとの手合わせて、覇気を使ったのでそれが認められ、少尉スタートです。まぁ、半年の間は六式や座学を学びながらだったんですけど……とりあえず半年の訓練で、月歩と剃は覚えましたね。見聞色の覇気の感覚で紙絵もモノにしました。
あとは、嵐脚を覚えたら、個人的には満足です。鉄塊と指銃?私には合いませんね……できる気がしない。いいよ、別に使えなくても!後悔しませんだー。
そして海兵の服を着ているですが、思いの外似合ってる自分が居てどうしようかと思いましたよ。私の目的は、戦場での医術と六式、そして海軍の航海術ですね。それを学ぶ時の私はきっと目が輝いていたでしょうね。座学の先生が鬱陶しいがってましたし。
そんな私がしていることは、大参謀のつるさんの元で働いています。話に聞きますと……
『ワシが拾ってきたからワシが面倒を見る!』
『お前に任せられるか!ガープ!折角の期待の新人をお前の元には行かせんぞ!』
ガープさんと元帥のセンゴクさんが睨み合って譲らなかったらしい。ガープさんは私の秘密を知ってるしね……それもあるんだろうけど……
そして次は大将三人組にうつり
『じゃあ、ガープさんのところまで連れていった俺のところはどうよ。俺がバッチリ面倒を……』
『たわけ!不真面目の見本のような貴様のトコに配属させるくらいなら儂がもらっちゃるわ!』
『こっちも人員が少ないから、出来たら欲しんだけどねぇ』
犬猿の仲の二人がいがみ合って、ボルサリーノさんが控えめに言ってたそうな。うん、サカヅキ大将のところにならなくて良かった。あの人とは絶対に意見が合わない未来しか見えないよ……階級関係無く突っかかりそうだよ……主に私が。
そこでつるさんが鶴の一声で私の行き先が、つるさん所に配属されることになりました。正直に言うと私はほっとしました。まぁ、スメラギの名前を出さないように頑張らないと。
そんな私が今していることは、デスクワークです。書類仕事をしています。前世の頃にもしたことがある仕事の一つなので、やり方さえ覚えてしまえば黙々とできます。
「ツバキ、この書類をセンゴクの所に届けておくれ」
「了解しました!すぐに行きます!」
私はつるさんから書類を受け取り、元帥のセンゴクさんの所に持っていく。
「お、ツバキちゃん今日も頑張ってるね!」
「大変だろうけど頑張ってねツバキちゃん!」
「あ、ありがとうございます!」
男性海兵から声援を受けてセンゴクさんの所に書類を届けに行きます。……こうして働くようになってからよく視線が集まるような気がします。何故だろうね?
「失礼します。センゴク元帥、書類を持ってきました」
「ツバキか、持ってきた書類はここに置いておいてくれ。終わった書類はこっちにある」
「はい。……湯呑み空ですね、今淹れますね」
そう声をかけて、お茶の準備をする。能力を少し使って、お湯を沸かします。こういう時便利だよね、私の能力は。湯呑みにお茶を注ぎ、センゴクさんの机の上に置く。
「ああ、スマンな。少し余裕があるな、ツバキもお茶飲んでいかんか?」
「いえ、また仕事があるので、またの機会にご馳走になります!では、失礼します!」
完成している書類を手に取り、一礼してその場から離れる。一度つるさんの所に持っていき、また別の書類を他の人の所に届けなくては!
書類を崩さなように持ち、せっせとつるさんのところに持っていきます。
「センゴクさんから書類を貰ってきました」
「お疲れさん。じゃあ、次はこの書類をクザンに届けておくれ。サボってたら、早く捕まえるようにね!」
「分かりました!行ってきます!」
次はクザンさんに書類を届ける仕事ですね。まあ、どうせ素直に仕事をしていないだろうなぁ。追いかける心構えでもしておこうかな……
「クザンさん、書類を届けに……やっぱり居ないよあの人!!海に出られたら嫌だから早く自転車見に行かないと!!」
私は書類を一度置き、月歩を使い探しに出る。恒例行事となりつつあるクザンさんを探せが始まる。ウ〇ーリーを探せの如くマリンフォードのどこかに居るクザンさんを探す隠れぼか鬼ごっこが始まる。私が鬼限定の……。
私の勝利条件は、クザンさんを見つけ、机に座らせて仕事をさせる。敗北条件は、海に逃げられること、急がないと!
