GS美神の世界でサバイバル   作:京太郎

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11.受肉に向けて~人体錬成の可能性~

11.受肉に向けて~人体錬成の可能性~

 

 

 

 

 

大樹さんと、百合子さんを空港に見送ろうとしたら、学生は学校に行けと言われ玄関までお見送りすることにした。

 

これからしばらくの間、一人暮らしになってしまうが、忠夫君を復活させれば、この部屋で兄弟で暮らしていけばいい。

 

 

まず考えたのは鋼の錬金術同様に人体錬成だ。

 

錬金術師の権威であるドクターカオスに人体錬成の可能性とアドバイスを頂きたい、無論自分でも調べるが、専門家のアドバイスは貴重だ。

 

学校の帰りに厄珍堂に寄る、ここはオカルトアイテムや情報を売っている。ドクターカオスの住所もここで分かるだろう。

 

「あれ、美神ちゃんところの坊主ではないあるか、注文は受けてないあるよ。」

 

「初めまして厄珍さん、双子の弟の優です。どうぞお見知りおきを。」

 

厄珍堂の店主、厄珍さんは忠夫君と勘違いしていた。面識があったようで助かる。

 

「アイヤー、あの坊主に双子の弟がいたなんて知らなかったよ。」

 

「えぇこの間まで両親についてナルニアにいたので、ところで厄珍さん、貴方はこの業界に精通しておりとても詳しいと聞いてやって来ました。

 

厄珍さん、ドクターカオスの居場所を知りませんか?」

 

しげしげとこちらを見つめてくる。恐らく金が払えるのか値踏みをしているのだろう

もしくは、怪しい薬かアイテムの実験台になるかどうかか

 

「坊主の弟なら初来店だし、割引してあげるけど安くないあるよ。」

 

 

そしてカバンからジップロックを取り出した。中身は布キレだ。

 

「分かっています。兄からそこら辺のことは聞いてきました。

このサラシはかの妙神山の小竜姫が巻いていたサラシになります。

開ければ馨しい香りと、そこはかとない龍気を感じられるはずです。」

 

まさに世界意思の仕業だろう、AMスーツのポケットに入っていた。

返却する前に点検した時に入っていたのだ。ブラと違いサラシなので胸側なのか背中側なのかは分からないが、どうやら厄珍さんは興奮していて気がつかないようだ。

 

「坊主、なんでこんなものを持っているあるか?」

 

入手した経緯を適当にでっち上げ、真実を含みながら嘘を付く。

 

「妙神山で修行をつけていただいた時にアクシデントで小竜姫様の服が破れましてね。

その時咄嗟に回収しておいた物です。

これならこだわりの強い厄珍さんでも満足して頂けると確信しています。

そうそう、厄珍さん、小竜姫は更なるアクシデントで巨乳化しましてね。

今ならその時の写真もお付けできますよ。

 

ただ僕も神罰が恐ろしい。持ち込んだ事は厳重に秘匿してくださいね。

僕と厄珍さんとの秘密です。」

 

写真も妙神山では撮っていない。適当な紙に文珠で念{写}した代物だ。

 

「坊主の弟とは思えないくらいの優秀さあるね。

よろしいこの厄珍、同志には誠実に商売するあるよ。

カオスの住所だけでは貰いすぎね。もう1つだけ何か調べてあげるよ。

商売は貰いすぎても貰わなすぎてもダメね。」

 

「ありがとうございます。その時はまたよろしくお願いします。」

 

これはカオスの住所ね。そう言って紙を渡してくれる。

これで住所はわかった。早速向かうとしよう。腹を空かしいるかもしれないので弁当を買って向くう。

 

 

 

 

 

ここがドクターカオスの住所か、さているといいのだが

呼び出しブザーを押す。

 

家賃なら待って頂けないかなとドクターカオスが現れる。

 

「お主は横島だったか、なんの用じゃ?」

 

そう胡散げな声で問われる 

 

「初めましてドクターカオス、横島忠夫の双子の弟で横島優と申します。

ご高名なあなたの名前は兄から聞いております。

今日は錬金術師のあなたに相談したいことがあり、罷り越しました。

お時間よろしいでしょうか?」

 

 

まずはお口に合うと良いですがと弁当とお茶を渡す。

あと、食事が終わったらこれを服用してください。

そう言って{若} の入った文珠を渡す。

 

「お主、これは文珠ではないか」

 

流石、長生きなカオスは文珠を知っていたようだ。

カオスが嚥下すると、見た目は変わらないが効果が現れたのだろう。

 

「おお、ボケていた頭がすっきりするわい、かなり若返ったよ。

 

