処女作ですが、よろしくお願いします。
始まり
迷宮都市オラリア。それは世界の中心と呼ばれる場所。日々、様々な夢や野望を持った者が訪れる。
これはそんな中の一人の話。
「おぉ~、流石オラリア。人も多いし、色んな種族がいんな~。」
男の名はスライス・ミント。ついさっきオラリアに着いたばかりの男だ。オラリアの人の多さに驚い
ていると、
グー
と腹が鳴った。馬車に揺られて来たが、長い間飯を食べていなかったため、とても、お腹が空いていた。
(取り敢えず、飯だな。)
スライスは、店を探して、歩き始めた。暫くすると、屋台があったので、
(おぉ~、見たことのないくいもんばっかだ。)
田舎の出であるため、、見るもの全てが目新しく空腹もあいまって、沢山買ってしまった。
「このじゃが丸ってのはうまいな。」
そんなことを言いながら食べ歩いていると噴水がある広場に出た。スライスは噴水の前にある椅子に腰掛けると
バッグから、紙と羽ペンを出した。羽ペンは血潮の筆といい、オラリアの魔道具作成者が開発した使用者の血がインク代わりになる優れものだ。彼が故郷で行商から買ったものだった。
そして彼は、絵を描き始めた。
スライス・ミントは田舎の出だ。少し身分は高かったが本人にはどうでもよく、それよりも商人や吟遊詩人から聞くオラリアの話に心引かれた。
彼は絵の才能があり、本人も絵を描くことが好きだった。だから、オラリアに行って絵を描きたいと思うことは自然であった。
そして今彼は憧れだった場所で絵を書いている。彼は幸せっだ。
その日は、絵を描き終えた後、宿に泊まりすぐ寝てしまった。長旅で疲れが溜まっていたのだろう。
次の日からスライスは、朝起きて街を周り、絵を描き、ご飯を食べ、宿に帰って寝る。
そんな日々を続けて、ある程度情報を集めたスライスはいった。
「ファミリアに入ろう。」
勿論これには理由がある。
ファミリアとは、暇を持て余して下界に降りた神が恩恵《ファルナ》と引き換えに人々を集めた組織である。恩恵《ファルナ》とは経験値《エクセリア》を得ることでレベルが上がり、器が昇華していき強くなるものだ。
神にも沢山種類があるように、ファミリアにも冒険者系、商業系、製作系、医療系、果ては国家系なども存在する。
そして、ファミリアに入った方が冒険も商売もやりやすくなる。
(しっかし、何処のファミリアに入るか、、、)
神は不真面目で娯楽好きなのが多いと言われ、主神選びこそが冒険者の最も重要なことであると彼は聞いていた。
(俺は冒険者じゃないけどな。)
「取り敢えずギルドに行って見るか。」
そこで出会う者が彼の運命を変えるのだが、まだそれは誰も知らなかった。
何タルさんだろう?