「♪~♪~」
あ、鼻歌を歌いながら、自転車に乗ろうとしてる……!
「すいません!そこにいる大将を止めてください!」
近くにいる海兵に頼む。海兵は何のことかをすぐに理解し、クザンさんを止める。
「クザン大将ダメですよ!ツバキ少尉が困ってますから行かないでください!!
「あーらら、もう見つかったの。まぁ、俺はいく……」
「行かせないからァああああああああ!」
「ぐお!?」
私は腕を武装色の覇気を纏い、月歩から、剃に変えて、勢いよく人間ロケットのように、突っ込んで捕まえる。勢いよく突っ込んだせいで、壁に激突する。
「イテテ……捕まえましたよクザンさん」
「思ったより、早く見つかっちまったな。慣れてきたんじゃない、俺との鬼ごっこも」
「そうですね、もう十分楽しんだんで、今からもっと楽しい書類仕事しましょうね?クザン大将」
私は笑顔で言う。笑顔は大切だ、相手の心も綻ぶし、楽しい気分になるし、印象も良くなる。だけど、周りの海兵とクザンさんは引きっつてますね。なんでだろう?私はクザンを引っ張り、クザンの椅子に座り
「はい、クザンさん。これ今回の書類仕事ですけど、出来ている書類ありますか?」
「ここにあるか、持って行ってくれ」
出来てるんじゃないですか!せめて遊びに行くなら、出してから行ってくださいよ!毎回鬼ごっこしなければいけないこっちの身にもなってほしいものです。
「分かりました。じゃあ次はこの書類お願いしますね。今度どこか行くと時は、書類を出してからでいいですか?」
「分かったよ。それはそうと、書類仕事手伝ってくれない?」
「私はこの書類を、つるさんに届けなければならないので、失礼しますね。……サボらないでくださいね?」
最後に釘だけをさして、クザンさんの部屋を出ます。クザンが書いて出してくれた書類が、心無しか重く感じるのは何でだろうか。とりあえず私は、つるさんに書類を届けなければならないから、思い気分を引きずりながら、つるさんに部屋に戻った。
「ただいま戻りました。クザンさんからの書類です。ここに置いておきますね」
「お疲れさん、ツバキ。少し休憩しな疲れただろ?」
つるさんから休憩してもいいと許可が出る。ありがたい、私はお礼を言い、つるさんのお茶を淹れた。休憩に、私は薬草や、薬に使えそうなものが書いている本を見る。少しの休憩だから、六式の復習は出来ないしね……少しでも読めば役に立つ筈だ。
読書に耽っていると、つるさんから
「ツバキ、四日後に航海出るよ。しっかり準備しておきな」
四日後に航海出るらしい。そうなると、海賊と戦う事があるかもしれない……多分沈めるんだろうけど、それでも、海賊でも私はできるだけ、殺したくない。私にできることをしなければならないと、そう思った……。今日の業務を終え、宿舎に戻る。
「お疲れ様です!ツバキ少尉」
「お疲れ様です、たしぎさん」
私のルームメイトはたしぎさんです。同じ女性剣士で歳も近くて仲がいいんですが、真面目すぎて、言わないと年下の私に敬語で話すんですよね。
「たしぎさん、私の事は呼び捨てで、敬語じゃなくていいって言ってるじゃないですか……」
「あ、すいません。どうしても敬語で話すのが癖になっていまして」
それは素敵だと思う。礼儀正しいし……あ、ちゃんと伝えとかないと
「そう言えば、たしぎさん。私は四日後に航海に出るの。だから、しばらく剣の特訓出来ないかも……」
「ええええ!?でも、仕方ないですよね……無事に帰ってくる事を祈りますね」
「ありがとうございます。そう言えば、たしぎさんは夜ご飯済ませました?」
「いえ、まだですけど」
それは丁度いい、私のまだだから、せっかくだし、マリンフォードのレストランにでも行こう
「よかった、これからレストラン行こうよ。私も食べてないしね」
私はたしぎさんの手を引っ張り、レストランに向かった。