さて、ここまでして頂いて、この老骨になんのご用だったかな。」

 

ドクターカオスの助力を得るために、守護霊から受肉させ復活させたいことを全て話す。

ただ、異世界から召喚されたことは黙っておく

 

「実は兄がトラブルに巻き込まれ、僕の守護霊となっています。

その兄を受肉させ、復活させたいのです。

 

そこで、錬金術師ドクターカオスに人体錬成についてお聞きしたい。

あとは他に良い手段がないか相談に参りました。」

 

ドクターカオスがふむと、頷き、重い口調で話し始める。

 

「人体錬成か、古今東西問わず死者を復活させることは禁忌となっておる。

何故かと言えば成功しないからじゃ。

仮に出来上がったとしても、それは魂の抜け殻か、雑霊が入ったまがい物よ。

人は死ねばアストラルの海に帰り、輪廻転生をすると言われておる。

アストラルの海にから召喚すれば、すでに他人と混じったものを果たして本人と呼べるのか。

だから、成功することは無いのだよ。」

 

しかし、今回の場合は守護霊となり魂は保全されている。本人の意識もいまだ明瞭だ。

だんだん意識がボヤけてしまう可能性があるので、早く事を運ぶ必要があると思うが。

 

「ドクターこれを見てください。宝具如意宝珠といいます。

この宝具の性能は小規模の願望器、西洋で言うならば聖杯のようなものです。

そして多くの聖杯のようなまがい物ではありません。

すでに、一度妙神山で小竜姫様相手に発動して効果が実証されています。」

 

小竜姫様を巨乳にしたことは別に伏せておいても大丈夫。

 

「お主は本当に何者じゃ?

このドクターカオス、1000年の時を生きてきたが聖杯を個人で所有しておるものなど見たことないぞ。」

 

「僕にも何故か出来たのか分かりませんよ。今にしてみれば恐らく世界意思の介入だと思いますがね。まぁありがたく使いましょう。」

 

 

「そうか、確かに人体を作り出すだけなら人体錬成は可能だよ。

問題もあるがな

人体錬成で生み出したものは、言い方が悪いが生物(なまもの)だ、従って長期間の保存は出来ない。

そして、錬成する時にお主の遺伝子情報を使用するがそれはあくまでもナビゲート、自身で正確な己自身身体を脳や心臓、臓器をイメージして錬成し、

他人が錬成したところで己の身体を正確にイメージできないじゃろ、そして直ぐに魂を移す大儀式を行わねばならん。

 

だからこそ、わしも過去には考えたさ

若い頃の身体の錬成をな

失敗する可能性はかなり高い、正直おすすめは出来んな。」

 

確かにそうだな。ドクターカオスならば、すでに試していそうなことだった。

そのドクターが不完全な不老不死に甘んじているのだ。

失敗する確率は高いのだろう。

 

 

「そうですか、錬金術による人体錬成は難しそうですね。

そうだ、他に長く生きているものはどの様な手段をつかっているのでしょうか」

 

「そうじゃな、神魔妖怪は除外するとして、このマリアのように人形の体を使う、他人の身体を乗っ取る、あとは無機物にその魂を移すとかだな。」

 

なるほど、人形か、僕がその人間に入ればこの体を忠夫君に返すことができる。

世界最高の人形製作者を探すか。当てはあるんだこの世界にいるかどうか分からないが。

 

 

そして、ドクターカオスに現金100万の入った茶封筒を渡す。

少ないかもしれませんが当座の生活費にしてください。

ASEの仕事の報酬の一部をドクターカオスに渡す。

忠夫君の受肉に向けてドクターにが手伝っていただきたい。

あと文珠に{若}を入れたものを数個渡す。これだけあればしばらく頭がスッキリするでしょう。

 

「ワシも、この様な大儀式に立ち会えるとは思わなかった。よろしく頼むぞ」

 

 

 

 




NGシーン
「分かっています。兄からそこら辺のことは聞いてきました。
そしてカバンからジップロックを取り出した。中身は布キレだ。
このサラシはかの妙神山の小竜姫が巻いていたサラシになります。
開ければ馨しい香りと、そこはかとない龍気を感じられるはずです。」

いるはずの無い小竜姫様の声が背後から聞こえる。

「あら、すべて回収し尽くしたと思っていましたが、まだこんなところにあったんですね。
旦那様、欲しいなら私に直接行って頂ければご都合しましたのに。殿方は色々と性癖があるから、それを妻は見てみない振りをするのも優しさだと。
ただとても残念です。他の人にあげるのはマナー違反ですよ旦那様。」

振り向くと神剣を振りかぶる姿が見えた。

DEAD END


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