「……(知らない天井だ……)」
気づいたらここにいた、と言うには語弊がある。誰かが駆けつけて、声をかけてくれたと言うのは覚えてるけど、何日たったか分からない。助けてもらって……どうしたんだっけ?そこから記憶がない。
ベッドで寝てた私はそこまで大きくない部屋を見渡す。腕には点滴の管が刺されている。
すぐ近くに刀が立てかけられていた私は刀に手を伸ばして抱き抱える
でもいいだろうか?ただ倒れていた正体不明の私の刀を近くに置くなんて、余っ程うっかりなのか、それとも暴れたところで意に返さないと言うのだろうか?
「おっ?目が覚めたようだな?具合はどうだ?」
ガチャと扉が開き白っぽい髪のおじさんが入ってきた、顔には十字の傷がある人物だ
「普通より少し優れない、と言うところですね。ここは?」
「海賊船レッド・フォース号の中だ」
「か……海賊船のなか!?」
私は驚く、村が海賊に襲撃を受けたことを思い出すが、そんな雰囲気が無いのは見聞色の覇気で分かるが、それ以上にとてつもなく強く私なんて赤子の手をひねるようなものだろう
「ああ、お前を海岸で見つけて治療した。船長がどうしても聞きたいことがあるらしいからな。という訳だ船長呼んでくる(あの人に似てるな……)」
そう言うと言うと白いぽい髪のおじさんは部屋から出ていった。それから数十秒後、赤い髪に左目の所に三本の傷があるおじさんが入ってきた。あれ?この人見たことあるようないやまさか
「よう、目が覚めたみたいだな、自己紹介体な、俺はシャンクス。この船の船長やってる。お嬢ちゃんの名前は?」
「私はスメラギ・ツバキです」
自分も名を名乗るとシャンクスは驚いた表情になる。そして
「ツバキ、君のお母さんはスメラギ・リンじゃ無いのか?」
シャンクスは私のお母さんの名前を言い当てた、私は驚く、シャンクスは私が持つ刀を見て、少し貸してくれないか?と言う私は何も思わず、すんなりと渡す、そういえば、母さんが言っていた
『ツバキのお父さんはとても強くて、面白くて、仲間想いのいい人だよ。案外子供ぽい所もあるけどそこに惚れたのよね、名前?シャンクスよ赤髪が特徴のね。一緒に行きたかったけど、私の夢はあの人に預けて私はあの人の船を降りたのよ』
「この刀……懐かしいな、リンの使っていた『掛カル雲無キ』ワノ国を連想させる刀だって大切に使っていた」
母さんの言葉と私の記憶が合致し思い出した。シャンクスって言うのは、ルフィの恩人で四皇の一角で元ロジャー海賊団のクルーだった人物だ。そして私の父さん。父さんは村のことを把握してるようだった。多分だけど、助けてもらった時に状況を把握して、襲ってきた海賊と戦ってきたんだろう。父さんの表情は暗い。
「……ツバキ、父親の事は……」
「聞いてるよ」
「……そうか」
「とても強くて、面白くて、仲間想いのいい人だよ。案外子供ぽい所もあるけどそこに惚れたって。お母さんがシャンクスさんのことを話してる時楽しそうに自慢してきた」
シャンクスさんの表情が変わる。驚いたような嬉しそうな恥ずかしいそうな表情に
「……娘にそこまで熱く語っていたのか………そうなのか?」
私は頷く、母さんはとりあえず、シャンクスさんのことが好きだった
私がもう一度頷くと、シャンクスさんは天井を仰ぎ見る。部屋に響くはシャンクスさん声だけ
「…そ…うか」
その声はくもぐっていた。
「改めて、はじめましてシャンクスさん……ずっと会ってみたかった。けど、会ってみると……何を言えばいいのか……分からないよ」
私は肩をすくめて笑う。正直な思いを告げ、私は下を向く。
「…………俺も、会いたかった」
ふわりと暖かいものに体を包まれた。大切なものを大事に扱うように壊れないようにそっと。抱きしめられる。因みにお母さんとお父さんが出会った経緯はロジャー海賊団にいた時らしいです。お母さんが年が上だったみたい
