思いつきヒーローアカデミア   作:柿の種至上主義

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('ω' )三( 'ω')

( ´v`)ノ(最新話)


ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

(サラダバー)



閑話 男が引き起こす波紋

  《国立雄英高等学校 大会議室 入学試験合格者選抜会議》

 

入学試験合格者選抜会議と銘打っているものの、その実態は実技試験総合成績を裏で審査員となっていた雄英高校在籍職員の”ヒーロー”達による受験生への評価を交流する場である。

 

  国立雄英高等学校実技試験、評価していたのは(ヴィラン)ポイントのみにあらず、受験生には伏せられ、密かに審査制で評価されていた救助活動(レスキュー)ポイント。“ヒーロー”の大前提たる、己の身をかえりみることなく他を助けようとする自己犠牲の精神。それが現れた行動をポイント化したもの。

しかし試験の合否に大きく関わってくるとはいえポイントは所詮ポイント。

 

 「いや~今年は特に豊作じゃないですか。」

 「そうですね。少々特徴的でもありますが……」

 「救助活動(レスキュー)ポイントが0でここまで高得点を叩き出すとはなぁ。」

 「他の動きが鈍くなっていく試験後半、変わらず派手な“個性”で仮想敵を迎撃し続けた。中々のタフネスを持った逸材だね。」

 「対照的に(ヴィラン)ポイント0、救助活動(レスキュー)ポイントのみで合格。0P敵(アレ)に立ち向かうヤツは過去にもいたけど、ブッ飛ばしたヤツはしばらく見なかったな。」

 

  数値化され順位が出ることではっきりと現時点での総合的な優劣が現れ、後は教師たちが各々感じたことを口にし、交流するだけなのが例年の流れであった。

 

 「ブッ飛ばしたヤツは久々だけど、まさか斬っちまうヤツが出てくるとはかけらも考えてなかったわ。」

 なかったよ。」

 「あぁ、この受験生のことか……」

 「意見交流はそれくらいにして、その子の問題について本格的に話し合おうか。」

 

 しかし、今年度の会議はある問題に直面していた。

 

 「“沙瀑 我愛羅”。今年度の入学試験でほぼ確実に主席合格。」

 「筆記試験は優秀の一言。問題は実技試験・・」

 

 審査員の教員も含め各々で彼に対する意見を話し、議論を重ねる。

 

 「そもそも事前に受験生たちに提出してもらった“個性登録”で彼は“砂”のはずだ。斬撃に似た“個性”も所持しているのか?”個性”の隠蔽か?」

 「複数の“個性”持っているのはかなり珍しいな。両親の“個性”が混ざり合うことなく、両方とも現れるとは・・」

 「いや、あれも“砂”の応用さ!!」

 「ム、校長モ、アノ受験生ニゴ興味ガアルノデスカ。」

 

 ネズミなのか犬なのか、はたまた熊なのか判別のつかない風貌。

 世界的にみても非常に稀な人ではなく動物に“個性”が発現した現雄英高校校長の根津。

 彼がその優れた頭脳と観察力を駆使して真実を見抜く。

 

 「みんなにはこのコマ送りにした『彼』が0P敵を斬った時の映像を見てもらいたい。」

 

 会議場の大型スクリーンの映像が切り替わり、動揺が広がっていく。

 

 「刀ノ刀身ガ・・伸ビテイルノカ?」

 「その通りなのさ!!あの瞬間のみ砂を追加して刀の刃を形成、刀身だけを延長させ、敵を斬る。常軌を逸した“個性”コントロールだね!この調子なら一体どこまでできるのやら、全く恐れ入るよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 『—————————1 3 キ ロ や (ドヤァ・・!)』

 

 あの男がこの場にいた場合、表面上では胸を張っているように見えて、渾身のドヤ顔をしながら理解不能な毒電波を発することであろう。

 非常に腹立たしい。カムチャッカインフェルノ待ったなしである。

 

  

 「さて、彼の凄さは十分に理解してくれたと思うから、本題に入ろう!」

 「彼の総合得点がつけられないことですよね。」

 「その通り!試験会場中に設置したカメラの映像からみるに、彼は自身の砂を会場全体に撒くことで会場全てを知覚領域内にしたのだと推察できる!時には敵の駆動系に砂を入れて動きを阻害、時に砂の直接攻撃で破壊・拘束している!これは技術班に確認済みだから間違いないね!」

 「そうなってくると、僕らは一体(ヴィラン)ポイントと救助活動(レスキュー)ポイントで何点つければ良いのか分からない。こちらが把握出来ない程とは全くの想定外ですね。」

 

  会議はますます混乱していくばかりである。

 

 

 

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  既に推薦試験を終え、自身の雄英高校への入学が決定。今は友人兼ライバルの一般試験を案じて落ち着きなく右往左往していた“八百万 百”のスマートフォンに一本の電話がかかってきた。

 『もしもし、八百万です。』

 『百!?ウチだけど!今大丈夫!?』

 『あぁ響香さん。大丈夫ですよ。試験どうでし『“あの人”がいたかもしれない!』・・え?』

 

  その連絡は彼女にとっては衝撃的過ぎる事実だった。

 

 『ウチも会えたり見たわけではないんけど、人伝で“あの人”らしき人がいたって!』

 

  連絡をしてきた彼女自身、電話越しにわかるほど興奮した様子であったが、

 

 『ほんとうですか!?後で間違いでしたーとかだったら怒りますわよ!?それはもう怒りますからね!?響香さんに話した人にも私怒りますからね!?今までにないくらい怒りますわよ!?私そんなに怒ったことないですけど、周りをメチャメチャにしちゃうと思いますの!それはそれは大変なことになりますわよ!』

 

 『お、おう。大丈夫だと思うよ。』

  

 

軽くキャラ崩壊する程の興奮具合で逆に冷静になってしまう“耳郎 響香”であった。

 

 




学校初日の内容までいけなかったので、
ここで一旦投稿します。

パソコンで打ったけど他の方のように
ルビふりできませんでした。

一応、wordで打ったものを貼るとルビふり部分が
勝手に変わってしまう・・・

どうすれば良いのでしょうか?

どなたか教えてください!

追記
できました!
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