「リンは俺に航海を続けて…欲しいって……」
「お母さんは、語った時も世界中を見て周りたかったって、でも……その夢はシャンクスさんに預けたんだよ」
「……そうか」
顔は見えないが、シャンクスさんの腕が私を抱きしめた。それはとても力強かった。
「……村は?」
「俺達が来た時は、もう……」
「そう……なんだ……」
「すまん、俺達が早く来ていたら」
多分そのあとに続く言葉はお母さんを助けられた村の人を助けられたと言うものだろう。でも私は
「ううん、お父さんは悪くないよ」
「え?」
シャンクスさんは驚いた表情になる。多分私がお父さんと言ったからだろう。私はため息をついて
「私のお父さんなんでしょ?シャキッとしないと」
「おっおう!」
沈黙がしばらく続き笑いが起こる。
「リンは半年前から病にか……」
「うん、咳に血が混じる様になってから、体力が落ちて、昨日ことで私を逃がすに精一杯で。悪魔の実とこの刀を渡されて、悪魔の実は食べちゃったけど」
今思えば、あれは結核じゃないだろうか、この世界じゃまだそれを治す薬も無い見たいだ。
「どんな模様だったんだ?」
「なんか、太陽ぽかったけど」
お父さんは少し考え込んで
「太陽の模様、サンサンの実か……どういう能力なんだ?」
「分からない」
右手に力を入れると炎が出てきた
「うわ……!?」
「自然系見たいだな……それよりツバキ、お腹すいてないか?」
そう言われると、くぅ…とお腹がなる
「ハッハッハ!!!今日は宴会だ!!辛いことは胸にとどめ忘れず、乗り越えろ時間はいくらかけてもいい」
その言葉を聞いた途端、涙が溢れ出る。ひたすらお母さんに謝り村のみんなに謝った。お父さんに抱きつきながら、お父さんは頭を撫でてくれた。
そしてその日晩は、村のある島とは別の村で宴会が行われた。
「紹介するぜ。俺の娘だ!」
みんなの前で紹介された。私は
「スメラギ・リンとシャンクスの娘のスメラギ・ツバキです」
とお母さんの名前も入れて自己紹介する
「ええ!お頭の娘ですか!?」
「やっぱりか、リンに似てると思ったぜ」
中には白いぽい髪のおじさんもいた
「俺はベン・ベックマン、この船の副船長だよろしくな」
「よろしくお願いします、ベン・ベックマンさん」
一通り挨拶をした。その後はみんなは飲んで騒いでいた。お父さんも楽しんでいた、私?私はお水を飲んでいながら、お肉を食べてます。すると
「なぁ、ツバキ、このあと行きたいところあるか?」
お父さんことシャンクスさんが尋ねてくる。私の行きたいところか……お母さんが言っていたもう一人の所に行きたいお母さんがロジャー海賊団にいた時にお世話になった人のところへ。
「私は、シャボンディ諸島のレイリーさんのところへ行きたい。そして強くなりたい!それとお父さんの航海を邪魔したくない。」
「レイリーさんの所か、なるほどリアが話してそうだな。強くなりたいか……父ちゃんも頑張らないとな!」
そう言ってジョッキの酒を一気に飲むお父さん。そして私はもう一つのお願いをする。
「おこがましいけど、幾つか頼み事をしてもいい?お父さん」
「あぁ、俺に出来ることなら何でもいってくれ」
予想はしていたが間髪入れずに応えてくれたお父さん
「医療関係の本や器材、お願いします」
頭を下げてお願いする
「頭を上げろよツバキ。少し時間がかかるがそれでもいいなら構わないが、何をするんだ?」
「そうだね」
頭をあげて私は少し間を置き言う
「病気と戦争するためかな」
宣言するようにそう言った。
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